2012年02月12日

「フェアリー・テイル展」/「歌川国芳展」/「ザ・ベスト・オブ山種コレクション」

「フェアリー・テイル展」


「フェアリー・テイル展」@三鷹市美術ギャラリー
1月7日〜2月19日まで
展覧会公式サイトはこちら

2月10日(金)に観に行っています。
三鷹市美術ギャラリーは、今回初めて行った所です。
そもそも千葉県民の私は、三鷹に行くことは滅多にありませんでした。

展示作品はもちろん愛らしく、美しい妖精の絵。
特に気になった作家は、ロバート・アニング・ベルの美しい線画。
私は初めて知った作家さんで、一枚しかなかったので、他にどんな作品を描いているのか
まったく不明なのが悔しい。
展示されている線画と、とても似ている絵を描くエロ漫画家(ほんとにモロ、エロなんです)さん
がいたけど、彼はこの方の絵に影響されていたに違いない、と思いました。

今回の展覧会で初めて知ったことがもう一つ。
私は探偵小説のシャーロック・ホームズシリーズの大ファン(作品は総べて読破)なのですが
これを書いたアーサー・コナンドイルのお父さんのチャールズ・ドイルは妖精画を描いていた
のだそうで、その作品が展示されていました。

かわいい妖精、とはまたひと味違った上品な大人の雰囲気いっぱいの、アーサー・ラッカムの
挿絵もまたよかったです。






没後150年 歌川国芳展


「没後150年 歌川国芳展」@森アーツセンターギャラリー
2011年12月17日〜2012年2月12日まで
前期:12月17日〜1月17日  後期:1月19日〜2月12日 (終了してます)
展覧会公式サイトはこちら

2月7日(火)に観に行っています。
12月に前期の展示を観た歌川国芳展。楽しみにしていた後期の展示をやっと観てきました。
前期と後期、ほとんど作品が入れ替わっていました。


平日だというのに会場はかなり混んでいました。
平日の美術館のお客さんは普通、リタイアしたような年配の方が多いのですが、今回の
歌川国芳展は圧倒的に若い方が多かった!
なかなか珍しい光景でした。

後期の展示で一番観たかったのは金魚の戯画。
近年になってイタリアで発見されたという「きん魚づくし ぼんぼん」は金魚たちが手を
・・・じゃなくて、ひれをつないで歩いてる!
なんでこんな光景が頭に浮かんで描けたのか。

国芳は猫好きだったそうで、猫の戯画もまた楽しい。
猫たちは愛嬌があり、観ていて思わず顔がほころんでしまう。
猫が鰹節くわえて逃げるところを捕まえて、「コラッ」とばかりにペシッとたたく女性。
別の絵があって、それを元にして描かれたとか。
そんな本絵分からなくても充分楽しいし、知っていればなおたのし。

国芳の風景画を見ると、遠近感と構図が近代の風景画と違わない。
浮世絵なのにこの感覚はとても新鮮。

着飾った娘が、憧れの男性の事を思っている絵は、まるで現代の少女漫画。
娘は両手を伸ばし上を見ている、その先に描かれた憧れの彼氏は、花模様で囲まれているのですから。


緻密で線がとても力強く、かつしなやか、自由自在。
大胆な構図、鮮やかな色彩もとても目を引く歌川国芳の浮世絵。
展示されている浮世絵、うちわの絵、などどれもとても状態が良いのに改めて驚きました。
今回は高い展覧会カタログをとうとう購入してしまいました。

美術館を出てから、森ビルの下の方にあるカフェで、この日発売になったという
新製品のスイーツを無料で一個、試食サービスをしていたのでごちそうになってきました(=^0^=)
これがそのスイーツ「小悪魔ショコラ」

2012年2月7日新発売の「小悪魔ショコラ」


コンビニでも販売しているそうです。
濃厚なチョコレートプリンの中にラズベリーが一個潜んでいました。
なかなか出てこないなあ・・・と、思ってやっと最後の方で出てきたラズベリー。
なので、丸ごと1個入れるより刻んで入れた方が良いんではないの?とも、思いました。





「ザ・ベスト・オブ山種コレクション」


「ザ・ベスト・オブ山種コレクション」@山種美術館
2011年11月12日〜2012年2月5日まで (終了してます)
展覧会公式サイトはこちら

1月13日(金)に観に行っています。
日本画作品を多数所蔵している山種美術館の所蔵品展です。
年末に前期の展示を観て、年明けは展示替えされた後期を観に行っています。

まず目を引いたのは日本画ではなく、2枚の油絵作品でした。
一枚は佐伯祐三(さえきゆうぞう)、もう一人荻須高徳(おぎすたかのり)。
ともにパリの街並みを描いた作品が並んで展示されていたのです。
同じようなパリの街なのに、佐伯祐三はやや陰鬱、荻須高徳はどこか明るい。
両者が比較できる貴重な機会でした。


どの作品も良かったけれど、特に目を引いたのは速水御舟の小さな作品。
色紙程の大きさに描かれた桃の花の絵。
金の地に、数本の細い枝に桃色の小さな桃の花のつぼみ。
きれいな桃色は何を使っているんだろうか?
日本画の画材でピンク色系はとても少ないですから。
とにかく愛らしくも美しい作品、回りで観ている方々も口々に「かわいいわね」と
言い合っていた作品でした。

ほんとにかわいらしく、添えられた文字も細く流れるような形で上品この上なし。
この作品は速水御舟が、我が子の初節句のために描いたのだそうです。
絵の愛らしさもひとしお、の理由がわかるというものですね。




posted by みどり at 23:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 美術・展覧会・イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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