2011年05月31日

「キース・ジャレット・ソロ 2011」

「キース・ジャレット・ソロ Keith Jarrett SOLO 2011」


「キース・ジャレット・ソロ Keith Jarrett Solo 2011」@オーチャードホール


5月29日(日)にA席で聴きに行ってきました。
ジャズ・ピアニストのKeith Jarrett の即興演奏によるリサイタルです。
コンサート情報については鯉沼ミュージックの公式サイトをご覧下さい。

去年はキース・ジャレット・トリオとして来日公演を果たしてすばらしい演奏を聴かせてくれた彼。
この時の感想はこちらにまとめています。

とったチケットはA席なのでてっきり2階席かと思っていたら、1階席の後ろから2列目でした。
後ろとはいえ、とても観やすい。


とてもとても楽しみにしていたコンサートで、即興演奏ですからどんなメロディが飛び出して
くるのか期待でいっぱいでした。
前半は冒頭でピアノの弦(?)を軽くたたきながら弾いていたような。
どんな音楽で行こうか迷っているようにも感じたのですが、音楽がよく分かる方には
どう聞こえたでしょうか。

途中休憩。

後半。
冒頭、日本の歌謡曲か民謡のようなどこか親しみのあるメロディが聞こえてきました。
やはり日本での演奏を意識してのことでしょうか。


アンコール曲は3曲。
1曲目は「オーバー・ザ・レインボウ(虹の彼方に)」
もちろんとてもジャジーで優雅なアレンジで聞かせてくれました。
あと2曲は、私にはタイトルが分かりませんでした。

演奏が終わり、挨拶をする彼はなんだかはにかんでいるようにも見え、拍手だけでなく客席の
あちこちから「We love you!」と声が飛びました。


なんだか暖かい雰囲気でいっぱいのオーチャードホールでした。


今、毎日聞いているのは彼のCD「The Melody At Night, With You 」で
とても心と頭が休まります。








<2011-06-03追記>

公式サイトにアンコール曲名がアップされていました。
アンコール曲は私、3曲と書いたのですが全部で4曲でした m(__)m

以下、曲名です。

I`m Through With Love
Over The Rainbow
Blues (Keith original)
Lonesome Old Town
posted by みどり at 10:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽・コンサート・オペラ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

劇団四季公演「ジーザス・クライスト=スーパー・スター」2011年版

劇団四季公演「ジーザス・クライスト=スーパー・スター」2011年版


劇団四季公演「ジーザス・クライスト=スーパー・スター」2011年版@劇団四季 自由劇場
作曲:アンドリュー・ロイド=ウェバー
作詞:ティム・ライス
演出:浅利慶太



好きなミュージカル「ジーザス・クライスト=スーパー・スター」の2バージョン公演観てきました。
エルサレムを舞台にした「エルサレムバージョン」と、歌舞伎メイクと日本の様式美と前面に
出した「ジャポネスクバーション」の二つです。

4月15日(金)にエルサレムバージョンを、5月17日(火)にジャポネスクバーションを
ともに2階A席で観に行っています。

ジーザス(=イエス・キリスト)最後の数日を描いた物語です。
物語はユダの語り(歌)で進行します。


主なキャスト(下は5月17日のキャストですが、4月も同じだったと思います)
ジーザス・クライスト:芝清道
イスカリオテのユダ:金森勝
マグダラのマリア:高木美果
ヘロデ王:下村尊徳




音楽は「オペラ座の怪人」や「キャッツ」でおなじみのアンドリュー・ロイド=ウェバー。
そもそもこの「ジーザス・クライスト=スーパー・スター」は上演することを想定しないで
当初音楽だけ作られたのだそうです。
その後、舞台化。
そのせいか、以前観たときは場面と場面のつながりが悪く、ブチブチと流れがとぎれるような
感じがしていました。
今回は、その感じがほとんどありませんでした。




通常、ミュージカルは演出が細部まできっちり決められていてかってな変更はできませんが、
このジーザス・クライスト=スーパー・スターは自由な演出がみとめられているのだそうです。

見た目としてはボロをまとっただけのようなエルサレムバージョンよりも
様式美の強いジャポネスクバーションの方が私は好きです。
ボロと言っては申し訳なかったですね、昔60年代から70年代のピッピースタイルに近いと
言った方が良いのかも知れません。
ジャポネスクバーションは、音楽も鼓の音らしき物が入り、日本的な演出を
全面に出しているところが面白い。


今回のジーザスは芝さん。
以前の公演で芝さんのユダを観てとてもいい、と思いましたが今回は少々
違和感がありました。
歌よりもなんとなく全体の雰囲気です。
もともとお顔の丸い方なので、こう言っては申し訳ないのですがジーザスというより
ブッダを連想してしまい、これが頭にずっとついて回り困りました f(^―^;

今回のユダは前回もそうだった金森勝さん。
この方のユダはいいです。
人々の幸せを考え、そして何よりも誰よりもユダ自身がジーザスの事を心配し
愛しているのにそれが伝えられないもどかしさ、これを見事に見せていたと
思います。

エルサレムバージョンの時はあまり感じなかったのですが、ジャポネスクバーション
での下村尊徳さんのヘロデ王、歌も演技もそのはじけぶりが楽しかったです。


気になるのがマグダラのマリアが歌う「私はイエスがわからない」の時、
横になっているジーザスからかなり離れた所に立って、客席に向かって歌っていることです。
なぜ彼のそばに寄り添って、彼に向かって歌わないのか。
(以前、こういう演出の時もありました)
歌は元娼婦だったマリアが、この愛しい人をどうやって愛したらよいのかと、
とまどっている内容なのですから彼から離れて歌うのは妙な気がするのですが。



2バージョン堪能した公演でした。
posted by みどり at 10:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 演劇・ダンス・芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月28日

「邪神宮」展/「木村繁之展」


今週はギャラリーの個展や、八王子市夢美術館のムットーニ展を観て回っています。
ムットーニ展は金、土と観てきました。(作者ご本人の解説付き上演会が金土日にあります)
そしてうっかりして5月21日までだったミステリ作家・折原一氏のコレクションの展示
「メメント・モリ展」を観にいくのを忘れていました。
折原さん、ごめんなさい!

「邪神宮 〜深〜The Deep」展


「邪神宮 〜深〜The Deep」展@銀座 スパンアートギャラリー
5月24日〜6月4日まで


5月24日(火)は「高橋真琴個展」観に行った帰りに寄ってみました。
ややエログロ色のあるテーマで複数のアーティストが参加しての展覧会でした。
行ってからこの展覧会を知ったのですが、宇野亜喜良氏の作品があり
これを観ることができたのは収穫でした。


そして漫画家の高橋葉介氏の作品があるのが気になりました。
高橋葉介氏の絵を観るのは久し振り。
最近、漫画を読むことをほとんどしなくなったので今どんな作品を描かれているのか?


インパクト大、だったのは三浦悦子さんの異形の人形。
どちらかと言えば不気味で気持ち悪いくらいなのに、なぜか目が離せなくなりました。
こちらが三浦悦子さんの公式サイトです。




「木村繁之展」


「木村繁之展」@銀座 ギャラリー椿
5月25日〜6月7日まで
展覧会公式サイトはこちら

5月27日(金)に観に行っています。
女性らしき白く細長い人物や猫のオブジェ。
陶製らしい。
人物の手の仕草、全体のフォルムに繊細な優雅さがあります。
オブジェ作品の回りの空間の雰囲気が変わっているのを感じます。
独特のよい雰囲気を感じました。





「高橋真琴個展 MACOTO77 星の天使達」2


「高橋真琴個展 MACOTO77 星の天使達」@銀座 ギャラリー向日葵
5月24日〜6月4日まで
ギャラリー向日葵のサイトはこちら
高橋真琴(真琴画廊)氏の公式サイトはこちら


5月28日(土)は再び観に行ってきました。
300部限定のアートプリントが欲しかったのと、去年の八王子市夢美術館の
展覧会の図録にサインを御願いしたかったからです。

こちらがその時の図録
「高橋真琴個展 MACOTO77 星の天使達」 20110年八王子市夢美術館「高橋真琴の夢とロマン展」図録



今回いただいたサインです。ワンポイントの花がかわいい。
「高橋真琴個展 MACOTO77 星の天使達」 2010年高橋真琴の夢とロマン展」にサイン


高橋真琴氏とお話も出来て、とてもうれしかったです。
そして今回のDM作品は、私だけでなく複数の方から事前に問い合わせがあったとのこと。

昨日27日は体調が悪くて、休んだそうですが会期中は会場にずっといらっしゃる予定だそうです。




ムットーニ展はこれで3回目。
感想はまた後日、書くつもりです。

posted by みどり at 23:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 美術・展覧会・イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月27日

「錦織健 魅惑のテノール・リサイタル」

「錦織健 魅惑のテノール・リサイタル」


「錦織健 魅惑のテノール・リサイタル」@練馬文化センター こぶしホール
テノール:錦織健  ピアノ:河原忠之



5月20日(金)に2階席で聴きに行っています。
テノール歌手の錦織健さん。
今回は知り合いからお誘いがあり、行ってきました。
そうでもなければ、気になりつつもリサイタルに足を運ぶことはなかったと思います。


私の頭の中にある錦織さんは、数年前の姿でかなりスマート。
現在の錦織さんは、たいぶ太めになっておられる(^_^;)
やせてたら声が出ないよ、と言う方もいるでしょうが、スマートでも
以前は声が出ていたんですから、それは・・・。

途中休憩を挟んで2部構成。
前半はヘンデルの「メサイア」や、TVのCMで有名になったヘンデルの
「セルセ」の中の「オンブラマイフ」や、日本の「宵待草」「荒城の月」など。

後半は、自らギターを弾きつつ1階の会場内を歌って回って大汗かいて。

歌はさすがに深みがあって、すばらしかったです。
優雅なテノールの歌声とは打って変わって、ごくごく庶民的話題のトークでは
ほんとにご近所のオジサンという感じでした。

ピアノ伴奏の河原忠之さんのなめらかな演奏も、錦織さんの歌声を引き立てていました。
posted by みどり at 23:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽・コンサート・オペラ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月26日

劇団四季・横浜「キャッツ」19回目

ca201105.jpg




劇団四季・横浜「キャッツ」19回目@横浜 キャノン・キャッツ・シアター

5月12日(木)にC席で19回目の「キャッツ」を観ています。

長老猫オールドデュトロノミー・・・米田優
娼婦猫グリザベラ・・・木村智秋
少女猫シラバブ・・・江部麻由子
プレイボーイ猫ラム・タム・タガー・・・李涛
マジシャン猫ミストフェリーズ・・・永野亮比己
ボス猫マンカストラップ・・・武藤寛
鉄道猫スキンブルシャンクス・・・岸佳宏
マキャヴィティ・・・川野翔
バストパージョーンズ、アスパラガス=グロールタイガー・・・飯田洋輔



永野亮比己さん演じるミストフェリーズは、今年の1月公演でも観た方ですが
体の動きにキレがある。
なんだかとても新鮮に感じました。


4月の平日夜に公演を観に行ったときは、客席が見事にがら空き。
会場ロビーに、東北からの修学旅行生の観劇がキャンセルになったため、と
書かれていたのですが、5月のこの公演も客席はやっぱりがら空き。
最前列にちかいS席はほぼ、埋まってますが後ろのほうはぽっかりがら空き。
今回は、前回のようなお知らせもなし。
やっぱり、さすがの横浜「キャッツ」も平日は空いてるのだ、とはっきり
わかりました。

カーテンコール時には、猫さんとしっかり握手してました。
C席は客席端っこだけど通路に近いので、猫さんとはほぼ毎回握手できるので好きです。
posted by みどり at 23:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 劇団四季・横浜「キャッツ」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月25日

「高橋真琴個展 MACOTO77 星の天使達」

「高橋真琴個展 MACOTO77 星の天使達」


「高橋真琴個展 MACOTO77 星の天使達」@銀座 ギャラリー向日葵
5月24日〜6月4日まで
ギャラリー向日葵のサイトはこちら
高橋真琴(真琴画廊)氏の公式サイトはこちら



5月24日(火)の初日に観てきました。
画家の高橋真琴さん。
この方の絵は小学校低学年の時から大好きでした。
少女雑誌の表紙はこの方の描くかわいい少女だし、下敷き、筆箱、色鉛筆のケースなど
数々の文房具にもこの方のイラストがいっぱいでした。
私は、この方の作品と共に育ったと言っても過言でないです。


初日会場にはご本人がいらしてました。
今年77歳で、約50年もかわいい少女を描き続けている方。
もちろん現役で、とてもとても77歳とは思えないです。

初日は、作家の荒俣宏さんも会場に来て作品を観ていました。
荒俣さんも高橋真琴さんの大ファンなのだそうです。


購入したカラープリント(A4サイズ)にサインをしていただきました。

高橋真琴 カラープリント2種



会場での高橋真琴氏です


「高橋真琴個展 MACOTO77 星の天使達」会場内での高橋真琴氏



会場にはかわいいポストカードや、カラープリント、絵本などのグッズもあります。
華やかでやさしい少女の達の絵で癒されたい方にお勧めの個展です。




去年、八王子市夢美術館で開催された「高橋真琴の夢とロマン展」の感想はこちらに。
高橋真琴氏の専門画廊「真琴画廊」へ行った時のことはこちらにまとめています。




<2011-05-31追記>
あきれかえられそうですがこの個展、初日一番乗りをしました。
展示された他の作品には目もくれず、DMに使われた作品「MOON ANGEL」にプロポーズ。
無事嫁入りが決まりました。



posted by みどり at 20:53| Comment(6) | TrackBack(0) | 美術・展覧会・イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「豚小屋」

「豚小屋」公演 パゾリーニ作、川村毅演出



「豚小屋」@座・高円寺
作:ピエロ・パオリ・パゾリーニ 構成・演出:川村毅
衣装・美粧:宇野亜喜良
出演:手塚とおる、伊藤キム、柊アリス、川合杏南、笠木誠、他
5月20日〜5月29日まで
演出家・川村毅氏のブログはこちら


5月23日(月)に観に行っています。
結論から言います。
ごめんなさい、話が全然分かりませんでした! m(__)m
演出・美術はおもしろかったです。



以下、いろいろいい訳など書きます。

「美粧」という言葉を始めて聞いたので、何のことかと思ってネット上を検索
するとどうやらヘアメイクの事をさすと分かりました。

今回の公演、とにかくまずチラシに惹かれました。
イラストは宇野亜喜良氏のものだとすぐ分かる。
出演者を観ると、手塚とおるさん、伊藤キムさん、柊アリスさんの名前がある。
手塚さんいろいろな舞台に出演されている方だし、伊藤キムさんは自分の
カンパニーを率いてダンス公演をされている方。
柊アリスさんは、ハイ・スクールメイツのメンバーでやはりダンスをされている方
だけど、わりとあちこちの演劇公演に単独で出演されることがある方。

気になるのは、演出が川村毅さん。
劇団第三エロチカを立ち上げて、作・演出をされていた方ですが、どうもこの方の
公演は苦手なのです。
社会問題とバイオレンスと、あともろもろの世界をごった煮にしたような世界を描く方。

さらにもっと気になるのは、この公演がパゾリーニの戯曲の本邦初翻訳初演だということでした。
パゾリーニは映画監督としてなら知ってましたが、戯曲も書いていたとはしりませんでした。
映画「カビリアの夜」はわりと好きな作品です。
気の良い娼婦が結婚詐欺にあって・・・というお話。
ミュージカル「スウィート・チャリティー」の原作になってる作品です。
この監督の映画で「豚小屋」(私は未見)がありますが、この公演はそれとはほとんど別物です。



今回の公演、冒頭引きこもりの青年らしいユーリアン(手塚とおる)と、彼のことが好きな
少女のイーダ(川合杏南)の会話があります。
会話といっても二人は離れたところに立って、客席を向いているから向かい合っていない。
この二人のヘア・衣装が、宇野亜喜良氏のイラストからそのままでてきたような姿なので
ちょっとうれしくなりました。

その後、ユーリアンの両親が登場。さらに別の人物達も。
もうこの後は交わされる会話が、私の頭にとどまらず素通り。
悲しいことに話がまったく分かりませんでした。
白状します、お手上げです。

物語が理解できなかったものの伊藤さん、柊さんの存在は面白かったです。
伊藤キムさんは時折現れる「野人」として登場。
もともといつも右眼に眼帯を付けている方なのですが、この公演では胡椒のような
スパイス的存在になっていたと思います。

柊アリスさんは「天使 少女」として登場。
白いドレス、小さな翼を背中に付け、クルクルと回る。
かわいらしく、文字通り天使的存在でした。

美術やだいたんな演出は変わっていて面白かったですが、私には悲しいことに物語が
まったく理解できませんでした。

posted by みどり at 20:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 演劇・ダンス・芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「第85回 国展」

「第85回 国展」


「第85回 国展」@国立新美術館
4月27日〜5月9日まで(終了してます)
国展公式サイトはこちら

5月3日(火)に観に行っています。
観てきたこと書き留めるのをすっかり忘れていました。

「国画会」の展覧会の通称が「国展」なのだそうです。
絵画、版画、彫刻、工芸、写真、とにかく盛りだくさんの内容の公募展でした。
展示作品数も膨大で全部見て回るのも大変な位でした。

観ていてテーマらしい物がなにも感じられなかったのですが、そもそも「国画会」の
成り立ちは自由な制作と発表の場を、ということから1918年(大正7年)に
起きたのだそうです。


会場内は写真撮影も自由。
何枚も撮ったのですが、今回ご紹介するのは、私が一番気に入った1点のみにしておきます。
無駄をそぎ落としたかのように、繊細に描かれた画面に惹かれました。

去年亡くなられた百瀬郷志(1949〜2010、ももせさとし)さん作「葡萄」です。

百瀬郷志(1949〜2010)作「葡萄」1


照明でてかってますが、左側のアップ
百瀬郷志(1949〜2010)作「葡萄」2


5月24日〜5月29日は名古屋(展愛知県文化センター)、その後大阪、福岡と巡回するそうです。
posted by みどり at 19:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 美術・展覧会・イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月22日

2004年版・人形劇俳優平常(たいらじょう)「毛皮のマリー・人形劇版」(初演版)

21日は、人形劇俳優のたいらじょうさんの公演を東京・初台のTHEATRE JOで観てきました。
第1部が「こんぎつね」&「大全集プチ」
そして第2部が「たいせつなきみ」
さらに第2部の後、たいらさんを囲んでのファンクラブ会員限定のファンミーティングが
おこなわれました。
これらについては、これから感想&報告をまとめるつもりです。



ファンミーティングの際、私が初めてたいらさんの公演をみて自分のサイト
(このブログとは別の物です)に書いた記事の事がお話にでました。

この記事は、以前(2008年後半まで)公開していた私の個人的サイト内にあった記事で
そのサイトは今はもうありません。
無くなったのはサイトを置くサーバーを提供してくれていた方が運営を止めたためです。
その頃は、私自身もすでにこのブログを書いていたし、サイトを別のサーバーに
移行しようとは思わず、消滅するままにしてしまいました。
でももちろん、サイトのデータそのものは自分のパソコン内に総べて保存しました。


今回は、たいらさんが新国立劇場で定期的に人形劇版「毛皮のマリー」の公演を
されることになりましたし、たいらさんから記事についての話もでたので
2003年から2004年にかけて上演された「毛皮のマリー」つまり初演版の感想を、
改めてこのブログにアップすることにしました。


以下、誤字もありますが文章・私の手書きのイラストも当時のままで手を入れないでのせることにします。
イラストは資料など何もないから、自分の記憶だけで描いたものです。
今見ると、はずかしいです f(^ー^;


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平常(たいらじょう)「毛皮のマリー・人形劇版」
作:寺山修司   演出・美術・人形制作・人形操作:平常
監修:森崎偏陸
会場:東京・下北沢ギャラリーLA CAMERA(ラカメラ)
公演期間:2003年12月18日〜12月25日、2004年1月15日〜1月25日

2003年の年末、目について気になってたチラシがありました。
「毛皮のマリー・人形劇版」
寺山修司作が美輪明宏をモデルにして書いたという戯曲で今も美輪自身や
他の役者(最近では篠井英介)も演じてる名作で問題作。
あの「毛皮のマリー」を人形劇でみせる?本当に?と思いました、正直。
しかも出演は平常の一人と平の制作した人形とのまさしく自作自演らしい。
実質一人芝居とは、なんて無謀なことを・・・と思ってました。
しかし気になる。
正月はさんでの年末年始の下北沢での公演、とうとう行ってみることにしました。
1月16日(金)行って来ました。
そもそも下北沢LA CAMERAなんて聞いたことがなかったです。
東京・世田谷区にある下北沢は大小の劇場がいくつもある演劇の町で私もよく行きますが
LA CAMERAなんてそれまで聞いたことがありませんでした。
名前の前にギャラリーと付いてるから、劇場とは違うのかもしれない・・・と、言うことは
劇場ではないところでの演劇公演なのか。
前売りチケットを買いましたがチラシには各回定員30名とあり、会場は小さな場所であることは
想像できました、
しかしながら未知の会場での公演はそれだけでちょっとわくわくします。

ギャラリーLA CAMERAは思ったとうりのかなり小さな会場でした。
なんとなく自宅近所の写真屋さんのスタジオを思わせました。
入り口は行ってすぐ左が公演会場。8畳ほどの広さのへやの片側にイスを横一列に
10個ほど並んでる。その前には直に座れるように座布団がある。
すでに数人のお客さんが来てるけど、そんなに混みそうもない感じなのでイスに座ってました。

物語の紹介をしておきましょう。
「毛皮のマリー」と呼ばれてる中年の男娼マリーは、息子の欣也(きんや)と暮らしていました。
男のマリーに息子がいるのはもちろん理由があり、しかもマリーと欣也に血のつながりはないのです。
でも、マリーは欣也を溺愛し欣也もマリーを心底母として慕っていました。
マリーは欣也を家の外からは一歩も出させない生活をしてましたが、少年はそろそろ大人になる
年齢にさしかかってきました。
同じアパルトメントにはなにやら一癖ある「美少女・紋白」が引っ越してきて欣也にちょっかい
を出し始めるし、母マリーはきがきではありません。
そんな頃、引っ張り込んだ船乗り相手に自分の過去を語るマリー。
話を偶然聞いてしまった欣也は自分の出生の秘密を知ってしまいます。
マリーの心の中にあるのは欣也に対しての憎しみなのか?母としての愛なのか?・・・・・


さて結論から言うと、今回の公演は驚きました。
平は主人公の「美少年・欣也(きんや)」を演じつつ、手の方は自作人形を操り「毛皮のマリー」
の全登場人物を演じきってしまったのですから。

舞台は会場真ん中に置かれた台だけ。この周りを使って平が演じる。
人形の形態は私が予想してたものとはだいぶ違っていました。
「毛皮のマリー」は一人芝居ができる演目だったろうか?と思ったけどそうおもわせる事自体
今回の公演が成功したことの証でしょう。

公演終了後、直接人形を手にとり見せてもらえました。私は単純なのでこれはうれしい。
思ったよりは軽いけど私だったら人形動かすだけで精一杯になるだろう。
平は人形を動かしつつ、自分は別の人物を演じるのだから大変な作業のはず。
頭の中はどうなってしまってるんだろう・・・。
と、思ったところでニコニコした平さんと目が合ってしまった(#^_^#)

開演前に配布されていた印刷物を読むと、監修の森崎氏の言葉として『(平自身は)いろいろな仕掛け
と演出を考えたらしいが、なんせ一人芝居なのだから、ムダは一切切り捨ててもらった』とかいてある
所を見ると演出の一部は森崎氏担当と言えるのかもしれない。
1981年、北海道札幌市生まれの22歳の平。
チラシによると13歳ですでに札幌の人形劇祭で自作自演の一人芝居が奨励賞を受賞してるそう
だから若いといってもキャリアは積んでるらしい。
この方の公演ならぜひまた観たいと思いました。


平常(たいらじょう)「毛皮のマリー・人形劇版」初演版




*************************************

以上です。

それにしても、改めて読み返してみたら今の私より、当時の方がよっぽどしっかり
した文章書いてるな、と思いました。


下の画像はこの時の公演の変形版チラシ(A4サイズを縦半分にしたもの)です。



2004年 毛皮のマリー人形劇版




2011年05月21日

「ムットーニワールド からくりシアターII」展 初日

「ムットーニワールド からくりシアターII」展 


「ムットーニワールド からくりシアターII」展 初日@八王子市夢美術館
5月20日〜6月26日まで
八王子市夢美術館のサイトはこちら


5月20日(金)の初日に行ってきました。
自動人形師ムットーニこと、武藤政彦氏。
2009年にも同美術館で「ムットーニワールド からくりシアター展」
(リンク先はその時の公式サイトです)
開催されましたが、好評だったため今回はその続編としての展覧会だそうです。

会期中は、作者である武藤氏による口上・解説がきける上演会が
おこなわれます。
以前は土日だけだったので、私は今の仕事はほとんど土日が出勤なので
行けるだろうか、無理して休み取らないとダメか・・・と、心配だった
のですが今回は金曜日にも上演会あり、とのことでホッとしました。

午前中の用事を片付けてから、15時の上演会に駆けつけました。
知り合いのムットーニファンの方にも再会。
平日にもかかわらず、ファンの方々が約50人ほども集まっていました。

以下はこの日の上演会で見られた作品です。
総べてファンの方にはおなじみの作品ばかり。

「ザトップオブキャバレー」
「プライベートライブ」
「カンターテドミノ」
「ナイトキャップ」
「サテライトキャバレー
「プロミス」
「エルサルサメディアノーチェ」
「ワルツオンザシー」
「ナイトエレメント」
「アローンランデブー」

「プロミス」「エルサルサメディアノーチェ」は去年ロゴスギャラリーで
登場した作品で、特に私は時計型の「エルサルサメディアノーチェ」が
大好きなのでまた再会できたのはうれしいです。
「プライベートライブ」では武藤氏みずからトランペットを吹いてくれました。


新作は今年、ケンジタキギャラリーで開催された「WING ELEMENT」で
発表された3つの作品に、さらに2点を追加して一つのインスタレーション
となっていました。
三点が個別に順番に稼働し、最後に5点の「WING ELEMENT」が同時飛翔する
さまは圧巻でした。


まだ初日ですし、私も期間中何度も行くつもりですので今回はこのくらいに
しておきます。
何度もいくので、八王子市夢美術館の年間パスポート会員にもなりました。
年会費1200円で1年間入館がフリーパスになるお得なパスポートなのです(^^)

新しいポストカードが販売されていたので、もちろん購入。
武藤氏のサインをいただけました。
裏表、どちらにしていただくかで迷ってしまったのですが
裏面にしていただきました。
普通は表ですよね・・・・またおかしな事をやってしまいました(__;)

「WING ELEMENT」ポストカード1


「WING ELEMENT」ポストカード2




土日14時からと15時から、金曜日は15時から上演会があるそうです。
展覧会の詳しい感想は、また後日改めて書く予定です。

ムットーニ氏の作品世界が堪能できる作品が集まっていますし作品は自動制御で
作動していて、会場でタイムテーブル表ももらえるので上演会でなくても愉しめます

多くの方に観ていただきたいお勧めの展覧会です。
posted by みどり at 10:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 自動人形師ムットーニ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする