2012年03月30日

自動人形師ムットーニ氏作品「ステーションビーナス 鳥取バーション」

自動人形師ムットーニ氏作品「ステーションビーナス 鳥取バーション」@鳥取・わらべ館
わらべ館公式サイトはこちら


2011年9月24日(土)
瀬戸内海の犬島、神戸・六甲山を巡る旅の最終日に鳥取へいきました。
一番の目的は「わらべ館」にある、自動人形師ムットーニこと武藤政彦氏の作品をみること!

小さな所かと思ったら意外と大きな施設でした。
館内写真撮影OKというのがうれしい。


1階は「童謡の部屋」
2・3階は「おもちゃの部屋」

武藤氏の作品は3階のからくり人形のコーナーにありました。
1995年の作品だそうで、世田谷文学館にも収蔵されている「月世界探検記」と似た作品でしたが
わらべ館の作品は武藤氏のナレーションがついていました。
この作品は30分ごとに自動で動いていました。

横幅約80センチくらいだったでしょうか、わりと大型。

ガラスケースの向こうにあるので、正面から撮影しようとすると自分が映り混んでしまうのでこまりました。
よくよく見ると私がうつってるのがわかりますのでお許しを。

これは停止状態
ムットーニ氏作品 ステーションビーナス 鳥取バーション7



動き出すとブルーの照明が美しいです。
未来の月世界都市でしょうか。

ステーションビーナス 鳥取バーション ムットーニ氏作品



動いている様子が前後してますが、これは作品のアップ。
ムットーニ氏作品 ステーションビーナス 鳥取バーション2 




手前のドームが開いて、ロケットが現れる。
ムットーニ氏作品 ステーションビーナス 鳥取バーション4




下の写真では分かりづらいですが、ロケットが上昇します。
ムットーニ氏作品 ステーションビーナス 鳥取バーション3



ロケットはまた下に移動し、ドームが閉じる。
ムットーニ氏作品 ステーションビーナス 鳥取バーション5



ムットーニ氏作品 ステーションビーナス 鳥取バーション6


ガラスケース無しで観たい作品でした。





posted by みどり at 14:07| Comment(2) | TrackBack(0) | 自動人形師ムットーニ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

初めて鳥取市内を巡る@六甲・犬島・鳥取 アート鑑賞の旅・その6

3月もまもなく終わり。
新学期が始まる前にけじめをつけたいというか、なんというかで去年9月の旅行のことを
あと少しというところで、書きそびれていたので書き留めておきたいと思います。

去年9月に瀬戸内海の犬島で行われた、劇団維新派の野外劇「風景画」
これがどうしても観たくて、岡山経由で犬島へ行くことにしたのですが、ちょうどその頃
神戸・六甲山では「六甲ミーツ・アート芸術散歩2011」が開催中。
さらには六甲山のオルゴール・ミュージアム、ホール・オブ・ホールズ六甲(現・六甲オルゴール・ミュージアム)
自動人形師ムットーニ新作個展「WING RESTING」が開催中と知りそちらにも寄ることにした旅行。
(リンク先は芸術散歩のサイトです)
くわえて、鳥取のわらべ館にはムットーニ氏の作品が常設展示されているので足を伸ばしてこれも是非観たい。
そんなわけで、はるばる千葉県から六甲山、岡山、犬島、鳥取を巡る一人旅をしたのでした。

この時の旅は出発日に関東圏は、台風の直撃を受けて当初乗る予定の夜行バスに乗れず。
急きょ予定変更し、翌日新幹線で神戸へ向かいました。

最終日の鳥取旅行について書きそびれていたので、そのことを書いておきます。
以下、写真サイズがバラバラで少々お見苦しいですがお許しを。



2011年9月24日(土)まずは岡山駅、9時14分発鳥取行き「スーパーいなば」に乗車。
前日に自由席券を買っていたので、当日は早めに駅へ行きました。
初めて観るスーパーいなば!

2011年9月24日 スーパーいなば


名前からは予想できない、2両編成のかわいい列車でした(^_^)

約2時間で鳥取駅到着。
鳥取へは初めて来ました。

まず向かうのは「わらべ館」
100円循環バス「くる梨(り)」に乗車。

こちらが「わらべ館」
2011年9月24日 わらべ館



オモチャの展示、童謡・唱歌の紹介がされている博物館でした。
からくり人形のコーナーにお目当ての自動人形師ムットーニこと武藤政彦氏の作品
「ステーションビーナス」鳥取バーションが展示されていました。
館内写真撮影OKなのですが、この作品はガラスケースの向こうなのでどう撮っても
てかりが入ってしまいました。
わらべ館の公式サイトはこちらです。

ステーションビーナス 鳥取バーション ムットーニ氏作品


この作品については、後ほど詳しく写真でご紹介したいと思います。

ステーションビーナスの隣がからくり人形の展示でした。
残念ながらこれは動かない。
2011年9月24日 鳥取・わらべ館 からくり人形


3階の様子。
写真奥がからくり人形の展示ケースです。
2011年9月24日 鳥取・わらべ館 3階



わらべ館の外側にはからくり時計があり、時刻によって出てくる人形が違うようです。
写真中央の丸い部分がからくり時計です。
2011年9月24日 わらべ館 からくり時計1


私が行ったとき出てきたのは、因幡の白ウサギと大黒様でした(^^)
2011年9月24日 わらべ館 からくり時計



わらべ館を出てから、歩いても行けそうだった仁風閣(じんぷうかく)へ向かいました。


歩道の影がなんだかいい。

2011年9月24日 鳥取市内の歩道


たしか約2,30分ほどで国指定重要文化財・仁風閣に到着。
向かいが県立博物館で県民の公募展が開催中でしたが、こちらはパスしました。


2011年9月24日 鳥取・仁風閣1


仁風閣は明治40年に建てられたという建築物。
木製の螺旋階段が美しい。

2011年9月24日 鳥取・仁風閣2


これは上の階から下を覗いたところです。
2011年9月24日 鳥取・仁風閣3


鳥取へいったなら、ぜったいはずせないのが鳥取砂丘
バスに乗って、着いたのはもう午後3時を過ぎていたのですが、この時はまるで夏のように暑い日でした。
(鳥取駅からだとバスで約30分かかるとおもいます)
砂丘と言うから、広いのかと思ったら思ったよりも範囲がせまいのが意外でした。
最近では砂漠化ならぬ、緑地化が進んできて、草が生え砂丘の範囲が狭くなってきてるのだそうです。

2011年9月24日 鳥取砂丘1


砂に足をとられて、前に進むのがかなりしんどいです。
それでも皆さん、がんばって歩いています。


砂の山を登ると見えるのは日本海。
2011年9月24日 鳥取砂丘2



せっかくなので砂の山を下りて、日本海に生まれて初めてターッチ!!
2011年9月24日 鳥取砂丘3


しかし再度砂山を登るのは、泣きそうになるほどマジで大変でした(^_^;)
絶壁のような砂山で、手がかりになるものがなにもないのですから、蟻地獄に落ちた蟻の気分。
かなり遠回りすればのぼれないこともなかったのですけど。
多くの方が、下に降りていかないのが分かりました。

そしてきれいな風紋が見えるところへ。
ここは多くの観光客が行く場所からは、また少し離れているため来る方が少なかったです。
みえるのはもちろん私の足跡
砂のすぐ右横が海に見えますが、実際の海面は砂山のずっと下です。

2011年9月24日 鳥取砂丘4




きれいな夕陽。
絵になりますね。

2011年9月24日 鳥取砂丘5



この日はこの後、鳥取駅前に戻りラーメンで夕飯。
鳥取駅20時50分発、東京・品川駅行きの夜行バスに乗りました。
(鳥取・倉吉〜東京の夜行バスの詳細は日本交通のサイトでご確認ください)
台風で回る順番を変更したため、バスの予約したのが9月22日。
席は最後尾で、隣が男性でちょっといやだったのですが(お互い様?)背もたれを深く
倒すことができて、かなり楽に東京まで行くことが出来ました。
翌朝には東京に到着。

様々なアート鑑賞を満喫した一人旅でした(^^)V



2012年03月28日

映画「311」

映画「311」


映画「311」@オーディトリウム渋谷
映画公式サイトはこちら


3月26日(月)に野田裕示展、てづくり豆本展をみてからこちらに行っています。
2011年の東日本大震災から、2週間後の東北の様子を撮影したドキュメンタリー映画です。

作家で映画監督の森達也、映像ジャーナリストの綿井健陽、映画監督の松林要樹、
映画プロデューサーの安岡卓治の4人がカメラを持って、車で東北へ向かうところから
映画がはじまります。

映し出されるのは、かつては街があった場所にあるがれきの山。
テレビでさんざん観たニュース映像と明らかに違うのは、そんな惨状とともに撮影している
4人の様子も記録されてそれを観客に見せていること。
放射能で汚染されているはずの街へ行くために、店でマスクや防護服を購入したり、
宿でくつろいで、次の日の予定を確認したり。
被災地を前にテンションが上がっているのはあきらか。
そのせいなのか2011年の山形国際ドキュメンタリー映画祭で上映されたときは賛否両論巻きおこったとか。
でも不謹慎かもしれないけれど、彼らの様子はそうなって当然だと思うのです。

被災地で棒を持って歩いている方がいて、最初は何かと思いました。
子どもを亡くした親御さんが、がれきの山を前に棒をもって子どもの遺体をさがしているのです。
死んだことを認めたくない、を通り越して遺体を早く見つけて供養してやりたい、と言っているのが印象的でした。
インタビューに冷静に答えているのも意外。
もっとも、怒りをあらわにしてる方もいましたが。
(この時、青いビニールシートにくるまれた遺体を撮影したからですが)

或る小学校では、子ども達の点呼をしていて避難が遅れて津波で何人も亡くなったとか。
目の前に山があって、逃げることが出来たはずなのに。
点呼なんか取ってる場合じゃなかっただろ、なんてことは後だから言える話。
何が悪かったのか。

ニュース番組では絶対みられない、撮影している方の様子も隠さずしっかり見せた映画。
きわもの映画ではないと思います。
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「野田裕示」展/「てづくり豆本展」

「野田裕示 絵画のかたち/絵画の姿」展


「野田裕示 絵画のかたち/絵画の姿」展@国立新美術館
1月18日〜4月2日まで
展覧会公式サイトはこちら

3月26日(月)に観に行っています。
野田裕示(のだひろじ 1952〜)さんは、今回初めて知ったアーティストさんです。
たまたま金券ショップで安いチケットがあったので、興味をもって購入。
行ってきました。

会場に入ってすぐにあった作品は、キャンパスにさらにキャンバスを切って貼って、
絵の具を塗り重ねたような作品。
キャンバスに凹みがあったりもする。
なんだかよく分からない。

でも観ているうちに画面の色彩構成がおもしろいと感じてきました。
会場半ばにあった小さな平面作品なら、欲しくなったくらいです。

さらに先の会場にあったのは、彫刻家・岡本敦夫さんとのコラボレーション。
岡本敦夫さんは石の彫刻作品をいくつにもカットして、協力者に渡し数年後また送り返して
もらって、再構成する、という作品作りをしていて私もそれに参加したことがあるのです。
そんな「ワールド・タートル・プロジェクト」に参加したときの感想はこちらにまとめています。
作品の一部を5年間、お預かりしました。

野田さんは、岡本さんの彫刻作品をキャンバス代わりに絵を描いていました。
床に置かれたり、鎖でつるされていたりのその作品。
これはおもしろいと感じました。

会場終わりの方には、岡本さんが作品制作をしているようすが上映されていました。
できあがった作品がすぐ横に展示。
下地を作り、絵の具を塗り重ね、塗った部分を削り、また塗り重ね、また削る。
作品世界はまだまだ理解できないのですが、野田さんのこだわりはすごいと思いました。





「てづくり豆本展」


「てづくり豆本展」@渋谷 ロゴスギャラリー
3月23日〜4月4日まで
展覧会公式サイトはこちら

同じ日に、こちらの展覧会にも行っています。
9名の作家さん達による小さな、豆本の展覧会。
豆本という物があるのは知ってましたが、9名もの作家さんがあつまっての展覧会は初めて観ました。
どれも可愛らしく、思わず欲しくなってしまいます。
そして不思議なことにこれは観ているうちに、自分でも作りたくなってくるのです。
ほんとに作ってみたい。

作家さんによるワークショップもあった&あるたしいのですが参加できないのが残念。


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2012年03月24日

映画「ピナ・バウシュ 夢の教室」「Pina  踊り続けるいのち」

映画「ピナ・バウシュ 夢の教室」


映画「ピナ・バウシュ 夢の教室」@ヒューマントラストシネマ有楽町
監督:アン・リンセル
映画公式サイトはこちら

3月14日(水)に今回の表題の2作品を続けて観に行っています。
2本とも2009年に亡くなった舞踏家で振付家のピナ・バウシュを紹介した映画です。
彼女の振付は「ダンスシアター」又は「ダンステアター」と呼ばれています。
普通のダンスと演劇を融合したような物・・・と私は解釈しているのですが。
こればっかりは実際の舞台を観ていただかないと理解出来ないと思います。
つまり私にはうまく説明できません。

以下、映画の感想というより公演を観た時の思い出になってますm(__)m


ピナ・バウシュのことを初めて知ったのは、1989年の東京・国立劇場での「カーネーション」
という公演でした。
(前にも書いたことがあるのですが、9月9日9列9番9千円の席でした)
舞台一面にカーネーションの生の花が敷き詰められ、ダンサー達は男女問わずサイズのあわない
ワンピースを着て、踊るというか遊んでるというか・・・。
これがダンス??と思いました。

そのうち一人の男性ダンサーが「これがみたいのか(日本語で)」と言って華麗な
ジャンプ(ピルエットだったか?)を見せてくれたのが印象的でした。
後から知ったけど、この方が後で書く「踊り続ける命」の中で名前の出るドミニクさんでした。

今となっては彼女が生きているうちにいくつかの生の舞台を観ることができて
とても幸運だったと思っています。
もっとも、恥ずかしながら見た当時はなにがなんだかさっぱり分からなかったです。


で、今回の映画。
(冒頭に載せた画像は手元にチラシがなかったのでパンフレットの表紙です)
10代の少年少女達が、ピナの代表作「コンタクトホーフ」の公演を行うために毎週土曜日
に集まり、練習していく様子をインタビューを交えて撮影しています。
もちろん彼らはピナから直接指導をうけるのですが、彼女は忙しいのでどうも大半は彼女の
教えをうけた二人の女性ダンサーからの指導らしい。

練習途中で、ある少年が「(ダンスが)何をしてるの分からないから(振付が)覚えられない」
と言うのですが、これはまさにそれまでピナ・バウシュの公演を観てきた私の感想そのまま。
何を観てるのかわからない、だったのです。
この時のピナの答えがたしか「(あの場面は)男性が女性に恋してるからよ」というものだったと思います。

少年少女達も練習を重ねていくことで、ピナの世界を理解することが出来たのでしょう。
この映画を観ることで、私もそれまでよく分からなかった彼女のダンス世界が少しだけわかった気がします。


自分だけ、或いはごく親しい友人とだけのつながりしか無かった少年少女達が
公演を行う頃には、どこか開放感がありそれまでより大人びて見えるのが印象的でした。
途中で寝てしまうかと思ったのですが、意外にもとても面白く観てしまいました。


<2012-03-26追記>
チラシを入手しました(^^)

映画「ピナ・バウシュ 夢の教室」チラシ











映画「Pina / ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち」


映画「Pina / ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち」
監督:ヴィム・ヴィンダース
映画公式サイトはこちら

こちらは3Dのドキュメンタリー映画。
もっとも見終わっても3D映画を観た、いう感覚がまったくありませんでした。
普通の映画より臨場感があったはずなのですが、それもまったく感じませんでした。
3Dにした効果がなかった気がしました。

ピナが振付をした公演「春の祭典」「カフェ・ミュラー」「コンタクトホーフ」
「フルムーン」が取り上げられています。
実際の公演の様子や、ダンサーへのインタビュー、そして新たに撮影されたダンスシーン
で構成しピナ・バウシュと彼女が作り出した作品世界を紹介していました。


2本のピナ・バウシュの映画、同じ映画館での上映だったのでこの日は、私のように二本続けて
観る方が多かったようです。
2本とも観るなら「夢の教室」でピナの世界になれてから「踊り続ける命」を観ると理解しやすいと思います。

映画「Pina / ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち」





以下、以前観た公演の感想です。

2008年 ピナ・バウシュ ヴッパタール舞踊団公演「フルムーン」
2008年 ピナ・バウシュ ヴッパタール舞踊団公演「パレルモ、パレルモ」
2006年 ピナ・バウシュ ヴッパタール舞踊団公演「カフェ・ミュラー」「春の祭典」
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2012年03月20日

「加藤久仁生展」

「加藤久仁生展」



「加藤久仁生展」@八王子市夢美術館
2月10日〜3月25日まで
展覧会サイトはこちら


3月20日(火)、今日を逃すと観に行かれる日がないので急いで行ってきました。
アニメーション作家の展覧会と知り、そして年間パスポート会員になっている八王子市
美術館の展覧会なので期限が切れる前に行っておこう、と思ったからです。

久し振りの八王子市夢美術館。
去年5,6月の「ムットーニワールド からくりシアターII」展以来でした。

通常の展覧会会場とはちょっと違って、木製の展示ケースの中に加藤久仁生さんの
スケッチや絵コンテが展示されていました。

鉛筆と水彩絵の具で描いた、フワフワと優しい感触の加藤さんの絵。
ふだんの私だったらこの手の絵は好きではないのですが、加藤さんの絵は
どうしてだかOK。

2004年のアニメーション作品「或る旅人の日記 赤い実」は約2分のダイジェスト版が
モニターに映されていました。
これは全編みてみたいものだと思いました。

そして別室で短編アニメの上映。
お父さんが「池」を抱えて、小さな息子と公園で広げて船を浮かべる。
なんだか楽しい。

そしてさらに別室で上映されていたのは約12分のアニメーション「つみきのいえ」
観てびっくり。
これは以前、その一部をTVで観たことがある!
2009年米国アカデミー賞短編映画アニメーション賞受賞作品だそうなので、きっと
受賞したときのニュース映像でみたのでしょう。

だんだんと水に水没する街に住む、おじいちゃん。
水が増えるたびに建物の上に煉瓦を積んで、新しく家をつくる。
ある時、大切なパイプを水に落としてしまい、アクアラングをつけて水の底へ潜ると
そこには過去に住んでいた部屋と、その頃の思い出が蘇る・・・と、いうお話。
これが一言のセリフもないのにわかるのです。

後半、ちいさな男の子と女の子が木のまわりでくるくる回っています。
最初は女の子が男の子を追っていたのに、そのうち回る向きが逆になり少年が
少女を追いかける。
さらに大人になった二人が木の両側から不意に現れて対面すると、男性が女性に握手。
うれしそうに抱き合う二人。
これがおじいちゃんのプロポーズの場面。
なんだかとてもいいではないですか。

娘が生まれ、学校行き、やがて彼氏をつれてくる。
孫が生まれ、婆さんもいなくなり、今は家族の写真に囲まれ一人暮らしの爺さん。

観ていると、私も家族のことが頭に浮かびなんだか涙がポロポロ。
おそらく観る人の全てが、この作品を観ると家族のことを思うのでは。
近藤研二さんによる音楽も静かでとても心地よかったです。


この展覧会は、去年9月に青森県・十和田市現代美術館からはじまり、この後4月21日から
愛知県・刈谷市美術館、7月21日からは鹿児島県・長島美術館に巡回するそうです。
posted by みどり at 23:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 美術・展覧会・イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

宝塚歌劇「オーシャンズ11」「ロバート・キャパ魂の記録」他

書きそびれている、観てきた演劇公演の覚え書きです。
書いておかないと気の済まないタチなのでお許しを。
今回は宝塚歌劇3公演について。


宝塚歌劇 星組公演「オーシャンズ11」


宝塚歌劇 星組公演「オーシャンズ11」@東京宝塚劇場
脚本・演出:小池修一郎
出演:柚木礼音、夢咲ねね、涼紫央、他
1月2日〜2月5日まで

1月5日(木)にB席で観に行っています。
1960年の映画「オーシャンと11人の仲間」、さらにリメイク版映画「オーシャンズ11」
どちらも観ていないのですが、これをもとにミュージカル化したのが今回の舞台。
元はミュージカル映画ではないから、よく舞台化したなと感じました。

チームを組んでスマートに泥棒しようぜ、って感じのお話なのでいつもの宝塚公演とは
やや雰囲気が違って面白かったです。
小池修一郎さんの演出なので、テンポが良かったのかもしれません。





宝塚歌劇 空組東京特別公演「ロバート・キャパ魂の記録」


宝塚歌劇 空組東京特別公演「ロバート・キャパ魂の記録」@日本青年館
作・演出・原田諒
出演:凰稀かなめ、伶美うらら、他
2月15日〜2月20日まで


2月20日(月)にA席で観に行っています。
宝塚が、実在の報道写真家ロバート・キャパを題材にオリジナルミュージカルを
上演するというのが興味津々でチケットをとりました。

ほとんど期待してなかったのですが、この公演はとても良かったです。
ちょっとびっくりです。音楽も良いし。
物語に派手さはないけれど、写真がメディアにのっても有名写真家が撮影したもの
として使われてしまったり、そのために本名アンドレ・フリードマンからアメリカ風の
ロバート・キャパ(凰稀かなめ)に変更したり、仕事仲間のゲルダ(伶美うらら)と恋仲に
なったり自ら戦場へ向かったり、と史実を交え興味深い。

東京宝塚劇場の公演と違うので、舞台装置はごく簡素。
良い作品なのに公演期間も短かったので、とてももったいないと思いました。
ぜひ宝塚大劇場や、東京宝塚劇場でバージョンアップした再演を行って欲しいです。





宝塚歌劇 花組公演「復活」「カノン」


宝塚歌劇 花組公演「復活」「カノン」@東京宝塚劇場
2月10日〜3月18日まで


2月21日(火)にB席で観に行っています。
トルストイ原作の「復活」をオリジナルミュージカル化。
そしてレビュー「カノン」の二本立て。
「復活」は読んだことがないのですが、暗い物語なので題材としてはミュージカルには
やや不向きだったのではと思いました。

舞台には楽しい華やかなものを求めてしまうので、今回はあまり乗れませんでしたm(__)m




posted by みどり at 14:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 演劇・ダンス・芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月17日

みどり画廊「黒部・室堂にて」

黒部・室堂にて


もう一つのブログにすでに書いていたのですが、せっかくなので
こちらでもご紹介。

去年の夏から取り組んでいた絵、ようやく完成。
2009年に黒部・室堂を一人旅したときの思い出を、絵にしました。
この時の旅の感想はこちらにまとめています。

絵の大きさは12M(60.6X41.0)


使用画材は、和紙、墨、膠(にかわ)、胡粉、水干、岩絵の具、方解末。


今回は今までやったことがない、描き方をしました。
普通に筆で色をさんざん塗り重ねてから、
池の手前部分に白い胡粉を塗り、台所でつかうラップを張って剥がす。
それが乾いてから水色系、青系の岩絵の具を塗って、またラップを張って剥がす。
氷が張ったような、筆では描けないおもしろい模様が出来ました。

筆で塗り込んでから、山の部分は胡粉を霧吹きで吹き付け。
こちらも筆ではかけない、霞ができました。

池の部分は色を塗ってから、ラップを張って、しわ模様を作ってから剥がす、を
繰り返すこと2,30回。
完成しました(=^0^=)
今までやったことのない、霧吹きやラップ張りをしてきたせいか自分の絵ではないように見えます。

下の写真は、今回の絵を描くときに参考にした自分で撮影した写真です。

2009年10月10日 みどりが池
posted by みどり at 22:05| Comment(2) | TrackBack(0) | みどり画廊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月16日

加藤健一事務所 「ザ・シェルター」「寿歌」

加藤健一事務所 「ザ・シェルター」「寿歌」


加藤健一事務所 「ザ・シェルター」「寿歌」@下北沢 本多劇場
作:北村想  演出:大杉祐
出演:加藤健一、日下由美、小松和重、占部房子
3月2日〜3月11日まで



3月5日(月)に観に行っています。
北村想さんの戯曲二本立て上演で、2本とも80年代にヒットし何度も上演された作品だそうです。

「ザ・シェルター」
核シェルターの背品検査の為、3日間そのなかで過ごすことになった
家族4人(夫婦と娘、祖父)のお話。
この作品を観るのは今回初めてですが、かなり昔にラジオドラマで聞いたきがします。
加藤健一さんはおじいちゃんの役。

30年前なら近未来の物だったはずの核シェルター。
今見ると、やや古さを感じるお話でした。


「寿歌(ほぎうた)」
近未来、核戦争が終わった後の世界の物語。
リアカーに荷物をつんでいい加減な芸を見せる、旅芸人のゲザク(加藤健一)とキョウコ
(占部房子)。不意に現れ旅を共にするヤスオ(小松和重)。

以前、青山円形劇場での公演で観たことのある作品です。
最初に観たのは一体いつだったんだろうと、調べたら北村想さんが主催していた劇団プロジェクトナビの
1990年公演だったようです。
24年も前だったとは・・・。

つい最近、別のカンパニーが公演を行っていましたがこれは見そびれました。

米一粒でも、元があればたくさんの品物を出すことができるヤスオがキリストと重なっている
ことはキリスト教が別名耶蘇(やそ)教であることからもすぐわかります。
終末期の世界を舞台にしているけれど、悲壮感はありません。

この三人は何があっても、きっとどこかで生き伸びていくのだろうな、という
心地よい後味が残りました。
posted by みどり at 16:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 演劇・ダンス・芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月13日

「サド侯爵夫人」

「サド侯爵夫人」


「サド侯爵夫人」@世田ヶ谷パブリックシアター
作:三島由紀夫  演出:野村萬斎
出演:蒼井優、美波、神野三鈴、町田マリー、麻美れい、白石佳代子
3月6日〜3月20日まで




3月6日(火)の初日1階席で観にいっています。

三島由紀夫の「サド侯爵夫人」は好きな話なので、チケットを取りました。
以前観たのはかなり前、2003年に新国立劇場での公演を観ています。
今回と同じく三島由紀夫の戯曲を使い、鐘下辰男の演出でした。

物語の舞台は18世紀末のフランス。
実在した貴族のサド侯爵とその妻、家族、周囲の人々がモデル。

スキャンダルにまみれ監獄に入れられた侯爵と、そんな彼に貞節を尽くす妻のルネ。
ルネの母で、娘の夫のスキャンダルをもみ消そうと躍起になるモントルイユ夫人。
ルネの妹アンヌ。サドの幼なじみのシミアーヌ男爵夫人。
どこか冷徹で男勝りのサン・フォン伯爵夫人。
そしてモントルイユ夫人家政婦のシャルロット。
サド侯爵の姿が、彼に振り回される6人の女性達の言葉から浮かび上がってきます。



今回の公演、個性豊かな女優陣が集まっていてとても贅沢な舞台となっていました。
まずは出演者達の衣装が印象的、というかやや奇抜。


以前観た公演では、三島由紀夫の書いた言葉(セリフ)の響きがとてもきれいだと
感じたのですが、今回はそれを感じませんでした。
初日のせいなのか、出演者の雰囲気がバラバラでアンサンブルとしてはしっくり
まとまっていないような気がしました。

それぞれの出演者について、感想を少々。

まずなんといっても麻美れいさんの、サンフォン伯爵夫人がとてもよかったです。
黒(紺だったかも)で統一された衣装で、ブーツを履きまるで「女王様」。
周囲を見下しややエロティック、それでいてどこか気高い雰囲気もありこれはすごいと感じました。


サンフォン伯爵夫人と真っ向対決する、白石加代子さんのモントルイユ夫人は白石さんの個性が
出過ぎで、まるでホラー&落語のようでした。
うまい役者さんとは思うのですが、今回はアクが強すぎではないでしょうか。
セリフも完全に入ってないようで、次のセリフが出てこなくて一瞬立ち往生・・・に見える場面がありこっちが心配になりました。
衣装は留め袖をイメージしたような黒のドレス。


蒼井優さんのルネは、清純な少女のよう。

美波さんのアンヌは、コケティッシュ。

神野三鈴さんのシミアーヌ男爵夫人は、台詞回しがややオーバーな気がして気になりました。

町田マリーさんのシャルロットは、他の出演者に比べると逆におとなしすぎてもったいない。

初日の白石さん、神野さん、美波さんはとちりも多くとても耳障り。
蒼井優さん、麻美れいさんはそんなこともなく、特に麻美さんの台詞回しはまるで歌を
歌っているようにも聞こえ、とても心地よいくらいでした。





2003年の公演の時の配役です。
(リンク先は新国立劇場の公演情報サイトです)

ルネ サド侯爵夫人:高橋礼恵
モントルイユ夫人:倉野章子
アンヌ:片岡京子
シミアーヌ男爵夫人:新井 純
サン・フォン伯爵夫人:平 淑恵
シャルロット:中川安奈


posted by みどり at 22:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 演劇・ダンス・芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする