2011年01月18日

映画「武士の家計簿」「チェブラーシカ」「ハリー・ポッターと死の秘宝」「SPACE BATTLESHIP ヤマト」「レオニー」

年末年始に観た映画についてまとめて感想を書きます。



映画「武士の家計簿」


映画「武士の家計簿」@MOVIX亀有
監督:森田芳光   原作:磯田道史著「武士の家計簿」
出演:堺雅人、仲間由紀恵、松坂慶子、西村雅彦、草笛光子、中村雅俊、他
映画公式サイトはこちら

12月27日(月)に観に行っています。
原作と言っても、元々は古書店で発見された古文書。
加賀藩の御算用者(今でいう会計係)であった下級武士が残した家計簿。
「加賀百万石」というくらいですから、会計係も大勢いたようです。

磯田道史さんが書かれてた原作本はよんでいませんが、以前、この家計簿の事
についてNHKの歴史番組でも紹介していたのを見てずいぶんおもしろいと思ったものです。
借金を返済するため家の中で売れる物は総べて売り、徹底的に節約をする生活。
子どもの御祝いの膳に鯛を用意すべき所を、絵に描いた鯛にしたり、
職場(=城)に持っていく弁当も質素なものにする。
日々の買い物、親戚づきあい、などなど。
知恵と工夫の節約生活は苦しそうではなく、むしろ楽しそう。
百年以上前の一人の武士の家庭の様子が、目に見えるようでした。

堺雅人さん演じる猪山直之は、堺さんの生真面目にみえる持ち味がいかされて
まさに適役。
映画は幕末から明治へと時代の変化もみせることで大きな時代の流れを、
乗り切った一家を描いた作品になっていました。

大きな事件も争いもないけれど、見終わるとなんだかすがすがしい感じになる映画でした。




映画「チェブラーシカ」「くまのがっこう」


映画「チェブラーシカ」「くまのがっこう」@MOVIX亀有
映画公式サイトはこちら
1月1日(土・元日)に観に行っています。
今回の映画はアニメーション二本立ての上映でした。

「チェブラーシカ」は短編三本。
監督:中村誠  旧作の原作童話:エドゥアルド・ウスペンスキー著

「チェブラーシカ」は1969年ロシア生まれの人形アニメーション。
1983年まで4本作られたそうで、日本でも数年前に劇場公開
されてからファンが増えた作品です。
ぬいぐるみのクマのような正体不明の生物が、チェブラーシカ。
そこに善良なワニのゲーナや、いたずら好きのおばあさんシャパクリャクなどが
絡みます。
私もその時に愛らしいチェブラーシカのファンになりDVDまで購入したくらいです。
今回は27年ぶりに作られた新作。
しかも作ったのは日本と、韓国の共同作業だったそうです。

観た感じは旧作のロシア版と何一つ変わっていないのがまず驚きでした。
新聞で読んだ記事によると、人形の原形は旧作の美術監督だったレオニード・
シュワルツマン氏がかつての人形作家の弟子に頼んで作ったのだとか。
どうりで・・・。
物語も今回は全くの新作。
にもかかわらず懐かしいチェブラーシカと仲間達、物語の雰囲気もそのままでうれしい作品でした。


「くまのがっこう」
監督;児玉徹郎   
原作絵本(文):あいはらひろゆき 原作絵本(絵):あだちなみ

こちらは原作の事は全く知らない作品でした。
こぐま(どうみてもぬいぐるみにしかみえない)のきょうだいで、上の11番目
までは男の子で、最後の12番目が女の子ジャッキー。
このきょうだいたちと、近所に越してきた女の子のくまの物語。

こちらは絵のアニメーション。
パステルカラーで、絵も物語もほんのりほのぼの、でした。
正直に言うと、あまりにも平和でほのぼのしすぎで私には物足りない映画でしたm(__)m


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「ハリー・ポッターと死の秘宝 Part1」@MOVIX亀有
監督:デイビット・イェーツ
映画公式サイトはこちら


1月1日に「チェブラーシカ」を見てから、そのまま見てきました。
ぽちゃっとした風貌のハリーもすっかり大人になってしまいましたし、物語もだんだん
陰惨になり、なんだかもうついて行けなくなりました。
キャラクターが何人も傷ついて死んでいく。
見ているのがイヤでたまりません。
「SAW」シリーズのようなホラー映画を平気でみる私がこんなこというのもなんですが。
ホラー映画はそういうものだからいいのです。・・・て、なかば強引な理屈ですね(^_^;)

前作までは原作も読んでいたのですが、今回はまだよんでいません。
長年続いたシリーズも今回と次回のPart2で完結。
最後まで見届けることにします。





yamatoki.jpg


映画「SPACE BATTLESHIP ヤマト」@MOVIX亀有
監督:山崎貴
出演:木村拓哉、黒木メイサ、他
映画公式サイトはこちら

1月4日(火)に観に行っています。
オリジナルのTVアニメ版は最初の作品は観ていますが、その後のシリーズ化された
ものは見ていません。

あのアニメが実写版で映画化されると聞いたときは、どんな作品になるのかと
思いました。

観た感じは、とても懐かしいのですが今となってはやはりオリジナルが古いなあと
思ってしまいました。
それなりに細部は今風に書き換えられているのですが、やはり古い。
それでも主人公の古代進(木村拓哉)は、オリジナルの雰囲気に近い感じでなかなか
良いと思いました。
が、森雪(黒木メイサ)には困りました。
オリジナルの勝ち気な性格はそのままうけついでいるのですが、ヤマト内での職種が
全然違う。
アニメ版のファンだった私に言わせてもらうと、こんなキャラクターにしてほしくなかった(T.T)
もともとオリジナルでも専門職がなんなのかはっきりしないキャラクターだったのですが。


世界市場を視野に入れた作品らしいのですが、どうも物語の視野が狭いのが気になりました。
異星人ガミラスに攻撃を受けた地球で生き延びているのは日本人だけ?
そんな風に見えてしまうのです。

物語の結末もなんだかお粗末な感じです。
この映画を観に来たのは、おそらく私のように昔のアニメ版に夢中になった世代の方々だと
おもうのです。
私が観に行った時も、映画が終わってからイマイチ納得してない感じの小さなお子さんに
お父さんが一生懸命「お父さんが昔見たときはね・・・」と、昔のアニメ版の説明をしているので
心の中で「わかるよお父さん」と同情してしまいました(^_^;)




映画「レオニー」


映画「レオニー」@シネスイッチ銀座
監督・脚本・製作:松井久子
出演:エミリー・モーティマー、中村獅童、他
映画公式サイトはこちら

1月14日(金)に観に行っています。
上映館も上映時間も限られているので、なかなかいかれずやっと見てきました。
(こちらの映画館では朝1回だけの上映でした)


彫刻家として世界的に有名なイサム・ノグチさんのお母さんであるレオニー・ギルモア
を描いた映画です。

アメリカに来ていた日本人の詩人・野口米次郎(中村獅童)と恋に落ちるレオニー
(エミリー・モーティマー)。
日本に戻った米次郎を追って、幼いイサムをつれ異国にやって来るレオニーは
無謀というか勇敢というか。
物語は実在のレオニーをモデルに、自由に脚色してるようですが明治の日本に
単身日本に来るのはやはりすごい。

流れる音楽がいつも悲壮な感じなのがちょっとつらい。
レオニーの苦労は壮絶なものがありますし、一時アメリカで孤独な生活を
送ることになる少年イサムの姿には涙も出てしまいました。

でも映画としては、なんだか物足りなかったです。
シングルマザーに対してはとても厳しかった時代に子育てして生き抜いたレオニーのがんばりは
よくわかるのですが、まるで独り相撲してるように見えてしまう。
この映画、私には観ていてなんだか少々息苦しかった。

唯一おもしろい、と思ったのが小さなイサムにかんなで木を削ることを、手を取って教える
大工の棟梁とイサムとの会話だったのです。
イサムとレオニーで、こういうのが数場面あったらよかったのにとおもいました。
この映画ではレオニーがイサムに何か教える、という場面はほとんど皆無でした。
まあ、子どもは親の姿を見て育つのでしょうが。


観てから始めて知ったのですが彫刻家(=イサム・ノグチ)役で、なんとダンサーの
勅使河原三郎氏が出演されているのにびっくりでした。
(セリフはまったくありませんが)
この方は振付家として活躍されている方。
しかも舞台美術もご自身で手かけている。
舞台から感じるストイックな雰囲気の勅使河原氏は、イサム・ノグチ役にびったり!と
思いました。

勅使河原三郎氏のダンス公演についていくつか感想を書いていますので、興味のある方は
こちらからご覧下さい。



去年の夏、四国高松市にあるイサムノグチ庭園美術館に行ったときの感想はこちら
まとめています。
こちらの見学は往復ハガキによる申込み制なので、ご注意くださいね。






posted by みどり at 00:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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