2005年03月11日

「ミュシャ展」

ミュシャ

「ミュシャ展」@東京都美術館
 〜3月27日(日)まで その後、名古屋・浜松・松江・大阪に巡回

3月5日(土)観てきました。
東京国立博物館で「踊るサチュロス」を観たその足ですぐ近くの東京都美術館
向かいました。
入場制限まではしてなかったけど、さすが人気のミュシャ、会場内はかなり
混んでました。人の頭越しにしか絵が見られない展覧会はつらい。
イライラしながら絵を観るなんて、まったく何しに来たんだろうと思ってしまいます。

文句を言いつつも「アールヌーボーの華」ミュシャです。
アールヌーボーといったらこの人の絵がすぐ浮かぶくらいに有名ですね。
東京でミュシャ展は割と頻繁に開かれるようで、確か5,6年間にもあったと思い
ました。私も10年以上前に一度観に行ったことがありました。
チラシによると今回はロンドンのミュシャ財団の全面的協力をうけて開催される
本格的なミュシャの展覧会、らしいです。

アルフォンス・ミュシャ(1860−1939)
現在のチェコ共和国東部のモラヴィア地方の小さな街イヴァンチッツェ生まれ。
パリに出てきてから1894年に女優サラ・ベルナールの舞台のために制作した
ポスター「ジスモンダ」が話題を集めたのがきっかけで超売れっ子の画家と
なったそうです。
女性を描いた絵が多いですが流れるような髪・ドレス、装飾的に描かれた植物と
豪華なアクセサリーの数々も印象的。
ミュシャの絵は19世紀末から20世紀初頭にかけて一世を風靡しました。

描かれた女性達を取り巻く曲線の洪水。
過剰なまでに装飾が施されているのに、全くうるさく感じない。ひたすら華やか。
そして多くの絵を観て思うのは、女性の肌の色美しさでした。
濃すぎず、薄すぎず、ふんわりとした柔らかさと暖かな体温まで感じられそうな色合い。
ここがミュシャのすごいところだと思いました。

日本初公開という1930年頃制作の油絵作品「ボヘミアの唄」は広々とした野原に
座り両目を閉じ顔を少し上向きにしてる女性とその後ろに寝そべっている女性二人の
姿が描かれています。
女性達は小鳥の歌声に耳を傾けているようにもみえます。
目を閉じた女性のバラ色の頬、頭に飾っている花と身にまとわりついてるリボンの
柔らかなピンク色がとても美しいです。
そよぐ風と暖かな空気の流まで感じられるような作品でした。

今回の展示はポスター、版画の他、デッサン・水彩画・油絵作品・彫刻・ミュシャが
撮影した写真なども展示されていました。写真は作品制作の参考にしたらしいです。
ミュシャのデザインによるお菓子のパッケージ、さらに切手・お札までありこれは初めて
みました。ミュシャのデザインのお札は、ひたすら華麗!何とも贅沢な感じがします。
いつもは展覧会を観てもカタログを買うことはあまりしない私ですが、今回は
迷わず買いました。

ところで晩年のミュシャの写真を見ると、きっちりネクタイしてスーツを着込み
白衣をはおって油絵を描いてる姿はなんだかまるで科学者のようでした(^_^;

展示数が多いし、混んでるので全部きっちり観ようとすると時間がかかります。
さっさと観たつもりでしたが私も2時間かかりました。
せめて2時間、できれば3時間くらいとってじっくり観ることをおすすめしたいです。


posted by みどり at 00:54| Comment(2) | TrackBack(2) | 美術・展覧会・イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメント&TBありがとうございました!
ミュシャ展は本当に人気ですね〜!!けど込んでてもやっぱり行って良かったと思いました。
ボヘミアの唄の感想を書いてくださっていたのが凄く嬉しかったです。
Posted by 椎名 at 2005年03月16日 11:45
椎名さん、コメントありがとうございます。
ミュシャ展ではポスター、リトグラフの展示が多かったけど「ボヘミアの唄」は油絵。繊細で優しい色合いがとってもきれいでしたね(^^)
Posted by みどり at 2005年03月18日 01:13
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