2005年04月01日

「無声映画鑑賞会 生誕110年伝説の男 ルドルフ・ヴァレンチノ」

「無声映画鑑賞会 生誕110年伝説の男 ルドルフ・ヴァレンチノ」@門仲天井ホール
   上映作品「椿姫」「血と砂」

3月30日(水)観に行ってきました。
毎月1回開かれてる無声映画鑑賞会ですが、今年初めて行って来ました。
絶世の美男俳優といわれたルドルフ・ヴァレンチノが31歳でこの世を去って今年で
79年たつそうです。イタリア生まれ。アメリカでいろいろな職業を転々とした後ダンサー
となり、舞踊のエキストラに出演したのが縁で映画俳優となったそうです。
胃潰瘍の手術がもとでなくなったとか。
今回はヴァレンチノの主演映画2本の上映でした。

☆「椿姫」1921年アメリカ映画 
監督:レイ・C・スモールウッド 脚本:ジューン・メイシス
原作:アレクサンドル・デュマ・フィス  解説・弁士:桜井麻美
<物語>
裕福な家庭の育ったアルマン・ディマル(ヴァレンチノ)はパリで学ぶ学生。
友人に誘われて行った館で知り合ったのは高級娼婦のマルグリット(アラ・ナジモヴァ)。
椿の花を身につけてる彼女は「椿姫」と呼ばれていた。
たちまち二人は恋に落ちる。マルグリットはその社会では珍しく純真な心を持っていた。
二人は密かに暮らしはじめていたが、マルグリットのもとにアルマンの父がやってくる。
アルマンとマルグリットのことは世間の知るところとなり、このままではアルマンの妹の縁談
がダメになるので息子と手を切ってくれと申し出るのだった。
アルマンのため、彼の妹のため、自分の恋をあきらめる決心をするマルグリット。
しかし、彼女の真意を知らないアルマンは彼女の心変わりを満座の中で罵倒するの
でした。
その後、重い病の床についたマルグリット。アルマンからの贈り物だった「マノン・レスコー」
の本を抱きながら静かに永遠の眠りにつくのでした。


「椿姫」といったらジュゼッペ・ベルディの作曲のオペラ「ラ・トラビアータ」が有名。
この映画はヴァレンチノ26歳の時の映画だそうです。
映画の中の彼は清楚で、いかにもいいとこのおぼっちゃま風です。
マルグリット役のアラ・ナジモヴァはロシア出身の女優ですがとにかく美しい!
絵に描いたような美女といったらいいでしょうか。
まるでアルフォンス・ミュシャかオーブリー・ビアズリーの絵から抜け出たような感じです。
ヴァレンチノより、ナジモヴァの方が主演に見える映画でした。


☆「血と砂」1922年アメリカ映画
監督:フレッド・ニブロ 脚本:ジューン・メイシス
原作:ヴィンセンテ・ブラスコ・イバーニエス  解説・弁士:澤登翠(さわとみどり)
<物語>
若き闘牛士ファン・ガラルド(ヴァレンチノ)は、友人を殺した猛牛を見事しとめる。
これがきっかけで彼はスペイン随一の人気闘牛士になっていった。
幼なじみのカルメン(ライラ・リー)とも結婚し、幸せな日々を過ごしていたがモレイマ
侯爵の姪ドナ・ソール(ニタ・ナルディ)にしつこく誘惑されにやがて虜となってしまった。
ドナに翻弄されるガラルド。貞淑な妻カルメンに悪いと思いつつもドナとの関係を
断ち切れないガラルドだった。
しかし多情なドナはしばらくするとガラルドなど問題にしなくなっていた。
闘牛場でそんな冷たいドナの姿を見たガラルドは、心みだれて猛牛の角にかかって
倒れてしまう。そのそばに駆け寄る妻カルメン。
ガラルドは妻の手を取り、許しを請いつつ息絶えるのでした。


この映画はすでに以前観たことがあります。
「椿姫」の時とは全く違った感じのヴァレンチノ。製作年を見ると1年しか違ってない
のがちょっと意外でした。メイクのせいもありますがエキゾチックな雰囲気がいいです。
美女に誘惑されつつも結局は妻に戻ってゆく彼の姿は、女心をくすぐる物がある・・・
と感じました(#^_^#)
この映画を観ると、当時の女性の人気を集めたのも納得できるきがしました。

ニタ・ナルディはジョン・バリモア主演の「狂へる悪魔」でバリモアを誘惑する踊り子
も演じているそうです。「狂へる悪魔」は何度も見てますが両方にニタ・ナルディが出て
いたとは今回初めて認識しました。
どちらの映画でも妖しい魅力を見せていた女優さんでした。

この映画の弁士は澤登翠さん、巧みに複数の役を演じつつも違和感がない。
男役のせりふを言っても、これも違和感がない。
自分を出しすぎない自己主張、という微妙なところをうまく見せてくれています。
毎月の無声映画鑑賞会ではたいてい最初の1本が澤登さん以外の方の弁士で
最後の1本が澤登さんの弁士でと言うことが多いです。
他の方がヘタというわけではありませんが、澤登さんの弁士はやはり一番安心して
聞いていられます。




posted by みどり at 01:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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