2014年06月16日

映画「ダブリンの時計職人」

映画「ダブリンの時計職人」



映画「ダブリンの時計職人」@渋谷 アップリンク
監督:ダラ・バーン
出演:コルム・ミーニイ、コリン・モーガン、他
映画公式サイトはこちら

6月10日(火)に観に行っています。
Twitter上でとても評判が良いので気になっていましたが、やっと観に行ってきました。
単館ロードショウの上、一日に1回だけの上映なのでなかかな観に行く機会をのがしていました。

イギリスで職を無くし、故郷のアイルランドのダブリンに戻ってきた中年男のフレッド。
しかし、頼みの綱の公的な扶助も受けられず、お金も知り合いもなく海岸沿いに止めた車で
孤独に寝泊まりしている。
そんな彼が、一人の青年カハルと出会ったことから日常がちょっとだけ変化して行く。

カハルも今ではフレッド同じく車で寝泊まりしている。
しかもドラッグ中毒。
どうやら父親と対立しているらしい。

カハルははた目で観ても、薬中のどうしようもないヤツなのですが、そんな彼がなぜ
フレッドに近づき、彼にあれこれ助言をするのか最初は不思議でした。
まあ最初は「金でも取ってやれ」と思ったに違いないのですが。

互いに車中とはいえ、路上生活者同士の親近感なのか。

コルム・ミーニイ演じる中年フレッドは、生真面目な雰囲気なのがとてもよいです。
路上生活しつつも、毎日歯磨きをして小さな鉢植えの植物に水をやり、公衆トイレで風呂の
代わりに体を拭いている。
どうやら恋愛にも奥手らしい。
そんな彼が中年女性に片思いをするのもほほえましい。

コリン・モーガン演じる青年は、父とケンカし、ドラッグにおぼれている。
フレッドに興味を持って近づき、親しくなっていくのは人恋しさと彼に父性を感じるからなのかな?

ふたりとも悲惨な状況なのに、映画の雰囲気というか眼差しがとても優しい。
少し希望の見えるラストに救われました。



posted by みどり at 03:12| Comment(1) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする