2005年10月13日

ボヘミア・オペラ「利口な女狐の物語」

チェコ国立プルゼーニュ歌劇場来日公演 
ボヘミア・オペラ「利口な女狐の物語」@東京国際ファーラム ホールC

作曲:レオシュ・ヤナーチェク   指揮:ヤン・スバヴィテル
原作:ルドルフ・チェスノフリーデク著「女狐ビストロウシカ」  

10月7日(金)B席(3階席、最後列・9000円)で観に行ってます。
今回の歌手・オーケストラ・バレエダンサーを率いての来日公演はビゼー作曲
「カルメン」、ヴェルディ作曲「トロヴァトーレ」、そしてヤナーチェク作曲の「利口な女狐
の物語
」の三演目の公演でした。

「利口な女狐の物語」は以前、どこの公演かは忘れましたがNHK BSで放送された
のを観たことがあります。
狐や蛙や昆虫達が着ぐるみで登場する約2時間弱の公演だったので、すっかり子供
向けオペラと思いこんでたのですが特別に子供向けにつくったという訳ではない、とは
今回初めて知りました。

<あらすじ>
雌の子ギツネ・ビストロウシカは森で遊んでるところを森番の男に捕まってしまう。
「子ども達が喜ぶぞ」と森番は子ギツネを家に連れ帰ってしまう。
囚われのわが身を悲しむビストロウシカ。
やがて美しい大人の女狐に成長したビストロウシカ(クラーラ・ヴェネドバー)は
つながれていた森番の家から逃げ出すことに成功。
出会ったハンサムな雄ギツネに口説かれ、森の仲間達に祝福されて結婚。
子ギツネもたくさん生まれるが、ビストロウシカはある日猟師に撃たれてしまうのでした。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

普段、オペラ公演を観ることはほとんどないので、今回の公演ができのいい物なのか
どうなのか、はずかしいけどよくわかりません。

音響があまり良くないな、と感じたのは私の席が3階席のせいなのでしょう。たぶん。
会場の構造に問題があるのか、そもそもこの会場でオペラ公演というのは無理が
あるのかないいのか、ド素人の私にはよくわかりません。
後日、同じ国際フォーラムでもモリコーネ公演を観たホールAの方が大きいしまだ
音の響きがいいような気がしました。
それにしても国際フォーラムは音が良くない、とはよく聞く声です。

言葉の関係なのか日本ではなかなか観られる機会がないヤナーチェクのオペラ作品。
「利口な女狐の物語」は以前から一度は観たいと思っていた公演でした。
今回上演があり、しかもオリジナルのチェコ語の上演と知り慌ててチケットを取りました。
ヤナーチェクのオペラを生で観るのは今回が初めてです。

第1幕の森の様子を紹介してる時のメロディがきれいで印象的です。
このメロディがとても好きだったので今回、観に行く気になったようなものです。
ヤナーチェクのメロディーは他のヨーロッパの作曲家が作り出すものとは、かなり
ハッキリと違っています。
はじめてヤナーチェクを知った時はこの違いがとても新鮮に感じました。

ビストロウシカのスタイルは、毛皮を思わすデザインのワンピース姿。
茶色の髪を横に束ねていますが、何となく狐のしっぽを連想させる髪型です。
物語はビストロウシカが死んでしまうのが悲しいですが、その子ども達は生き、成長して
行くことを暗示させる、優しい安らかな感じのラストを迎えます。
大自然の中での動物と人間の交流を描いたこのオペラは、大人も子供も楽しめる
作品のようです。

<追記>
コメントの方に書いた、イギリスの双子のアニメーション作家クエイ兄弟の人形アニメ作品
「レオシュ・ヤナーチェク」の手持ち資料が見つかったので書き留めておきます。
1983年作品、27分。
ヤナーチェク(1854-1928)の人生を彼の後期のオペラ「利口な女狐の物語」
「マクロプロス事件」「死者の家から」などから再構成した作品。
クエイ兄弟の作る人形はかなり異形で、グロテスクすれすれ。
でもその人形達から作り出されるアニメーション世界は独特の雰囲気があります。
最近の彼らの噂を全く聞かないので、どうしてるのか気になります。

2005-10-27


posted by みどり at 02:48| Comment(5) | TrackBack(1) | 音楽・コンサート・オペラ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
TBありがとうございます。
わたくしも3階席だったのですが、それほど音響
の問題は感じませんでした。

一緒に行ったオペラ仲間たちの意見では、やはり最後の女狐や蛙は子役でないと…。という意見が圧倒的でした。みなシャトレ座のDVDを観ているんで刷り込まれているみたいです。

東京のど真ん中でチェコの田舎が舞台のオペラを
聴くなんて、なかなか出来ないことで面白かったですね。
Posted by ハンナ at 2005年10月16日 19:31
ハンナさん、コメントありがとうございます!
「利口な女狐の物語」はいつか生の公演を見たいとずっと思っていたので今回の来日公演はうれしかったです。この作品は本国ではとても人気があるようですね。アニメ版もあるそうなので機会があればみてみたいです。
Posted by みどり at 2005年10月19日 12:19
はじめまして。
私も「利口な女狐の物語」に行きました。2階席で聴いていたのですが,やっぱり音響的に???という感想を持ちました。もう一度,音響的に納得できる環境で体験したいです。
TBさせていただきますので,何とぞよろしくお願いいたします。
Posted by ばけらった at 2005年10月22日 02:56
ばけらったさん、コメントとTBありがとうございます。私もこの作品はまた別の機会があれば是非またみたいです。私がこの作品をはじめて知ったのはイギリス人で双子の人形アニメ作家、クエイ兄弟の短編作品ででした(上のコメントで書いたアニメ作品とは別です)。ヤナーチェクの人と作品を紹介した15分ほどの作品があり、そのなかでの狐のカップルの結婚式の様子がとても印象的でした。「ストリート・オブ・クロコダイル」と言うタイトルの短編集のビデオに収録されていたのですがこのビデオ廃盤になってるのかな、ネットで検索しても出てこないのでちょっと残念です。

Posted by at 2005年10月22日 15:42
上のコメントに名前が抜けてましたが書いたのはもちろん私です(^^ゞ
Posted by みどり at 2005年10月23日 03:43
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チェコ国立プルゼーニュ歌劇場「利口な女狐の物語」
Excerpt:  10月7日にチェコ国立プルゼーニュ歌劇場(これは招聘元の光藍社の呼称で,正式名
Weblog: ばけらったいむず
Tracked: 2005-10-22 02:57