2011年05月22日

2004年版・人形劇俳優平常(たいらじょう)「毛皮のマリー・人形劇版」(初演版)

21日は、人形劇俳優のたいらじょうさんの公演を東京・初台のTHEATRE JOで観てきました。
第1部が「こんぎつね」&「大全集プチ」
そして第2部が「たいせつなきみ」
さらに第2部の後、たいらさんを囲んでのファンクラブ会員限定のファンミーティングが
おこなわれました。
これらについては、これから感想&報告をまとめるつもりです。



ファンミーティングの際、私が初めてたいらさんの公演をみて自分のサイト
(このブログとは別の物です)に書いた記事の事がお話にでました。

この記事は、以前(2008年後半まで)公開していた私の個人的サイト内にあった記事で
そのサイトは今はもうありません。
無くなったのはサイトを置くサーバーを提供してくれていた方が運営を止めたためです。
その頃は、私自身もすでにこのブログを書いていたし、サイトを別のサーバーに
移行しようとは思わず、消滅するままにしてしまいました。
でももちろん、サイトのデータそのものは自分のパソコン内に総べて保存しました。


今回は、たいらさんが新国立劇場で定期的に人形劇版「毛皮のマリー」の公演を
されることになりましたし、たいらさんから記事についての話もでたので
2003年から2004年にかけて上演された「毛皮のマリー」つまり初演版の感想を、
改めてこのブログにアップすることにしました。


以下、誤字もありますが文章・私の手書きのイラストも当時のままで手を入れないでのせることにします。
イラストは資料など何もないから、自分の記憶だけで描いたものです。
今見ると、はずかしいです f(^ー^;


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平常(たいらじょう)「毛皮のマリー・人形劇版」
作:寺山修司   演出・美術・人形制作・人形操作:平常
監修:森崎偏陸
会場:東京・下北沢ギャラリーLA CAMERA(ラカメラ)
公演期間:2003年12月18日〜12月25日、2004年1月15日〜1月25日

2003年の年末、目について気になってたチラシがありました。
「毛皮のマリー・人形劇版」
寺山修司作が美輪明宏をモデルにして書いたという戯曲で今も美輪自身や
他の役者(最近では篠井英介)も演じてる名作で問題作。
あの「毛皮のマリー」を人形劇でみせる?本当に?と思いました、正直。
しかも出演は平常の一人と平の制作した人形とのまさしく自作自演らしい。
実質一人芝居とは、なんて無謀なことを・・・と思ってました。
しかし気になる。
正月はさんでの年末年始の下北沢での公演、とうとう行ってみることにしました。
1月16日(金)行って来ました。
そもそも下北沢LA CAMERAなんて聞いたことがなかったです。
東京・世田谷区にある下北沢は大小の劇場がいくつもある演劇の町で私もよく行きますが
LA CAMERAなんてそれまで聞いたことがありませんでした。
名前の前にギャラリーと付いてるから、劇場とは違うのかもしれない・・・と、言うことは
劇場ではないところでの演劇公演なのか。
前売りチケットを買いましたがチラシには各回定員30名とあり、会場は小さな場所であることは
想像できました、
しかしながら未知の会場での公演はそれだけでちょっとわくわくします。

ギャラリーLA CAMERAは思ったとうりのかなり小さな会場でした。
なんとなく自宅近所の写真屋さんのスタジオを思わせました。
入り口は行ってすぐ左が公演会場。8畳ほどの広さのへやの片側にイスを横一列に
10個ほど並んでる。その前には直に座れるように座布団がある。
すでに数人のお客さんが来てるけど、そんなに混みそうもない感じなのでイスに座ってました。

物語の紹介をしておきましょう。
「毛皮のマリー」と呼ばれてる中年の男娼マリーは、息子の欣也(きんや)と暮らしていました。
男のマリーに息子がいるのはもちろん理由があり、しかもマリーと欣也に血のつながりはないのです。
でも、マリーは欣也を溺愛し欣也もマリーを心底母として慕っていました。
マリーは欣也を家の外からは一歩も出させない生活をしてましたが、少年はそろそろ大人になる
年齢にさしかかってきました。
同じアパルトメントにはなにやら一癖ある「美少女・紋白」が引っ越してきて欣也にちょっかい
を出し始めるし、母マリーはきがきではありません。
そんな頃、引っ張り込んだ船乗り相手に自分の過去を語るマリー。
話を偶然聞いてしまった欣也は自分の出生の秘密を知ってしまいます。
マリーの心の中にあるのは欣也に対しての憎しみなのか?母としての愛なのか?・・・・・


さて結論から言うと、今回の公演は驚きました。
平は主人公の「美少年・欣也(きんや)」を演じつつ、手の方は自作人形を操り「毛皮のマリー」
の全登場人物を演じきってしまったのですから。

舞台は会場真ん中に置かれた台だけ。この周りを使って平が演じる。
人形の形態は私が予想してたものとはだいぶ違っていました。
「毛皮のマリー」は一人芝居ができる演目だったろうか?と思ったけどそうおもわせる事自体
今回の公演が成功したことの証でしょう。

公演終了後、直接人形を手にとり見せてもらえました。私は単純なのでこれはうれしい。
思ったよりは軽いけど私だったら人形動かすだけで精一杯になるだろう。
平は人形を動かしつつ、自分は別の人物を演じるのだから大変な作業のはず。
頭の中はどうなってしまってるんだろう・・・。
と、思ったところでニコニコした平さんと目が合ってしまった(#^_^#)

開演前に配布されていた印刷物を読むと、監修の森崎氏の言葉として『(平自身は)いろいろな仕掛け
と演出を考えたらしいが、なんせ一人芝居なのだから、ムダは一切切り捨ててもらった』とかいてある
所を見ると演出の一部は森崎氏担当と言えるのかもしれない。
1981年、北海道札幌市生まれの22歳の平。
チラシによると13歳ですでに札幌の人形劇祭で自作自演の一人芝居が奨励賞を受賞してるそう
だから若いといってもキャリアは積んでるらしい。
この方の公演ならぜひまた観たいと思いました。


平常(たいらじょう)「毛皮のマリー・人形劇版」初演版




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以上です。

それにしても、改めて読み返してみたら今の私より、当時の方がよっぽどしっかり
した文章書いてるな、と思いました。


下の画像はこの時の公演の変形版チラシ(A4サイズを縦半分にしたもの)です。



2004年 毛皮のマリー人形劇版






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