2016年10月28日
映画「恐怖奇形人間」「少女椿」
映画「恐怖奇形人間」「少女椿」@ キネカ大森
10月11日(火)
キネカ大森で二本立て上映された映画2本を観てきました。
よくぞこの2本をカップリングしてくれた!と言いたい。
キワモノ映画の二本立てですが、それでも共に珍しい作品。
しかも両方とも見たかったのです。
「恐怖奇形人間」1969年作品
これが見たかったのは、今は亡き舞踏家の土方巽(ひじかたたつみ)さんが出演されてるため。
江戸川乱歩作品が原作らしいのも興味ありました。
私はかなり乱歩作品を読んでるつもりだったのに観てみるとこんな話あったかなあ、という内容。
読んだのは昔だから忘れてるし、しかも映画は二つの話を掛け合わせたらしい。
物語的には二流。
怪しげな島の幻想シーンで土方巽さんの舞踏が見られるのが、拾い物の映画だと思いました。
「少女椿」2016年作品。
丸尾末広さんの漫画が原作。
今年公開された作品ですが上映映画館も、公開期間も短かったので見逃してました。
原作は、可愛いタイトルからは想像がつかないかなりグロなシーン満載の漫画ですが、
丸尾さんによる繊細な線の絵はきれいで意外とファンが多い。
私も単行本を初版版と、改訂版の二冊を持ってます。
今回の映画化版、私は割りと好きです。
原作では描かれてなかったワンダー正光の過去を描くことで、なぜ彼が落ちぶれた
小さなサーカス団にやって来たのか納得出来る展開になっている。
また、原作では読者を突き放すようなすくいのないラストだったのを、ややソフトに仕上げている。
賛否両論あるでしょうが、私は映画としてはこれで良い、と思いましたよ。
トークイベント「アンドレ・ブルトンとは誰か」「アンドレ・ブルトン没後50年記念展」
巌谷國士トークイベント「アンドレ・ブルトンとは誰か」
「アンドレ・ブルトン没後50年記念展」 @LIBRAIRIE6/シス書店
展覧会サイトはこちら。
http://librairie6.exblog.jp/23304674/
10月15日(土)
恵比寿のギャラリー、LIBRARIE 6で開催されている 「アンドレ・ ブルトン没後 50年記念展」の関連イベントに行って ブルトン きました。
フランス文学者で、評論家でもある巌谷國士(いわやくにお)先生によるお話。
先生のお話は素人の私が聞いてもとても面白くて、機会があればなるべく行きたいと思っています。
今回は アンドレ・ ブルトン作の著書「ナジャ」の解説、特に彼が使用した写真を読みとく内容になってました。
なので事前にギャラリーさんから「ナジャ」を持ってきて下さい、との連絡があったようです。
私は留守電を聞いてなかったので、そばのかたの本をのぞかしてもらってました。
「アンドレ・ブルトン没後50年記念展」 @LIBRAIRIE6/シス書店
展覧会サイトはこちら。
http://librairie6.exblog.jp/23304674/
10月15日(土)
恵比寿のギャラリー、LIBRARIE 6で開催されている 「アンドレ・ ブルトン没後 50年記念展」の関連イベントに行って ブルトン きました。
フランス文学者で、評論家でもある巌谷國士(いわやくにお)先生によるお話。
先生のお話は素人の私が聞いてもとても面白くて、機会があればなるべく行きたいと思っています。
今回は アンドレ・ ブルトン作の著書「ナジャ」の解説、特に彼が使用した写真を読みとく内容になってました。
なので事前にギャラリーさんから「ナジャ」を持ってきて下さい、との連絡があったようです。
私は留守電を聞いてなかったので、そばのかたの本をのぞかしてもらってました。
唐組 第58週公演「 夜壺」
ブログ更新がなかなかできないので、ごくごく簡単に書いていきます。
唐組 第58週公演「 夜壺」@ 猿楽通り沿い特設紅テント
劇団唐組 公式情報 サイト
http://s.ameblo.jp/karagumi/entry-12198054986.html
10月9日(日)に観てきました。
久しぶりの紅テント公演。
再演だそうですが、私は初めて。
唐組公演のチラシはいつも合田佐和子さんの絵画ですが、今回は妙な、いや、見慣れぬイラスト。
大鶴美仁音さんの手掛けたものだそうです。
唐 十郎さんの娘さんですね。
最近は唐組公演に出演される時もありますね。
物語。
不況にあえぐマネキン制作会社の奈田マヌカン。
織江(赤松由美)は自分の作ったマネキンに「ヴェロニカ」、「ゼルヴェンティーナ」
と名付け、愛情を注いでいた。しかしその工場には、大手靴屋からの買収話が持ち上がっていた。
この買収話を進めようとする、奈田所長の弟。
織江を助けようとする友人達の物語。
唐組公演で、女性が主役だと珍しく感じます。
奈田所長の風貌がなんとなく、人形作家の四谷シモンさんににてるのは、わざとなのか、タマタマなのか。
客演の奥山ばらばさんは、大駱駝艦の方ですね。
今回も唐 十郎さんは出演はされてないですが、体調はどうなんでしょう。
しばらく舞台上での唐さんをみてないです。
お顔だけでもみたいですね。
作=唐十郎
演出=久保井研+唐十郎
出演
久保井研
辻孝彦
藤井由紀
赤松由美
気田睦
岡田悟一
南智章
清水航平
福本雄樹
小林耕平
河井裕一朗
福原由加里
*
奥山ばらば
丸山正吾
2016年10月23日
京都から奈良へ。2016秋
10月22日(土)、仕事を終えてからあわてて支度を整えて、東京駅へ。
今朝(10月23日)、京都駅前に到着しました。
バスから外に出ると、微かに甘い金木犀の香りが。
関東エリアでは、金木犀が咲いていたのは一ヶ月前くらいだったのですが。
朝ごはんが、食べられる場所をさがしてたら、金木犀が咲いてるとこを見つけました。
で、なか卯でうどんの朝ごはん。
かき揚げを追加しました。
今日はこれから、京都市美術館の「若冲の京都 KYOTO の若冲」展、ともう一ヶ所よってから、奈良県の平城宮跡で行われる劇団維新派の野外劇公演を観てきます。
2016年10月22日
スーパー・エキセントリック・シアター公演「土九六(どくろ)村へようこそ」

スーパー・エキセントリック・シアター公演「土九六(どくろ)村へようこそ」 @サンシャイン劇場
公演公式サイトはこちら。
http://www.set1979.com/perform/%e3%83%9f%e3%83%a5%e3%83%bc%e3%82%b8%e3%82%ab%e3%83%ab%e3%83%bb%e3%82%a2%e3%82%af%e3%82%b7%e3%83%a7%e3%83%b3%e3%83%bb%e3%82%b3%e3%83%a1%e3%83%87%e3%82%a3%e3%83%bc-%e3%80%8c%e5%9c%9f%e4%b9%9d%e5%85%ad/
10月21日(金) 初日公演を観てきました。
とある村に隠された秘密。
村人のほとんどが知らない、その秘密とは?
村人と、村にお宝が眠っているはずとやって来たトレジャーハンター(旅回りのミュージカル劇団が、隠れ蓑)達が入り乱れて、事の真相に迫る大騒動。
テレビでもお馴染みの、三宅裕司さん(座長)、小倉久寛さんが出演されるのは秋の公演だけなので、私もこの劇団を観るのはその時だけになっています。
「ミュージカル・アクション・コメディ」と銘打っているので、歌とダンスが入っての笑って楽しめる賑やかな公演です。
さすがに三宅裕司さん、小倉久寛さんはダンスは無理で、これは若手の劇団におまかせ。
お客さんも三宅さん、小倉さんの掛け合いを楽しみにしてるようです。
私もそうですが。
とりあえずテーマらしきものはあるけど、あとからとって着けたのは明らか。
よくも悪くも、笑って楽しんで後に何も残らない。
回もそんな公演でした。
2016年10月14日
日伊修好150周年記念オペラ「ジャパン・オルフェオ」
日伊修好150周年記念オペラ「ジャパン・オルフェオ」@ 東京芸術劇場 コンサートホール
公演公式サイトはこちら。
http://japanorfeo.com/
10月12日(水) 観てきました。
3階席での観賞です。
写真は、コンサート会場入り口の上にある絹谷幸二さんの作品です。
私はいろんな公演を見に行きますが、基本一番安い席での観賞と決めています。
歌の名手オルフェ。
死んでしまった妻を追って冥界へ行き連れ戻そうとするが、後ろにいる妻を振り返って見てはならぬ、という忠告を破ってしまうオルフェの物語。
オルフェの物語というと、私が知ってるのは
ジャン・コクトー監督の映画「オルフェ」、グルック作曲のオペラ「オルフェオとエウリディーチェ」の二つ。
この2作品は大好きです。
公式サイトからの引用になりますが、今回の「Japan Orfeo」は、世界最古のオペラであるモンテヴェルディ作曲「オルフェオ」(1607年初演)を基に第五幕を沼尻竜典が作曲補筆。
幽玄の世界を能楽と日本舞踊で表現。
管弦楽は古楽器と雅楽が協演。
だ、そうで興味をもってチケットを取りました。
ステージ上では、このコンサートホールご自慢の二つあるパイプオルガンのモダンタイプのほうが出ていて、照明の具合で冥界の雰囲気がよく出ていました。
西洋と日本の、音楽と様式のコラボレーション。
試みはとても面白いし、美しいし。
演奏も歌も、躍りもいいと思う。
ただどうもそれだけのように思えてしまったのですよ。
西洋と日本のものをパッチワークしたようにみえる。
簡単に言うと、見ている途中で、これはもう一度見たいとは思わない舞台だな、と思いながら見ていました。
こんな感想で申し訳ないです。
「没後20年 武満 徹 オーケストラ・コンサート」
「没後20年 武満 徹 オーケストラ・コンサート 」@ 東京オペラシティ コンサートホール
公演情報サイトはこちら。
https://www.operacity.jp/concert/calendar/detail.php?id=7370
10月13日(木) 行ってきました。
今年は作曲家、武満徹さんの没後20年だそうで、複数の関連楽曲コンサートが開催されてます。
8月にサントリーホールで印象的な「ジェモー」の演奏会を聴いたばかり。
武満徹さんは数多くの映画音楽も作曲されていて、なかでも私が一番好きなのは映画「他人の顔」の中のワルツ。
武満さんの現代音楽はそんなに知らないので、機会があれば観に行こうと実行しているところです。
武満さんの現代音楽、よく分からない。
でもタイトルはどれも好き。
「ノベンバーステップス」「地平線のドーリア」「ジェモー」「鳥は星形の庭に降りる」とか、言葉の響きだけでもきれいでどんな曲なんだろうと思います。
でもCD で音楽を聴くだけと、実際のコンサート会場へ行くのでは感じ方が違うな、と思うようになりました。
演奏者の位置とか、通常とまるで違うのですから。
当然、音の広がりもある。
ステージをみるとタイトルの意味がわかったりもする。
「ジェモー(双子座)」なんてステージ上にオーケストラが2つあるのですから。
今回の演奏会では、わりと初期の楽曲から、後期の楽曲が聴けて良かったと思いました。
「夢の引用」は、音にも広がりと優しさがあるような気がしました。
当初、ピアノはピーター・ゼルキンさんが予定されてましたが高橋悠治さんに変更になっていました。
[出演]
指揮:オリヴァー・ナッセン
ソプラノ:クレア・ブース
ピアノ:高橋悠治
ピアノ:ジュリア・スー
東京フィルハーモニー交響楽団
[曲目]
武満 徹:地平線のドーリア(1966)
環礁 ─ ソプラノとオーケストラのための(1962)
テクスチュアズ ─ ピアノとオーケストラのための(1964)
グリーン(1967)
夢の引用 ─ Say sea, take me! ─ 2台ピアノとオーケストラのための(1991)
下の写真は、コンサート会場内にある武満徹さんのレリーフです。
2016年10月13日
「『四谷シモン人形展』澁澤さんとネコへ感謝を込めて シモン」

「『四谷シモン人形展』澁澤さんとネコへ感謝を込めて シモン」 @ 銀座 青木画廊
展覧会サイトはこちら。
http://aokigallery.jp/2011ex/simon2016/
10月8日(土)に観に行っています。
四谷シモンさんの、人形、ドローイングの展示。
独特の魅力のある四谷シモンさんの人形。大好きです。
人形作品の写真もありました。
珍しいのは、シモンさんが初めて人形作品展を、青木画廊さんで開催したときのパンフレットも置かれていました。
しかも販売されてた!
1万円なので購入はしませんでしたが、手にとって見ることは可能でした。
青木画廊さんが、最近倉庫を整理したら出てきた、とのこと。
事務所の奥にシモンさんがいらっしゃるのがみえましたよ。
知り合いではないから、お話出来ないのがちょっと残念。
シモンさん以外の方の作品も少々展示されてました。
金子國義さんの油彩画があるのが、思いがけなかったです。
15日までです。
芸劇dance 勅使川原三郎×山下洋輔 「up」 東京芸術劇場
芸劇dance 勅使川原三郎×山下洋輔 「up」 @ 東京芸術劇場
公演公式サイトはこちら。
https://www.geigeki.jp/performance/theater130/
10月7日(金)観てきました。
勅使川原三郎さんのダンス公演は何度も見てますが、山下洋輔さんの音楽を生で聴くのはたぶん初めて。
今回の公演は山下洋輔さんのピアノと、勅使川原さん&佐東利穂子 さんのダンス、の即興的なコラボレーションらしい。
らしい、と書いたのは観ていてとても即興には見えなかったからです。
グランドピアノを弾く山下さんの周囲を踊る勅使川原さんと、佐東さん。
途中からお二人が消えて、佐東さんが、一頭の馬に乗って登場。
グランドピアノと馬がステージ上で横一列に並んでると、グランドピアノまで馬っぽくみえてきます。
その逆もまたあり。
照明が両者をシルエットで浮かび上がらせる情景はとてもきれいでした。
ピアノの回りを佐東さんを乗せた馬はゆっくり歩く。
山下さんのピアノに歩調を合わせてるのか、馬の歩調に山下さんが合わせてるのか分からないくらい。
なかなか楽しい公演でした。
構成・振付・美術・照明:勅使川原三郎
出演:勅使川原三郎、佐東利穂子 / 山下洋輔
2016年10月11日
映画「闇金ウシジマくん Part3」

映画「闇金ウシジマくん Part3」@MOVIX亀有
映画公式サイト はこちら。
http://ymkn-ushijima-movie.com/movie3/
10月6日(木)に観てきました。
人気漫画で、テレビドラマも作られてる、なんてのは今回初めて知りました。
私は元々テレビドラマをほとんど、いや全く見ない人間なので知らなくて当たり前なんですわ。
part3と言われても当然1、2作目知りません。
でも映画公開に合わせて、ネット上で原作漫画の無料立ち読みができるようになってたので、それを読んだのが運のつき。
立ち読みは原作の途中までだから、当然続きが気になるではないですか!
なんと言うウマイ宣伝の仕方なのか。
見事に罠にはまって観に行きましたよ、映画。
闇金業者を題材にドラマとは不謹慎な、と言う気がしないでもないですが確かに面白い。
しっかり社会派ドラマになってるところがウマイ。
ここが人気の秘密なのかな。