2008年03月18日

かわせみ座公演「暮るるを慕う桜の木陰」

かわせみ座公演「暮れる慕う桜の木陰」

かわせみ座公演「暮るるを慕う桜の木陰」@池袋シアターグリーン ビッグツリーシアター
作:篠原久美子 演出:山本健翔
人形美術・舞台美術・人形操演指導:山本由也  音楽:土井啓輔
キャスト:山本由也、山本健翔、益村泉、ほか

3月6日〜3月9日まで


3月7日(金)に観に行っています。
糸操り人形劇団のかわせみ座の公演です。
チラシには書いてないけれど、大人向けを意識した公演だったようです。

今回の公演はまったくせりふ無し、流れる歌が内容の説明もしてるのですが
音楽に乗っている言葉は、
私には「言葉」として耳に入らないでやはり「音楽」になってしまいます。
開演前に配布されたパンフレットに物語の内容が書かれていたので、これは
読まないで観劇に
のぞむことにしました。
事前に内容を知ってなければ解らない、楽しめない公演などやる意味がもはやないと思うからです。

結果は・・・事前に内容を知らなくても、歌声が全部聞き取れなくても物語りは十分わかるものでした。

<あらすじ>
おそらくは百年か二百年前の山の中。
大きな岩の中に封じ込められた山の神。村の子どもがイタチの子と遊んでいて
歌ってはいけない歌を歌った為に、封印がとかれ山の神が現れる。
山の神は大きな白狼の姿をしている。
封印をといてしまった子どもは、その罰として魂を白狼の餌食にとられそうになるが、そこに
通りかかったのが旅の僧。
僧の祈りのおかげで魂を食われるのは免れたが、命は落としてしまう。
そして白狼が姿を消したが、山の中に一年中花を絶やさぬ桜があるという噂がたつ。
桜の花が旅人の魂を食らっているという・・。
現れた桜の精は美しい姫の姿。
桜の精は旅の僧に恋をします・・・。



封印をといてしまう子ども(ひすい)と、旅の僧(山本健)翔は人が演じていますが、それ以外は
すべてあやつり人形。

子どもと遊ぶ、イタチの子、その動きは滑らかでとてもかわいいです。
まるで本当のイタチの子がいるみたいに見えます。

そして封印がとかれて舞台上にあった大岩が割れると、そこからすっくと現れるのは山本由也さんが
操作する大きな白狼。
おもわずかっこいい!と思ってしまいました。もちろん白狼がです。

やさしい顔の桜の精、その人形の顔は操作してる益村泉さんそっくりにみえました。
(益村さんは、人形も作っている山本さんの公私共にパートナーです)

人形がどれもとても愛らしく美しい。舞台照明もきれい。
そしてオリジナルの音楽も歌もきれいで、見てからもう一週間以上たつのに
いまだにメロディが頭に残っています。

あまくて、ちょっと切なくて物悲しい雰囲気がありますが、どこかきりっとした気品があります。
一言でいうならまるで宝石箱を開けたように、キラキラと美しい公演でした。
たった4公演しか上演されなかったとはもったいないです。
ぜひ再演して多くの方に見てほしいと思いました。


posted by みどり at 12:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 演劇・ダンス・芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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