2011年12月17日
小宮孝泰 ひとり芝居「線路は続くよどこまでも」
小宮孝泰 ひとり芝居「線路は続くよどこまでも」@下北沢 シアター711
作・演出:鄭義信(チョンウイシン)
出演:小宮孝泰
11月22日〜11月27日まで
11月24日(木)に観に行っています。
2008年に初演されたときは、気になりつつも観に行きそびれた公演でした。
今回は3年ぶりの再演です。
「接見」という一人芝居を公演されたこともある小宮孝泰さん。
今回の公演は、小宮さんのお父さんが昔実際に朝鮮鉄道に勤務していたことから
着想を得て、劇作家の鄭義信さんが書き下ろしたそうです。
公演の詳細については演劇ライフのサイトでも多くの舞台写真付きで紹介されて
いましたので、リンクを張っておきます。
物語は第2次世界大戦敗戦翌日の現北朝鮮・新安州駅からはじまります。
主人公は、新安州駅長。
彼が、駅長職という責任感から、軍や政府関係者たちが次々と日本へ引き揚げる中、最後まで
残る決意をし、最後に取り残された人々と、縦断して釜山までたどり着く過程が描かれていきます。
公演が始まってまもなくこれは通常の一人芝居とはちょっと違うと、気がつきました。
普通の一人芝居は役者が、ずっと一人の人物を演じているものですがこの公演では
小宮さんが複数の人物を演じているのです。
小宮さんが舞台右に立ってしゃべり、すぐ左に立って別の人物になってまたしゃべる。
この脚本は一人芝居用ではなく、普通の芝居用に書かれてしまっているとしか思えませんでした。
これを一人芝居として演じるのですから小宮さん、大変です。
最初こそ違和感がありましたが、物語が進むにつれてその感じもなくなりました。
登場する人々の生き生きした姿が舞台の上から浮かび上がってくる。
数十人ものキャラクターを演じ分ける、小宮さんの表現の豊かさに驚きます。
公演が終わって舞台挨拶をする時には小宮さん、すっかり声がかれていました。
見応えのある舞台でした。
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