
監督:水田伸生 脚本:宮藤官九郎
出演:阿部サダヲ、堤真一、柴咲コウ、他
6月21日(木)に観ています。
文句なくおもしろかったです。こんなに楽しい邦画は久し振りでした。
脚本の宮藤官九郎さんも、出演の阿部サダヲさんも今ノリまくってる!と感じました。
阿部サダヲさん、東京では今年初め新橋演舞場で上演された公演「朧の森に住む
鬼」に出演され、主役の市川染五郎さんに負けないくらい存在感ある演技を見せてく
れてこの時もすごいと思いました。
演劇の世界ではすでにベテランですがいつも脇役。今回は初の主役となったようです。
みごとに阿部サダヲさんの魅力大全開!となりましたね。
お話は単純です。
舞妓さんと遊びたい!という二人の男性、サラリーマンの鬼塚公彦(阿部サダヲ)と
プロ野球のスター選手の内藤貴一郎(堤真一)の意地と見栄の張り合い。
これがどんどんエスカレートしていきます。
このエスカレートぶりが楽しい。
加えて、舞妓さんや花街についてもいろいろ教えてもらえるのも興味深い。
公彦はつきあっていた彼女、富士子(柴崎コウ)がいたが、東京から京都に転勤に
きまるとさっさと彼女を捨ててしまう。彼女が京都出身でないと分かったからでもあります。
とんでもないひどい男ですが、京都に行ってから一見さんお断りのお店で舞妓さんと
遊ぶためには会社の社長(伊東四朗)に気に入られて、社長に連れて行ってもらうの
が一番の方法と悟ると、せっせと商品開発に精出して業績を上げ正々堂々社長と花
街へ行きます。このあたりはエライ。
阿部サダヲさん演じる公彦はいつでも笑顔で前向き、調子いいヤツと思いながらも
なんだか憎めません。
公彦をあきらめきれない富士子は仕事を辞めて京都へ行き、舞妓さんになります。
そもそも舞妓さんは15〜20才までだそうで、その後は「衿(えり)かえ」という儀式を
して芸妓さんになるのだそうです、だからどう見ても20代後半に見える富士子の
舞妓さんはちょっとトウが立ちすぎてかなり無理。
柴崎コウさん演じる富士子は一途すぎで、ちょっと怖くもあります。
年は下でも富士子の先輩舞妓の駒子(小出早織)は、しっかり者で後輩思い。
小出早織さんの駒子はとてもかわいいです。
公彦のライバルになる内藤は、キザな嫌なヤツという設定。
はじけるようなパワーを感じる阿部サダヲさんに比べると、堤さんはおとなしめですが
普通でない人物内藤をしっかり見せてくれてます。
一見まじめそうなのに、実は・・・という感じです。
他の出演者も脇役がとても豪華です。
すでに亡くなった植木等さんがほんのちょい役で出演されています。
ついこの前も舞台「コンフィダント」のゴッホ役で名演技を見せてくれた生瀬勝久さん、
大倉孝二さん、キムラ緑子さん、木場勝己さんなど舞台では大ベテランが脇を固めてます。
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