2012年04月30日

PLAY PARK 2012 日本短編舞台フェス その1


PLAY PARK2012 日本短編舞台フェス


PLAY PARK 2012 日本短編舞台フェス その1@渋谷・CBGKシブゲキ!!
4月20日〜29日まで(終了してます)
PLAY PARK2012 日本短編舞台フェス公式サイトはこちら

渋谷に出来たという「CBGKシブゲキ!!」へ行ってきました。
「PLAY PARK2012 日本短編舞台フェス」、去年は大震災の影響で中止に
なったのですが、そのせいなのか今回は日程も大幅に多くなりました。
出演者60組、20プログラムの上演。
各出演者の上演時間は20分から30分。
各プログラムに5,6組が出演でお目当ての出演者もいれば、初めて観るグループも。

お得感たっぷりなのですが、一つのプログラムで上演時間は約3時間。
夜は19時半開演なので終演が22時半頃。
家にたどり着くのが夜中の12時で、朝の7時から勤務の私にとってはハードな
渋谷がよいになりました。

ベテランもいれば、若手もいる。
ベテランは余裕でその素晴らしい舞台を、若手は多少未熟な部分はパワーで乗り切る!
そんな感じを受けました。

今回私は4プログラム足を運びました。
せっかくなので、一行だけでも感想を書きたいと思います。




4月21日(土)夜の回

<男肉 du Soleil (おにくどそれいゆ)>
ダンスグループ。とにかくよく動く。
若さで頑張った!


<小林顕作の、明大前フォーク集会。>
どこが良いのかまったく分かりませんでしたm(__)m
初めて観た方です。

<篠井英介>
現代の女形、篠井さん。創作日本舞踊が粋です。

<伊藤ヨタロウ(メトロファルス)>
ベテランヨタロウさんの歌が聴けて良かった。

<押忍!!ふんどし部!>
初めて観ました。
男性だけの劇団らしい。セントエルモス学園で白いふんどしを巡る騒動。
ファンが駆けつけていたらしい、はまると楽しいらしい。


4月22日(日)夜の回。

<清水宏>
以前から観たことある方。
昔「山の手事情社」にいたな。あの頃から一人飛び抜けてはじけてた。
ソロパフォーマンスで、観客いじりがとってもうまい!
お客さんのノリもとってもいい。
清水さんのかけ声で、みんな一斉に別の席に移動!なんてことほんとに
やってしまうんですから。

<ボクデス>
舞台上で、なぜかパンダの着ぐるみを着たパンダ家族がパンを食べてる。
なんのヒネリもないけど、なんかほのぼの。

<モッカモッカ>
コントユニットらしい。
一人が女装して町の中で隠し撮り映像。
芸を見せて、もちっと頑張れ。

<林家彦いち>
噺家(落語家)さん。自分の前の出演者をネタにしてしゃべってしまい余裕すら感じる。

<ブルドッキングヘッドロック>
初めて観る劇団。
刑事とその妻、妻の友達のお話。短編ながらしっかりと見応えありました。

<キャラメルボックス>
演劇ではなくリーディング。
集中力が続かず寝てしまいましたm(__)m
仕事帰りだったし、夜10時過ぎての上演だったので、お許しを。
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2012年04月29日

NODA・MAP番外公演「THE BEE」Japanese Version 初日

NODA・MAP番外公演「THE BEE」Japanese Version


NODA・MAP番外公演「THE BEE ザ・ビー」Japanese Version @水天宮ピット 大スタジオ
演出:野田秀樹  原作:筒井康隆「毟(むし)りあい」
出演:野田秀樹、宮沢りえ、近藤良平、池田成志
4月25日〜5月20日まで
公演公式サイトはこちら

4月25日(水)の初日公演を当日券で観に行っています。
最近、いろんな事がありすぎて各種チケットの先行抽選や一般発売のことを忘れてばかりでした。
今回の公演も気がついたら一般発売も過ぎて当然ながら完売。
当初はまあいいか、と思ったのですが公演が近づいたらやはり観たくなりました。
今回の公演に先だっての英語上演(出演者も野田さん以外別キャスト)は行きそびれましたが
今回は、当日券(電話による前日予約)で整理券がとれたので観てきました(^^)V

前回観たのは日本初演2007年のロンドンバージョンの公演でした。
この時は日本人キャストのバージョンの方はチケットが撮れなかったのでした。
いずれにしても、以前も観ているのに今回とても新鮮な驚きを持って観ることができました。


脱獄犯に妻子を人質に取られた平凡なサラリーマンが、犯人の妻子の家に乗り込み、これまた
犯人の妻子を人質に取る。
犯人の妻子に暴行を加えるサラリーマン。犯人も同じ事をしてると確信しつつ、その行動が次第に
エスカレートしていきます。


前回観たときは、物語のエスカレートぶりにばかり目がいってたのですが、今回はようやく野田の
演出の巧みさに目がいくようになりました。

原作を読んでいないので、どのように描かれているのか分かりませんがもしこの物語を映像化したら
あまりにも陰惨すぎて観ていられないとおもいます。
サラリーマンは犯人の妻をレイプし、犯人の子どもの指を毎日1本ずつ折って、切り落としていくのですから。

舞台上では何人もキャラクターが入り乱れますが、演じるのは野田さんの他3人の計4人。
4人が舞台の上で、様々な人物を一瞬で演じ分けてしまうのも鮮やかです。

たとえば脱獄犯を演じていた近藤良平さんが、舞台上に横になり、観客に背中を向けて起き上がって
野球帽をかぶったところで、子どもに変わったんだと言うのが瞬間的にわかる。
この場面で客席から「おーっ」と声があがったくらいですから、皆さんも分かったのでしょう。
(もちろん近藤さんの演技のうまさもあるはずですが)


近藤さん演じる子どもが手に鉛筆を握っていて、野田さん演じるサラリーマンがその鉛筆を折る。
サラリーマンが犯人の妻に暴行をするときは、刑事から奪い取ったピストルを空に向かって撃つ。
直接に表現するのではなくあるものに「見たて」、間接的に表現する。
観客はその想像力を刺激され続けるわけで、これがまたとても心地よいのです。

そのまんま見せられたら観ていられない陰惨な物語を、観ていられるのはこの「見たて」の
うまさがあるからです。
映像の使い方もうまいのですが、前回もこんなに映像使っていたのかどうかよく覚えていません。

劇団四季が「春のめざめ」で、舞台上で少年少女のセックスシーンをみせていますがこんな場面観て
面白い、なんて思う方まずいないはず。
やはり四季の「異国の丘」では抱き合った男女が、抱き合ったまま舞台上をコロコロ転げ回るという
場面を見せられ、観ているこちらが恥ずかしい。


今回の公演、野田さんはもちろん出演者の皆さんがどなたも芸達者。
近藤良平さんはあんな大きな体でひげ面なのに、ちゃんと小さなかわいい男の子にもみえる。
宮沢りえさんは、TVレポーターの他、脱獄犯の妻を演じていますが今までに見たこと無いくらい
色っぽくみえました。
池田成志さんは、後半になるとあまり舞台上に顔がでなくなるのですが舞台の後ろでいろいろ
忙しいらしい。
そして野田さんの、どこかひょうひょうとしたサラリーマンは陰にこもらずおもしろい。
いかにも犯人に復讐してやる、ではなくインテリらしい理論ずくで自分を正当化してるので
観ているこちらもうっかり騙されそう。


この日は当日券。
一般席(7000円)も買えたのですが、一番端のサイドシート(4000円)にしました。
一般席と言っても端から数席しか離れていないし、それなら安いサイドシートでたくさんと
思ったからですが、さほど見づらくなかったです。
安い席で、約1時間半の上演は見応えたっぷり。
もう一回観たいくらいです。



当日券情報についてはこちらのサイトでご確認ください。

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2012年04月27日

「蕭白ショック!! 曾我蕭白と京の画家たち」

「蕭白ショック!! 曾我蕭白と京の画家たち」


「蕭白ショック!! 曾我蕭白と京の画家たち」@千葉市美術館
4月10日〜5月20日まで
展覧会サイトはこちら

4月14日(土)に観に行っています。

曾我蕭白(そがしょうがく 1730〜1781)、と言われて名前はよくきくけれどその人のことは
まったく知りませんでした。
恥ずかしいけどはっきり言ってしまいます。
美術ファンの方々が蕭白といっては話題にするので、知らないと取り残されているような気分
なので、行ってきましたm(__)m

それにしても美術館の展覧会タイトルもチラシも、なんかもう普通と違います。
まるで劇画の一コマではないですか。
「しょうはくしょっく!!」なんて(^◇^;)
非難してるのではなく、なかなか楽しい。
若い人にも、どんどん美術館に来てほしい!という意図が見えますね。

会場に入ってみると、作品に付けられた解説文も軽いノリの文章でまるで中高生相手に
話をしてるような感じでした。
具体的にどんな文章だったかは忘れましたが。

私は何か、見ても聴いてもすぐ忘れてしまいます。
今回の展覧会でも、蕭白の絵の中で波の形をみて、ついこの前東京国立博物館で観てきた
「ボストン美術館展」の龍の絵が、曾我蕭白だったじゃないか!とやっと思い出しました。
まるでワラビかゼンマイのような特徴のある波の形だったのです。
そして古さをまったく感じない、不思議と現代的な感じがします。


風景を描いた襖絵をみると、とても広々とした奥行きを感じる絵と感じました。
そこに流れる風も感じられるようです。
構図が大胆、かつても現代的。
襖5,6枚に描かれた景色はまるで映画のスクリーンを観ているようです。
今見ているその場面から、カメラが(場面が)動いていきそうなそんな「動き」を感じるのです。
数百年もまえの襖絵を観て、そんな風に感じるのも珍しい。

そして気になるのは人物の顔。
蕭白の描く人物の顔はどうしてみんな、変な顔ばかりなんだろうか?
百鬼夜行の化け物か?と言いたくなるくらい、妙です。

私にとってはまだまだ謎だらけの曾我蕭白。

今回の展覧会、会期中展示替えがあるそうで次回の展示作品もとてもきになります。
うれしいことに、今回はリピーター割引があり半券(招待券不可)を提示すれば、次回は入場料が半額になるそうです。
これは行くしかないでしょう。
posted by みどり at 00:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 美術・展覧会・イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月25日

「7DOORS 青ひげ公の城」

「7DOORS 青ひげ公の城」


「7DOORS 青ひげ公の城」@東京グローブ座
構成・演出:鈴木勝秀  音楽:SUGIZO
出演:水夏希、中山祐一郎、石橋祐、菅原英二、伊藤ヨタロウ、陰山泰、他
3月16日〜4月1日まで


3月23日(金)に1階席で観に行っています。
私はメトロファルスのボーカリストで、数々の演劇公演の作曲も担当している伊藤ヨタロウさん
目当てでいきましたが、会場ロビーに一歩入ってすぐになんだか雰囲気がすこし変と感じました。
やたら女性が多い、それも年齢の幅がひろい。
たとえば男性役者のファンで会場に女性が多いことがありますが、ああ言うときは年齢層がだいたい
決まっているものです。
今回はなぜ?と、思ったのですが出演の水夏希さんは元宝塚のトップ(男役)の方、と知って納得。
私は宝塚公演はみるのですが、出演者の方にはこだわらない、というかはっきり言って無知なので
知りませんでしたm(__)m

SUGIZOさんも、今回初めて知りました。

貧しい家の娘ユディット(水夏希)が、侯爵(SUGIZO)に見初められ城にやってくる。
侯爵は前妻を殺している、という噂がある人物。
侯爵の執事(中山祐一郎)の案内で城のあちこちのドアを開けていくユディットは
それぞれのドアの向こうで「怠惰」「憤怒」「肉欲」「暴食」「嫉妬」「強欲」を体現する人物と
遭遇することになります。


この公演、見始めてすぐに分かりましたが水夏希さんを見せるための公演だったのですね。
メインはユディットを演じる水夏希さん。
後の出演者の方は添え物、と言う感じがしました。
水夏希さんはショートヘアにロングドレスというスタイル。
今回の公演、舞台は昔のヨーロッパのどこか・・・のはずですが衣装は現代風にアレンジして
必ずしも古風なスタイルにしてないのが新鮮。

伊藤ヨタロウさん、トシと共に少しずつ太めになってくるのがちょっと気になります(^◇^;)
昔はひげもなくすっきりしたお顔だったのに、今のひげ面はちょっときになる・・・。
まあ良いか、と思ってしまうのはファンだからなのでお許しを。

陰山泰さんはユディットの父であり「強欲」の役でもある。
父親役、というのは今までの舞台ではあまり観たこと無い役柄なのでおもしろい。


初めて観るSUGIZOさんは、音楽担当ですが今回は侯爵役で出演。
出演と言ってもほとんどセリフの無い役柄。
かっこよく立っているだけなので、やはり役者としては初心者らしいです。

「青ひげ」の物語はいろいろなバージョンがあるようですが、私は寺山修司版しか知らなかったので、
今回の公演は興味深いものでした。




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2012年04月23日

「TEXAS テキサス」

「TEXAS テキサス」


「TEXAS テキサス」@PARCO劇場
作:長塚圭史  演出:河原雅彦
出演:星野源、木南晴夏、湯澤幸一郎、福田転球、他
3月17日〜4月8日まで


3月22日(木)に観に行っています。

「テキサス」といっても西部劇では全くなく、日本のとある小さな田舎町が舞台。
かつて長塚圭史さんの作・演出で2001年に上演され、ドラマ化もされた公演だそうです。
もちろん初演は観ていません。

彼女を連れて辺境の田舎町に久し振りに帰った男。
その町では今なぜか顔の整形手術が流行っている。
格安で整形手術を行っている医師がいるのだとか。
姉は変な男と同居しているし、何かが変。
やがて、整形手術を受けた町民達の顔が崩れてくるが・・・。


私にとっては後半、医師役で湯浅幸一郎さんが観られたのが収穫でした。
人を小馬鹿にしたようなふてぶてしい感じの医師が面白い。
この医師が町民達の顔を手術するのは、実は・・・という種明かしがあります。

最初笑えて、だんだん笑えなくなってくるちょっと不気味なお話。
つまらなくは無いのですが、観ていて疲れるお芝居でした。

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人形劇団かわせみ座30周年記念公演「人形たちの棲むところ」

人形劇団かわせみ座30周年記念公演「人形たちの棲むところ」


書きそびれている演劇公演の覚え書きです。

人形劇団かわせみ座30周年記念公演「人形たちの棲むところ」@池袋シアターグリーン
作・演出・美術:山本由也(やまもとよしや)
音楽:栗原正己
かわせみ座公式サイトはこちら


3月10日(土)に観に行っています。
人形劇団かわせみ座の公演を初めて見たのは、1995年青山円形劇場での公演でした。
J・R・ヒメネス原作のロバのプラテーロの話を人形劇化した公演でした。

糸操りのやや大きめのロバの人形を、一人で操作しているのが山本由也さんでした。
最前列の小さな男の子がすっかりロバの人形に見入っていて、それに気がついたロバが
(もちろん山本由也さんが)男の子に向かって歯をむき出して見せたのがとても印象的でした。
人形の愛らしさはもちろん、山本さんの状況をさっと把握して人形を操作されるその鮮やかさに魅せられました。

途中数年、まったく観に行かなかった時があったのですが数年前に復活。
興味がなかったわけではないのですが、全国各地、さらには海外でも公演をされているので
しばらくみのがしていました。

まったく子ども向けの公演もあれば、大人の観客を意識した公演もありどちらも大好きです。
子ども向けは楽しさを、大人向けは美しいビジュアル面を強調した公演になっているような気がします。

今回の公演は30周年公演ということで、舞台上には山本さんが制作された新旧の人形が登場していました。
セリフは全くない、イメージを連ねたような公演で、皆が寝静まった子ども部屋で人形達が
動き出す・・・というのが大まかなストーリーでした。

部屋の棚に置かれた球体の上に小さな龍がいて、暗闇で球体が回りだし、龍のしっぽが
ピコピコ動き出すと夢の始まり。
なめらかに動く人形達は愛らしく、美しい。まるで宝石がちりばめられたような舞台でした。

終演後は、観客の皆さん順番にステージに上がって間近で人形を見せていただけました。
こんなことは初めてです。

つやつやした人形の瞳は、一体何を塗っているの?と、思ったらこれは化粧品のマニキュアを
塗っているのだそうです。

山本由也さんが制作される人形はアート作品としての評価も高く、ここ数年は人形劇用の
人形展示販売をしているパペットハウスのギャラリーに出品もされています。

こちらはご縁があって、我が家にいる山本さん制作の身長10センチほどの小さな龍のマリオネット「Little Moon」。
木彫りに彩色された人形で、私にはうまく動かせませんが、ちょっとの操作で手足しっぽが動かせるようになっています。
大きな耳は頭の動きと向きによってくるっと回るようになっていて、とても愛らしいです。

山本由也 作 「Little Moon」 



かわせみ座は4月27日の"PLAY PARK2012〜日本短編舞台フェス〜"に参加されます。


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2012年04月21日

「ユベール・ロベール 時間の庭」

「ユベール・ロベール 時間の庭」


「ユベール・ロベール 時間の庭」@国立西洋美術館
3月6日〜5月20日
展覧会サイトはこちら

4月13日(金)に観に行っています。
フランスの風景画家ユベール・ロベール(1733-1808)のことは、今回初めて知りました。

風景画といっても、かならずしも本物の風景を描いたわけではなく実際にはそこに無い
古代の建築や彫像も追加された空想的風景を描いています。
奇想の風景画家と言われる由縁です。
でも言われないとそうとは思えないくらい自然な風景画に見えます。

チラシに使われている「古代遺物の発見者達」は、その構図もおもしろく光と
暗闇の取り合わせもいい。
よく見れば洞窟の入り口には樹があり花が咲いていて美しい。
洞窟かと思った暗闇は古代の遺跡らしい。
光にあふれた現在と、暗闇の中の過去。
時間と空間の重なりを感じとてもロマンチックな雰囲気いっぱいの絵です。

そんなユベール・ロベールは庭園のデザインもてがけていて「国王の庭園デザイナー」の称号も
もっていたそうです。

今回の展覧会は彼の作品を多数所有するヴァランス美術館が改装するため、一挙に東京に来る
事になったようです。
他館の所蔵品も来ています。
油彩画はもちろん、サンギーヌと呼ばれる赤チョークの素描も83点もあり興味深い。
興味深いと言えば、ユベール・ロベールはフランス革命の時代を生きた方なので
一時期牢獄で過ごした時期もあるそうです。
牢獄にいたとき、使っていた皿に絵を描き、それを牢獄の番人を介して売っていたこともあるとか。
売っていたのかどうか真偽は不明ながら、確かにしっかりと皿に描かれた物が残っていて
その展示もありました。
円形の皿に描かれた絵、と言うのが意外にもとても良い感じです。

フラゴナール、そして美しい夫人の絵で有名なフランソワ・ブーシェの風景画が2点あるのを見たのは、
思わぬ拾い物をした気分でした。
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2012年04月20日

平成24年度学生証受け取りに

4月も半ばになりましたが、ようやく登録している学習センターで
放送大学の学生証を受けとってきました。
今年も好きな科目を選んで1年間在籍する選科履修生です。

今日になって初めて知ったのは、放送大学もこの4月から国立美術館キャンパスメンバーズ制度へ
加入
したことで学生証を提示すると国立美術館で割引、東京国立近代美術館フィルムセンターでの
所蔵作品の上映会では何と無料!!という特典が受けられることになりました。
(リンク先は放送大学のサイトです)
上映会では一般料金500円なのですからこれはうれしいです!
特典を大いに利用して今年はフィルムセンターに通わねば(^^)V

今日は放送授業も視聴。

今学期科目登録したのは「映像メディアとCGの基礎」と「舞台芸術論への招待」の2科目。
放送授業は全15回の構成です。

「映像メディアとCGの基礎」はそんなに難しくなさそうです。

「舞台芸術論への招待」の第1回目は演出家・蜷川幸雄さんへのインタビューが興味深い。
第7回目ではほぼ1回分をつかってミュージカル「オペラ座の怪人」の解説があるので
いまからとても楽しみです。





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2012年04月19日

第71回 水彩連盟展

第71回 水彩連盟展@国立新美術館
4月4日〜4月16日まで  (終了してます)
水彩連盟公式サイトはこちら


4月13日(金)に観に行っています。
以前、作品を購入させていただいたことのある福島県の関根慎一郎氏が去年に続き、今年も
入選されたと知り観に行ってきました。

「関根慎一郎 瓶詰の記憶」
見ていて心が妙にほっこりする絵
関根慎一郎 瓶詰の記憶




その他、気になった作品を。

「小林タエ 閉ざされた記憶」
ブルーの画面に惹かれました。
小林タエ 閉ざされた記憶




「小野俊洋 ふるさとの便り」
あれ?この方去年の作品また出したの?と、思ったけどもちろん新作でした。
新聞の上に箱から出たリンゴ、というのが気に入ったモチーフらしい。
小野俊洋 ふるさとの便り


「立原保 親雪I」
これぞ水彩画、と言う感じがしました。
白い部分は白い絵の具を塗ったのではなく、色を塗らず白い紙の地をのこしたもの。
立原保 親雪I


こちらが細部
立原保 親雪I 2




「夏川節子 集い」
構図が楽しい。
夏川節子 集い




「太田昭 夕焼け黒富士」
よく見ると細部がかわいくて、楽しい。
太田昭 夕焼け黒富士


こちらが部分のアップ
太田昭 夕焼け黒富士 2


<2012-04-20追記>
去年の第70回水彩連盟展の感想はこちらにまとめています。





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2012年04月18日

初めて「オルゴールの小さな博物館」へ

オルゴールの小さな博物館2


3月10日(火)に行ってきました。
ここを初めて知ったのは、数年前にフリーぺーバーでこちらの紹介がされているのを見てからです。
さらにはオルゴールを買うつもりではなかったけれど、オルゴールが内蔵されたアート作品を
購入して、その関連で神戸・六甲山にある「六甲オルゴールミュージアム」に何度か出かけ
そこで様々なオルゴールを知ったことでオルゴールに興味を持ちました。
(オルゴールの小さな博物館の公式サイトはこちらです)



開館時間は10時半ですが、公式サイトの言葉をかりると「オルゴールは見ているだけではただの箱。
だから、演奏時間が開館時間です。オルゴールのさまざまな魅力をご紹介する為に、3つのコースを
ご用意しました。」とのことだったので、「演奏会コース」と「博物館コース」の二つのコースを
事前に申込み。
定員制とはいえ、平日なので予想はしていたのですがお客さんは私一人でした(^◇^;)
最初に、メモ帳と鉛筆をいただきました。

オルゴールの小さな博物館6


館内はオルゴールが動いている時以外は、写真撮影OK。

午後3時からの「演奏会コース」は1階のホールでいろいろなオルゴールの演奏を聴かせていただきました。
冒頭の写真がホールです。

私も子どもの頃持っていたオルゴールは、小さなシリンダーオルゴール。
現在、多くの方がオルゴールと言われて頭に浮かぶのはこのタイプのはず。
今では珍しいディスクオルゴールは今のCDの前進みたいなもの。

こちらはシリンダーオルゴールの一種ですが、中に人形がいて人形が鐘をならすという凝ったデザイン。
オルゴールの小さな博物館5



オルゴールの小さな博物館1


上の写真の一番左はシンフォニオン社のエロイカというディスクオルゴール。
全面の絵がとても優雅。
絵は差し替えが出来るらしいです。

オルゴールの小さな博物館3


午後4時からの「博物館コース」は5,6、7階を巡るコース。
「企画展」の「明治期に渡来した西洋音楽を聴く展」ということで明治時代に日本で歌われ、
聞かれていた西洋の曲を、当時のオルゴールや自動オルガンなどで聴かせていただきました。

大きなディスクオルゴールと木製のベンチが直結していて、これに座っているとオルゴールの振動が
伝わっている、というのがあり早速体感。
ベンチの下が空洞になっているので、この中にも入れます、と係の方がいうのでこれも実行。


途中のカフェでコーヒーとチョコレートをいただきました。
これもコースの料金に入っています。

オルゴールの小さな博物館4


コーヒーを飲みながら自動演奏ピアノの演奏を聴きました。
オルゴールの小さな博物館7


録音機の無かった昔、ピアニスト達はこぞって自分の演奏を残したとか。
ロール状の記録紙に、演奏が記号化されて残されているのです。


こちらの博物館には「館長コース」という鑑賞コースもあるそうで、このコースでは「特別展示室」も
見せていただけるのだそうです。
係の方に聞いたらこのコース、演奏を聴くよりもむしろ館長さんのお話を聞くことがメイン
らしいです。
しかし、これも興味があるのでいつか参加してみたいです。


今回この博物館に行って、私にとって一番の収穫は大好きな音楽、マスカーニ作曲の
歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」(の間奏曲 INTERMEZZO )がオルゴールで聴けたこと。
この曲は自動人形師ムットーニ氏の大型作品「INTERMEZZO インターメッツオ」にも使用(オーケストラ版ですが)されています。


一つはショップで見て視聴させていただいた販売用のオルゴール。
スイスのリュージュ社製72弁シリンダーオルゴールで、1つのシリンダーが3回転する
ことで1曲を演奏する、という仕組みになっていました。
1回転するごとにシリンダーが横にずれるのだそうです。
こちらのサイトで視聴できるようになっています。
「リュージュオルゴール 72弁  3/72」の下から2番目です。


さらにこの日は「博物館コース」でディスクオルゴールで、この曲が聴けました。
博物館のブログでこの音楽が聴けるようにも、なっていました。
「結婚行進曲」の後で流れてきます。


歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」は1890年が初演だそうで、この頃はディスクオルゴール全盛時代。
この歌劇の間奏曲は当時のヒット曲で、ディスクオルゴールでも人気の定番曲だったと初めて知りました。


この曲の72弁オルゴールが欲しくなったのですが、今の私にはおいそれと手が出せないお値段。
でもいつか欲しいです。





私が今、手元に持っているオルゴールのうち2つをご紹介。
二つともたまたまネットオークションで見かけて、つい購入してしまったので安い品物で
詳細は不明です。

美しい薔薇の象眼細工らしい箱に目が惹かれて購入。
ムーブメント(機械部分)はTHORENSと明記があり。これは有名なオルゴールメーカーです。
薔薇のオルゴール1


フタを開けるとオルゴールが鳴り出します。
19弁で曲はリストの愛の夢。

箱の底を見ると西ドイツ製のラベルがありました。
薔薇のオルゴール2



これも箱がきれいだったので購入したオルゴール。
オルゴール メキシコ製1

出品されていた方のお話ではメキシコ旅行した際、購入されたということでした。
英語で書かれた簡単な解説が付いていて、フタの絵は紙に印刷されたものですが作者名不明。
フタを開けると鳴りだし曲名は「The Wind Beneath My Wings」
メキシコ製なのにムーブメントはSANKYO製の18弁。
SANKYOといったら日本のオルゴールメーカー。
外箱がメキシコ製で、中身だけ日本製でした(^◇^;)

オルゴール メキシコ製2



<2012-04-23追記>
こちらも「カヴァレリア・ルスティカーナ」の間奏曲のディスクオルゴール版です。
好きな曲ですが、これはメロディに余計な音がつきすぎてるような気がします(^_^;)



posted by みどり at 21:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 美術・展覧会・イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする