2005年08月27日
おおいそぎ 金沢駆け足旅行記・その2
バス停「兼六園下」で降りて、地図を頼りに左手に地方裁判所、さらに家庭裁判所を
眺めて進んでいき、細い道を入って住宅街にあったのは「寺島蔵人邸跡」です。
☆「寺島蔵人(てらしまくらんど)邸跡」
寺島蔵人は中級武士として加賀藩に仕えた人だそうです。
現在残ってるのは、広かった屋敷の一部。13畳半の座敷からの庭の眺めはきれいです。
この部屋のふすまは、絵の描かれてない白い紙のみ。
庭にはドウダンツツジが何本も植わっていて開花の頃は総て真っ白な花が咲くそうです。
きれいでしょうね。
真っ白な障子紙、真っ白なふすまの部屋の向こうに、白いツツジの花が咲き誇る。
一見簡素だけど、実に上品な色彩設計ではありませんか。
次に急いで向かうのは「泉鏡花記念館」
金沢へ行くなら是非みたいと思っていた所でした。
しかし、すでにいくつも回ってしまったのでもう12時になってました。
実は金沢21世紀美術館で上映されるマシュー・バーニーの「アーティスト・トーク」の
ビデオ上映が2時からあるのでこれに間に合うように行きたいと持ってました。
(これは展覧会初日に館内で行われたアーティスト・トークの記録ビデオの上映です)
4時からも上映がありますが、展示を観る前に作者のトークを聞きたいではありませんか。
道を間違えてかなり遠回りしてしてしまったけど、表通りから一本裏に回るとありました。
☆「泉鏡花記念館」
ここは鏡花の生家跡に作られたそうです。
未だに映画化、舞台化されることが多い「夜叉が池」「天守物語」「海神別荘」の作者です。
鏡花の幻想的な世界には惹かれます。
私が特に好きなのは「夜叉が池」、それも板東玉三郎主演の映画版が好きです。
これ、DVD化されてないらしいのが残念。
昔、TVから録画したビデオテープを未だに大事にもってます。
金沢では自分の干支から数えて七番目の物を持つと縁起がよい、とされてるそうで
鏡花は「うさぎ」の小物を集めてたそうで、ウサギの置物や直筆原稿、所蔵品の展示も
あるけど、どうもあまり大したことない印象がありました。なんでだろう・・・。
記念館では鏡花の魅力を語るビデオが上映されていました。
板東玉三郎もその一人。
ビデオを全部見ると45分かかりますがここへ来たなら、これを見ないともったいない。
見終わって1時15分頃。
記念館を出るときわかりましたが、ここは表通りの石川菓子文化会館の中に入るとそこ
から通り抜けできるではありませんか。わかってたら、遠回りしないですんだのに!
すぐそばの住計町(かずえまち)、ひがし茶屋街も回りたいけど時間がない。
2時までに・・・いや、その少し前に美術館へ着いてなければ!
たぶんこうなると思ってましたが、昼食抜きです(T.T)
私のいたバス停が反対側だったため、せっかく着たバスに乗れずがっくり。
と、思ったところで小型の観光用「金沢周遊バス」がきて乗れました。
おっ、女性ドライバーです。
1時40分ようやく、今回の旅で最大の目的地「金沢21世紀美術館」に到着です。
はるばる来ました、千葉県から!
正直言ってお腹が空いてるので、入ってすぐ横にあるカフェレストランが気になります。
時間があったら入りたかったな。
まずは「マシュー・バーニー展」の入場券を購入。
すぐ横を見ると映画「拘束のドローイング9」は完売との表示がありました。
やっぱり前売り券を買っておいて良かった。(当日券の発行はあったようです)
2時からの「マシュー・バーニー アーティスト・トーク」ビデオ上映に間に合いました。
会期初日の7月2日収録された物だそうです。
応募して当選したお客さんを交えて、作者マシュー・バーニーが映画製作についての
話しを語った物です。 約1時間40分。
映画上映までの6時までは展示を見られます。いや会場が15分前だからそのくらいに
会場に行かないと。会場のシアター21はこの美術館の中にあります。
この後でゆっくりと展示の「マシュー・バーニー展」を見ました。
立体作品、映像作品など。今回の展覧会ではじめて知ったアーティストです。
この後、映画上映まで少し時間があったのでコレクション展「アナザー・ストーリー」も
いそいで回りました。
5時40分頃、シアター21に行くとすでに入場待ちの列ができてました。
映画「拘束のドローイング9」はあえて言うなら幻想的なラブストーリィ。
日本を舞台にして、マシュー・バーニー自身と、パートナーのミュージシャン・ビョーク
(映画「ダンサー・イン・ザ・ダーク」の主演女優と言った方がわかりやすいでしょうか)
が出演してるせいかこの夏、あちこちの雑誌に取り上げられて、話題性は充分。
私は観る前にいろいろ情報が入っていたので内容はわかりやすかったのですが、
何も知らないでこの映画を観るとわけわからないんではないかな・・・と、感じました。
しかも、映画は後半かなりショッキングなシーンがあります。
「小中学生(15歳以下)の方の観覧には適しておりませんので、ご覧になれません」
と表示があるわけだ。
このシーンの後で会場から7,8人出てくのがわかりました。
8時半頃映画終了。
(展覧会と映画については、後日また詳しく感想を書くつもりです)
バス停「広坂」に向かいすぐ来たバスに乗って金沢駅へ。
9時少し前に駅に着きましたが、この時間ではもうどこの飲食店もおみやげ屋さんも
しまってる。うーん、残念です。
開いていたラーメン屋さんで、五目ラーメンが食べたかったけど終了してると言うので
味噌チャーシューと春巻き(2本)で昼食兼夕食。
今回の旅は「観る」が優先でしたからいいのです、これで(^◇^;)
しかし、職場の人に「金沢行って来る」と公言した以上、なんかおみやげを買って
おきたいんだけど・・・と、歩いてみるとコンビニが一件開いていて、少しだけど
おみやげもおいてある。たすかった!
買ってる人も多くて、みなさん、同じ状況なんだろうなあ。
市内のバスを乗るのに都合がいいだろうと思い観光フリー乗車券(900円)を購入して
ましたが、この日はバスを4回(通常200円区間X4)乗り、寺島蔵人邸・泉鏡花記念館
の2カ所がこの券で各50円引きになったので、フリー乗車券を買っても買わなくても
金額的には同じ事になりました。
でも、バス乗るときにいちいち小銭を用意しなくてすんだので楽でした。
10時20分、夜行バスは東京に向けて出発。
5時半頃、JR池袋駅東口に到着。千葉の家にも7時前につきました。
たった一日の、金沢。考えると、兼六園以外ほとんど景色を見ていませんでした。
また行ってみたい、金沢。
まるで夢のような約16時間の金沢滞在でした(^^)V
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