2012年05月31日

「門倉直子個展」「宇野亞喜良個展」

「門倉直子個展 みんなであそぼう」


「門倉直子個展 みんなであそぼう」@ギャラリー椿
5月12日〜5月26日まで(終了してます)
展覧会サイトはこちら

5月25日(金)に観に行っています。

どこかで見かけたことのある女の子の絵。
実際、書籍の表紙イラストも手がけている門倉さん。

実物の絵を今回初めて観ました。
展示されていたのはどれも女の子の顔。
正確には胸から上を描いた作品ばかり。
大きな目が印象的な女の子は、かわいいけれどそれだけではない感じ。
どこか自己主張が強そうな、目力(めじから)のある女の子ばかり。
一度観たら忘れられない雰囲気の作品でした。

当日は会場に、門倉さんがいらしてましたがご自身が描く女の子に
なんだか似ている。
門倉さんにかぎらず、絵を描く方は意識する、しないにかかわらず
描く顔の一番のモデルはご自身になるようです。



「宇野亞喜良個展 白い祭 La Fete Blanche」

「宇野亞喜良個展 白い祭 La Fete Blanche」@スパンアートギャラリー
5月22日〜6月2日まで
展覧会サイトはこちら

ギャラリー椿に行った後、こちらにも寄っています。
小さな絵画には少女が描かれ、白い額が付けられていました。
かわいいけれど、エロティックでもある。

展示されているオブジェは女性や、貝殻が組み合わされ幻想的で
上品な雰囲気があります。絵画作品とはひと味違う。
宇野亞喜良さんの、こういう作品が観たかった!
そう感じる展覧会でした。


下は宇野亞喜良さんがイラストを手がけている、新宿梁山泊の
公演チラシです。
宇野亞喜良イラスト 新宿梁山泊公演「かもめ或いは寺山修司の少女論」


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2012年05月29日

映画「ぼくのエリ 200歳の少女」

映画「ぼくのエリ 200歳の少女」


映画「ぼくのエリ 200歳の少女」@東京国立近代美術館フィルムセンター
監督:トーマス・アルフレッド
原作・脚本:ヨン・アイヴィデ・リンドクヴィスト
出演:カーレ・ヘーデブラント(オスカー)、リーナ・レアンデション(エリ)
2008年 スウェーデン映画



5月25日(金)に観に行っています。
2010年の日本公開当時は見のがしていた映画でした。
去年ハリウッドリメイク版の「モールス」を観たらとても面白かったので、今回
オリジナル版の上映があったので観てきました。

当たり前というか、リメイク版よりオリジナルの方がはるかに面白かったです。
リメイク版はオリジナルをなぞっているだけ、しかも大事なことを一部描いて
いないこともよく分かりました。



以下、感想にネタバレを含みますのでご注意ください。





いじめられっ子の12歳のオスカー。
アパートの隣の部屋に引っ越してきた女の子のエリ。
二人は互いに引かれ合いますが、じつはエリはヴァンパイアで・・・、というお話。
ピュアな恋物語、と思っていると少々ちがうことも分かってくるのがこの物語の
面白いところ。

エリが「私が女の子だったらよかったのに」というセリフは、自分が200年も
生きているヴァンパイアだから、ということもあるけれど、もう一つ意味がある。

じつはエリは男の子、であるということが原作には描かれているんだとか。
エリはヴァンパイアの生け贄にされて、その際去勢もされた。
その時の手術跡がエリにはある。
このことは「モールス」を観たときにパンフレットに書かれていたのと、原作を
知っている方から教えていただきました。

「モールス」の時は、エリは女の子として描かれていて、元男の子であると言うことは
一切触れていませんでした。
今回の映画ではどうなのかと思ったら、エリが着替えをするのをオスカーがこっそりのぞき、
エリの下半身を観てギョッとする場面がありました。
が、フィルムにはぼかしが入ってる!
一般劇場公開時もボカシがあったそうですし、邦題に「200歳の少女」とあるから
これではなんだか意味がわからないじゃないか、とおもうのですが。

エリがヴァンパイアだという事は、映画の半ばでわかってくることで
それをタイトルと予告編ですでにばらしてしまうのはどうかと思います。


でも今回の映画オスカー役の子が、金髪でちょっと目に女の子のように見えるのに対し、
エリ役の子は女の子が演じていますが、中性的にみえるのが良い感じを出していると思いました。
中世の絵画の天使のようにも見える。

ショッキングなシーンの派手さと、女の子のかわいさを強調したハリウッド版。
静かに潜行するように淡々と展開するけれどスウェーデン版。
ピュアな恋愛と、性への目覚めも感じさせます。
どちらも悪くないけれど、スウェーデン版に感じるひんやりとした冷たい空気が好きです。

映画を見終わってから神保町の古書店街へいったら、今回の映画のチラシも見つけました(^^)V

フィルムセンターでは「EUフィルムデーズ2012」と題して5月25日〜6月16日まで
ヨーロッパ映画の数々が公開されています。
「ぼくのエリ」は30日、19時からも上映があるそうです。




posted by みどり at 06:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月28日

杉本博司 個展「Five Elements」


杉本博司 個展「Five Elements」@Gallery Koyanagi
4月3日〜6月23日まで
ギャラリー小柳の公式サイトはこちら
展覧会紹介サイトはこちら

5月25日(金)に観に行っています。
この日は京橋の東京国立近代美術館フィルムセンターへ行っていたので、
京橋・銀座のギャラリーを数軒まわっていました。

前日、杉本博司に迫ったドキュメンタリー「はじまりの記憶」を観ていたので
もしかしたらギャラリー小柳で杉本博司展をやっているのかも・・・と、
思ったらまさしく開催していました。
今回まったく確認してなかったのですが、映画、ギャラリーでの個展、原美術館での
展覧会と3つが連動していたのでした。


会場にはいると、ドキュメンタリー映画にも登場していたクリスタルな「海景五輪塔」がありました。
(もちろんギャラリーですから販売されています)
杉本博司さんの作品お値段を初めてしりました。


映画の中では気がつきませんでしたが、この小さな五輪塔は球体の部分をのぞき込むと
どこかの海と水平線が見えました。球体の中に「海景」がある!

かつて杉本さんは古美術を扱う仕事をしていたことがあるとか、その頃にお買いになったのか
杉本さんのコレクションとして、奈良時代の巻物が展示されていました。

まさしく、杉本博司さんの「現在」の作品が観られる展覧会です。





ギャラリー小柳は、現代アートの有名作家さんを取り扱うギャラリーとして
有名ですが、知ってる人は知ってるけれど知らない人はまったく知らない所。

公式サイトには最低限の情報しか載っていないし、そもそもこのギャラリーの
ビルの入り口でさえ、今現在開催中の展覧会情報がまったく出てない。
見落としそうな小さな字で「Gallery Koyanagi」と書かれた案内板があるだけ。

知っている人だけ来ればよろしい、と言わんばかり。
興味本位で来るなよ、と言われているようで好きじゃないなあ。
確かに展示されている作品は、私が一年間一生懸命働いても買える値ではないのですがね。
posted by みどり at 20:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 美術・展覧会・イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

映画「はじまりの記憶 杉本博司」


映画「はじまりの記憶 杉本博司」


映画「はじまりの記憶 杉本博司」@渋谷 イメージフォーラム
監督:中村祐子
出演:杉本博司
映画公式サイトはこちら

5月24日(木)に小林健二展を観た後、すぐそば(歩いて7,8分)のイメージフォーラムへ急ぎました。
今回の映画は、ここでレイトショウ上映があったからです。
(冒頭の画像はパンフレットの表紙です)

私が杉本博司さんのことを知ったのは、映画館を撮した「劇場」シリーズででした。
映画の上映をしている映画館の客席とスクリーンを長時間露光で撮影した作品。
約2時間映画を上映していたスクリーンには、なにも映っていないけれど光りがあふれ出している。
スクリーンに、上映中の全ての動きと時間が凝縮されたように感じる作品でした。



映画ではニューヨークのスタジオでの仕事の様子からはじまります。
予想とまったく違って、被写体に向かってカメラを向けている杉本さんの姿はなく、
白衣を着て電気の放電をフィルムに収めようとしているまるで科学者のような姿がありました。
こんな事をしていたのか。

杉本さんの口から聞く、まだ駆け出しの頃、自分の写真を売り込みに行ったときの話も面白い。
最初に有名な美術館へ持ち込んだら、幸運にもそこが買い取ってくれたとか、
「普通は下から行って、上へいこうとするけれど僕は上から行って、ダメなら下へ持っていこうと思った。
生意気だったんだね」
すごい!考え方が違う。
ご自分の作品に自信もあったのでしょうが、怖い物知らずというかなんとうか。
でも、若いときはこれくらいの挑戦が出来るくらいのほうがたのもしい。

「劇場」シリーズや、世界各地の海と水平線を撮した「海景」シリーズなど、杉本さんの
写真作品をみるととても静かな時間を感じるので、ストイックな方ではと思ってましたが
なんだか予想どおりの方だった気がします。

杉本さんの、初期の頃から最新作までも紹介されているし、今までまったく知らなかった制作の
様子が垣間見える興味深いドキュメンタリーでした。


翌日、ギャラリー小柳で杉本さんの個展を観に行ってきましたが、これはまた改めて書くことにします。

posted by みどり at 19:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月27日

「小林健二個展 透明成分」


「小林健二個展 透明成分」


金曜土曜で、ギャラリー巡りをしています。

「小林健二個展 透明成分」@Optrico Terrace gallery
5月11日〜5月24日まで (終了してます)
アーティスト小林健二の公式サイトはこちら
展覧会紹介サイトはこちら

5月24日(木)の最終日に観に行っています。
てっきり金曜日が最終日だと思いこんでいたのですが、24日木曜日までだったと
気がついてあわてて、行ってきました。
夜9時まで開廊だったので間に合いました。


会場に展示されているのは結晶の固まりのような、ガラスの固まりのような。
どうやって作るのか、ご本人にうかがってみたい作品ばかり。
(19日土曜日の17時から在廊していたらしい)

隔離された一部屋があり、ドアを開け中に入って鑑賞するのは「十二式土星望遠鏡」
望遠鏡と言っても、筒の中をのぞき込むのではなく、箱から突き出した半球の
表面に見えるのは輪のある土星らしき物。
ゆっくりと動いていて、土星の輪の傾きもかわる。
ボーッと観ていたくなる作品でした。

会場に流れているのは小林さん、作曲の「組曲 結晶」
去年の個展を観に行ったときも会場に流れていたので、CDを購入していました。
とても静かな心休まる曲なので、今でも時々聴いています。
posted by みどり at 21:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 美術・展覧会・イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月26日

蜷川幸雄演出「海辺のカフカ」

海辺のカフカ 彩の国さいたま芸術劇場



「海辺のカフカ」@彩の国さいたま芸術劇場 大ホール
原作:村上春樹著「海辺のカフカ」  脚本:フランク・ギャラティ
演出:蜷川幸雄
出演:柳楽優弥、田中裕子、長谷川博己、木場勝己、他
5月3日から5月20日まで (終了してます)



5月15日(火)に1階席で観に行っています。

原作はまったく知らないのですがタイトルに惹かれてチケットをとりました。
フランツ・カフカは好きです。
「審判」「変身」くらいしか、読んだことはありませんが。

世界的ベストセラー小説ということも今回初めて知りました。
今回の公演は2008年にアメリカ・シカゴで上演された脚本を使用しているそうです。


なんとも不思議な物語。
「世界でもっともタフな15歳になる」と決意し、15歳の誕生日に家を出た少年カフカ(柳楽優弥)。
彼は四国へ行って、図書館の司書や幼い頃に自分をすてた母と思われる女性・佐伯(田中裕子)と出会ったり。
静かな時を過ごすカフカ。
そして東京。猫と会話できる不思議な老人・ナカダさん(木場勝己)は迷い猫探しを依頼され猫殺しの
ジョニー・ウォーカーと出会う。
さらにナカダさんも何かに導かれるように四国へむかい・・・というお話。


カフカ君が主人公なのでしょうが、木場勝己さん演じる猫探しのナカダさんの存在感は圧倒的でした。
やや知恵遅れなのか、小さな子どものように見えるナカダさん。
とても生真面目そうで、彼の回りの空気だけなんだかほのぼの。
でも猫殺しのジョニー・ウォーカーと出会うと、舞台の空気が一変する。
童話風の雰囲気だったのが、いきなりの血まみれホラー。
猫の首が並ぶ彼の部屋の情景は、ひんやり恐ろしいけれど、どこか美しくもある、
原作でもそうなのか、かなり過激なシーンが登場しました。

まったく関係のなさそうに見えるカフカ少年と、ナカダさんの世界が後半シンクロしてくるのが
面白かったです。
でもテンポ良く進む前半に比べ、後半はやや停滞気味に感じました。



今回の舞台、ステージ上には透明なガラスかアクリルを使用した巨大なコレクションケースの
ような物がいくつもあり、その中に部屋が作られ、このコレクションケースそのものが舞台上を
移動する。
停止すると、その部屋の中で演じられる。
なんだか自動人形師ムットーニ氏の作品を連想しました。
そう思ったのは私だけではなかったようです、休憩時間になったら後ろの席の方も
「まるでムットーニだな」と言っているのが聞こえましたから。
ムットーニ作品は、小さな箱の中に室内が作られ、人形が置かれてそれが動く作品なのです。
それが実物大になったような舞台。

舞台上にあるのは実際の家具と人間なのに、観ているこちらは小さな箱の中に
作られた世界が実物大になったように感じている。
文字にするとややこしいですが、観て感じてる感覚はこんなふうだったのです。

虚構と現実が入り交じったような不思議な雰囲気のある舞台でした。

posted by みどり at 06:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 演劇・ダンス・芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月25日

キャサリン・ハンター一人芝居「カフカの猿」


キャサリン・ハンター一人芝居「カフカの猿」


書きそびれている演劇公演の感想です。


キャサリン・ハンター一人芝居「カフカの猿」@シアタートラム
出演:キャサリン・ハンター 原作:フランツ・カフカ著「ある学会報告」
演出:ウォルター・マイヤーヨハン
英語上演、日本語字幕付
5月2日〜5月6日まで (終了してます)



5月2日(水)の初日に観に行っています。
キャサリン・ハンターさんと言ったら野田秀樹さんのお芝居にも出演されていた方。
今回の公演も、観たいなと思ったのに一般発売日には早々に売り切れ。
急きょ発売になったベンチシート(実質桟敷席)が購入できたので、行ってきました。


2003年に初演された公演で、以来世界中をツアーしているそうです。

南の国で捕獲された一匹の猿が「人間」としての生き方を学び、見せ物小屋で
大成功を収め、今日は「ある学会」で自らの半生をスピーチする、と言う筋。
観ている観客は学会員ということになります。


タキシード姿で現れたハンターさん、そのしなやかな動きは観ているうちにほんとうに
「猿」に見えてくる。(^_^;)

猿の名前はレッド・ピーター。
自分が言葉を覚え、成功するまでの出世話を自慢げにする彼。
猿が人間世界を批判する演劇、という見方も出来るんだろうけれど、それとまた少しちがう
ような気がしました。
なんだかうまく説明できないのですが。


前半、捕獲され、まともに座ることも出来ない狭い折に入れられた彼が「ここから出たい」と
叫ぶ様子と、ラストで疑似人間としてステージから離れて行く時の様子の対比が興味深い。
シアタートラムのステージ上、彼が出て行く際、確認するかのように上を見上げるとそこには
非常口の表示が明るくともっているのですから。
「ここ」から、「どこか」へ行くピーター。

途中入場してきたお客さんに「Welcome!(ようこそ)」と声をかけ、学会スピーチの
世界にさっさと取り入れてしまうのも鮮やか。

小柄なハンターさんが、舞台上では大きくみえる公演でした。


posted by みどり at 23:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 演劇・ダンス・芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ミッシャ・マイスキー チェロ・リサイタル「無伴奏チェロ組曲」


ミッシャ・マイスキー チェロ・リサイタル


ミッシャ・マイスキー チェロ・リサイタル
「J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲」@サントリーホール



5月21日(月)にB席で聴きに行っています。

ミッシャ・マイスキーさん、まったく知らない方だったのですが、バッハの無伴奏チェロ
を一度生演奏で聴いてみたくてチケットをとりました。


風貌がなんとなくスポーツ選手のラモスに似ている(^◇^;)
たまたまネットを検索したら、ラモスはチェロも弾くのか!と、思っている方が実際いました。


この日のプログラムです。

無伴奏チェロ組曲 

第3番 ハ長調 BWV1009
第2番 ニ短調 BWV1008
第5番 ハ短調 BWV1011


こうやってじっくりとこの曲を聴くのは初めてでした。
チェロの響きもこの曲なら堪能できますね。
以前、チェリストのヨーヨー・マさんのリサイタルを聴きに行ったことがありますが、
この時はピアニストの方との共演で、チェロの音色よりピアノの音の方が耳について
少々がっかりしたものです。
この時の感想はこちらにまとめています。
友人からも一度「無伴奏チェロ」を聴いてみて、と勧められたので今回聴いてきたのですが
来て良かった!です。
優美で繊細な演奏、とても心地よいものでした。
行く前は途中で寝てしまうか?と心配したのですが、演奏に集中して聴くことができました。


この日は、アンコールで第1番を弾いてくれました!
私の場合、バッハの無伴奏チェロ組曲と言ったら真っ先に頭に浮かぶのはこの第1番の
プレリュードなので、これが聴けてとてもうれしかったです。

以下は、アンコール曲の詳細です。
第1番 ト長調 BWV1007
プレリュード、アルマンド、クーラント、サラバンド、メヌエット、ジーグ
posted by みどり at 09:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽・コンサート・オペラ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月21日

金沢での「自動人形師ムットーニ展 MUTTONI WORLD」

旅行中は、携帯電話&宿泊先のホテルのロビーのパソコン&レンタルパソコンから
記事投稿をしていたのですが、帰ってきたとたんなかなか時間がとれず更新が出来なくなりました。
さてどこから書こうかとおもいつつ、やはりまずはこれでしょう。
行ってきた感想と会場の様子のご紹介です。

自動人形師ムットーニ展 しいのき迎賓館 2012年5月 チラシ 


「自動人形師ムットーニ展 MUTTONI WORLD」@石川県政記念 しいのき迎賓館
4月28日〜5月13日まで
ムットーニ公式サイトはこちら
しいのき迎賓館のサイトはこちら

5月12日(土)と13日(日)に金沢市の金沢21世紀美術館にも近い、しいのき迎賓館で
開催された「ムットーニ展」に行ってきました。
金沢へ行くのは今回が4度目。
観光地は以前の旅行でほとんど回っているので、今回金沢観光はほとんどしませんでした。

こちらがしいのき迎賓館

しいのき迎賓館 2012年5月


自動人形師ムットーニ展 しいのき迎賓館 2012年5月 1


自動人形師ムットーニこと、武藤政彦氏の作品展。
土日の11時、14時、16日にはご本人による作品解説&口上つきの上演会もあるという
事でしたので、もちろん上演会をねらって会場に行ってきました。


12日は金沢21世紀美術館の展覧会を観てから、しいのき迎賓館へ。
たぶんあるだろうとおもったロッカーがない。
かなりの大荷物を抱えていたので、もう一度金沢21世紀美術館へ戻り
ロッカーへ荷物を預けてくるはめに。


しいのき迎賓館は大きな建物ですが、今回の展覧会は通路を挟んで二つの会場に分かれていました。
通常の上演会はギャラリーAの方だけで、Bの方は臨時に行われることもあったようです。
A、Bの二つのギャラリーを使用してるから広いかと思ったら、意外と小さい。
ちょっとばかり拍子抜け。


12日は16時からの上演会を観てきました。この日は17時にも臨時行われました。
そして13日は、14時、臨時の15時、16時の上演会に参加してきました。

連休中の5月5日、6日の上演会時は少なかったらしいですが最終日は大盛況!
「もっと平均して来てくれたらいいのに」とは武藤氏の弁。
13日の15時だったか16時だったか(すみません忘れました)、何かの集会が近くであったようで
着物姿の女性が大勢いるという、ムットーニ展ではあまり見かけない珍しい光景に出会いました。


以下、作品と会場の様子です。


会場はチケットを買って、もぎってもらうと目の前がギャラリーA。
「会場はこちらです」と案内されるのですぐ入ってしまうと、ちょうど背中側の通路の壁に貼ってある
CGプリントを見落としてしまいます。
今回の展示作品を紹介したCGプリントでした。

これに気がつかないで会場に入ってしまった方、多いのではないでしょうか。
張ってある場所があまり良くないし、せっかく張ってあるのですから係の方が「あちらもご覧下さい」の
一言があっても良かったのでは、・・・いや、あるべきだと思いました。
もったいない。
なかなかきれいなので、販売されていたら欲しいくらいのプリントでした。


展示作品は時間によって自動的に動いていたので、上演会が無くても楽しめるようになっていました。
今までの大きなムットーニ展にはあった、タイムテーブルは置いていませんでした。


さてギャラリーAの展示作品です。

会場入ってすぐ目の前にあるのは、「ドリームオブアンドロイド」

そしてタイムナビゲーター。
ムットーニ展の入り口によく置かれる作品です。
「法王・女神・神官・賢者」

1980年代に描かれた小型の油彩作品が12点。
初期の立体人形を組み合わせた「オートマタ祭壇」
大型覗き箱タイプの「パンドラ館の住人達」

私は初めて観るような感じのレリーフ作品「音の扉」

そして次のエリアにあるのはファンにはおなじみの大型作品群。
武藤氏が口上をしてくださったのはこのエリアの作品です。
並んでいる順番に口上をしてくれました。

ビックバンドと歌姫の共演の「トップオブキャバレー」

過去と未来を飛翔するビーナスの「インターメッツオ」

荘厳な「カンターテドミノ」

遠い未来のどこかで昔を懐かしんで繰り広げられる「サテライトキャバレー」

大都会の片隅、小さな公園のベンチで語らう男女の「摩天楼」

父親からもらったロケット、それから広がる少年の夢の「ギフトフロムダディ」

隅っこにあったのは小さな模型「記憶の小部屋(グリーン)」






いったん部屋を出て通路向こうの、ギャラリーBへ移動。
こちらは武藤氏が臨時に口上をしてくださることもたびたびあったようです。

入ってすぐ横にあったのは柔らかな光に包まれた歌姫の「クリスタルキャバレー」

現代に生きる光に包まれたビーナスの「メランコリービーナス」
いつもなら、この作品はビーナスのいる箱だけで展示なのですが、今回は両脇に
タワーを携えての展示になっていました。
向かって左側のタワーに女性が、右側には男性がいました。

2000年に青山円形劇場で上演された劇団、遊機械/全自動シアター公演「メランコリー・ベイビー」
(脚本・高泉淳子)の舞台装置の一部として登場した「ナイトアフターナイト」
舞台装置なので他の作品と比べてやや大きめ。
「メランコリー・ベイビー」は武藤氏も「ムットーニ」役として出演された公演。
ファンの方から再演の希望も少なくないし、再演したいとの打診もあるそうですが、武藤氏
ご本人は舞台に出るのはもう気が進まないらしいです。



さらにナレーション付の小型の室内型作品3点が並んでいました。

「猫町」
世田谷文学館にも「猫町」がありますが、これはそれの別バーション。
最後に床下から猫が顔を出す作品。

「テンペスタ」
これが今回の展示作品の中では一番の最新作。
画家ジョルジョーネ作「テンペスタ(嵐)」の立体化作品。
制作のいきさつが書かれて無かったけれど、NHKBSプレミアム番組「額縁をくぐって物語の中へ」の
クリエーターとして制作された作品です。
TV番組の中で観たときは、大きさが分かりませんでしたが隣の「猫町」「バニーズメモリー」と
ほぼ同じ、最近のオルゴールタイプの作品と同じくらいの大きさに作られていました。
番組の中では女性二人でジョルジョーネ作「テンペスタ」に描かれた謎解きをしていく展開でしたが、
展示された作品は武藤氏のナレーションでほぼ同じ内容が語られていました。
TVには無かったですが、轟音と共に光が瞬き、まさに嵐の到来を予感させるラストになっていました。

作品の右側に座っている女性の頭、手、足がゆっくりと動くし、左側の立っている男性もゆっくりと
少しだけ体の向きを変える。
私は気がつかなかったのですが、女性の足元にはえている蛇のような草が、ごくかすかに動いていたようです。
(観てきた他の方から教えていただきました)

「バニーズメモリー」
場末のミュージックホールで繰り広げられる一幕劇。
この作品の全面に保護の為のアクリルだかガラス板が付いたのは、いつからだったでしょう?


装飾用の立体作品「タイムアンドロイド」と「タイムエンジェル」
これは私、今まであまり観た記憶がありません。

そして隅っこにひっそりあったのは「記憶の小部屋(レッド)」



グッズ売り場では、新しいポストカードが販売されていました。
一見、今まで販売されていたものと同じ写真・・・と、思ったのですが完全に新しい品物でした。

写真の裏、通常文を書く面に各作品の動く設計図というのか、なんと言うんでしたっけ、
円形のタイムテーブル?が薄く印刷されているではないですが!
こういうポストカードは初めてです。
下の写真では、ほとんど分からないと思いますが・・・。

自動人形師ムットーニ ポストカード


既に展覧会を観てきた方から新しいポストカードが出ている、と教えていただいたので前と同じ
じゃないかなあと思いつつ特に確認もしないで全種購入してきたのですが、帰宅してからカードを
よく見てびっくり。
とりあえず買って大正解でした。
紙の質も以前のカードとは違っていました。


12日の上演会では黒いワイシャツにスーツだった武藤氏。
私にとってはこの姿の方がなじみ深い。
最終日、13日の上演会では白いワイシャツにスーツの武藤氏でしたが、閉館間際の18時前に1作品だけ
「サテライトキャバレー」の口上をしてくださったときには、もうラフなスタイルに着替えていました。

この後すぐに撤収作業に入り、翌日には帰るとのことでなかなかお忙しそうでした。



今回の展覧会でも、会場で顔なじみのファンの方々にお会いすることが出来ました。
初めて会うけれど、ツイッターで知っていた方ともお会いすることも出来て
とても楽しい金沢遠征となりました。

そしてもう一つ大きな収穫がありました。
武藤氏とも関係の深い、玩具コレクター・北原照久さんと皮革人形作家・山口孝幸さんとの
著作権にかかわる訴訟のことです。
かなり有名な事件らしいのですが、恥ずかしながら私は今回初めて知りました。

そんな「皮革人形作品写真集」事件についてはこちらのサイトで詳しく紹介されていました。

読んでびっくり。信じられない。
アート作家さんの著作権がまるで無視されている。
TVでのおなじみの北原さんへの感想が180度変わってしまう内容でした。
今回、夜は宿泊先のホテルでブログの更新をするつもりでノートパソコンをレンタルしたのですが
訴訟の詳細&皮革人形作家さんのソショウブログ(ブログにご本人の名前表記はありませんが、
アップされている作品写真をみれば山口孝幸さんのブログだとわかります)を読むのに時間を
使ってしました。


いろんな事を知った遠征旅行でした。

こちらはチラシの裏側です
自動人形師ムットーニ展 しいのき迎賓館 2012年5月 チラシ裏




すでに放送された「額縁をくぐって物語の中へ」のジョルジョーネ「テンペスタ」の回ですが、
また再放送があるそうです!
[BSプレミアム]
2012年5月25日(金) 午後3:00〜午後3:15(15分)



posted by みどり at 23:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 自動人形師ムットーニ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月15日

トップページデザイン崩れ?

旅から帰ってきましたが、ブログのトップページのデザインがなぜか崩れています。
少なくとも私のパソコンからはそう見えるのですが、皆様からはどうでしょうか。

原因がわかりませんし、対処方法もわからないのでブログを提供してくださっている
seesaaに問い合わせしてみます。

お見苦しいですが、今少しお待ちください。


<2012-05-16追記>
ブログデザインの崩れについて、seesaaに問い合わせしましたら、その日のうちに
回答をいただきました。

指摘された本文を確認してみたら、すぐ分かりましたが、今回の原因は「能登半島最北端到着!」の
記事中にHTMLタグ(=ページに表示させるための記号)が余分に入っていたためでした。

これを削除して更新したら崩れが治りました(^^)V


posted by みどり at 09:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々あれこれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする