2010年12月06日

女木島にて「不在の存在」「カモメの駐場」他/「瀬戸内国際芸術祭2010を巡る旅」再び・その9 

12月になり、10月に見てきた瀬戸内国際芸術祭のことが今年中に書き終わるかどうか
怪しくなってきましたf(^―^;
なんとか書き通すつもりでいるのですが・・・。



10月28日(木)

女木島の「福武ハウス2010」を出た後は港近くの作品を見て回りました。

レアンドロ・エルリッヒさんの「不在の存在」
これは写真撮影禁止なので言葉だけのご紹介・感想になります。
会場は廃屋になっていた家を改装したそうです。

受付を済ませて建物にはいると、石庭のように白い小石が敷き詰められた中庭がありました。
ここが作品その1の「見えないもの」
庭を見ていると時々ザクザクッと音がして、足跡が現れては消えていきます。
現れる位置も変化していく。
透明人間があるいているような感じです。
次はどこにあらわれるんだろう?と待ってしまいました。


そして建物に入ると、この中が作品その2の「二重の茶室」
入るときに係の方に「最初に鏡があって自分の姿が映りますが、次の鏡との違いも
よくご覧になってください・・・」というようなことを言われました。
ほうほうそうですか・・・と、中に入ると座布団とその前に一人用のお膳が数客並んでいる。
部屋の横の壁に2枚の大きな鏡がある。
最初の鏡をみると部屋の様子も私自身も映っている。
次にもう一枚の鏡を覗いてみると、部屋の様子は写っているのに私が写ってない!
これってどういうこと???

一瞬とまどい、まじまじと鏡をのぞき込んでやっと訳がわかりました。
鏡と思ったのは次の部屋への入り口だったのです。
最初の部屋とまったく同じ配列で座布団とお膳が並んでいるから、てっきり鏡像だと
思ったですよ。
そして中に入る前、係の方のあの言葉の影響も大。

みごとに騙されました(^_^;)
人は思いこみがあるとすぐに騙されますね。




次に向かったのは納屋を改装したという行武治美(ゆくたけはるみ)さんの「均衡」
下の写真の左側が通路になっています。

行武治美(ゆくたけはるみ)「均衡」1


行武治美(ゆくたけはるみ)「均衡」2


中は薄暗いけれど、小さなミラーガラスが張り巡らされています。
数は一万個はあるとか。
この中は写真撮影可だったのですが、きれいに撮ろうとするとなかなか難しい。
二階にも上がれて見下ろすとこんな感じ。

行武治美(ゆくたけはるみ)「均衡」3



中に照明はなく、外の光が反射するのみだとか。
時刻によって見え方、雰囲気はずいぶん変化しそうです。
たぶんもう二度と来られない私には、見比べができない。
ちょっと残念でした。





次に行ったのは愛知県立芸術大学アートプロジェクトチームによる「愛知芸大・瀬戸内
アートプロジェクト」
港近くの空き家とその中庭を整備したもの。
なんだか能舞台のような広い空間がある家でした。
ここでコンサートなどのイベントが行われたらしい。




港そばの駐車場にあるのは木村崇人(きむらたかひと)さんの「カモメの駐車場」

木村崇人作「カモメの駐車場」


カモメ?のオブジェが並んでいました。
大きさは人の手のひらより少し大きめ、くらい。
後で知ったけれどこれは風見鶏で風が吹くと、いっせいに同じ方向を向くんだそうだ。
なかなか愛嬌があるカモメでした。





そして港の浜にあったのは新聞でもよく目にしていた作品、禿鷹墳上(はげたかふんじょう)さんの「20世紀的回想」
実物大のグランドピアノの上に帆が。
風のピアノ・・・と言いたくなるような感じです。
「20世紀的回想」というタイトルが意味するのはなんだろう?
でも確かにどこかノスタルジックな雰囲気があります。
海の向こうに見えるのはフェリー「めおん号」、そしてさらに向こうに見えるのは高松です。

禿鷹墳上(はげたかふんじょう)「20世紀的回想」2


向きを変えてみると帆は4本です。

禿鷹墳上(はげたかふんじょう)「20世紀的回想」1


ずっと見てると作品そばに寄ってイスに座った皆さん、決まってピアノをひく仕草をするのがおもしろい。
この作品に到着したのがようやく午前11時半ちょっと前。
11時半に男木島(おじぎま)行きのフェリーが出るけれど、この作品の写真をきちんと
撮っておきたかったのでパス。

「均衡」「カモメの駐車場」「20世紀的回想」と、道中つかず離れず一緒になっている一人の
女性の方がいましたが、この方は11時半の男木島行きフェリーに急いで乗って行かれました。
(この方とは、男木島のあちこちで再び出会うことになります)

風のピアノの「20世紀的回想」は夜見たらきれいだろうなあと思いました。
高松の街明かりを背景にきっと美しいに違いない・・・。




次の12時半出発のフェリーに乗って男木島へ向かいました。
下の写真は見えてきた男木島です。
島の斜面に張り付くように家々がある独特の風景が。

男木島&男木島港


男木島の作品と灯台を廻った詳しい感想はまた、後日に。


☆瀬戸内国際芸術祭2010の公式サイトはこちら





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