
ここ数日このブログのアクセス数が跳ね上がりびっくりしましたが、原因は
「エリザベート」のせいのようです。
キャストが変わった新生「エリザベート」かなりの話題作のようです。
ミュージカル「エリザベート」@名古屋 中日劇場
脚本・歌詞:ミヒャエル・クンツェ 音楽:シルヴェスター・リーヴァイ
演出・訳詞:小池修一郎
8月3日〜8月28日まで
8月16日(土)に昼・夜の公演を観に行っています。
まずは12時開演の昼公演をA席(2階B列)で観ています。
主な配役です。
オーストリア皇后エリザベート・・・涼風真世
黄泉の帝王・トート・・・山口祐一郎
オーストリア皇帝 フランツ・ヨーゼフ・・・鈴木綜馬
皇太子フドルフ・・・浦井健治
少年ルドルフ・・・石川新太
アナーキスト、ルキーニ・・・高嶋政宏
<あらすじ>
煉獄の裁判所で、自殺後100年もの間オーストリア=ハンガリー帝国皇妃エリザベート殺害の
尋問を受けているルキーニ。
エリザベートが「死」を望んでいたと主張するルキーニ。
ルキーニはそれを証明するため、エリザベートと同時代を生きた人々を霊廟から呼び起こします。
舞台は19世紀末のヨーロッパ。
少女のエリザベートに恋をする「死=黄泉の帝王」トート。
エリザベートとトートの幻想的な物語と、ハプスブルグ家の崩壊の歴史が交差して描かれてゆきます。
会場に行くまで席の位置が分からなかったのですが、2階の脇に張り出している
バルコニーのような場所で、思っていたより観やすかったです。
「エリザベート」は大好きな作品で、去年の大阪・梅田劇場でのみ上演された
来日公演(ウィーンオリジナルバーション)も観に行ってしまいました。
(この時は、新宿コマ劇場でも上演が行われましたが小さな会場にあわせて舞台装置
と演出を変えての上演でした)
日本では宝塚歌劇(日本での上演権はこちらが持っています)と、東宝が交互に
上演を行っています。
東宝版の上演は2006年以来の二年ぶり。
東宝版のオーストリア皇后エリザベートは、今までずっと一路真輝さんが演じていましたが
今回初めて配役が変わりました。
前回東宝版を観た時、いつまでも同じ方が演じることに少々無理を感じだしたので、
ちょうどいい時期の交代だと思います。
(一路さんが悪いというのではなく、後継者は育てなければいかんでしょう、という意味です)
涼風真世さんのエリザベート、初めて観たときはさすがに違和感大でしたが観ているうちに
その感じも薄くなってきました。
長年演じてきて、それこそ風格のあるエリザベートを見せてくれた一路さんに比べると、演じ方が
どこか迷いつつ・・・という感じに見えてしまいました。
トート役の山口祐一郎さん、歌声に深みと味わいがあって文句など言いようがありません。
あえて言うとここ数年、体型がやや太めになっているのが気になります。
シルバーグレイのロングヘアの山口さん、申し訳ないけれど場面によってはほんの
一瞬中年おばちゃんに見えてしまい困りました。
高嶋政宏さんのルキーニ、こちらも手慣れた演技で見せてくれます。
以前はこのミュージカルではただの脇役だと思っていたのですが、回を重ねるごとに
エリザベートやトートより彼に魅力を感じるようになりました。
社会の最下層にすむルキーニが、王室の悲劇をヘラヘラと笑い飛ばしながら
紹介してゆく演出は観るたびにおもしろさを感じるようになりました。
私もトシを重ねてきて根がひねくれてきたせいかもしれません。
浦井健治さんのフドルフは、悩める青年という感じがいい。
鈴木綜馬さんのオーストリア皇帝、意志の強いエリザベートと一緒だとなおさら
ひ弱な皇帝に見えてきました。
でもこの役はこれでいいんでしょう。
第2部で登場する自分を皇后エリザベートと思い込んでいる精神病患者役の
河合篤子さん、歌声がすばらしいと思いました。
ほんの脇役ですが、とても印象に残りました。
演出で気になる場面をいくつか。
少年ルドルフとトートが初めて出会うシーンで、フドルフの後ろにいるトートが剣の切っ先を
何気ない様子で子どもの首筋に向ける場面、何度観てもゾッとします。
ラストシーン、これから見る方のために詳しく書くのは避けますが、いままでは
エリザベートとトート二人だけが登場する演出だったのが、今回初めて変わり
ここにルキーニが加わっていました。
この物語はエリザベートとトートとルキーニ、三人の物語だという印象が強く出た
感じがあり、この演出私は好きです。
5時開演の夜の部は、2階1列で観ています。
主な配役です。
エリザベート・・・朝海ひかる
トート・・・武田真治
フランツ・ヨーゼフ・・・鈴木綜馬
フドルフ・・・浦井健治
少年ルドルフ・・・田川颱眞
ルキーニ・・・高嶋政宏
東宝版のトートは、山口祐一郎さんと内野聖陽さんが演じてきましたが2006年から
内野さんに代わり武田真治さんが登場しました。
しかし2006年の時はチケットがとれず武田=トートは観ていません。
当時の評判は歌がちょっと・・・と、いう声が多かったようです。
今回みる武田さん演じる若々しくスマートなトート、写真で見ても舞台で観ても
その姿はとても美しいです。
若さを強調するかのように山口さんとは違って、胸元を大きく開けた衣装がセクシー
です。
まさに新生・黄泉の帝王の誕生か?と思うくらい。
で、その歌声は悪くないのですが、何しろこの日は最初に山口祐一郎さんを観て
しまっているのでどうしても比べてしまい、見劣りがします。
深みのある山口さんの歌声に比べると、武田さんはまだまだ声が出てない感じです。
歌がもっと良くなれば、もっとすばらしいトートになるはず。
まだまだ荒削りの原石、という感じの武田=トートでした。
そしてこれも初めて観る朝海ひかるさんのエリザベート。
歌も演技もいいですが、やはり初めて演じるエリザベートのせいか良くも悪くも初々しさを感じます。
こちらも初めて観る、というせいもあるかもしれませんね。
涼風さん、朝海さんの演じるエリザベート、私は甲乙つけがたいです。
今回、思いがけず名古屋公演のチケットがとれたので思い切って出かけてよかった
と思いました。(私は千葉県民)
11月、12月はいよいよ東京公演があります。
イープラスでの最先行抽選予約で、こちらも運良く山口、武田両バージョンのチケットが確保できました。
名古屋公演を一番高いA席で観るという贅沢をしたので、東京公演は一番安いB席で
取りました。
こちらも今から楽しみです。






















