2008年12月21日

映画「WALL・E (ウォーリー)」

映画「WALL・E (ウォーリー)」


映画「WALL・E (ウォーリー)」 日本語吹き替え版@MOVIX亀有
監督・脚本・原案:アンドリュー・スタントン
公式サイトはこちら


12月16日(火)に観に行っています。
監督名を聞いても、どんな映画を今まで監督されてきたのか思い浮かびません
でしたが、共同脚本として「トイ・ストーリー」、原案・共同監督として「トイ・ストーリー
2」、監督としては「ファインディング・ニモ」、製作・総指揮として「レミーのおいしい
レストラン」を手がけたそうです。
このラインナップ、なかなか壮観ですね。
まさにヒットメーカーではないですか。


今回のアニメ、予告編で見る限り主人公はさえないおんぼろロボット。
これで見に来る観客がどれだけあるのか、人ごとながら心配してしまいましたが
作品そのものは、なかなかおもしろかったですよ。
ものすごくおもしろかった!と言い切れないのが苦しいのですが、とてもていねいに
良心的に作られたアニメ作品だと思いました。

この映画を観る前につい目にした新聞の映画評で、前半と後半でお話が別れて
しまってるのが残念という意味の文章を読んでしまったのですが、実際映画を観てみるとそんなことはありませんでした。
おそらくこの評を書いた方は、前半に出ていたサインを見逃していたのでしょう。


お話はこんな風・・・
何らかの事情で地球は荒廃してしまったらしい。人類はロボットにお掃除を任せて
自分たちは宇宙に旅立ってしまったらしい。
そして延々とお掃除を続けているロボットのウォーリー。
かつては仲間もいたらしいけれど、数百年立つうちにウォーリーだた一人・・・というか
ただ一体になってしまったらしい。
友達は誰もいないウォーリー。いつか誰かがやってくると待ち続けてとうとう700年も。
そんなある日、ウォーリーの前にぴかぴかの美しいロボットのイブが現れる。
イブは荒廃した地球でなにかを探しているらしい。
ウォーリーは自分の宝物の植物を見せると、イブはそれを自分の体に取り込んで突然「フリーズ」
イブの指命はなんなのか、そして人類はどこに行って、今どうしているのか???




原語版を観に行ったつもりでしたが、始まってかなり時間がたってから日本語吹き替え版である
ことに気がつきました。
映画が始まってしばらくはまったくセリフがでてこなかったからです。
ロボットのウォーリーはしゃべらないし、しゃべれない。
わずかに都市のモニターに映る昔のニュース映像で、地球の状況が分かるようになっていました。
これ以外はほんとに言葉の説明がない。
それでもしっかり物語が分かるのはさすがと、思いました。

そして目につくのはCGで描かれた荒廃した地球の壮大さです。
こんな表現ができるのはアニメならではでしょう。それも実写のような生々しさを
感じます。
ウォーリーの今にも壊れてしまいそうな、さび付いたボディの質感の豊かさ。
その対極にあるような、イブの輝くように真っ白でなめらかなボディの美しさにも惹かれます。
機械だから性別など無いのですが、ウォーリーはどう見ても男性、イブはどう見ても美しい女性として描かれています。
ロボットのウォーリーにちゃんと表情を持たせ、それを観客にわかるように表現してる
ところもうまいと思いました。
ウォーリーが星空を見上げながらフリーズしたイブと手をつなごうとする様子もなんだかせつなくもかわいらしい。


これから観る方の為に、これ以上詳しいことを書くのは避けますが、荒廃した地球を脱出した人類が
機械任せの生活に慣れ、自力で動くこともままならなくなっているという描写はアニメならではのユーモラスさ。
でもちょっと考えるとかなり不気味だと思いました。
スクリーンの中で広がる地球と宇宙空間はみていて気持がいいです。
物語そのものはSFファンならおなじみの展開で、特に新鮮味も驚きもないオーソドックスなもの
だと思いましたが、話の展開も、絵も一つ一つの場面を丁重に描いているところは好感がもてました。



本編が始まる前に「マジシャン・プレスト」という短編アニメの上映がありました。
一人のマジシャンと相棒のうさぎのドタバタコメディ。
マジシャンが相棒に餌をあげるのを忘れてショーをはじめてしまったから
うさぎの方は怒りまくって言うことを聞かない。
大劇場の観客を前に始まってしまったショーの行方やいかに?!
短編とは思えない完成度の高さ!楽しいアニメでした(^^)
posted by みどり at 18:47| Comment(3) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
突然で申しわけありません。現在2008年の映画ベストテンを選ぶ企画「日本インターネット映画大賞」を開催中です。投票は1/15(木)締切です。ふるってご参加いただくようよろしくお願いいたします。
なお、日本インターネット映画大賞のURLはhttp://www.movieawards.jp/です。
Posted by 日本インターネット映画大賞 at 2008年12月24日 14:41
シンプルだけど、
とても奥が深い映画だと思います。

700年たって、人類が地球からいなくなっても
映画(「ハロー・ドーリー」)は残るんですよね。
そう考えると壮大なエピソード、
そして誰かとつながっていたいと思う気持ちを
象徴するエピソードだと思います。

そして、小さな草一本に、
生命の素晴らしさ、強さ、希望が感じられました。
Posted by チャメゴン at 2008年12月25日 23:22
>チャメゴンさん
ウォーリーが見ていた映画は「ハロー・ドーリー」でしたか!
私は作品が分かりませんでしたよ。

ウォーリーが指輪の入ったケースをみつけ、指輪を捨てて、ケースを大切にしまい込むという場面がすきです。
価値観なんて、どうにでも変わるものなんですね。

>そして、小さな草一本に、
生命の素晴らしさ、強さ、希望が感じられました

うまくいえないのですが小さな草一本と、大宇宙が対等に描かれた作品だったなと思いました。
アニメならではの、ウォーリーとイブの機能と質感の違い、そして広々とした空間表現がすばらしかったですね。

Posted by みどり at 2008年12月26日 01:21
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