記事投稿をしていたのですが、帰ってきたとたんなかなか時間がとれず更新が出来なくなりました。
さてどこから書こうかとおもいつつ、やはりまずはこれでしょう。
行ってきた感想と会場の様子のご紹介です。
「自動人形師ムットーニ展 MUTTONI WORLD」@石川県政記念 しいのき迎賓館
4月28日〜5月13日まで
ムットーニ公式サイトはこちら
しいのき迎賓館のサイトはこちら
5月12日(土)と13日(日)に金沢市の金沢21世紀美術館にも近い、しいのき迎賓館で
開催された「ムットーニ展」に行ってきました。
金沢へ行くのは今回が4度目。
観光地は以前の旅行でほとんど回っているので、今回金沢観光はほとんどしませんでした。
こちらがしいのき迎賓館
自動人形師ムットーニこと、武藤政彦氏の作品展。
土日の11時、14時、16日にはご本人による作品解説&口上つきの上演会もあるという
事でしたので、もちろん上演会をねらって会場に行ってきました。
12日は金沢21世紀美術館の展覧会を観てから、しいのき迎賓館へ。
たぶんあるだろうとおもったロッカーがない。
かなりの大荷物を抱えていたので、もう一度金沢21世紀美術館へ戻り
ロッカーへ荷物を預けてくるはめに。
しいのき迎賓館は大きな建物ですが、今回の展覧会は通路を挟んで二つの会場に分かれていました。
通常の上演会はギャラリーAの方だけで、Bの方は臨時に行われることもあったようです。
A、Bの二つのギャラリーを使用してるから広いかと思ったら、意外と小さい。
ちょっとばかり拍子抜け。
受付もかなり簡素で、展覧会というより高校の文化祭の雰囲気ににてるなと感じてしまいました。
12日は16時からの上演会を観てきました。この日は17時にも臨時行われました。
そして13日は、14時、臨時の15時、16時の上演会に参加してきました。
連休中の5月5日、6日の上演会時は少なかったらしいですが最終日は大盛況!
「もっと平均して来てくれたらいいのに」とは武藤氏の弁。
13日の15時だったか16時だったか(すみません忘れました)、何かの集会が近くであったようで
着物姿の女性が大勢いるという、ムットーニ展ではあまり見かけない珍しい光景に出会いました。
以下、作品と会場の様子です。
会場はチケットを買って、もぎってもらうと目の前がギャラリーA。
「会場はこちらです」と案内されるのですぐ入ってしまうと、ちょうど背中側の通路の壁に貼ってある
CGプリントを見落としてしまいます。
今回の展示作品を紹介したCGプリントでした。
これに気がつかないで会場に入ってしまった方、多いのではないでしょうか。
張ってある場所があまり良くないし、せっかく張ってあるのですから係の方が「あちらもご覧下さい」の
一言があっても良かったのでは、・・・いや、あるべきだと思いました。
もったいない。
なかなかきれいなので、販売されていたら欲しいくらいのプリントでした。
展示作品は時間によって自動的に動いていたので、上演会が無くても楽しめるようになっていました。
今までの大きなムットーニ展にはあった、タイムテーブルは置いていませんでした。
さてギャラリーAの展示作品です。
会場入ってすぐ目の前にあるのは、「ドリームオブアンドロイド」
そしてタイムナビゲーター。
ムットーニ展の入り口によく置かれる作品です。
「法王・女神・神官・賢者」
1980年代に描かれた小型の油彩作品が12点。
初期の立体人形を組み合わせた「オートマタ祭壇」
大型覗き箱タイプの「パンドラ館の住人達」
私は初めて観るような感じのレリーフ作品「音の扉」
そして次のエリアにあるのはファンにはおなじみの大型作品群。
武藤氏が口上をしてくださったのはこのエリアの作品です。
並んでいる順番に口上をしてくれました。
ビックバンドと歌姫の共演の「トップオブキャバレー」
過去と未来を飛翔するビーナスの「インターメッツオ」
荘厳な「カンターテドミノ」
遠い未来のどこかで昔を懐かしんで繰り広げられる「サテライトキャバレー」
大都会の片隅、小さな公園のベンチで語らう男女の「摩天楼」
父親からもらったロケット、それから広がる少年の夢の「ギフトフロムダディ」
隅っこにあったのは小さな模型「記憶の小部屋(グリーン)」
いったん部屋を出て通路向こうの、ギャラリーBへ移動。
こちらは武藤氏が臨時に口上をしてくださることもたびたびあったようです。
入ってすぐ横にあったのは柔らかな光に包まれた歌姫の「クリスタルキャバレー」
現代に生きる光に包まれたビーナスの「メランコリービーナス」
いつもなら、この作品はビーナスのいる箱だけで展示なのですが、今回は両脇に
タワーを携えての展示になっていました。
2000年に青山円形劇場で上演された劇団、遊機械/全自動シアター公演「メランコリー・ベイビー」
(脚本・高泉淳子)の舞台装置の一部として登場した「ナイトアフターナイト」
舞台装置なので他の作品と比べてやや大きめ。
「メランコリー・ベイビー」は武藤氏も「ムットーニ」役として出演された公演。
ファンの方から再演の希望も少なくないし、再演したいとの打診もあるそうですが、武藤氏
ご本人は舞台に出るのはもう気が進まないらしいです。
さらにナレーション付の小型の室内型作品3点が並んでいました。
「猫町」
世田谷文学館にも「猫町」がありますが、これはそれの別バーション。
最後に床下から猫が顔を出す作品。
「テンペスタ」
これが今回の展示作品の中では一番の最新作。
画家ジョルジョーネ作「テンペスタ(嵐)」の立体化作品。
制作のいきさつが書かれて無かったけれど、NHKBSプレミアム番組「額縁をくぐって物語の中へ」の
クリエーターとして制作された作品です。
TV番組の中で観たときは、大きさが分かりませんでしたが隣の「猫町」「バニーズメモリー」と
ほぼ同じ、最近のオルゴールタイプの作品と同じくらいの大きさに作られていました。
番組の中では女性二人でジョルジョーネ作「テンペスタ」に描かれた謎解きをしていく展開でしたが、
展示された作品は武藤氏のナレーションでほぼ同じ内容が語られていました。
TVには無かったですが、轟音と共に光が瞬き、まさに嵐の到来を予感させるラストになっていました。
作品の右側に座っている女性の頭、手、足がゆっくりと動くし、左側の立っている男性もゆっくりと
少しだけ体の向きを変える。
私は気がつかなかったのですが、女性の足元にはえている蛇のような草が、ごくかすかに動いていたようです。
(観てきた他の方から教えていただきました)
「バニーズメモリー」
場末のミュージックホールで繰り広げられる一幕劇。
この作品の全面に保護の為のアクリルだかガラス板が付いたのは、いつからだったでしょう?
装飾用の立体作品「タイムアンドロイド」と「タイムエンジェル」
これは私、今まであまり観た記憶がありません。
そして隅っこにひっそりあったのは「記憶の小部屋(レッド)」
グッズ売り場では、新しいポストカードが販売されていました。
一見、今まで販売されていたものと同じ写真・・・と、思ったのですが完全に新しい品物でした。
写真の裏、通常文を書く面に各作品の動く設計図というのか、なんと言うんでしたっけ、
円形のタイムテーブル?が薄く印刷されているではないですが!
下の写真では、ほとんど分からないと思いますが・・・。
既に展覧会を観てきた方から新しいポストカードが出ている、と教えていただいたので前と同じ
じゃないかなあと思いつつ特に確認もしないで全種購入してきたのですが、帰宅してからカードを
よく見てびっくり。
とりあえず買って大正解でした。
紙も以前のカードとは違っていました。
12日の上演会では黒いワイシャツにスーツだった武藤氏。
最終日、13日の上演会では白いワイシャツにスーツの武藤氏でしたが、閉館間際の18時前に1作品だけ
「サテライトキャバレー」の口上をしてくださったときには、もうラフなスタイルに着替えていました。
この後すぐに撤収作業に入り、翌日には帰るとのことでなかなかお忙しそうでした。
今回の展覧会でも、会場で顔なじみのファンの方々にお会いすることが出来ました。
初めて会うけれど、ツイッターで知っていた方ともお会いすることも出来て
とても楽しい金沢遠征となりました。
そしてもう一つ大きな収穫がありました。
武藤氏とも関係の深い、玩具コレクターの方と皮革人形作家さんとの著作権にかかわる訴訟のことです。
かなり有名な事件らしいのですが、恥ずかしながら私は今回初めて知りました。
そんな「皮革人形作品写真集」事件についてはこちらのサイトで詳しく紹介されていました。
読んでびっくり。信じられない。
TVでのおなじみの玩具コレクターの方への感想が180度変わってしまう内容でした。
今回、夜は宿泊先のホテルでブログの更新をするつもりでノートパソコンをレンタルしたのですが
訴訟の詳細&皮革皮人形作家さんのソショウブログを読むのに時間を使ってしました。
いろんな事を知った遠征旅行でした。
こちらはチラシの裏側です
すでに放送された「額縁をくぐって物語の中へ」のジョルジョーネ「テンペスタ」の回ですが、
また再放送があるそうです!
[BSプレミアム]
2012年5月25日(金) 午後3:00〜午後3:15(15分)


