
映画「ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌」@MOVIX亀有
監督:木下克英 脚本:沢村光彦
出演:ウエンツ瑛士、北乃きい、田中麗奈、大泉洋、間寛平、寺島しのぶ、他
8月11日(月)に観に行っています。
去年公開された劇場版は隅々まで丁重につくられた感じがあり、とてもよくできたエンターテイメントでした。
私は劇場に2度観に行ったし、特典映像満載のプレミアム・エディションのDVDまで購入してしまったくらいです。
<あらすじ>
巷で噂の都市伝説「呪いのかごめ歌」を聴いてしまった女子高生の楓(北乃きい)
の手に現れた不気味な「鱗」。
謎を追った鬼太郎(ウエンツ瑛士)達は千年前に封じ込められた悪霊が現世に解き放たれた事を知る。
鱗は悪霊が、襲う相手をあとで分かるようにつけた目印。
悪霊を封印するためには五つの古楽器が必要で、鬼太郎達はそれを探し回ります。
悪霊の正体は「濡れ女(寺島しのぶ)」。
もともとは猟師にいたずらをするだけの妖怪で、人間の若者と恋に落ち、ある時人間の姿になった妖怪だった。
若者との間に子どもまでもうけて幸せに暮らしていたが妖怪をおそれる村人に殺されてしまいます。
人間に復讐し、かつての美しい姿に戻りたいと願う「濡れ女」は「ぬらりひょん(緒方拳)」に
協力をしていたのですが、彼女自身も人間滅亡を企むぬらりひょんに騙されていた
ことを知ります。
期待していた今回ですが、何だか前作とかなり違うのでとまどってしまいました。
なんだかかなり荒っぽい。
監督が違うのかと思ったくらいですが、そうではありません。
演出のせいでしょうが猫娘なんて前作とかなり感じが変わってます。
前作はすなおにとってもかわいかったのに、今回はかなり粗野な感じ。
演じているのは前作と同じ田中麗奈さんが演じてますが最初別人かと思ったくらいです。
ソ・ジソブさん演じる異国の妖怪「夜叉」は胡弓を持ち、長いストレートヘアで
これはとてもかっこいい、素敵です。
緒方拳さん演じる「ぬらりひょん」悪くないけれど、この方はどんな役を演じていても
やっぱり緒方拳にしか見えないな、と感じてしまいます。
途中、夜叉に刺されて倒れた猫娘が後のシーンで元気になっているのはどういう
わけなのか。
鬼太郎達が濡れ女の事を知る場面で、再現ドラマを観て感心するとはなんだか
あまりにもお手軽すぎる表現でがっかり。
物語もあちこちの説明がちょっとだけ抜け落ちているような感覚があり、ここはこうなんだろうなあと、
自分の頭の中で補足しつつ観てました。
閻魔大王の計らいで鬼太郎は、生みの母と初めて会う機会を与えられていたのに、
物語の流れの中でその機会を逃します。
ただ一度の機会だったはず。
鬼太郎も絶対会いたかったはずなのに、それをあきらめるのです。
そのあたりの彼の心情が全くと言っていいほど描かれていないのがあまりにももったいない。
これが描かれていたら「濡れ女」が我が子に会いたい思いと、鬼太郎の母への思いが重なり、
物語にも深みが出たと思うのにじつにもったいないです。
















