2009年05月28日

「国立トレチャコフ美術館展 忘れえぬロシア」

国立トレチャコフ美術館展


「国立トレチャコフ美術館展 忘れえぬロシア」@Bunkamura ザ・ミュージアム
4月4日〜6月7日まで
展覧会公式サイトはこちら

5月22日(金)に観に行っています。

ただただチラシの女性に会いたくて、でかけました。
イワン・クラムスコイ作「忘れえぬ女(ひと)」
黒い服に身を包み、こちらをみてる女性。
原題は「見知らぬ女」、だそうですが日本名はいつの間にか「忘れえぬ女」と呼ばれる
ようになったのだそうです。
この作品が発表されたのは1883年。その当時から絵のモデルは謎のままなんだとか。
作者が描いた人は誰なのか・・・。
謎からいろんな物語が生まれるのでしょう。だから素っ気ない原題から憂いを帯びた
今のタイトルで呼ばれるんじゃないのか・・・。

その顔からは感情が読み取れない。
やさしく微笑んでいるようにはみえない。
かといって、さげすんでいるようにもみえない。凛としたたたずまいの女性。
どこかしんが一本通っているような気の強さも感じる。
作者のクラムスコは誰を、何を描こうとしたのかこれも謎のまま。

でも。
ああ、美しい人だなあ・・・としばし絵の前で見とれてしまいました。

その他に気になった作品について。

ニコライ・ネーヴレフ作「お見合い」1888年
サーモンピンクの美しいドレスを着た若い女性と、男性がテーブルで向かい合って
座ってる。
なるほどお見合いですか。女性は、かわいいけど美人とは言い難い・・・かな。
後ろではカップルになるかも知れない二人の、片親らしい年老いた男女が
うさんくさそうな笑顔でこそこそ話をしてる。
とても写実的な作品です。
社会的な批判も込めてるらしい。


イリヤ・レービン作「レービン夫人と子供たち『あぜ道にて』」1879年
見渡す限りの野原に日傘を差す女性と、その手前に小さな女の子が二人。
すぐにモネの絵を連想しました。
あれのタイトルは「日傘を差す女性」だったか?どこか幻想的な雰囲気もある作品。
印象派のモネの絵は陽の光の中にとけ込むような女性でしたが、レービンの絵は
細部まで写実的に描かれているから、とても現実的。
生活の一部分を切り取って見せてるような現実感があります。


展覧会ではロシア絵画をリアリズムから印象主義へと変化、展開していく流れ
で紹介しています。
今までロシア絵画をまとめて観る機会が無かったので、今回はとても新鮮な感じが
しました。
posted by みどり at 00:02| Comment(2) | 美術・展覧会・イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
行こうか、どうしようか迷ってましたが、みどりさんのコメントで、行こうと決心。
来週、映画の日、渋谷で観るので、立ち寄れるかな。ロシア絵画、好きだといいな。
Posted by つるばらつるばら at 2009年05月28日 09:11
つるばらつるばらさん、お久しぶりです。
「忘れえぬ女」もいいし、この展覧会ほんとにお勧めです。
実物の大きさがおもっていたよりやや小型なのが意外でした。
なんとなく大型作品とおもいこんでいましたから。

映画のメーリングリストの方がすっかりお留守になってしまいすみません。
身辺落ちつきましたのでまもなく復帰します・・・(^_^;)
Posted by みどり at 2009年05月28日 20:03
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