2016年07月12日

江戸の博物学〜もっと知りたい!自然の不思議

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江戸の博物学〜もっと知りたい!自然の不思議 @ 静嘉堂文庫美術館



7月12日(火)、行ってきました。。

美術館公式サイトはこちら。
http://www.seikado.or.jp/exhibition/index.html


静嘉堂文庫美術館、今回初めて行ってきました。

古くは中国からの薬の分野から発達した本草学が、博物学のはじまりらしい。
中国から、薬の知識、情報が輸入され、薬まで輸入するにはお金も時間もかかるから、薬になる植物等は日本のどれに当たるのか、をまとめた。
この辺りが、博物学の始まりらしい。

江戸時代には西洋の博物学も入ってくるようになる。
日本人にもわかるように翻訳して受け入れた、一番わかりやすい例が解剖書の「ターヘルアナトミア」の翻訳


そんな江戸時代のの博物学の、あれこれの紹介。

「本草図譜」は様々な植物を色鮮やかな絵の具で描いている。
今で言う図鑑ですが手書きの絵が美しい。

魚を紹介した「鱗鏡(うろこかがみ)」は、初公開。
「天球全図」で月や宇宙を知る。

今でも普通に使われる言葉「細胞」「元素」「水素」は、宇田川榕庵が「植物啓原」と言う本のなかで初めて使った(作った)言葉だそうです。

この日本語訳に行き着くまでのエピソードを、どこかで読んだ気がします。
また読んでみたくなりました。
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2016年07月09日

ルノワール展 オルセー美術館・オランジュリー美術館所蔵

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ルノワール展 オルセー美術館・オランジュリー美術館所蔵@国立新美術館


2016年4月27日(水)〜8月22日(月)

展覧会公式サイトはこちら。
http://renoir.exhn.jp/



7月8日(金)、観てきました。
また、ルノアール展?という気もしたのですが、今まで観てきたルノアール展とはかなり趣が違っていました。

何がどうちがうのか、うまく言えないのですが。
私はルノアールのフワフワした色合い、絵の具の塗りかたが好きになれなかったのですが、その好きになれない部分はごく一時期なのだなと感じました。

ルノアールというと、私の好きになれない部分は、一般世間では人気の部分。
ルノアール展と言うとこのての絵ばかりがならんでいた気がします。
実際はそうじゃないのでしょうが、そこばかりに目がいってたようです。

今回は、会場の最初にあるのが、意外にも少年の裸体の後ろ姿。
ルノアールの早い時期の頃の絵らしい。
これをみたらこれはいつもと違うと、感じました。

肖像画が多いのも、見所かも。
あの当時の画家は、肖像画の注文を受けられることが、先ずは画家として生活していける第一歩だし、世間から評価され認められた証だったようですから。

ルノアール以外の作家作品も多数。
中でも目を引いたのは、ジュールシュレのパステル画2点。
華やかな色彩と構図に魅了されました。

ルノアール作品では小品の《ジュリー・マネ》あるいは《猫を抱く子ども》が好きです。
ベルト・モリゾとウジェーヌ・マネ(エドゥアール・マネの弟)の娘ジュリー・マネを描いた作品。
ルノアールは、早くに両親を亡くしたジュリーの後見人の一人にもなっていたそうです。
少女ジュリーと、彼女の抱く子猫。
一人と一匹はとても幸せそうに見えるのですよ。

今回の展覧会の目玉の「都会のダンス」と「田舎のダンス」、そして初来日の
「ムーラン・ドラ・ギャレットの舞踏会」も観ていて楽しい。
このダンス2点と、舞踏会1点が向かい合わせになっている展覧会場の作品構成も
すばらしいと思いました。

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2016年07月08日

山上たつひこ 原画展 『文藝別冊 山上たつひこ』 出版記念

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山上たつひこ 原画展
〜『文藝別冊 山上たつひこ』 (河出書房新社) 出版記念〜@スパンアートギャラリー


展覧会公式サイトはこちら。
http://www.span-art.co.jp/exhibition/201607yamagamitatsuhiko.html

最近の活動を全く知らないのですが、行ってきました。


漫画家としての面しか、それも「ガキでか」と「快僧のざらし」しか知らなかったのです。
会場には原画が多数。
連載当時の漫画原稿の数コマを、切り離しての販売もされています。
これはファンだった方にとっては、すごいことじゃないでしょうか。
普通、こんな販売しませんよ。
書き下ろしを販売ならわかりますが。

エロの面の印象が強すぎて昔は、好きではありませんでした。

今観てもこの方の漫画は、エロ以外にも強烈にアピールしてくる物があると思う。

「ガキでか」の連載当時の漫画1本文の原稿もまるまる展示されています。

「光る風」という作品は読んだことが無いのですが、社会派ものらしい。

小さいスペースながら、見応えのある原画展でした。

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2016年07月05日

「園子温展 ひそひそ星」



「園子温展 ひそひそ星」@ワタリウム美術館

美術館公式サイトはこちら。
http://www.watarium.co.jp/



園子温(そのしおん)監督の映画「ひそひそ星」を見て、この映画のことをもっと知りたくなったので、今展覧会が開催中のワタリウム美術館へ行ってきました。

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会場に入ると早速、あの映画の世界に入り込んだような世界が。

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中は写真撮影OK。


1991年に描いたという絵コンテ555枚も全て展示されています。
当時の絵コンテをほぼそのまま使用して映画を作ってようですが、省略された部分や変えられた部分、そのままの部分を見ると監督の思考の流れに触れられるようで興味深い。

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会場におかれた箱は触るのもOK。
振ると音がします。
ガシャガシャする箱、サラッとした音がする箱。
何が入っているのか。

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映画「ひそひそ星」をご覧になった方には、お勧めの展覧会です。
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2016年07月04日

日韓国交正常化50周年記念 特別展「ほほえみの御仏―二つの半跏思惟像―」

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日韓国交正常化50周年記念 特別展「ほほえみの御仏―二つの半跏思惟像―」@東京国立博物館


展覧会公式サイトはこちら。

http://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1792



7月4日(月) 観てきました。

トーハクの他の展示は平日17時までの公開ですが、この展覧会だけは期間中無休、さらに20時まで公開という特別扱いになっています。
今日行かないと行きそびるので行ってきました。

日本と韓国の半跏思惟像、が見られる機会はなかなか無いようです。


韓国のは時代的に、日本のより先に作られていて小ぶり。
作りもやや素朴な感じ。
日本のは時代が後だし、作られて当初は肌に色が塗られていたり、胸や腹部分に傷跡があることからアクセサリーも付けられていたらしい。
さぞや華やかなお姿たったのでしょうね。



この企画展、展示されているのはこの二つだけで、他には無し。
これで一般1000円。常設展も見られますから見ないと割高感があります。
企画展は20時まで。企画展開最中のみ本館も20時まで開館だそうです。

私は年間のパスポート会員(企画展は6つまで見られる)になってるので常設展はいつでもフリーパスなので、今回はまあ言いかと17時過ぎにトーハクへ行ったのでした。
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メアリー・カサット展

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メアリー・カサット展 」@横浜美術館

展覧会公式サイトはこちら。
http://cassatt2016.jp/exhibition.html


7月4日(月)観てきました。

1800年代後半から1900年代の頭にかけて活躍した女流画家。
35年ぶりのまとまった展覧会だそうです。

会場は、平日だから空いてるかとおもったら、そこそこ人が来てました。
月曜開館の美術館は限られているせいかも知れませんが。

自身の家族を描いた絵や、母子を描いた絵にやはり目を引かれます。
画家の視線や、色彩が優しい。
しかしカサット自身は生涯結婚することはなかったそうです。

かなり裕福な家庭に生まれ育った方のようです。
この時代に週に2、3度家族と観劇をし、21歳の時には絵の勉強のためパリへ行ったと言うのですから。

作品を見ながらずっと頭から離れなかったのは、裕福な家の人はちがうな、ということでした。
恐らくは他の家庭よりも自由で柔軟な思考を持ったご両親がいたのでしょう。多分。


絵からは、画家として成功し、経済的にも自立した女性としての自信もかんじます。
はつらつとした感じがするのですよ。

展示作品にはカサットの他、彼女が影響を受けたドガや、浮き絵の展示もありました。



カサット展を観た後は、コレクション展も観てきました。
こちらは写真撮影OKです。

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下の写真は、嶋田しずさんのリトグラフ。
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桂ゆきさんの「はだかの王様」はちょっとユーモラス。
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そして日本画作家だけど、私は大の苦手な松井冬子さん作品「世界中の子と友達になれる」
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タイトルはかわいいけれど、ゆりかごは空っぽ、女の子の足には血がついてる。
藤の花に見えているものは、よく見ると蜂の死骸の塊。
嫌いなのに、なぜかじっくり見てしまうのです。
裏に金箔をはって表に絵の具を塗る、日本画の裏箔技法を使った作品は技術的には
素晴らしく美しいのです。

写真作品がならぶ展示室にはマヤ・デレンの実験映画「午後の網目」の上映がありました。
短編なのでこれも観てきましたよ。
1943年作品で著作権がきれているので、YouTubeでもご覧になれます。
登場してる女性が作者のマヤ・デレンさんです


posted by みどり at 18:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 美術・展覧会・イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「六本木クロッシング2016展 僕の身体、あなたの声」


「六本木クロッシング2016展 僕の身体、あなたの声」@森美術館

展覧会公式サイトはこちら。
http://www.mori.art.museum/contents/roppongix2016/

7月3日(日)に観に行っています。
「アーティストたちのまなざしを通して描かれる、歴史や身体、性、風景に対する新たなイメージ」
だそうで、20組のアーティストさんの作品がならびます。

表現は立体、映像、平面などさまざま。
ざっと見渡して、玉石混淆の感じがあります。
私の趣味に合わないというだけかもしれませんが。
そもそも私は展示作品のキャプションは、よほど作品が気に入らないと


会場内は、一部を除いて写真撮影OKです。


会場に入って真っ先に目に入るのは毛利悠子さんのオブジェ。

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そして、つい立てのようになっているこの作品の後ろに回るとこんな風景が広がります。

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ソファの前に回ると・・・。

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私が一番気に入ったのは、山城大督(やましろだいすけ)さんの「トーキングライツ」
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照明がたびたび変わり、人の声が聞こえてきますがおかれているオブジェがしゃべっている
ような感じになっているのです。
明らかに大人の男の声だったり、子供の声だったり。

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こちらは一部ですが、YouTube公開されている公式映像です。


それぞれが勝手な発言をしていて会話になっているような、なってないような。
ただの「物」があるだけなのに、生命が宿っているようにも感じる不思議な作品でした。


好きにはなれないのですが、一度見たらそのインパクトで忘れられない。
後藤靖香さんの絵画作品。
おじいさんだったか、お年寄りに聞いた戦争中の話の印象を絵にしたらしい。
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もう一つ印象に残ったのは百瀬文さんの《The Interview about Grandmothers》
百瀬さんの二人のお祖母さんへのインタビュー映像ですが、一人が話し出すと
やがて映像と音声がずれてきて、もう一人のお祖母さんの映像に切り替わる。
その切り替わり方が、ややトリックめいて一度見たら、その部分を確認したくで
もう一度みたくなるのです。





ナイル・ケティングさんの「マグニチュード」
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映像作品も多かったので、1時間ではゆっくり見ることはできませんした。
せっかくなら2時間は取ることをおすすめします。
7月10日までです。

posted by みどり at 08:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 美術・展覧会・イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年06月30日

牛尾篤「森のパンケーキ」展

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牛尾篤「森のパンケーキ」展 @ LIBRARIE 6

6月30日(木)見てきました。


展覧会サイトはこちら。

http://www.librairie6.com/exhibitions.html

多分、初めて見る作家さんだと思います。

多摩美術大学で油絵を勉強され、割りと最近までは版画制作をされてきたらしい。
今回展示されている作品の多くは油彩画。
版画も少々。

油彩画は、展示スペースの作品を順に見ると物語があることに気がつきます。


描かれているのは森、虎、ホットケーキ。
と、きたらチビクロサンボでしょ!

でも和服の女性がいるのは何故?
これは店主の佐々木さんから解説を伺いました。
虎から、虎退治をしたと言う加藤清正にイメージが浮かび、そこから和装の女性が出てきたらしい。
とらはバターになって溶けてしまったので、残された小虎にパンケーキ(ホットケーキ)を作ってあげてるらしい。

私はどうも、版画作品に興味がひかれました。
牛尾さんの版画作品がさし絵として入ってる本もおかれています。
「花のようなひと」の中の版画作品がとても気に入りました。

展示スペースの都合で全ては出てないそうです。
版画に興味を持たれたら、店主の佐々木さんにお願いすれば見せていただけるはずです。

「花のようなひと」の作品はすっかり気に入り、Amazonから購入しました。
(LIBRARIE 6では販売してなかったので)
届くのが楽しみです。

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今日は店主の佐々木さんにお会いするのも久しぶり。
他のお客さんが来ないのをいいことに、次回の展覧会の金子國義さんのことや、10月に
予定されている展覧会のこと、5月のアートフェア東京のことや、宇野亜喜良さんや
フランス映画祭のことなど色々お話ができて楽しかったです。

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2016年06月29日

「飯塚定雄×開田裕治 ウルトラな二人展」「政井亜子展」「政井亜子展」

6月27日(月)に銀座のギャラリーを梯子してます。
銀座へ行くと立ち寄るのは決まって、スパンアートギャラリーとギャラリー椿の2件です。
なんの展示をしてるのか調べないまま、行ってしまうことも多いです。



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飯塚定雄×開田裕治 ウルトラな二人展@スパンアートギャラリー

ほんとに何も知らずに見てきました。
ウルトラマン関係のイラスト、影絵を作る方々ですか。
すみません!



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内藤 亜澄展 @ギャラリー椿

以前にも観たことある作家さんかも知れないですが、あまり記憶に残っていませんでした。
現実からちょっと壊れた景色が、描かれていました。


政井亜子展@ギャラリー椿 GT2


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目のような、しずくのような物がいっぱい描かれた画面。
宝石のようにもみえるけど、気持ち悪くも見える。
イランでしたか、中近東で青い目のオブジェがお守りになっているのを思い出しました。
それとは関係ないのか、ないのか在廊していた作家さんに聞き損ねました。





posted by みどり at 00:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 美術・展覧会・イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年06月17日

山脇隆 個展 『Creature's Garden 異形モノ達の箱庭 』 第二幕 〜箱庭に潜む異形〜

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山脇隆 個展『Creature's Garden 異形モノ達の箱庭 』
第二章 〜箱庭に潜む異形〜 @スパンアートギャラリー

展覧会公式サイトはこちら。
http://www.span-art.co.jp/exhibition/201606yamawakitakashi.html

6月17日(金)に観てきました。
グループ展では見たことあるかも知れませんが、今回初めてお名前を認識した作家さんです。

朽ち果てた金属で作られたようなオブジェが、目を引きます。
錆び付いて見えるけどこの錆びもわざわざ作り出しているものだとか。

ひときわ気に入ったのは青いドレスを着て「不思議の国のアリス」を思わせる作品。

山脇さんご本人が在廊してらしたので、お話をうかがうことができましたが、この作品は最初にコノ小さなドレスがあって、そこから発展し作られた世界なのだとか。
その雰囲気は分かりやすい言葉で言うと「キモカワイイ」
どうやら見に来た皆さん、同じことを言ってるようです。

他の作品は、かわいいとはまた違う。
どこかギガー(分かりやすいとこでは映画エイリアンのデザインした方)を思わせますが、やはり山脇さんギガーのファンなのだそうです。
やっぱり!!
posted by みどり at 23:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 美術・展覧会・イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする