2011年10月06日

人形劇俳優たいらじょう公演「はなれ瞽女おりん」初演

人形劇俳優たいらじょう公演「はなれ瞽女おりん」初演



人形劇俳優たいらじょう公演「はなれ瞽女おりん」初演@神奈川芸術劇場 大スタジオ
原作:水上勉
脚本・演出・美術・作曲・人形操演:たいらじょう
9月18日〜19日
人形劇俳優たいらじょうオフィシャルブログはこちら



9月19日(月・祝)に観に行っています。

当初3月に上演予定(初演)だったのですが、大震災の影響で公演中止。
半年待ってやっと観ることができました。

3月の公演にあわせてWOWOWで、たいらさんの公演準備のようすを
追いかけていくドキュメンタリーも放送されました。
私も、もちろんチケットを購入していたので直前での中止は、とても残念でした。

新しくできた劇場、神奈川芸術劇場ははじめていくところだったので、どんなところ
何だろうと思いましたが、年に1,2度は足を運んでいた神奈川県民ホールのすぐ
そばでした。

当日会場へ行くと、回りの客席は知った顔のファンの皆さんばかり。
当たり前と言えばあたりまえなのですが、ファンの皆さんが駆けつけていたのでした。



原作小説は読んだことがなかったのですが、今回の公演とてもよかったです。

瞽女(ごぜ)さんとは、盲目の女旅芸人のことで、子どもの頃から師匠の元に弟子入りし、
修行をつんで唄を歌い、三味線をならしグループで各地をまわったのだそうです。
異性と性的関係を持つことは御法度で、もしそんなことがあればグループから外されて
瞽女に親切な宿にもとまれず、「はなれ瞽女」となって一人で生きていかねばならなかったそうです。



今回の物語。
目の見えぬ幼い「おりん」が、師匠の元にやってきて修行をつみ、年頃になってから
好奇心もあり、村の男と関係を持ったことから師匠のもとを追い出されてしまう。
一人で旅をしていたおりんは、やがて平太郎と知り合い、一緒に幸せにくらすように
なりますが、じつは平太郎は警察に追われる身・・・・。




出演者はもちろん、たいらじょうさん一人。
複数の人形を駆使しての公演なので、おりんや、師匠などその役がころころ
かわるのですが、その変化も無理がなく自然でなめらかです。

おりんを初めて手込めにする男や、平太郎はたいらさん自身が生身で演じています。
人形との共演になるのですが、これも無理がない。

おりんは、幼い子どもの頃はやはりこどもらしいかわいい人形。
年頃になってからは、だんだんと人形が変わります。
全部で6体の人形をつかったようです。
髪型や、衣装の色、顔つきなど微妙に変化をつかた人形にたいらさんの
こだわりが感じられます。

じつは今回の公演で、見る前に一つ気になっていることがありました。
それはこの公演にあわせて春に、WOWOWで放送されたドキュメンタリーを
観たとき、この公演の一部をたいらさんがみせてくれていたのですがこれが
おりんが村の男に手込めにされると言う場面。
男を演じているのはたいらさん自身なので、これにはすっかり引いてしまいました(^_^;
(あとで、別のファンの方とお話ししたのですが、その方も同じ事をおっしゃってました)

しかしながら、実際の公演では舞台から離れた客席からみてますし、
物語の中の一瞬の場面なので、そんなに気になるほどではありませんでした。

最初から最後まですっかり見入ってしまいました。
ラストでおりんが座っている姿も美しい。
良いことも、悪いこともすべて受け入れたおりんの穏やかな心の中まで
みえてくるようでした。

ラストで、ボロボロと思いっきり泣いてしまった公演でした。


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