2014年05月21日

「ムットーニ新作展 MUTTONI PARADISE」その2

ムットーニパラダイス 看板


「ムットーニ新作展 MUTTONI PARADISE」その2@渋谷 ロゴスギャラリー
4月11日〜4月23日まで (終了しています)


冒頭の画像は、ギャラリーの入口にあった看板です。
今回の個展で展示されていた作品について、書き留めておきたいと思います。



<新作=販売作品>
新作は全部で6点。
画期的なのは今回の新作からmp3プレーヤーを使用しているのだそうです。
今までは当初はカセットテープ、次にCDプレーヤー、と使ってきたそうです。
今回は12年ぶりに制作されたという、アクリルドームがかかった壁掛けタイプの作品が2点、
通常のオルゴール作品が4点でした。

ドームタイプの新作2点の事から。



「Paraiso Nocturno」
ジャングルを思わす木々や葉っぱの中にヒョウ柄の毛皮をまとった女性と傍らには豹が一匹。
DMの写真はこの作品でした。
上演会の口上では、浮気をした恋人を豹に変え、浮気相手も豹に変えて皮を剥いでそれを着ている
・・・と、とんでもなく怖いことを言ってましたが、この話は1回しか耳にしていません。

女性の豹皮ドレスのスリットが大きく開いてるので、時折パンティまで見えちゃうので、見えるなら
ちゃんと作ろう、と黒ラメのパンティはかせることにしたのだとか。
そんなこと言うから、他の時間に皆さん下から作品を覗いていました。
ちなみに私も覗いてみたけど、よく分かりませんでしたよ。
音楽は女性のボーカルですが、上演会時におっしゃっていた歌手名は忘れましたm(__)m
この作品だけ、まだCDプレーヤー使用と、言っていたような気がしましたが?

「Aqua Planet」
背中から潮を吹いている大きなクジラが見え隠れしつつ浮遊している作品。
トビウオも泳いでる。
音楽は武藤氏の作品では良く使用されている、ブライアン・イーノのアルバム「Apollo」
から「AN ENDING」
この曲は静かで私も大好きです。
イーノのこのアルバムは、アメリカの宇宙飛行「Apollo」計画のドキュメンタリー映画の為の曲ですから
まさしく、ぴったりの選曲だと思います。
じつはこの作品、私にとっては珍しく視覚より聴覚から先に頭に飛び込んできた作品でした。






縦長ボックスタイプのオルゴール4点。
どれも人物が空中を浮遊作品。
今回はそれぞれ使用されている曲名が作品名になっているようでした。

「Strangers In The Night」
帽子をかぶったスーツ姿のサラリーマン。
彼が空中を飛ぶと、傍らの犬がそれを見上げる。
使用されているのはフランク・シナトラの歌う同名曲。


「Calling You」
早く起きすぎた少女が、猫を抱えバス停のベンチに座っている。
彼女も空中をゆっくり飛び、またベンチに戻る。
音楽は、かつて映画「バクダット・カフェ」でジェヴェッタ・スティールが歌う同名曲。
映画公開当時、大ヒットした曲ですね。


「L`amour」
骸骨が骸骨犬を抱えて、浮遊し戻る。
犬の骸骨なのに、耳があるのはそれがないと犬だか猫だかわからないからつけたのだとか。
この曲は、誰がうだっていたのか不明。
4点のオルゴール作品の中では、私はこれが一番すきです。


「If I Could Be Where You Are」
バニーガールが浮遊し、戻る。
傍らにいてそれを見上げるのはウサギ。
バニーガールよりもリアルに作られたウサギに目が行きました。
音楽はエンヤの歌う、同名曲。


新作では無いけれど、去年登場してまだ嫁ぎ先が決まっていなかった作品が1点。
「Swing Tonight」
ロゴスギャラリーの入口すぐ左横に展示されていたのが「ウイングス・トゥナイト」
翼を持った女性が浮遊し、コーヒーの香りを楽しんでいる作品。
去年の六甲オルゴールミュージアムで初めて登場した作品。





<旧作=作家所蔵か個人蔵作品>
旧作も全部で6点。



「ジャングルパラダイス」
これも去年、初登場した作品。
密林の奥からバンドと歌姫が登場する。

「クリスタル・チューナー」
古いラジオの中から歌姫とその下からさらにピアニストが登場する作品。
中型といっても小さい。
でもキラキラと華やかな作品。


「エルサルサメディアノーチェ」
時計型作品。骸骨バンドが登場する作品。

「プロミス」
ドラキュラと花嫁の登場する作品。

「ナイト・エレメント」
箱中からベンチに座る女性や三日月が登場する可愛らしい作品。

「楽士」
ロゴスギャラリーでの最初の個展で登場した作品の一つが、これなのだそうです。
トランク型の作品で、なかに一人の旅の楽士がいて、ギターを弾きつつ横を見る。
そうすると武藤氏がトランペットを吹く、というのが流れの作品。
今回上演会では少しだけトランペットを吹いてくれた武藤氏。
昔はよく吹いていたそうですが、今はほとんど吹いてないので口を痛めていたらしいです。


次回は、最終日のことについて書き留めるつもりです。





posted by みどり at 01:16| Comment(2) | TrackBack(0) | 自動人形師ムットーニ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
美術に門外漢な犬ですが"犬""骸骨"のフレーズが出て来て お骨好きな犬に取って 居ても立ってもいられずコメント失礼致しました(犬の骨好き御存じですね?)
ところでムットーニさん オルゴール作者?それとも人形師ですか?
文中から察しますと 幻影的な作品を数多く手掛けられておられる様子ですが それにしてもコンテンポラリーな中にも歴史のある機械仕掛けを巧みに使い 作品に仕立て上げる作風 非常に興味の湧くところですね(犬嬉) 人形師と言えば 昔 あやつり人形と俳優による 今で言うコラボレーションの唐作品「少女仮面」を思い出しますが
Posted by "し"ぼ犬 at 2014年05月22日 14:56
>しぼ犬さん

ムットーニさんは、もともとは油絵を描いていた方ですが、今では人形を作りオルゴールタイプの作品にする作家さんです。

音楽は既成のCDから利用されることがほとんどですが、時にはご本人が作曲した曲を使うこともあるんですよ。

作品はほとんど個人蔵になってしまうので、個展以外ではなかなか観られませんが、東京の世田谷文学館という所には作品が数点常設展示されています。

昔、日産のTV・CMで作品が使われたこともあるんですよ。
こちらでそのCMが観られます。
http://www.youtube.com/watch?v=k_wRJ4KINoA
当時の実際のムットーニさんのアトリエで撮影されたものだそうです。


去年の夏には大阪の阪急うめだ展で個展もあり、その時の阪急のCMがあります。
とっても短いですが、作品の雰囲気が垣間見えるのでは・・・と思います(^^)

http://www.youtube.com/watch?v=cjVSgnPVVXA

Posted by みどり at 2014年05月22日 22:25
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