
「ハリー・ポッターと謎のプリンス」上・下
J.K.ローリング:著 松岡祐子:訳 静山社:発行
第1作目「ハリー・ポッターと賢者の石」
第2作目「ハリー・ポッターと秘密の部屋」
第3作目「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」
第4作目「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」
第5作目「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」
と続いてきたハリー・ポッターシリーズの第6作目、読み終えたところです。
映画はすでに5作目が去年の夏に公開されましたね。
この物語は7作で完結だそうです。
(原作はすでに最終章が出版されています。日本語訳は今年発売予定)
回を追うごとに作品世界の雰囲気が暗く陰湿になっているので、あまりすきになれず、
今のところこの作品に特別な思い入れがないので、買わずに図書館で借りて読む
だけで済ませています。
2007年8月にシリーズ5作目の映画化作品を見てから図書館へ予約を入れましたが
約四ヶ月後の12月、ようやく私に順番が回ってきました。
(発売されたのは2006年5月です)
<ごく簡単に内容のご紹介です>
ダーズリー家のハリーのもとに魔王学校の校長のダンブルドアがやって来ます。
16歳のハリーははれて魔法学校の6年生に。
友人のロンとハーマイオニーは仲違い。それぞれ、恋人ができて互いに当てつけ
のようにあからさまにお付き合いをする始末。
ハリーも前作でつきあっていた女の子とは別れて、いまはロンの妹ジニーが気になります。
ダンブルドアの個人教授をうけるようになるハリー。これによって宿敵ヴォルデモードの
正体と過去がだんだんと明らかになっていきます。
「魔法薬学」を受講することにもなり、最初の授業で教科書を持っていなかったハリーは、
教室にあった古い教科書を使わせてもらうことになります。
この本にはかつての持ち主がいろいろな書き込みをしていて、これがとても参考になり
ハリーはこの本が手放せなくなります。
本の持ち主は「半純血のプリンス」と署名している。
「半純血プリンス」とは何者なのか?
ドラコ・マルフォイは毎日のように不可解な動きをしている。彼はどうやらヴォルデモードからある使命を受けたらしい。
ドラコ・マルフォイとハリーが対決せざるを得なくなったとき、ハリーはあの教科書に
「敵に対して」使うらしい呪文を思わず使ってしまいます。
刀で切られたように血しぶきをあげて倒れるマルフォイ。
スネイプ先生が駆けつけマルフォイを助け、事なきを得ます。
ダンブルドアとハリーはヴォルデモードが自分の魂を分割して隠したらしい、
その一つを探しに行く危険な旅に出ますが・・・。
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原作者はこの6作目を書くのに、てこずったのではないのかという感じがしました。
話の展開がそれまでに比べると、あまりスムースで無い感じがするからです。
ハリー、ロン、ハーマイオニーの三人のティーンエイジャーのそれぞれの恋もようも
おもしろいですが、10代の若者が人前での抱擁やキスなど日本では考えられないから
このあたりはやはりイギリスらしさを感じます(原作者はイギリスの方なので)
シリーズ6作目のラストで思いがけない人物が亡くなります。
果たして本当に亡くなったのかどうか、もしかして7作目の復活するのではないか
とさえ思ってしまいます。
そしてこの6作目の一番の魅力的なのは「半純血のプリンス」が誰なのか?だと
思いますがその正体はラストで明らかになります。
その正体は私もちょっとびっくりでした。
(ネタバレになるから、これから読む方のためにあえて書きません)
私は主人公ハリーより、謎を秘めたスネイプ先生の方が好きなくらいです。
6作目になってもスネイプ先生が、ハリーにとって敵なのか味方なのがわかりません。
この先、物語がどういう展開をするのかハリーの行く末より、スネイプ先生の正体のほうが
とてもとても気になります。
ヴォルデモード対ハリーというより、スネイプ対ハリーになりそうでこちらの物語の
ほうが私も興味があります。
ネット上を検索すれば、最終章の事をしっかりネタばれで書いてる方もいますが、私はあえて
それは見ないで後々のお楽しみにしておきます。

