2006年09月24日

生田宏司・銅版画展

生田宏司銅版画作品「月見」

生田宏司(いくたこうじ)銅版画(メゾチント)展 @伊勢丹松戸店本館9階・特選ギャラリー
  9月13日〜19日

自分で描いた絵を、同じ日本画教室の皆さんと展示した会場と同じフロアーで
銅版画家・生田宏司さんの展覧会があることに気がつきました。
展示を観に行ったのは17日、会場に生田さんご本人もいました。

この方を知ったのは、今年になってからです。
もう亡くなっている銅版画家・浜口陽三さんの作品を専門に展示している
ミュゼ浜口陽三」という小さな美術館がありますが、今年の頭に行ったとき
版画の専門誌「版画芸術・130号」(阿部出版)を購入。
特集記事の「実践的メゾチント講座」の講師が生田宏司さんでした。
特別企画として、ミュゼ浜口陽三に収蔵されている浜口さんの版から実際に生田さん
が刷ってみるという試みも紹介されていました。
生田さん自身の作品も本に載っていて、黒の背景のフクロウの絵に魅了されました。


生田さんは1953年山形生まれ。
今回展示されていた作品も、黒の世界の中に浮かび上がるフクロウや、猫や、花達。
絵の中にはどれも静かな時間と、空気が流れています。
見ていてなんだかとても、心安らぎます。

銅版画という性質上、作品はせいぜい30センチ四方くらい。
お値段も二万円前後から高くて5万円弱。
これなら私にも買えそう・・・・・。
私の絵を見に来てくれた友人夫婦の旦那様のほうが、生田さんの作品に一目惚れ。
それを見ていて私もつり込まれてしまったようです。
さんざん悩んだ末、私も一作品購入することを決定。
最終日に会場へ飛んでいきました。

私が購入を決めたのは「月見」(170 x 365ミリ)
フクロウの親子と満月。
一羽の雛と親が顔を見合わせていて、この雰囲気がとてもいい。
さわってみたくなるような、フクロウのふわふわした羽もいい。
一羽の雛が後ろを向いているからこの子が本当にお月見をしてるように見えます。
バックは黒ですが、よく見えると山並みが見えます。
生田さんが「これは穂高連峰だけど、版画だから版を刷ると逆向きになってしまう。
だから逆穂高なんです」と教えてくれました。
また、この作品は人気が高く、生田さんにとっても最近のヒット作なのだそうです。
銅版画だから複数製作可能ですが、刷る枚数は決めているのでこの作品は来年
3月くらいには売り切れるでしょう・・・とのことでした。

気になるお値段は、今回の展示販売作品の中で一番大型のせいかお値段も一番
高くて43000円也。
自分の作品展示しているそばで、人の作品買うとはアホかお前はと言われそうです
ねσ(^◇^;)

この日は生田さんが会場に来ていることが事前に分かっていたので「版画芸術
130号」も持って行って、生田さんの記事のページにサインを入れていただきました。
生田さんから「よく持ってましたね、どちらかというと専門家向けの本なのに」と
ちょっとびっくりされました。
確かに自分でもよくもっていたなと思いました。この雑誌は一般の書店では私も
まず見たことがありませんから。
発行部数も少ないようです。

この本を持っていたことも、この展覧会があることも知ったことも、作品が購入できた
こともとても幸運な偶然が重なったと感じています。
これもきっと何かの縁(えにし)。
身近にあるとなんだか幸せになれそうな感じがする・・・そんな作品でした。

この絵はこの日は持ち帰れなかったのでまだ自宅にはありません。
冒頭に載せた画像は、同じ作品を使った今回の展覧会の案内ハガキに、生田さんが
サインしてくれたものです。
作品を取りに行くのが楽しみです。

<追記>
今後の生田さんの展覧会情報です。

9月21日〜10月6日までは、東京銀座のギャラリータクトにて
10月7日〜10月15日までは、福島県岩瀬郡鏡石町の鹿島神社・参集殿にて
posted by みどり at 07:30| Comment(4) | TrackBack(0) | 美術・展覧会・イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
とても素敵な作品ですね☆
羽根の柔らかい感じがこのお写真からでも伝わってきます…メゾチントだからこそ出せる味わいなのでしょうか…わたしも作品を観てみたいです♪
Posted by ミモザ at 2006年09月28日 10:10
こんにちはミモザさん。
生田さん作品は、最近のものしか知らないのですが
この「月見」は一目ぼれしました。お勧めです。

生田さんの作品は、今は銀座のギャラリータクトで
みられますが私も行ったことが無いところです。
住所が銀座5-9-14電話 03-3572-3018となっていました。週末お時間あればぜひ・・・(^^)
割とこまめにあちこちで展覧会はやる方のようですのでまた情報誌入れたらブログ上でお知らせしますね。
Posted by みどり at 2006年09月28日 12:43
最近、生田さんの作品が気になって検索したところ、地元の画廊で今年の5月に展示会があったようです。ここでも作品を扱っているらしく、みどりさんが求められた作品もあるようで、お値段も同じみたいですね(在庫があるのかどうかはわかりませんが…)
時間が出来たらそこの画廊を訪ねてみようかと思います。猫とフクロウのツーショットがとても可愛い♪お値段もお手ごろですし、本当にタッチが柔らかそうで、観たら欲しくなってしまうのかな…(^^;)
http://www.gallery-shin.com/ikutakojisakuhin2006.htm#
Posted by ミモザ at 2006年10月05日 09:11
観たらほしくなってしまうかも知れませんよ(^^)
友人のご主人が一目惚れして購入したのは、フクロウが鏡を見ていてるけど、鏡の中の姿は猫になってる作品です。確か3万円くらいだったと思います。
このお値段なら庶民にも手が出ますね。

前にもご紹介している自動人形師ムットーニさんの作品展が原宿で開かれているので観に行きました。こちらのお値段はいいなーと思ったのは
買えないけど念のためうかがったら120万円とのことでした(×_×)
これでも即日完売なのですからびっくりです。
Posted by みどり at 2006年10月05日 21:22
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