2010年09月28日

「昭和・メモリアル 与勇輝展」& 「山本容子の劇場 鏡の国」展

http://ataeyuki.jp/


「昭和・メモリアル 与勇輝展」@松屋銀座 8階大催場
9月16日〜10月4日まで
展覧会公式サイトはこちら


9月23日(木・祝)に観に行っています。
人形作家の与勇輝(あたえゆうき 1937〜)さんの展覧会です。

ぬくもりさえ感じさせる愛らしい子ども達の人形が会場にいました。
今回のテーマは戦中・戦後の「昭和」という時代を背景にして作られた
作品がありました。
その他にも明治をイメージにした作品や、映画監督小野安二郎作品をモチーフに
した作品もあり、見ていてとても楽しい展覧会でした。




会場には多くの方が詰めかけていましたが、意外にも年配の方の姿が多い。
戦中・戦後はこの方達にとってはつらい時代であるはずですが、人形をみる
ようすはとても穏やかで幸せそう。
確かに与勇輝さんの人形は、見てるととても心が穏やかになります。

こたつでうたた寝してる女の子、晴れ着の着物のそでを振り回してる女の子、
靴磨きの男の子、ボロを着た再々孤児らしき男の子。
人形がかわいいだけでなく、それぞれの人形の周囲にどんな風景があるのか
ちゃんと見えてくるから不思議です。
小さな風呂敷包みを持って立つ女の子はかわいい声で「ごめんください」と言ってる
ようだし、ボロを着た男の子は孤児だけどたくましく生きているに違いない、と感じます。

少年とその妹らしき少女が抱き合うようにしてる人形は、アニメ「火垂るの墓」の
世界を連想します。

会場の後半はすでに展覧会や雑誌で見たことのある作品がありました。
「午後の乗客」は電車の中に見たてた空間に乗客であるサラリーマンや女子高生が
座っている作品。
与勇輝さんの作品では少ない、中年男性のサラリーマン人形がとても良い感じです。
腕組みして座って横に種類が入っているらしき封筒おいて、まるで営業の途中のように
みえます。
与さん、人をよく見ているなと感じます。

愛らしくて、ほのぼの。
時にちょっぴり切なくなる場面の人形もありますが、与勇輝さんのやさしい世界に
どっぷり浸かれる展覧会だと思います。
お勧めです。


2006年の「与勇輝 人形芸術の世界展」の感想はこちらにまとめています。



この日は、この後、すぐそばの別のデパートで開催中だった下記の展覧会も観に行ってます。


「山本容子の劇場 鏡の国」展


「山本容子の劇場 鏡の国」展@銀座三越 8階催物会場
9月22日〜9月27日まで (終了してます)

銅版画家の山本容子(1952〜)さん。
今回の展覧会は、ルイス・キャロルの「不思議の国のアリス」の続編「鏡の国のアリス」
がテーマ。

山本容子さんの作品は、人によって好き嫌いがかなりはっきり別れると思います。
私もじつは初めて観たときは、嫌悪感すら覚えたくらいです。
今はさすがになれて楽しめるようになりましたが・・・・。


かわいいとはちょっとかけ離れた独特の雰囲気の絵柄。
この方の作品はきっと大人向けなのでしょうね。

観に行った時は、ちょうど古楽器のコンサートとそれに続き山本容子さんの
トークショーがあったようで、会場に山本さんがいらっしゃいました。
知り合いの方に、作品をあれこれ解説されていたようで、私もそちらに耳を傾けて
付いていってしまいましたf(^―^;

銅版画だけでなく、油彩画の展示もある展覧会でした。




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2010年09月27日

「オノデラユキ 写真の迷宮へ」展

「オノデラユキ 写真の迷宮へ」展


「オノデラユキ 写真の迷宮へ」展@東京都写真美術館
7月27日〜9月26日まで (終了してます)
展覧会公式サイトはこちら

9月8日(水)に観に行っています。
この日は朝から久し振りの雨。
文字通り、バケツをひっくり返したような土砂降りの雨の中向かったのが東京都写真美術館。
この方はたぶん初めて知った方です。

たまたま目にした展覧会紹介が、女性のシルエットを撮した(と、思った)作品でした。
なんとなく惹かれたので行ったのですが・・・イメージしていた展覧会とはたいぶ様子の
ちがう作品群にとまどいました。
風景や人物をそのまま撮っているのでは無かったからです。
もちろんそういう写真もありましたが、目に付くのは写真を「加工」した作品。

最初に書いた女性のシルエットと思ったのは、実際の人物ではなく雑誌から人型を切り抜いて、
それをワクにしてオノデラさんが撮影したいろいろな夜景の断片をはめこみ加工・修正したもの。

人物を撮影して、顔の部分にレース編みのような切り抜きを貼り付けたのか、と思うとこれは
紙に模様の穴が開けられて写真のその部分だけ白くしたもの。
かなりぼやけた夜景・・・かと思うとカメラのレンズにビー玉をしこんで日中の街頭を撮影したもの。

かと思うと、いかにも室内のセットで撮影したと思えるド派手なピンクの静物画風の写真。
チラシに使われているのが、この作品です。
同じ写真が何枚も並べられている・・・と、思ったら中央部分の緑色の木々らしき物だけが
様子がちがっている。
これは鏡で、周囲の風景を映していたのですが、写真によって向きが変わっていたのです。
静物のなかに動きが加わっているのがちょっと興味深い。

本物の写真かと思うと、隅々まで加工したものだし、加工した作品かとおもうとそのまま
撮影していたものだったり。

私には、いまひとつピンとこなくてとまどいました。。
どうも今回はオノデラユキさんの迷宮に入り損ねたようですm(__)m





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2010年09月24日

「カポディモンテ美術館展」&「オノレ・ドーミエ版画展」

「ナポリ・宮廷と美 カポディモンテ美術館展 ルネッサンスからバロックまで」


「ナポリ・宮廷と美 カポディモンテ美術館展 ルネッサンスからバロックまで」@国立西洋美術館
6月26日〜9月26日まで 
展覧会公式サイトはこちら


9月3日(金)に観に行っています。
カポディモンテ美術館はイタリアを代表する美術館の一つだそうですが
私はその名前をはじめて知りました。
今回展示されるのは主に、ファルネーゼ家が収集したルネサンスおよびバロック美術作品と、
ブルボン家が収集したナポリ・バロック美術の作品だそうです。

後のスペイン王カルロス三世が、ブルボン家のカルロ7世。
カルロの母がエリザベッタ・ファルネーゼ。
カルロは母からファルネーゼ家の膨大な美術コレクションを受け継いでいたのだとか。

私はチラシの女性像に惹かれて、行ってきました。

華やかで豊潤という言葉がぴったりする作品ばかりの展覧会だった気がします。
見応えがありました。

チラシの女性はパルミジャニーノ作「貴婦人の肖像(アンテア)」
こちらを見据えた顔がキリリとして美しい。
モデルの女性のことは不明で、貴婦人とも娼婦とも言われているのだとか。
私としては貴婦人にしては少々目つきがきついし、なんだか世の荒波を乗り越えて
来たようにみえるので娼婦では?と思うのですがどうでしょう?


観ていて特に印象に残ったのはエル・グレコ作「炭火を吹く少年」です。
(上のタイトルはチラシの表記、会場にあった目録には「燃え木でロウソクを灯す少年」と
なっていました)
エル・グレコというとキリストや聖母マリアの姿を描いた華やかな大型の作品が
すぐ頭に浮かびます。
この作品は暗闇にいる少年が小さな炎に顔を照らされてるようすが、とても素朴
ですが美しいと思いました。
会場の他の作品に比べると小さいですが、私はこの作品がとても気に入りました。


今度の日曜日までの展覧会です。


チラシは変形でA4サイズが上下に2枚続く形の大きさでした。
チラシ画像をご紹介したくても手持ちのスキャナーは小型なので一度に読み取れない。
ので、上下別々にスキャンしてから2枚をつなぎ合わせてみました。







この展覧会を観た後は、現在はもう終了してるのですが所蔵作品による常設展内部での下記の
展覧会も観てきました。


「オノレ・ドーミエ版画展」


「オノレ・ドーミエ版画展『カリカチュール』と初期の政治風刺画」展
6月26日〜9月5日まで
展覧会公式サイトはこちら


ドーミエは19世紀フランスを代表する風刺画家。
シャルル・フィリポンが主宰した新聞が『カリカチュール』
そこに載る諷刺版画は国王ルイ=フィリップや政治家たちを攻撃し笑いモノして
評判を呼び、ついでに当局の検閲の目も引きつけてしまう。
そこで作品を精力的に発表していたのがドーミエで、私は彼の作品が好きです。
チラシは持ってないのですが、チラシに使われていた作品「幕をおろせ、お笑いはこれまで」は特に好きです。
(リンク先は画像ページです)
繊細でコミカル、かつどこか幻想的。
モノクロの世界なのに、カラーであるよりも深い物を感じてしまいました。


posted by みどり at 22:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 美術・展覧会・イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月23日

話の話 ロシア・アニメーションの巨匠「ノルシュテイン&ヤールブソワ」展

話の話 ロシア・アニメーションの巨匠「ノルシュテイン&ヤールブソワ」展


話の話 ロシア・アニメーションの巨匠
「ノルシュテイン&ヤールブソワ」展@高知県立美術館
7月18日〜9月26日まで
展覧会公式サイトはこちら


8月3日(火)に観に行っています。
9月も終わりそうですが、8月に行ってきた高知県立美術館の感想を書き
留めておきたいと思います。
ちょうどまだ会期終了前なのでご紹介もかねて。


千葉県民の私がわざわざ足を運んだ瀬戸内国際芸術祭2010。
さらに横道それて行った高知県。
シャガール作品を多く所蔵してる、とだけしか確認しないで行った高知県立美術館
でしたが、行ってみるとちょうど「ノルシュテイン&ヤールブソワ」展が開催中でした。

ユーリー・ノルシュテイン(1941〜)はロシアのアニメーション作家でその作品は
日本でも紹介されているから私も上映会に何度か足を運びました。

でもフランチェスカ・ヤールブソワ(1942〜)の名前は今回初めて認識しました。
この方はノルシュテインの多くの作品の美術監督をしているのだそうです。
「美術監督」という仕事が私は今までよく分かってなかったのですが、単に作品の
演出・監修というだけでなくノルシュテインの提示するイメージを実際に絵に
描いていくということをしているようです。
まさにノルシュテインの片腕とも言える方ですね。


ノルシュテインの作品は人形アニメでも、セルアニメでも、ましてやCGなんて使わない
とても素朴な切り紙によるアニメーション。
動きによって何種類も紙に絵を描いて切りとり、それを何回も配置し直しては撮影を
繰り返していく手法。
ノルシュテイン作品はあまり色彩は多くなく、ほどんどモノクロのイメージが強いです。
でもその素朴(でも手間暇は途方もなく大きい)なアニメーションには独特の詩情が
溢れています。
作品の一部が日本の新聞社の企業CMに使われたこともありました。
どこの新聞社かはわすれましたがf(^―^;

こんな風にノルシュテインの作品はよく言えば素朴ですが、悪く言うとかわいくないしそっけない。
明るさ、派手さ、楽しさとはほど遠いので日本のTVアニメやジブリ作品しか観たこと無い方では
飽きてしまうかもしれません。
実際、私が観に行ったときはちょうど作品の上映もあったので観てきましたが小さな子は
すぐに飽きてぐずってしまい、お母さんといっしょにでてしまいましたし他にも出て行く人
けっこう多かったです。
私も初めてノルシュテインの作品を観たときは、今まで観ていたアニメーションとはあまりに
違うのでちょっととまどってしまったのでこの反応はわかります

今回の展覧会はノルシュテインやヤールブソワが描いてきた作品の実際の手書きの
作品(エスキース)はもちろん、これを元にしたマルチブレーンと呼ばれる
多層のガラス面に切り絵を配置した立体作品も展示されていました。
マルチブレーンはアニメ作品の一場面を3Dでみてるような感じの作品です。


午前11時からと午後3時からは作品の上映もありますので、展覧会を観るならこちらも
お勧めです。

私が行ったときはちょうど3時の上映が始まるところだったので、自分の幸運を喜びつつ
観てきました。
上映作品は「アオサギとツル」「話の話」「冬の日(発句)」「外套」でした。

「話の話」はオオカミの子があちこち歩き回って遭遇する出来事を散文的に描いた作品。
チラシに使われているのが、この作品の一部です。
この作品を昔始めてみたときは、ほとんどモノクロかと思える薄暗い映像と、あちこちに
飛ぶ話に頭の中がまとまらずこれはいったいなんなんだ?と、思った作品です。
今回やっと、その味わいをゆっくり楽しめた気がしました。

「外套」はまだ未完成の作品。
一人の中年男性が文章を書いている様子をとてもきめ細かい仕草まで、描き出しています。
手の動き、眉、鼻、口、のちょっとしたうごきまで再現しようとしてるかのようで
たとえて言うならレース編みを連想してしまいます。
この作品、制作に取りかかってからすでに10年かかっているようです。
私が未完成作品のこの「外套」のことを知ってから、それくらいの日がたちますから。
完成が遅れてる原因は制作に手間暇が恐ろしくかかることと、資金作りのためにノルシュテインが
他の作品を手がけているためらしいです。
それだけ彼が入れ込んでいる作品ということで、ほんとうに完成が待たれます。


展覧会をみるなら、是非実際の映像作品も観ていままで知らなかった世界を知る楽しみを
味わっていただきたいです。


それにしても7月末から8月頭にかけて行った瀬戸内国際芸術祭2010を巡る旅で、
あちこち回った展示や美術館、今回をもって総べて感想を書き終えることができました(^^)
これを読んでくださった皆様、ありがとうございました。



ご参考までに、下記はYouTubeにあったノルシィテイン作品「霧の中のハリネズミ」と「外套」の映像です。
これらの映像は今後削除される可能性があるので、表示されないときはごめんなさいです。






posted by みどり at 11:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 美術・展覧会・イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月20日

シス・カンパニー公演「叔母との旅」

シス・カンパニー公演「叔母との旅」


シス・カンパニー公演「叔母との旅」@青山円形劇場
作:グレアム・グリーン  劇化:ジャイルズ・ハヴァガル
演出:松村武
出演:段田安則、浅野知之、高橋克実、鈴木浩介
ステージング:小野寺修二

9月17日(金)の夜の回を、当日券で観に行っています。
この作品もともとは1969年に作家グレアム・グリーンが発表した小説でその後、映画化
(日本未公開)もされ1974年にはジャイルズ・ハヴァガルが劇化。
これが今回の上演バージョン。

日本では今まで1994年に演劇集団円で上演して以来、再演を重ねているのだそうですが
私は今回初めて知りました。
しかも今回の公演、チラシにも書かれて無くて行ってはじめて知ったのはパントマイム
を基調にした公演を見せてくれていたパフォーマンスグループ「水と油」の小野寺修二さんが
動きの演出を手がけていたことでした。
これを知っていたら、早い段階で前売りチケットを購入していたのですが!



物語はこんな風。
銀行の支店長を勤め上げ、50代半ばで引退をしたまじめな独身男ヘンリー。
母の葬儀に突然訪れた叔母のオーガスタと50年ぶりの再会をする。
75歳で独身で金持ちで、恋人までいる叔母。
自由奔放な叔母に誘われるまま、外国への旅をすることになるヘンリー。
半ば強引な叔母に振り回されるヘンリーですが、母と叔母の本当の関係、やがて叔母の
秘密まで知ることになります。



とてもおもしろい公演でした。
舞台は完全円形に配置された客席の真ん中。
出演者はたった4人。しかも全員男性。
この方達が一人で何役も演じてしまうのです。
ヘンリーや、警察官や少女や牧師やその他もろもろの人物達。
オーガスタ叔母さんだけは段田さんが一人で演じていましたが。

なかでもすごいのはヘンリーを4人で演じてしまうこと。
一人二役という言葉はよく聞きますが、今回ヘンリーについては「4人一役」なのです。
ヘンリーのセリフも、彼の動きも次の出演者が受け継いでいくようすが、とっても
なめらかで観ていて無駄も無理もありません。

出演者の動きは観てると小野寺修二さんの演出だな、とすぐ分かりました。
とくに4人がそれぞれトランクもって動き回る様子は、かつての「水と油」そのまんま
じゃないか!と思ったくらいです。
もちろんパントマイムで鍛え上げられた「水と油」のメンバーほど動きのキレは
よくありませんが、それでもきれいな動きでした。

「水と油」は小野寺さん含めて男性三人、女性一人のグループでした。
現在は活動休止中で、それぞれのメンバーが別々の活動をしていますが4人の中では
あちこちで演出を手がける小野寺修二さんの活躍が目立つ気がします。
つい最近ではバレエダンサー首藤泰之さん出演の「空白に落ちた男」の演出・出演が
ありました。
リンク先は観てきたときの感想です。



まじめに静かに過ごしてきたヘンリーと、その場その場の人生をそれなりに真剣に生きて
楽しんでいた叔母。
対照的な二人ですが、ヘンリーも自分の人生を振り返りつつ最後には今までと違った
生き方を選択します。
それがちょっとびっくりするようなことでした。
(ネタバレになるので書くのはひかえますが)

かなり波瀾万丈の人生を送って来た叔母さんですが、年取っても体は丈夫だし
お金もたくさん持っているのはうらやましい。
でも大事なことはヘンリーのお母さんに頼んでしたわけで。
これも物語のネタバレになるから書きませんが、話のラストは物語の早い段階で予想がつきます。

でも物語のラストでようやく「大佐」と静かに二人で踊る様子は、そこだけ柔らかで明るい照明が
当てられ優しくホッとするシーンでした。
なんだか観ていて涙でそうになりました。
二人で踊る・・・と書きましたがもちろんこの時舞台上に見えるのは段田さん一人です。
今回の段田さん演じるオーガスタ叔母さんは、まるで違和感がなく良かったです。







8月20日から始まったこの公演、良いという評判が広がってきてすでに前売り券は
完売状態。
当日券は毎回開演の1時間前から販売する、というのは公式サイトを見て分かりましたが
会場は客席数約300の小さな青山円形劇場、当日券の枚数は少ないはずで、いったい
何枚出るのかわかりませんでした。

前日も仕事を終えてから駆けつけたのですが、すでに当日券を求める人の長蛇の列。
私はキャンセル待ちの券すらもらえず(T.T)
9月17日は、金曜ですが私は仕事が公休日だし、この日を逃すともう観に行かれる日も
ないので、絶対観てやろうと早めかなと思いつつ折りたたみイス持参で午後4時半に
会場の受付前に到着しました。
(当日券の販売は午後6時からです)
誰もいないから一番乗り!・・・と、思ったけれど私が受け付け前に立ったら近くの
イスに座っていた方が、おもむろに私の後に並んだのでこの方が本当の一番乗りだったようです。
(ごめんなさい、私無視しちゃたです)
どうやら様子をうかがっていたようで、この方はいったいいつから来てたんだろ(^_^;)


ところでこの日の公演はラストでハプニングがありました。
小さなベンチの周囲を出演者がセリフを言いつつ歩いて回ってからスッと座るのですが、
この時高橋さんが勢い余ってベンチごと後ろにひっくり返ってしまったのです。
ええーーーっ!?これって演出?違うよね????観てた皆さん同じ事を思ったはず!

そのすぐ後の段田さん、セリフを言う声が完全に笑ってました(^◇^;)
生の舞台ですもの、こんな事もありますよね。
いやいや、この程度OKですよ(^^)



<2010-09-22追記>

ご参考までにこれまで観てきた、小野寺修二さん振付又は演出の公演の感想をリンクしておきます。

2009年「中国の不思議な役人」@PARCO劇場

2009年「あらかじめ」@青山円形劇場

2008年「ある女の家」@シアタートラム

2008年「空白に落ちた男」@ベニサンピット

2005年 水と油公演「不時着」@東京グローブ座

2005年 水と油公演「移動の法則」@新国立劇場 小劇場
posted by みどり at 23:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 演劇・ダンス・芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月19日

2010年8月の高知県立牧野植物園にて

03koti08.jpg


高知県立牧野植物園の公式サイトはこちら




8月に瀬戸内国際芸術祭2010を観に行きましたが、せっかく四国に行くのだから、
と足を伸ばした高知県。

高知県立牧野植物園の感想を書き留めておきたいと思います。
すでに書いてきたことと少しダブル部分もありますがご了承ください。

植物園の名前の由来である牧野とは植物学者、牧野富太郎博士(1862〜1957)のことです。
現在の高知県出身の牧野博士は日本の植物学の大系を整えた、とも言える方。
私は某大学農学部出身なので、学生時代は教授から牧野博士の業績の偉大さについては
よく教えられたものです。
(なので私が牧野博士のこと知らなかったと言ったらお前学校で何やってたんだ?!になって
しまいます)

でも今回牧野植物園に行きたいと思った一番の理由は、こちらに自動人形師ムットーニこと
武藤政彦氏の作品の展示があったからです。


冒頭の写真は正門ではなく南門ですが、鉄製の門の柵に木の葉のような、花のような
模様があるのがきれいでした。
さすが植物園。
(下の画像が門のアップです)

2010年8月3日 牧野植物園 南門




ムットーニ氏の作品は動いているところ観なければ魅力半減だし、滞在時間が限られて
いるので時間を無駄にしたくない。
あらかじめ動く時間は決まっているはず(公式サイトにもその辺明記がない)なので
植物園に直接メールで問い合わせすると、15分ごとに自動で動いていると丁重な返事を
いただきました。


園内は植物園の他、温室や展示館があり、南門から入館してまずはすぐ横にあった今年の春に
できたばかりという温室を見てきました。
温室は南国のイメージです。
できたばかりと言うこともあり、植物があるとはおもえない清潔感のあるところでした。
あたり前ですが、とてもとても人工的。

そこを出てからは植物園を散策。
「アオイ」の花が何種類も咲いていました。
いろんな色と形があるのが美しくも珍しい。

2010年8月3日 高知県立牧野植物園内 アオイの花1


2010年8月3日 高知県立牧野植物園内 アオイの花2


2010年8月3日 高知県立牧野植物園内 アオイの花3



これ(下の写真)は何という花か名前を忘れましたが、まるで天使か天女の舞をおもわせる
軽やかな雰囲気がありました。

2010年8月3日 高知県立牧野植物園内 花1




園内は手入れの行き届いたところと、そうでないところが混在している
ようでした。


つぎに向かったのは園内の「牧野富太郎記念館 展示館
こちらには牧野博士のことが年代をおって詳しく、わかりやすく紹介がされていました。
(館内は写真撮影禁止なので言葉でしかご紹介できないのが残念です)

牧野博士は植物の分類を研究するため、植物採集をしたり解説のための絵を
描いたりしてますが、その絵がとても素人とは思えないできばえなのです。
ほんとにみごとです。

さらに館内には牧野博士をモチーフにしたアート作品もあるのがユニーク。
老年時代の牧野博士が「繇條書屋(ようじょうしょおく)」と呼んだ自宅の和室で研究を
している姿の等身大の像がありました。
「繇」という字は今回初めて知りましたが草が繁ること、「條」は樹木が繁ることの
意味があるそうです。




そしてそのすぐそばには自動人形師ムットーニこと、武藤政彦氏の作品がありました(^^)
そのコーナーには「繇條劇場」というタイトルが付いてました。
ムットーニ氏の作品は植物園のサイトでは「標本の夢」となっていましたが、会場では
「標本の記憶」(MEMORY OF SPECIMENS)の表示になってました。


かなり大型の作品で中央がメイン、左右に小さな作品がセットになっている物でした。
向かって左側には牧野博士の少年時代の姿。右側には老年時代の牧野博士。
中央には標本や書籍でいっぱいの研究室らしい部屋に、牧野博士が一人いて、やがて部屋の
奥の書棚がドアのように開くと、その向こうに大きな木が一本が見えてきます。

なんとなくムットーニ作品の「書斎」にも似ていました。
「書斎」は今では本を読んでいた老人が、部屋の奥のドアが開くとその向こうに一人の少年が
(老人のかつての姿)老人を見つめているのが見えてくるという作品。
書物に感動できなくなった老人を少年が責めているようにも見える作品。
すこしばかりひやりとする物も感じます。
でも「標本の夢」は博士が植物の精霊から何かの啓示かささやきを聞いているような、
優しい感じのする作品でした。

ムットーニ作品には必ず音楽が付いているのですが、気になっていた音楽はブライアン・イーノの
「Apollo」の中の「An Ending (Ascent) 」でした。
アンビエント(環境音楽)が好きな方なら、すぐわかるとても美しい曲です。


作品は15分ごとに自動で動いています。
二年前にムットーニ氏が植物園の依頼を受けて、一度修理に行ったというお話をチラと
耳にして以来、いつか実物を観てみたいと思っていました。


牧野博士の経歴を見つつ15分たつと自動人形作品が動くのを観に戻るというのを何度も
繰り返し、たぶん1時間半は館内にいた気がします。
この日は次の予定がつまっていたので、これで出たのですがそうでなければ半日はここで
過ごしても私なら飽きない!と思いました。
私は滞在時間約2時間半だったのですが、もっと時間がほしかった!

私は利用する時間が無かったのですが、植物園内にはカフェやレストランもあるので、
植物園で1日ゆっくり過ごすのもお勧めです。

posted by みどり at 21:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 美術・展覧会・イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月16日

映画「ネコを探して」

映画「ネコを探して」


映画「ネコを探して」@シアターイメージフォーラム
監督:ミリアム・トネロット
2009年フランス映画
映画公式サイトはこちら

9月4日(土)に観に行っています。
久し振りに観ていてなんだかホッとする映画でした。


飼っている子猫のクロが居なくなった。
ネコは気ままでどこかに行ってしまうからいつもは気にしないけど
さすがに一週間たっても帰ってこないので、探しに行くことにした
飼い主の女性。
時間も空間も超えて、彼女は世界各地の様々なネコと出会っていく・・・
という趣向で見せてくれるドキュメンタリー映画です。


飼い主の女性が登場するシーンは素朴な絵柄のアニメーション。
日本アニメ?と思うくらいフランス製には見えませんでした。

紹介される猫たちはこんなネコ達。
鉄道で「駅長」を務める日本のネコ。
首に小型カメラをぶら下げてあちこちで写真を撮っているネコ。
(ネコがシャッター押してるわけではないですが)
ホテルで客と一緒にお泊まりするネコ。
介護施設で患者の死期が近づいたのを察知すると、亡くなるまで
つきそうネコ。
蒸気機関車と駅の設備をネズミからまもるネコなど。


日本がペット大国で、ネコが客と共に過ごすネコカフェがあったり
ネコのためのグッズ店があったりと、まるでネコ天国のように紹介
されているのがおもしろい。

ネコと人間の楽しい関係が紹介されているように見えますが、そればかり
ではありませんでした。
チラシにはまったくふれられないし、パンフレットにも他のネコのことに
比べると少ししか書かれてないけれど、映画では日本の水俣(みなまた)の
ネコのことがかなり詳しく紹介されていました。

「踊るネコ」のことはちょっと怖い話。
漁師が捕ってきた魚を分けてもらって食べていたネコが踊るようになった話。
工場廃液で汚染された魚を食べて、神経が麻痺したため痙攣を起こしていたのですが
人間に発病する前に、ネコが先に発病して人間に公害を教えてくれていたわけです。

ネコにとって地獄同然だった公害で汚染されたかつての水俣を描くから、対比のために
ネコ天国の現在の日本を描いているのか、とやっと気がつきました。


踊るネコは悲しいけれど、ネコと人間との優しい関係を見せてくれる映画だと思いました。

映画とは直接関係ないけど、気になるのはチラシデザイン。
文字の配列、デザインが悪いと思います。
タイトルの「ネコを探して」より「うちのクロ、みなかった?」の方がまず最初に目に入るから
私なんぞ、最初こっちがタイトルかと思いましたよ。
posted by みどり at 23:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月14日

平成22年度第2学期教養学部テキスト到着

受講してる放送大学の10月1日から始まる第2学期のテキストが本日到着しました。

今まで科目登録申請は郵送で申込みしてましたが、今回初めてネット画面から
申請をしました。
今まで使ってなかったのですが思っていたよりはるかに簡単!
これからはネットから申請しようと思います。


受講料の振り込み用紙が届いてから、すぐに振り込んだのでテキストも授業開始前に届きました。

2学期、新たに科目登録したのは「環境デザイン論」と、1学期に「解析入門」の単位が取れた
事に気をよくして「量子化学」にしました。
「量子化学」は数年前受講したけれど、難しくて途中で放棄して単位を取ってなかったのでした。

「解析入門」は単位が取れたとはいえ、なんだか理解不足だったのがきになるので2学期が
始まる前に復習しておくつもりです(^^)
posted by みどり at 20:41| Comment(0) | TrackBack(1) | 放送大学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月13日

瀬戸内国際芸術祭2010を巡る旅・その4 番外編・高知にて

 


前日、高速バス「黒潮エクスプレス」で、高松から高知へ移動。
8月3日(火)は一日、高知を巡りました。


高知と言ったら、普通は坂本竜馬関連の施設をまわるのでしょうが、今の私は
坂本竜馬にほとんど興味がない、時間もないので今回はパスしてます。
竜馬ファンの方、ごめんなさい。


以下、長文になります。


宿泊した「高知アネックスホテル」は繁華街の中にあり周囲にいくつもホテルが
ある中の一つでした。
概観からしてややチープな感じにちょっと不安が。
シングルの部屋はかなり狭い。
私はホテルの部屋でゆっくりコーヒーを飲むのが好きなのですが、部屋には
水の入った電気ポットが置いてあるのにコードが付いてない。
係の人がコード忘れちゃったの?と、思いつつ加熱できるティーサーバーも用意
されていたのでまあいいかとそのまま利用。

後日、ネット上のホテルの宿泊コメントにそのことを記入したら、「電気ポットは
水差し用に置いていました」と返答があり、ほんとですかと思いました(^_^;)
電気ポットが置いてあったらそれはやはり「電気ポット」であって、「水差し」とは
思わないでしょう?普通。
今まで一人旅でホテルもいろいろ利用してきたけれど、こんなの初めてでした。
もっとも電気ポットどころか、何にも置いてないところもありましたっけ。
安い(朝食付で5000円)からこんなものか。

朝は1階の喫茶コーナーが無料朝食コーナーになっていました。
おにぎりと味噌汁、サラダなど。
品数は少なく簡単だけど、おいしくいただきました(^^)

2010年8月3日 高知アネックスホテルの朝食



この日は、夜東京行きの夜行バスに乗るまで一日高知で過ごす予定でした。
絶対行ってみたかったのは高知県立牧野植物園と高知県立美術館。


まずはJR高知駅へ向かいました。
街の街路樹がいかにも南国高知。

2010年8月3日 高知駅前 街路樹



出かける前からネット上で確認していた「MY遊(まいゆう)バス」の切符を買いに、
高知駅バスターミナル脇の切符売り場に行きました。
JR高知駅から桂浜までバス区間と、土佐電鉄路面電車190円区間が一日乗り降り自由、
いくつかの施設では割引にもなって900円というお得な切符なのです。
詳しくはこちらのサイトでご確認ください。
バスの車体には坂本竜馬のイラスト付き。


2010年8月3日 MY遊バス



切符を買うと、みやすいガイドブックももらえました。
まっすぐに牧野植物園へ行きたかったのですが、せっかく高知まで来たのですから寄り道。


まずは見晴らしの良い所と書いてあった「五台山(ごだいさん)展望台」
ここでバスを降りたのは私一人。
小さな庭園にもなってますが、コレと言ったものも無いし、眺めもまあまあ。
夜景ならきれいなのかも。

2010年8月3日 「五台山(ごだいさん)展望台」より



ここから歩いて「竹林寺」へ。
四国霊場八十八カ所の第三十一番札所だそうで、行ってから知りました。
当然ながらお遍路さん達と出合いました。

2010年8月3日 竹林寺



お遍路さんは私も年取ったら、やってみたいなあと思っています。
今はそんな時間がないから、年取ってからのお楽しみです。
こちらの五重塔や庭園が有名らしい。

2010年8月3日 竹林寺 五重塔



庭園を観るには料金が必要ですが、急いで観てきました。

2010年8月3日 竹林寺 庭園



竹林寺を出ると、もう目の前が高知県立牧野植物園
ここは正門ではなく、南門でした。
写真の左側が南門で、右側に写っているのが温室。

03koti08.jpg




牧野とは植物学者、牧野富太郎博士(1862〜1957)のことを指します。
現在の高知県出身の牧野博士は日本の植物学の大系を整えた、とも言える方。
私は某大学農学部(今は生命科学部と名称が変わっていますが)出身なので、
学生時代は教授から牧野博士の業績の偉大さについてよく教えられました。

植物園と、今年の春に完成しばかりという温室、そして展示館を観てきました。
展示館には、牧野博士をモチーフにした自動人形師ムットーニ(武藤政彦)氏の
作品がありました。
これが観たかったのです。
(こちらの植物園については、また別に詳しく書きたいと思います)


こちらを出てからは、せっかく高知に来たのだからやっぱり行っておきたい所へ
向かいました。
桂浜!
風光明媚な観光名所だそうですが、そんなことよりもやりたいことがあったのです
何かというと・・・。
MY遊バスの終点が「桂浜」で、折り返しで高知駅へ出発するまでは停車時間約30分。
桂浜へダッシュ!


下の写真は途中にあった坂本竜馬像。

2010年8月3日 桂浜 坂本竜馬像


2010年8月3日 桂浜


浜辺で走って・・・と、言っても砂地は足がとられてなかなか進めないが
波打ち際に駆けつけて、太平洋にターッチ!!
これがやりたかった(^_^;)

やっと気が済んだので、急いでバス乗り場にUターン。
目的達成で氷イチゴで一休みです。

2010年8月3日 氷イチゴ


それにしても急いで戻ってきたのに、バスの発車時刻も迫ってるのに、運転手さんが来ない。
どうしたんだ?
やっと来たと思ったら、なんだかとってものんびり。
一緒に運転手さんを待っていた他のお客さんが、なかなか来ないから心配した
と、言ったら・・・この年配の運転手さん発車時刻を間違えていたのでした。
ホテルの水差しの件、そしてバスの運転手さん、なんだか南国高知はおおらかです(^◇^;)


MY遊バスと路面電車を乗り継いで、次に来たのは高知県立美術館

2010年8月3日 高知県立美術館


こちらはシャガールの作品を多く所蔵してる、とはガイドブックで知ってましたが
この日、何の展覧会をやっているのかは着いてから知りました。
「話の話 ロシア・アニメーションの巨匠 ノルシュテイン&ヤールブソワ」展でした。
ノルシュテインの作品は好きです。
私は運が良いなあ(^^)V

着いてからまもなく短編作品の上映が始まるところだったので早速観てきました。
(こちらの展覧会のことも、また改めて書きたいと思います)
美術館を閉館間際まで観てました。



後は、19時40分高知駅発、東京駅行きの夜行バスに乗るだけ。

せっかくなので「はりまや橋」の撮影。

2010年8月3日 はりまや橋


この周辺は繁華街のようなので、腹ごしらえをすることにしました。

あちこちのお店をみるとやはり高知、どこも「鰹のたたき」を売りにしてました。
ふと、とあるお店のメニューに鯨のどんぶりご飯があるのに気がつきました。
昔は鯨の缶詰があって食べたけれど、もう何年鯨をたべてないだろう。
入ってみることにしました。
注文した鯨は懐かしい味がしました。

2010年8月3日 鯨どんぶり


甘辛く煮た鯨肉はおいしいけれど、味付けがかなり濃い。
しかもたっぷりつゆだく。
食べてるうちに濃い味に飽きてきました。
食い意地の張っている私が、お店で食べていてこんな事も珍しい。
じつは私、つゆの染みこんだご飯は好きではありません。
家でカツ丼や、親子丼を作ることがあるけど煮た具はご飯の上にはのせず、
別の器に入れるくらいです。

三切れだけついていた、鰹のたたきはおいしかったです。
これなら鰹のたたき定食にすれば良かったなあ、とちょっと後悔しました。

その後JR高知駅へ行き、お土産品など購入。
19時40分発のドリーム高松2号に乗車。


午前5時には静岡県の足柄サービスエリアに到着。
早朝の空と山の景色がとてもすばらしかったです。
写真に撮ってしまうと、さほとではないのですが・・・。

2010年8月4日 足柄サービスエリア



終点は東京駅ですが、私は手前の霞ヶ関駅前で下車。
ここからだと、地下鉄千代田線に乗って松戸まで乗り換え無しで行かれるから楽。
午前9時前には千葉県松戸市の自宅に到着。







長々と書きましたが、私の夏休み「瀬戸内国際芸術祭2010を巡る旅」も、今回をもって
終了とさせていただきます。
ここまでお付き合いしてくださった皆様、ありがとうございました。

あちこち観たかったけれど、とても回りきれなかった旅。

NHKの日曜美術館でも今回の芸術祭のことが紹介されてましたが、映っているのは
私がまわらなかった所ばかり。
行きたくなってしまうではないか。

それにしてもNHKよ!なぜ直島をほとんど紹介しないのだ。
ベネッセハウスという企業名が出てしまうから、避けたんだろうけど。

今回行かれなかった豊島(てしま)、女木島(めぎじま)、男木島(おぎじま)にも
行きたくてしょうがない。
と言うわけで、10月後半に再び、瀬戸内国際芸術祭2010を巡る旅をしようと
計画を立て始めてます(^^)V



posted by みどり at 19:58| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月11日

「束芋 ててて」展

 
アーティストブック「惡人」出版記念
第54回 ヴェネツィア・ビエンナーレ日本館出展決定記念
「束芋 ててて」展@銀座 ギャラリー小柳
8月5日〜9月11日まで (終了してます)
ギャラリー小柳の公式サイトはこちら


9月11日(土)に観に行っています。
この日は午後から有楽町へ行く予定があったので、どこかのギャラリーを覗いてこようと
ネットを観ていて、この展覧会に気がつきました。
この日が最終日だったのでギリギリのセーフでした。

個性的な映像インスタレーションが印象的な束芋(たばいも)さん。
きれいでも、かわいくもない、どちらかというと気持ち悪い、悪趣味にも近い絵画や映像作品。
私自身は絵を描くことは気持ちの良いこと、或いは気持ちよくないと作品が描けないほうなので
束芋さんの作品を観ていると、この方は作品を作っているときはどういう気分で制作されている
のだろう?と、不思議でしかたがありません。

悪口を書くつもりではありませんし、この方のファンでは無いのですが、それでもこの方の作品を
観ているとまったく飽きないし、なかなか目が離せなくなります。

今回の展覧会は「手」がテーマなのかタイトルは「ててて」
もちろん束芋さんらしく、そう簡単に解説できるような作品ではありませんでした。

白い皮に手のイラストが描かれて、刺繍に使う木枠に固定されている。
さらに毛(人毛らしい)が刺繍されて、イラストの手に毛が巻き付いているように見えました。


絵画作品は、血管のようなものが画面いっぱいに描かれて中央に心臓が描かれた作品。
或いは血管の網(あみ)の中央に脳があるもの。
どちらも絵の中に糸のようなものが、神経のように張り巡らされている。
脳の描かれた作品は、トレーシングペーパーのような透明な物に描かれていて、後ろから
照明が当てられていました。
よこの別室から映像インスタレーションの音響が漏れて聞こえるのですが、その効果もあってか
なんだかこの作品の血管が蠢いているようにみえてしかたなかったです。

別の絵画作品は蜂のような昆虫が描かれていますが、子どもの残酷な遊びのように
羽や足が散らばっている。

映像作品は1点。
複数の手のひらがぐにゃぐにゃうねうねと動き回って、合体したり、離れたり。
これまた気持ちの悪い朱色、青、白の色彩がぐるぐるとついて回る。


相変わらず、ギャラリーのビルの入り口になんの広告も看板も出てないし、ギャラリーの
公式サイトも、そっけないほどシンプルなのにお客さんはつぎつぎ来る。
小さい会場ですが、束芋さんの不思議ワールドを堪能できる個展でした。


今年最初に観た展覧会が横浜美術館での「束芋 断面の世代」展でした。
この時の感想はこちらにまとめています。

posted by みどり at 23:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 美術・展覧会・イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする