2016年09月28日

「クリスチャン・ボルタンスキー アニミタス−さざめく亡霊たち」「アール・デコの花弁  旧朝香宮邸の室内空間 」

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9月27日(火)

東京都庭園美術館へ行ってきました。
去年でしたっけ?リニューアルオープンしてからは初めての訪問になりました。

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観たかったのは
「クリスチャン・ボルタンスキ アニミタス−さざめく亡霊たち」
http://www.teien-art-museum.ne.jp/exhibition/160922-1225_boltanski.html

そして同時開催の「アール・デコの花弁  旧朝香宮邸の室内空間 」も観てきました。
http://www.teien-art-museum.ne.jp/exhibition/160922-1225_artdeco.html


行って分かりましたが、ボルタンスキーさんの「作品」は庭園美術館の
建物内部の数カ所から、ささやきのような「声」が聞こえてくるという物でした。

ささやきは日本語で、男女の声が聞こえるのですが、会話にはなってない。
言葉の断片と、言うべき物が聞こえてくるのでした。

人の気配があるような、ないような。
東京都庭園美術館、旧朝香宮邸も、かつては人の住んでいた館ですから、ボルタンスキーさん
実に良い場所を選んだといえるのかな。

混雑してると、ささやきは聞き取りづらいだろうから、これはやはり
平日の空いてるときに行くのがおすすめです。

何度も見てる館内も、今回久しぶりにみるととても美しかったです。
平日のみ、館内の写真撮影はOKです。
新館はいつでもOKだそうです。


説明するより、写真を見ていただきましょう。

庭園美術館の建物にはいると、まず足下に見えるのがこれ。

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この部屋からも、ささやきが聞こえてきます。


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テーブルのあるこの空間もきれい。

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別の部屋では、窓からこんな景色が。

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階段で上へ。よこからささやきが聞こえてきますよ。


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部屋の一室を使った影絵の作品展示。

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瀬戸内海の豊島でみたボルタンスキーさんの作品「心臓音のアーカイブ」のミニチュア版
のような空間もありましした。
心臓の音に連動して、明かりが明滅していました。
庭園美術館の売店でも、心臓音のアーカイブで販売されていたボルタンスキーさんの作品の一部
プレート作品が販売されていました。
豊島のは直筆サイン入りでしたが、こちらのはどうだったか。
確認しそびれました。



まるで絵のような景色です。


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先ほどの階段下には、こんな場所がありました。

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館内では、ボルタンスキーさんのインタビュー映像(約20分)も観られます。
「アニミタス」という言葉には「霊魂」という意味があるらしい。


この日は、家のそばでも都内でも外を歩くとかすかにキンモクセイの香りがしていました。
しかしなかなか花の姿が見つからない。

庭園美術館でやっとキンモクセイの花を見つけましたよ。
ちょっとボケた写真でごめんなさい。

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posted by みどり at 20:43| Comment(2) | TrackBack(0) | 美術・展覧会・イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月27日

ムットーニ作品展 2015年〜2016年2月分

自動人形師ムットーニ事、武藤政彦氏の作品展のこと、
ご紹介と記録をかねて書いているつもりでここ最近は、すっぽり
抜けていることに今頃気がつきました。
ちょうどこのころ、Twitterばかりやっていたせいだと思います。

一年分ぐらいをまとめてご紹介しておきます。


まずは、去年2015年6月27日、28日(日)の二日間、世田谷文学館で開催
された「せたぶんマーケット」
館内にいろいろなアーティストさんによるお店が出店されました。

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武藤氏が自ら店主をつとめる露天「忘れ物」が出店されたのはファンの間では
大きな話題になりました。

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通常の展覧会ではお目にかかれない、武藤氏の手作り小物が多数でると知った
ファンは両日とも早朝から世田谷文学館前に並んだそうです。
(作品販売は一度に無くなるのを防ぐため、二日に分けてだしたそうです)
何しろセタブンマーケットのTwitterで事前に作品が写真紹介されていたので
ファンはいても立ってもいられなかったはず。
私も行きたかったけど、出店情報がでたのが会期の間近だったせいで
仕事の休みを取るのは不可能(T-T)
二日目の午後にやっと駆けつけました。

わずかに残っていた可愛いラベルがついたマッチと、すべてのマッチラベルを
紹介した会場限定販売の小冊子が購入できました。

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セタブンマーケットでは、武藤氏の新作「アトラスの回想」が登場。
上演会も行われました。





2015年7月30日〜9月27日には山口県の中原中也記念館で「萩原朔太郎と中原中也」展
が開催されましたが、ここで萩原朔太郎作品から着想を得た武藤氏の作品「猫町」と
セタブンマーケットで登場した「アトラスの回想」が展示されました。
公式サイトのお知らせはこちら。
http://www.chuyakan.jp/04news/2015karakuri.html

「猫町」は世田谷文学館に展示されている作品と、さらにもう1点同名の作品が
あるのですがここで展示されたのは、もう1点の方。
ファンの間では「裏猫町」と呼ばれる作品でした。
会期中は、武藤氏が自ら作品解説と口上を行う上演会も開催されました。
私は上演会には行かれませんでしたが、別の日に観に行ってきました。
山口県に行くのははじめてなので、錦帯橋と秋吉台も見物してきましたよ。



2015年8月
ウェスティンナゴヤキャッスルホテルのワンフロアーで開催されるアートフェア、
アート名古屋。
http://www.artnagoya.jp/2015.html
ケンジタキギャラリーさんの展示室で武藤氏の展新作展
「MUTTONI  NIGHT CAP IN THE HOTEL ROOM 」が開催されました。

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今回は、酒瓶をモチーフにした大型2台と小型2台のオルゴール作品でした。

大型は2点とも酒瓶が二つに開くと、中からキャラクターが登場するという物。

「Hart Attack」はドラキュラが。
「Cucala」は魔女がセクシーに登場。



小型作品は酒瓶の中にキャラクターがいるという物。
「Everybody Bruce」は緑色のカエル君。
曲は、B.B.キングの同名曲。

「La Luna」は酔っ払いの骸骨。
曲はトム・ウェイツの「Heart Attack」

ベッドの頭付近に展示されていた小さな作品は「Interval Wing」
私は今回初めて観ましたが、2013年ケンジタキギャラリーの展示の最終日に
登場した作品なのだそうです。



毎年夏に開催されていたアート名古屋、2016年はいきなり2月に開催されることになりました。

今度も会場はウェスティンナゴヤキャッスルホテル。
ケンジタキギャラリーさんの展示室は武藤氏の新作展「MUTTONI ホールクロックナイト」が開催。

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大型のホールクロックタイプが2台。

「TIME AND NIGHT AND MUSIC」 タイトル、違ってるかも。
確か美女が登場する作品(天使では無かったと思います)

「CHERIE(愛しい人)」骸骨が登場する作品。

小型の置き時計タイプが2台。
こちらの1点は会期の途中で登場。

「YOU DON`T KNOW WHAT LOVE IS 」
天使が見える作品。

「MY MELANCHOLY BABY」
ムットーニ作品ではおなじみの美女登場。


そして去年の小さな瓶の骸骨君も今回、展示されていました。



ところで2月は武藤氏のお誕生日。
名古屋にファンが集まる、アート名古屋開催中に武藤氏のお誕生日会&還暦記念の
お祝いをすることになりました。
2月20日(土)にお祝いの集まりがありました。

企画してくださった方々、本当にありがとうございました。
そして、ファンなのにそんなの知らなかったよという方ごめんなさい!

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写真は武藤氏の手と、バースディケーキです。

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今年の秋には、豊田市美術館の「蜘蛛の糸」で新作と出会えるようで楽しみです。
10月15日〜12月25日
http://www.museum.toyota.aichi.jp/exhibition/2016/special/kumonoito.html

長々と、おつきあいありがとうございました。
私も、書き留めることができてすっきりしました。



posted by みどり at 13:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 自動人形師ムットーニ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月26日

瀬戸内国際芸術祭2016・夏その10 直島 地中美術館から宮浦港へ

間が開きましたが、夏の瀬戸内国際芸術祭の感想と記録です。



8月23日(火)

ベネッセハウスミュージアムを出てからは、地中美術館へ向かいました。

海と空がとてもきれい。
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途中に李禹煥(リーウーハン)美術館があるけど、今回は外から見るだけ。
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地中美術館。

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中の写真撮影は不可だし、この塀の向こうが入り口で、さらに歩いて行かないと
建物にたどり着かない。
にもかかわらす、塀の向こうの入り口を撮影することすら不可です。



地中美術館公式サイト。
http://benesse-artsite.jp/art/chichu.html

クロード・モネの作品があるのですが、私はウォルター・デ・マリアさんの
「タイム/タイムレス/ノー・タイム」が大好きです。
まるで祈りの場のような、聖なる空間のような、そんな感じがします。
自然光のみが差し込んでいるので、その日の天候や時刻でいろいろな
雰囲気に変わるようです。

せっかっくなので館内のカフェにも立ち寄りました。
見える景色は、遙か彼方の高松港です。
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カフェの外にも椅子とテーブルが。
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ここを出てからは、歩いて宮浦港へ向かいました。
宮浦港へ向かうバスはもう無いので(^_^;
これは事前にリサーチ済みでした。
下り坂で、役30分ほど歩きます。(以前経験済み)

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港近くにも作品がありました。
藤本壮介さん作「直島パヴィリオン」

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中にも入れます。


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港近くのアート。
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宮浦港の夕暮れ。

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宮浦港にある草間彌生さんのリンゴ。
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宮浦港から高松港へ高速艇で帰りますが、乗りたかった便はチケット完売。
仕方ないので、もう1本後の便にしました。
大型フェリーと違って、高速艇は乗れる人数が少ないので油断禁物でした。

時間があるので、観てきた大竹伸朗さん作の直島銭湯「I♥湯」(あいらぶゆ)
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地元の銭湯に、大竹伸朗さんがごてごてと飾りつけしたもの。
実際にはいれます。
今回は時間がないからパスしましたが、以前来たときは入浴してきました。
浴室や脱衣場もいろんなアートがあって楽しいんですよ。



宮浦港を、高速艇で出る直前の景色です。

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ようやく高速艇に乗って、高松港へ戻りました。
翌日はフェリーに乗って宇野の街を散策しましたが、そのお話はまた後日に。










ベネッセアートサイト直島 http://benesse-artsite.jp/about/
瀬戸内国際芸術祭2016 http://setouchi-artfest.jp/
posted by みどり at 23:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 瀬戸内国際芸術祭2016・夏 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年 秋の自動人形師ムットーニ情報

この秋、自動人形師ムットーニこと、武藤政彦氏の展覧会情報が分かりましたので
このブログでもお知らせします。
なにしろ大のムットーニファンですので。

2件あります。


ムットーニ作品の常設展施設でもある、世田谷文学館が9月19日より来春まで長期休館に入りました。
詳細はこちらでご確認ください。
http://www.setabun.or.jp/exhibition/pdf/sp00104.pdf


世田谷文学館が休館のお知らせをみますと、そのコレクションによる
「文学からくり箱展〜ムットーニの世界」が福井県ふるさと文学館で開催されるようです。
期間は10月15日〜12月18日
http://www.library-archives.pref.fukui.jp/?page_id=676
公式サイトにはムットーニの名前がないのが、きになりますが。



豊田市美術館の「蜘蛛の糸」展で新作が登場するようです。
10月15日〜12月25日
http://www.museum.toyota.aichi.jp/exhibition/2016/special/kumonoito.html




10月5日(水)追記
福井ふるさと文学館のサイトには表示がありませんが、チラシにはムットーニ展が
開催されることが記載されていました。
中野重治展と同時開催ですね。
http://www.library-archives.pref.fukui.jp/?action=common_download_main&upload_id=14686


<10月10日(月)追記>

福井ふるさと文学館のサイトに、情報が追加されました。
http://www.library-archives.pref.fukui.jp/?action=common_download_main&upload_id=14805

10月15日(土)、11月12日(土)、12月18日(日)
各日14時〜15時、16時〜17時の2回、上演会が行われるそうです。

私は残念ながら、上演会には行かれそうもありませんが、
展示は期間中に見に行きたいと思っています。

posted by みどり at 20:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 自動人形師ムットーニ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月22日

谷山浩子 猫森集会2016 「なんとかなるなるトリオのオールリクエストライブ」

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谷山浩子 猫森集会2019 「なんとかなるなるトリオのオールリクエストライブ」@ 全労災ホール スペースゼロ


谷山浩子公式サイト

http://www.taniyamahiroko.com/


9月22日(木) 行ってきました。

先日Aプログラムを聴いてきましたが、今日はオールリクエストによるライブ。

最初から最後まで、会場に来てるお客さんにリクエストをもらって、すぐに演奏をするとい うなんとも無謀というか、すごいプログラムです。


リクエストをもらうお客さんの選びかたは、入場時にもぎられたチケットの半券が入った箱の中から谷山浩子さんが無作為に取っていくというやり方。
最後の二曲は谷山さんとお客さんのジャンケン。


谷山浩子さんにとって、自分で作った曲とはいえ、中にはほとんど忘れているのもあるに違いないのですが、それでも見事にお客さんのリクエストに答えてたのはすごいと思いました。

一曲だけ、歌手の方に詩を提供しただけで覚えてない、と断ったのが在りましたが。


オールリクエストの割には同じようなムードの曲ばかりだったきがしました。

私が当たってたら「ヤマハ発動機社歌」か、「素晴らしき紅マグロの世界」をリクエストしたのに!

数年前、当たって「ヤマハ発動機社歌」をリクエストできたのは楽しい思い出でした!


この歌、ヤマハ発動機の社員の方が作詞をし、谷山浩子さんが作曲をしたのだそうです。
バイタリティー溢れる楽しい楽曲です。
好き(^^)
posted by みどり at 23:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽・コンサート・オペラ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月21日

「マハゴニー市の興亡」

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「マハゴニー市の興亡」 @ KAAT神奈川芸術劇場

公演公式サイトはこちら。
http://www.mahagonny.jp/



9月20日(火) 観てきました。


ほとんど予備知識なく観に行ってきました。


ブレヒトの作品だったのか。
「三文オペラ」は映画や舞台を何度も観たことありますが、特別好きなわけではありません。
「三文オペラ」なんて上演のたびにいい役者さんを揃えるから、それにつられてです。

今回はチラシにひかれてチケットを取りました。

このチラシデザインはすごく良い。

もともとオペラ仕立ての作品だったらしい。
パンフレットも買ったけどまだ読んでもいません。


内容は、 荒野の真ん中で1台のトラックが故障して動かなくなる。
乗っていたのは売春斡旋と詐欺の容疑で指名手配中の逃亡犯、ベグビック(中尾ミエ)、ファッティ(古谷一行)、モーゼ(上條恒彦)。
3人はトラックがもうこれ以上動かないと分かると、この地に「マハゴニー」という楽園の街を作り、やって来る男たちから金を巻き上げようと考え実行する。
町は栄えるが、一人の男がやって来てから様子が変わってくる。


と、こんな内容だったと思います。
舞台上にはオンボロのピンクの車が登場し、これがほぼずっと置かれたままになります。
この車に酒瓶が並べられ酒場にもなってる。


出演者のことをあえて言うと上記の三人は大ベテランでさすがに粗野な奴ら、と言う感じがよかったです。

その他大勢の男性役者の方々は、なんか皆さん品のいい感じ。この感じでは不味いんでないか?

気になったのはこれくらいでした。


物語は取り立てて面白いとは思わなかったのですが、演出は面白いと思いました。

通常の客席の他に、ステージ上の脇にも客席がつくられ、ここは「市民席」となってました。
どうせ見るなら「市民席」にしよう!
面白そうだし。
で、実際出演者の方々を間近で見られる「市民席」は面白かったです。
見辛くもなかったですよ。
この席は通常の客席より、料金も安かったので、ずいぶんお得な席だと思いました。


そうそう、市民席に行く前に入り口で「マハゴニー市民憲章」を渡されましたよ(^^)

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内容の感想になってなくてすみません!

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posted by みどり at 23:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 演劇・ダンス・芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月20日

「聖なるもの、俗なるもの メッケネムとドイツ初期銅版画」「ル・コルビュジエと無限成長美術館 その理念を知ろう」

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9月16日(金)は、大阪の国立民族学博物館を観てから、早めに東京に戻る
ことにしてました。

理由は東京の展覧会を二つ、観ておきたかったからでした。
国立西洋美術館の「聖なるもの、俗なるもの メッケネムとドイツ初期銅版画」展と、
東京国立博物館の「古代ギリシャ」展です。

共に19日までの展示で、私は土日が休みでは無いので16日をのがすと
観られないからでした。
金曜日はどちらも20時までかんかん時間延長なので助かりました。

二つの展覧会とも、当初は全く興味がなかったのですが終了間際に
なったら急に観たくなりました。


まずは国立西洋美術館の展覧会の感想をちょっとだけ



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「聖なるもの、俗なるもの メッケネムとドイツ初期銅版画」
http://www.nmwa.go.jp/jp/exhibitions/2016meckenem.html

イスラエル・ファン・メッケネム(c.1445-1503)のことは、今回初めて知りました。
15世紀後半から16世紀初頭にライン川下流域の町で活動したドイツの銅版画家だそうです。

当時人気のショーンガウアーやデューラー、ブリューゲルなどの銅版画家の作品を参考に
・・・というか、コピーして販売をして大成功した作家らしい。
今時は「コピー」というとイメージがかなり悪いですが、当時はごく当たり前のことらしい。

きれいにコピーをするには、それ相応の技術が無ければできない。
そもそもコピーするための手本が多数手元にあるというのは、銅版画が
流通していたということだ、そうで解説を読んでなるほどと納得。
国中に幅広く流通するほど、銅版画は人気があったと言うことか。

ブリューゲルやデューラーの銅版画と、それを参考にしたメッケネムの銅版画を比べてみると
絵の技術はブリューゲルの方がやはり上だと思うのですよ。私は。

作品にもよりけりですがメッケネムの作品は,空間の取り方が他の作家の作品より広く感じる。
やや窮屈な感じのするブリューゲル、開放感のあるメッケネム、という感じがしました。
完全コピーでは無く、自分なりの工夫もしてるようす。

コピーでは無く、オリジナル作品も多数あったようです。







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常設展内(版画素描室)の下記の展示も観てきました。
「ル・コルビュジエと無限成長美術館 その理念を知ろう」
http://www.nmwa.go.jp/jp/exhibitions/2016funwithcollection.html

国立西洋美術館が世界遺産に登録されたので、この建物と設計者である
ル・コルビュジエの紹介がされていました。
「無限成長美術館」というのは、収蔵品が増えれば外側に向けて建て増しして
美術館をが大きくしていこう、という計画が当初はあったかららしい。
今は敷地が限られているから、それは不可能になってますが。

このような内容の展示は以前も行われていたのを、観た記憶があるのですが
今回は世界遺産に登録されたことを踏まえて、より多くの人に知ってもらおう
という内容になってた気がします。

映像もあるし、見やすくわかりやすい。
全体的に中高生レベルかな?という感じでした。

この後、東京国立博物館経向かいましたが、その話はまた後日に。






posted by みどり at 14:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 美術・展覧会・イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月19日

「見世物大博覧会」

「見世物大博覧会」@大阪 国立民族学博物館
展覧会公式サイトはこちら。
http://www.minpaku.ac.jp/museum/exhibition/special/20160908misemono/index


9月15日(木)は明日香村を散策しましたが、翌日の16日(金)は当初
奈良県を散策するつもりだったのですが、急に気が変わって大阪へ行ってみることにしました。

Twitterでみた情報でやたら気になるのが、大阪の国立民族学博物館で開催の
「見世物大博覧会」
場所の万博記念公演もはじめて。
正直言うと、昔々日本万国博覧会が開催されたとき、両親に連れられて来たことがある。
これ以上はいいません!


大和八木駅から電車を乗り継ぎ、乗り間違え、モノレールに乗ってやっと万博記念公園駅に到着。
万博記念公演へ行くと、岡本太郎作「太陽の塔」がお出迎え。


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入園料と国立民族学博物館の入館料も最初に払って、万博公園に入りました。
こういうシステムになってるのか。

初めての国立民族学博物館。
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日本で昔から行われていた「見世物」についての様々な紹介。
細工物、軽業、いわゆる見世物小屋など。
明治期から、現代に至るまでの紹介を、残されている写真、看板、垂れ幕
生き人形などを展示して紹介されていました。

「人間ポンプ」なっていったいどんな人間?
この方は割と最近まで、活躍されていたそうです。
どうも強靱な胃袋を持っていた方らしい。


「見世物小屋」という言葉には、どこか妖しい魅力と懐かしさがあります。
展示物もこれだけの物が一堂に会するのは、滅多に無いことだと思います。

その割には、なんだかぴんとこなくてあっさりと観てしまいました。


寺山修司さんの演劇作品についての紹介もあり、これはじっくり観ました。
寺山修司さんの演劇作品は「見世物」を意識して作られてるようです。
あの猥雑な世界観は好きなので。



しかし図録を見ると、展示場のキャプションには書いてなかった詳しい解説がいっぱい。
これなら面白い!
と、いうわけで図録は買いました!

今回の展示で、写真撮影OKだったのは出口にあったここだけでした。
昔の看板を元にしているようです。
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その後は、本館の常設展を観てきました。
しかし広い!!
ほとんどが写真撮影OKでした。

全世界の様々な民族の紹介はもちろん、楽器や言語の紹介もありました。
民族の紹介より、私は楽器、言語の紹介の方が面白かったし興味も持てました。

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様々な言語で出版されたサン・テグチュペリ作「星の王子様」
表紙を眺めるだけでも楽しい。

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こちらは「はらぺこあおむし」の各国語版。
この展示が凄いのは、各国語の本を下にある台に置くとその言語での朗読がきけるのです。
朗読してる方の写真もでるので、親しみもわきます。
言葉の響きはまるで音楽ですね。

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館内のレストランで昼食にしました。
エスニックランチのメニューがおいしそう。

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これは鶏のフォーと春巻き、焼きめし、コーヒーゼリーのセット。
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万博記念公園を13時ちょっと過ぎに出て、新大阪駅を目指しました。



これは「太陽の塔」の後ろ姿。
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新幹線に乗って東京へ。
この後、東京に着いてから国立西洋美術館と、東京国立博物館をまわりましたが
そのお話は、また後ほど。





posted by みどり at 22:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 美術・展覧会・イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月18日

9月の明日香村・その2 橘寺・亀石


稲淵を後にして、朝風峠を抜けて歩いて行きました。
この写真の先が朝風峠。
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朝風峠からの景色。
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飛鳥駅へ向かうことにしましたが、時間はあるし前回来たときとは違うルートをとりたい。

ここからなら橘寺も近いので、行ってみようと思いました。
何度か明日香村にきてますが、ここは行ったことが無い。

途中にあった八坂神社。
持ってた地図に載ってないよ。
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明日香村散策には、地図とスマホのGPS機能が無いと迷います。
道しるべというものがほとんど無いのです。
たまにあっても、ほんとにたまで、これではとても分からない。
何度違う道を行ってしまい、途中で気がついて後戻り。
わかりやすい道しるべ、標識は設置できないものなのか。

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のどかな風景の中を歩いているのに、なんだかモダンな音楽が聞こえてくる。
小学校が近くにあって、そこから聞こえてくるようでした。

途中にあったお寺。
定林寺。

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さっきまで広々と何も無いようなところを歩いてましたが、急に住宅地に入りました。
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ワン君、こっちを見ても気にもとめない。
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見えてきた橘寺。
聖徳太子生誕の地、に立っているとか。
詳しい解説はWikipediaをご覧ください。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A9%98%E5%AF%BA

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後で分かりましたが、ここは裏門でした。

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拝観料払って,中へ。

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二面石。
人の顔に見えるかな。

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こちらの建物の天井画が見事。

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こっちが正門でした。
中から観たところ。
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外から。

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亀石まで行ってみよう、と思い立つ。
この日は、地図を持っていたし、時間の制約もないのでどんどん思いつきで歩き回っていました。

離れたところからみた、橘寺。

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これは途中のお宅の玄関脇にあったカエル石。
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見えてきた亀石。
古代の遺跡です。
比較する物がありませんが、高さは150センチくらい。

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亀に見えるから「亀石」と呼ばれているけど、何のためのものなのか、
ほんとのところはよく分からないらしい。


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おや、古墳らしい。

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天武・持統天皇陵でした。


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飛鳥駅に着いたのは16時半頃。
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去年来たときは、ここも彼岸花でいっぱいだったのですが今年は植えてないのかな?
さっぱりしてました。
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電車に乗って、予約したビジネスホテルへ向かいました。

黄緑色の稲穂、彼岸花。小さな花々を愛でつつ歩いた一日でした。


そうそうこの日9月15日は「中秋の名月」の日。
ホテルの最寄り駅の売店で「月見団子」を売ってたのですが、私が知ってるのとは
全然違う形をしてるので物珍しくて購入しました。

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俵型のお餅にあんこが巻いてある。
関西エリアではこれが「月見団子」らしいですね。

私の住む関東エリアで「月見団子」と言ったら、白いまん丸なお団子なんです。

初めて知りました!
この世の中、まだまだ知らないことばかりだ。






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9月の明日香村・その1 石舞台から稲淵へ


8月から9月頭の旅とアート鑑賞のことが、全部書き切れていないまま
9月15日(木)、16日に奈良県明日香村と大阪へ行ってきました。

せっかくなので気持ちの新鮮なうちに、明日香村のことを書き留めたいと思います。
今回写真、多めです。

9月14日(水)夜、奈良県五条行きの夜行高速バスに乗車。
新たしくできた新宿のバスターミナル,バスタ新宿へ初めて行きました。
今まで新宿駅から夜行バスに乗るには、かなり狭い乗り場で待っていなければ
ならなかったので、ずいぶん広くてきれいになったなと、思いました。
しかし、自分が乗るバスの乗り場に行くまでに、座れる場所がなくて床座り
してる方があまりに多くてちょっとびっくり。

23時15分発の夜行高速バスに乗車。
このバス、途中でサービスエリアでのトイレ休憩がありません。
バスにトイレがあるから、これをつかってね、って事らしい。
サービスエリアにバスはとまるのですが、乗務員さんの交代や点検のため
だけでお客さんは降りられない。


朝、7時前には最初の目的地、奈良県の大和八木駅前に到着しました。
春にも奈良に来ましたがそのときは、春の明日香村と吉野の桜を観るのが目的でした。

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今回は彼岸花を観るのが一番の目的。
去年の秋にも明日香村を訪れましたが、そのときは9月の後半。
しかも到着する前日に雨が降り、咲いていた彼岸花は多くがしおれてしまい
きれいに咲いているのを探したくらいでした。

ならば、今回は少し早めに行って観ようと計画して出かけました。
明日香村の稲淵(いなぶち)は9月になると、彼岸花祭りが開催されます。
去年は「彼岸花祭り」の終わった後にいったので、今回は彼岸花祭りの後に
使用と思いました。
去年、祭りの当日では大混雑になっていたようですから。

大和八木駅に着いてからは、当日夜出泊するホテルが歩いて数分のところなので
荷物を預けにいきましたよ。
前回、泊まったとき朝ご飯は一般の人も利用できるとしったので、今回は
このホテルで朝ご飯を食べてきました。

和朝食と洋朝食が選べるので、和朝食を。
私にはちょうどいいけど、男性には物足りない量ではないかなあ。

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この日は、明日香村の稲淵へ行き彼岸花をみる。
そして一日のんびり明日香村を散策しようと思っていました。

まずは、橿原神宮前駅へ。
午前9時頃、ここからバスに乗って石舞台古墳へ向かいました。

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小さな草花もきれいで可愛い。
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玉藻橋を渡ります。
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あたりの景色。
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稲淵へ向かうバスは無いので、歩いて向かいます。
昔はあったようですが。
春と同じルートを歩いているのですが、それでも道が分かりづらくて迷います。

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明日香稲淵宮殿跡。

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マラ石。


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寺田寺跡。

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彼岸花は4,5割咲いている感じ。
つぼみも多かったです。

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明日香村稲淵に着きました。石舞台から歩いて約1時間ほどです。
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明日香川にかかる男綱。
写真、ちょっとわかりにくいですが。

さらに川沿いをあるいていくと女綱があるのですが、歩いて30分ほどかかる。
往復1時間はかかるので、今回はパスしました。
男綱と女綱、五穀豊穣を願い毎年1月に明日香川に毎年1月にかけられるもの、だそうです。
今年の春、女綱まで行き、さらに芋が峠を越えて吉野まで歩いたことは
こちらにまとめています。
http://midorimandara.seesaa.net/article/437420085.html

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見物の方が意外と多かったです。
土日を避けて今のうちに、という事なのかも。
春に来たときは、人っ子一人いなくて、だだっ広い稲淵に一人いるのがちょっと
怖いくらいだったのですよ。
ほんとに人影もみませんでしたから。

稲淵の彼岸花祭りは、案山子のコンテストも開催されていました。
今年のテーマは「オリンピック」だったようです。

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草花がきれいでしたよ。

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蝶も来た。

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稲淵の棚田。
ここは特に観光用にきれいに整備してるようです。

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名残惜しい稲淵。

この後、橘寺、亀石を観て、飛鳥駅へ向かいました。
そのお話は、また後ほど。

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posted by みどり at 20:42| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする