2010年12月27日

Team申 第4回公演「抜け穴の会議室 Room No.002」

10月に観てきた瀬戸内国際芸術祭2010のこと、11月に観てきた演劇のことなど
まだまだ書いてないことがいっぱいあるのに、今年もあとわずかになってしまいました。

とりあえず、一番最近に観た演劇公演について、記憶が薄れないうちに書き留めておきます。



Team申 第4回公演「抜け穴の会議室 Room No.002」


Team申 第4回公演「抜け穴の会議室 Room No.002」@PARCO劇場
作・演出:前川知大
出演:佐々木蔵之介、大杉漣


12月22日(水)に観に行っています。

Team申(ちーむさる)は、佐々木蔵之介さんが申年生まれから、付けた名前らしい。
佐々木さんがいろんな方々と組んで上演するのが「Team申」
第1回目から2回目の公演は見逃してしまったのですが、去年観た第3回公演
「狭き門より入れ」の感想はこちらにまとめています。

今回は第2回目公演の再演。
この時の出演は佐々木蔵之介さんと、仲村トオルさんだったそうです。
そして今回は佐々木さんと、大杉漣さん。

前回公演を観てないので、比較はできませんが今回の公演、とてもおもしろかったです。

<あらすじ>
そこがどこかは分からない部屋の中。
そこに寝ていた男(佐々木蔵之介)と、部屋に入ってきた男(大杉漣)。
部屋には本のような物が散らばっている。
やがて分かってくるのは、この二人は遠い過去から今まで何度も生まれ変わっては、その都度
何らかの関わりを持ってきた、ということ。
それは靴店にやってきた客同士だったり、上司と部下だったり、親子だったり、時には夫婦
だったこともあるらしい。
本のように見えるのは様々な年代の、彼らの詳細が記録されているらしく、今の二人がまったく
覚えていないそれらのことも、二人で同時にその本にふれるとフラッシュバックのようにその時代の
ことを思い出す。
つまりこの部屋は、いったん死んでから、次に生まれ変わるまでの「魂」の控え室のような所らしい。
前世での関わり合いにすっかり気持ちが戻って、互いを非難し合ったりする二人。
様々な関係を持ってきた二つの魂の行方は?



舞台は中央になんだか横たえたアンモナイトの化石を連想させる物があります。
これがイスになったりベッドになったり机になったり、何でもあり。
周囲には 窓があり、ドアもいくつか(二つだったかな?)ある。
シンプルだけど、どんな場面もこれで表現できてしまう。

人は他の人との関わり合いの中で、怒ったり、悲しんだり、喜んだりしてるわけで、でも
それは自分で思っている以上に深い部分で、なにかつながりがあるのかもしれない。

佐々木さん、大杉さんのお二人がいろいろな役回りを特別な衣装もなく演じきってしまうのも
見応えがありました。

そして今回のパンフレットのデザインがとてもよいです。
佐々木さん、大杉さんの写真がいくつものっているのですが二人ともびっしょり濡れていて
体にはエンジ色の紐がまとわりついている。
まるで生まれる前の胎児のような感じで、紐は血管か臍の緒のように見えます。
でも気持ち悪い感じは全く無いです。


次の来世で二人はどんな人間に生まれ代わり、どんな関わりをもってどんな人生を歩むのか。
そんな期待を残して終わる。
出演者はたった二人ですが見応えのある舞台でした。



posted by みどり at 08:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 演劇・ダンス・芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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