2010年08月29日

「また逢おうと竜馬は言った」「スリー・ベルズ」「イッセー尾形のこれからの生活2010 in 夏のクエスト」「エリザベート」


8月中に観てきた演劇公演の感想がほとんど書けませんでした。

以下は観てきた公演の簡単な覚え書きですm(__)m


演劇集団キャラメルボックス公演「また逢おうと竜馬は言った」2010年版


演劇集団キャラメルボックス公演「また逢おうと竜馬は言った」2010年版@池袋 サンシャイン劇場
7月10日〜8月8日まで
脚本・演出:成井豊

8月5日(木)に観ています。
1992年の初演から数えて今回は4回目の公演。
初演版は観ていないのですが、その後の2回目、3回目の公演は観てきました。

坂本竜馬に憧れる青年・岡本が、同僚とその妻がケンカしたことでなんとか仲を
とりもとうとする。
彼の傍らでは「坂本竜馬」が現れて励ましたり、罵倒したり・・・。


岡本役と坂本竜馬役がダブルキャストでした。
空組が岡本・左東広之、坂本竜馬・岡田達也、
海組が岡本・畑中智行、坂本竜馬・大内厚雄。
私が観た日は空組です。


空組を選んだのはもちろん、岡田達也さんが観たかったからです。
客演で楠見薫さんが出演とは、行ってから気がつきました。
下に書いた後藤ひろひとさんの奥さんでもある方です。



「スリー・ベルズ 聖夜におこった3つのふしぎな事件」


PARCO Produce公演
「スリー・ベルズ 聖夜におこった3つのふしぎな事件」@PARCO劇場
8月10日〜8月29日まで
作・演出・出演:後藤ひろひと
出演:団時朗、石丸謙二郎、明星真由美、ウーイェイよしたか、他


8月16日(月)に観に行っています。
映画「パコと魔法の絵本」で知名度が全国的になった後藤ひろひとさんの最新作。
後藤さん自身も、物語の進行役として出演。

建物の上に3つの鐘がある倒産寸前のスーパー・カネミツ。
鐘が3つだからカネミツなのか、カネミツだから鐘3つなのか、それは不明。
倒産寸前なのに店員(石丸謙二郎)は意外とのんき。

裏世界のボスと詐欺師の物語。
ボスは捕まえた詐欺師に、まだ幼い一人息子にサンタクロースの存在を信じさせろと
命令する。
うまくいかなかったらもちろん・・・・。
大人びて醒めた子どもの前で悪戦苦闘の詐欺師。

不気味な男から空のキャンディマシンを買った女。
マシンに向かって不平不満をぶちまけると手のひらに飴が一個現れて、彼女は
気分すっきり。
毎日こんな事を繰り返すうち彼女は、何をいわれてもヘラヘラしてるばかり。
やっと事の重大性に気がついた彼女は・・・。

ストリート・ミュージシャンの男は、世界に切望しているから路上で歌う歌も
ろくでもない物ばかりで、人に殴られては入院してくる。

この3人がやがてカネミツで出合うときに起こる奇跡とは。


物語の構成の巧みさは手慣れた感じで、さすが後藤さん。
でも最初からこれはほのぼのしたいいお話ですよ、という感じで進行するのは
なんだかなあ、と思います。
確かに「パコと魔法の絵本」はいい舞台で、映画版も良かったが。
私がへそ曲がりなのでしょう。
私としては「いい話」よりも同じ後藤さん作の「ダブリンの鐘突カビ人間」や
「人間風車」のような少し毒気のある物語が見たかったです。

出演者ではやはり石丸謙二郎さんの演じる、のほほんとした雰囲気の店員が
よかったです。


ダイレクトメールのハガキで1回、パンフレット買っても1回、ロビー内で
福引きが引けるのが楽しかったです。
私は2回やって、2回とも残念賞のポケットティッシュでした。
1等賞は後藤さんのサインだったようです。


「イッセー尾形のこれからの生活2010 in 夏のクエスト」

「イッセー尾形のこれからの生活2010 in 夏のクエスト」@原宿 クエストホール
演出:森田雄三
出演:イッセー尾形

8月24日(火)に観に行っています。
新作8本、一人芝居。
イッセーさんの公演では開演後、いったん会場内の灯りが落ちて舞台に照明が
当たる。
一番最初の演目でどういうキャラクターで登場するのか、どうやって見せるのかが見物です。
これで観客の気を引くのですから。

今回はなんとミニスカートの制服姿の女子高生(^◇^;)
彼女はまだ自分の進路が決まらなくて困ってるらしい。
石膏デッサンしながら友達に文句たらたら・・・・。
お客さんの気持ちを第1話で一気につかんだイッセーさん、お見事です。

むち打ち症のオバサン、終電に乗り遅れそうになりぶつかって来た男に文句を言う大学の
先生らしい初老の男性、小学生相手に天草五郎の作り話をする男、など。

やはりイッセーさんの一人芝居、短編集ながら見応えがあります。




ミュージカル「エリザベート」2010年


ミュージカル「エリザベート」@帝国劇場
演出:小池修一郎
脚本・歌詞:ミヒャエル・クンツェ
音楽:シルヴェスター・リーヴァイ



宝塚歌劇団と東宝で年ごとに交互に上演のあるウィーンミュージカル「エリザベート」
今年のオーストリア皇后エリザベート役は朝海ひかるさん、P奈じゅんさんのダブルキャスト。
そして黄泉の帝王・トート役はベテラン山口祐一郎さん、石丸幹二さん、城田優さんの
トリプルキャストという豪華さ。
私は特にトート役の3人を見比べしたい!とチケットを取りました。
すべて2階B席ですが安く観られるなら、席が舞台から遠くたってOKです。

8月17日(火)はP奈・城田キャスト
城田さん演じるトート、初めて観ましたがなんて軽やかで、美しくしなやかなトートなのか。
新しいトートの誕生だと感じました。

8月26日(木)はP奈・山口キャスト
山口さんは何度もトートを演じてきたベテラン。
歌い方になんだか演歌のような節が付いているのが、良いのか悪いのか・・・。
これが山口さんの個性なのかも知れませんが、私にはちょっと好きになれませんでした。
posted by みどり at 21:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 演劇・ダンス・芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月27日

瀬戸内国際芸術祭2010を巡る旅・その3 再び直島、そして高知へ

2010年8月2日(月) 海から観た高松港



瀬戸内国際芸術祭2010の公式サイトはこちら


8月頭に観てきた旅の記録が全部書き終わらない内に9月になりそうですが
よろしくお付き合いくださいませ。
8月に観てきた演劇・美術展の感想も書き切れそうにありませんm(__)m




8月2日(月)
高松、最後の朝。
ホテルの朝食バイキングは、目の前でオムレツも焼いてくれる。
前日は日曜日ということもあり、すぐに行列ができる人気でしたが、この日は
平日ということもあり空いていました。

これが私の朝食。

2010年8月2日(月) エルステージ川六 朝食


朝はパンより、ご飯がすきです(^^)V
せっかく四国に来てるので、うどんもいただきました。

お世話になった「エルステージ川六」
ここが二晩泊まった部屋。

2010年8月2日(月) エルステージ川六 宿泊した部屋


次回、高松に来たときはまた利用しようと思います。

この日は前日と同じ直島へ向かいます。
やはり朝早く行かないと時間がもったいない。
そういえば、前夜ホテルのロビーで父娘の会話が聞こえてきましたが、お父さんは元気いっぱいで
どうやらあちこち回りたいらしい。
高校生らしい娘さんはさほどでもないらしい。
お父さんが「明日は〜に行こう」と言ったら娘さんはめんどくっさそーうに「エー、また早起き
するのぉーー」と言ってましたっけ(^◇^;)


朝8時12分高松港発のフェリーに乗船。
冒頭の写真はフェリーからみた高松港です。
左端が高松駅方向。
窓ガラス越しに撮影してます。

この日も直島に行くのですが、月曜日なので直島のほとんどの施設が休館日。
向かうのは開館しているベネッセハウスミュージアムです。

行く途中でガイドブックをよく見たら、当初行く予定ではなかったベネッセハウスパークで
朝10時から鑑賞ツアーがあるという。
ここは宿泊施設なのですが、内部にアーティスト作品が何点かあり宿泊者は無料で
鑑賞できるが、宿泊しなくても鑑賞ツアーに参加すれば観られると分かりました。

直島の宮浦港から町営バスに乗る。

2010年8月2日(月) 直島 町営バス


バスに描かれたマスコットキャラクターは直島だから「すなおくん」らしい。


つつじ荘でベネッセハウスの無料シャトルバスに乗り継ぎ、ベネッセハウスミュージアムでシャトルバス下車。
うっかりしたけけど一つ手前で下車すれば良かったみたい。
歩いてベネッセハウスパークへ。
鑑賞ツアーは参加費300円で、集合場所は「ショップ前」で目印はここ。

ベネッセハウスパーク ショップ前


この日の参加者は私と、名古屋から来たというカップルでした。
ここでも前日「家プロジェクト」で観た須田悦弘さん、杉本博司さんの作品がありました。
(鑑賞ツアーの感想はまた後日に)

このあとベネッセハウスミュージアムへ。
ここは美術館でもあるけれど宿泊もできるところ。
こちらでもまた須田悦弘さんの作品と出会える。
(こちらの感想もまた後日に詳しく書きます)
ちょうど12時にもなり、ここのカフェのパスタで昼食。

この日は、他に回りたくても直島の施設は開いてないのでいったん高松港に戻るつもりでした。

時間を確認し、電車に乗って降りたのはJR丸亀駅。

2010年8月2日 JR丸亀駅

以前も一度だけ行ったことのある「丸亀市猪熊弦一カ現代美術館」へ行ってきました。
下の画像が美術館です。
丸亀駅の外に出ると目の前に見えます。

2010年8月2日 丸亀市猪熊弦一カ現代美術館

開催中の「SickeTel(シッケテル) キュピキュピと石橋義正」展を鑑賞(^^)
石橋義正さん、といって分からなくても深夜テレビで放送されていたマネキン人形を使った不思議な
ドラマ「オー!マイキー」の監督といえばアーアレネ、と分かる方も多いのでは。
新作映像など、ちょっと変わった映像作品がおもしろかったです。
瀬戸内国際芸術祭の鑑賞パスポートを持っていると、入館料が割引になるのもうれしい。
詳しい感想はまた後日に。


丸亀駅ではこんなアンパンマン電車と出会えました。

2010年8月2日 アンパンマン電車1

2010年8月2日 アンパンマン電車2


作者のやなせたかしさんは四国・高知の出身なんだとか。
(しかし調べてみたら生まれは東京なんだそうです)

そして丸亀駅のホームがなんだか画廊みたいに見えておもしろい。


2010年8月2日 JR丸亀駅 ホーム


再びJR高松駅に戻りました。
夜、高知行きのバス黒潮エクスプレス号に乗るためです。
JR高松駅とJR高知駅を約2時間で結ぶ便利な高速バスなのです(^^)
便も多いから、本数の少ない電車よりもいいみたい。
(運賃も電車使うより安いです)
高松からはちょっと離れた高知ですが、今回せっかく四国に行くのだし高知には高知県立牧野植物園がある。
ここには自動人形師ムットーニ(武藤政彦)氏の作品が常設展示されているので、ファンとしては
是非観ておきたい!と、足を伸ばすことにしました。

7時10分発のバスの乗車券はすでに予約済み。
高知に着くのは9時半頃なので、とりあえず夕飯を買いこむことにしました。

バスに乗ってる乗客は10人ほどだったような。
ところでこうやって乗り物で移動するとき、携帯電話の現在地確認の画面を見てると、地図上の
自分の位置がどんどん変化していくのが、当たり前だけどとってもおもしろいです。

高知県内に入ると皆さん高知駅手前の「はりまや橋」で下車して、高知駅まで乗っていたのは
私だけでした。
後で分かったけれど予約していたホテルは「はりまや橋」で下車した方が早かった。
しかもこちらの方がお店の多い繁華街だった。

高知駅まで行ったのは、行くのがとにかく初めてだったし翌日はここから帰りの夜行バスに
乗るから駅の様子を確認しておきたかったのです。

やっと着いたこの日の宿「高知アネックスホテル
繁華街の中にある小さなホテルでした。
(リンク先は楽天トラベルのサイトです)
一息ついて、高松駅で購入した「たこ飯」弁当と途中のコンビニで買った春雨スープで夕飯。
それにしても今はどこへ行っても、コンビニがあるからなにかと便利ですね。

2010年8月2日 たこ飯弁当

11時頃大浴場(と言っても女性用はかなり小さい)に行くと誰もいないからゆっくり
のんびり入浴。

翌日は高知県立牧野植物園、高知県立美術館へ向かいますが、
続きはまた後日に(^^)




posted by みどり at 17:22| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月26日

「没後25年 鴨居玲 終わらない旅」

「没後25年 鴨居玲 終わらない旅」



「没後25年 鴨居玲 終わらない旅」@横浜 そごう美術館
7月17日〜8月31日まで
展覧会公式サイトはこちら


8月21日(土)に観に行っています。
千葉県民の私にとってさほど遠方ではない横浜ですが、そごう美術館は
今回初めて行ってきました。

洋画家の鴨居玲(かもい れい 1928−1985)。
彼の描く世界は、華麗でもきらびやかでもないけれどなぜかとても惹かれます。
描かれているのはどこかシュールな世界。
ヨーロッパやブラジルに行き、そこに住まって周囲の人々の様子を描いていたりも
しますが、年老いた男の顔はどれも画家本人に見えます。
人々を観察しつつも、そこに自分の姿も重ねていたのでしょう。
鴨居玲は心臓の病をもち、50代亡くなっていますがその死は自殺だそうです。


鴨居玲の作品は、石川県立美術館と笠間日動美術館(茨城県笠間市)が多く所蔵しています。
去年の10月には金沢21世紀美術館に行った際、すぐそばの石川県立美術館にもよって
鴨居玲の作品を観てきました。
この時の感想はこちらにまとめています。



今回は没後25年とこのこと。
彼の作品が多数展示されているようなので行ってきました。

会場に入ってまず目を引くのは2枚の「静止した刻(とき)」
一枚は東京国立近代美術館の所蔵品、もう一枚は石川県立美術館の所蔵品
どちらも制作年は1968年。
モチーフは同じで数人の男達がサイコロゲーム(おそらくサイコロ賭博)に興じて
いる様子を描いたもの。
一瞬の動きと、人々のそれぞれの思惑もしっかり描き留めているように見えます。

「静止した刻」は1969年に具象画の登竜門ともいわれる安井賞を受賞しているのですが、
以前から一体どちらの所蔵品が受賞作なのか?と思っていました。
今回やっと東京の作品だと分かりました。

そうなると、今度はどちらが先でどちらが後で描いた作品なのかと気になります。
石川県立美術館の品は構図が整理されすぎているし、派手なピンク色による色彩の
演出もあるのでこちらが後で描いた作品では?と、思っています。

それにしてもこの2枚の「静止した刻」
以前から2枚並べて観られたら・・・と、思っていましたが今回この展示を観た瞬間
思わず「おーーっ!」と声を上げてしまいましたf(^―^;
こんな展示、なかなか観られるものではありません。
この2枚が観られる今回の展覧会、このことだけでも他の方にお勧めしたくなります。




上記以外に気になった作品について書き留めておきます。

「1982年 私」
画面中央には大きな真っ白なキャンバス。
その前には鴨居自身。
その回りに、鴨居がそれまで描いた来たキャラクター達がいて、画家はさてこれから
どうしたものか、と 呆然と下様子で口を開けている。
観てるこちらにも何かを語りかけているかのようで、好きな作品です。
去年の石川県立美術館での展示の時は、白のキャンバス部分には何か描いてから塗りつぶして
いるのでは?という研究者の意見も出ていましたが、今ではそれは間違いではと
なったらしい。
でも、私も何かが塗りつぶされているようにみえてしまいます。



「勲章」
一人の初老の男性がこちらを向いて立っている。
くたびれた背広の胸には瓶の栓が4個。
男性の顔は鴨居自身だし、疲れているようにも見える。
でも立っている様子はどこかしゃれて、気取っているようにもみえる。
作者の自身にも、周囲にも醒めた目で観てるような雰囲気を感じます。
なんだかこの作品、とても好きです。


「蜘蛛の糸」
地獄の血の海にのたうつ人々が、白い蜘蛛の糸をつかもうとしてる作品。
今回は、同じタイトルの小さな作品も展示されています。
小品のほうは地獄を遠景として捉えているいます。
この二枚をそれぞれ眺めるのも一興。


今回の展覧会では鴨居作品では、小品ですが私が一番好きな「蛾と老人」がなかった
のがちょっと寂しい。


大作から鴨居作品の展示ではあまり目にすることのない、パステルによる裸婦像が
あるのもまた興味深い。


首都圏内では約15年ぶりだという大回顧展。
鴨居作品を俯瞰できる、またとない展覧会だと思いました。
posted by みどり at 23:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 美術・展覧会・イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月23日

瀬戸内海・直島の「家プロジェクト」を巡る

家プロジェクト「はいしゃ」


直島の「家プロジェクト」を巡る@瀬戸内海・直島
「家プロジェクト」の公式サイトはこちら
瀬戸内国際芸術祭2010の公式サイトはこちら



8月1日(日)朝、直島に着いてから真っ先に地中美術館を鑑賞。
その後、ベネッセハウスの無料シャトルバス、町営バスを乗り継いで「農協前」で下車。
今回はここ直島・本村地区において展開するアートプロジェクト「家プロジェクト」について
書き留めておきます。
「家プロジェクト」は、現在も生活が営まれる地域で点在していた空き家などを改修し、
人が住んでいた頃の時間と記憶を織り込みながら、空間そのものが作品化されたもの。
現在、「角屋」「南寺(みなみでら)」「きんざ」「護王神社」「石橋」「碁会所」「はいしゃ」の7軒が公開されていますが
今回私は、疲れと時間切れで「南寺」はみることができませんでした。

観て来た作品について、書き留めておきます。


「きんざ」
まずは真っ先に向かったのは「きんざ」
これだけはあらかじめ日時予約済みだったからです。
鑑賞できるのが金土日の11時から16時15分まで。
中に入って鑑賞できるのは一人で、鑑賞時間15分。
鑑賞日の一ヶ月前が予約開始日。
(詳しくは公式サイトの予約ページをご覧下さい)

でも予約する前に、一ヶ月前といっても何時から受付開始なんだろう?と思いました。
自分が観に行く予定より前の日時で、あらかじめどうやって予約するのか予行演習(大げさ?)
してみることにしました。
深夜午前0時を過ぎても、午前1時過ぎても受付開始にならない。
どうも午前5時前後に受付開始になるらしいことは分かりました。

私の場合、朝6時頃ネット画面を見るとすでに希望日の午前中はほぼ埋まっている。
あわてて12時0分からの予約を入れました!
予約さえ入ってなければ、当日券も出るようですが瀬戸内国際芸術祭の期間中はまず
無理だと思います。
(ベネッセハウスに宿泊の方は優先的に早めの予約ができるようです)


私より先に来ていた方は、これから鑑賞するところで今、中にいるのはお母さんだとのこと。
順番は「お母さん」の後が私で、その後が「先に来ていた方」
メールで問い合わせして予約されたとか。
下の写真は概観です。
中はもちろん写真撮影不可。

家プロジェクト「きんざ」


内藤礼作、作品名は「このことを」
蔵のような建物は作られてから約200年たっているそうです。
中に一人で入って、石があるからそこに座る。
目の前、柱と円形の砂場のような空間がありました。
壁の下側は、掃き出し口のように開いていてそこから光が差し込んでいました。
壁の横は、人の歩く通りなので話し声も聞こえてくる。
作品に身をゆだねて鑑賞・・・と、いきたいとのですが気が散ってしょうがない。
なんだか作品鑑賞というよりも、坐禅でもしに来たかのような気分になりました。
全く集中できませんでした。
せっかく予約して来たのに、何しに来たのやら・・・・(x_x)
15分たつと係の方が声をかけてくれて鑑賞時間も終わりでした。


その後は、その他の「家プロジェクト」巡りなのですが、どういう順番で回ったのかすっかり
忘れてしまいました(^^ゞ



「碁会所」
「きんざ」のすぐとなりだったので「きんざ」鑑賞後すぐこちらに移動しました。
こちらはその昔、碁会所として使われた場所をアート空間としたものだそうです。
ここは行く前から楽しみにしていました。
旅行にでる直前に東京で、個展を見てきたばかりの須田悦弘さんの作品「椿」があるからでした。
その個展の感想はこちらにまとめています。

小さな建物は茶室を思わせる小さな空間。
これが両側に一つずつ。
畳の上には椿の花と、竹が一本置かれていました。
片方の畳に椿の花、もう片方の建物の方に竹だった気がします。
(すいません、日がたったので忘れてしまいました)
椿の花も、竹も木彫作品。
椿の花は彩色もされていますが、絵の具は日本画で使う岩絵の具でなのだそうです。
花は数個、部屋に散らばっている様子は川面に浮かんでいるように見えました。

後で知りましたが、庭には本物の椿が植えられているのだそうです。
椿の咲く時期に見に来ると、またいい雰囲気になっているのでしょうね。




「角屋」
こちらも築約200年の建物を使っているそうです。
宮島達男作「Sea of Time`98(時の海`98)」
暗い空間にあるのは水面で暗闇で水の中を覗くと色とりどりの数字が。
デジタルカウンターがあり、明滅とカウントを繰り返している。
この場所に座っていつまでも水面を見つめていたい気分でした。
明滅しながらカウントされる数字には、人の気をひく魔力があるようです。

この暗い部屋をでると土間があって、なぜか小さな猫がいました。
首輪をした白い猫。
どこから来たのか?ここの子ではあるまい。
なでてやると気持ちよさそうにしてるし、なんだかやたら人なつっこい猫でした。
こちらが手を止めるともっと撫でてーと、言わんばかりに頭をスリスリしてきました(^^)


「はいしゃ」
ここはもと歯科医院兼、住居だった所を使った作品。
大竹伸朗作「舌上夢」「ボッコン覗」
冒頭の画像が「はいしゃ」の概観です。


もと歯科医院と言われなければ、私はここを小さな旅館と思っていたと思います。
なぜかそう感じました。
とにかく建物の外も中も、いろんな物が取り付けられているし、あちこちにいたずら書きの
ように何かが描かれている。
2階まで突き抜けて自由の女神のような巨大なオブジェもある。
「舌上夢」はどのことだったんだろ?
「ボッコン覗」は2階まで吹き抜けになった所(吹き抜けに作ったのか?)のことかな。
言い方が悪くなるけど、これはもう大きなゴミ箱の中にはいったような気分でしたf(^―^;
いろんなものがゴチャッ!と雑然としていて建物の中にいると、なんだかめまいを起こしそう。



「護王神社」
地元の方に「ここをまっすぐいくと神社だよ」と教えられて小さな山のような所を上がっていくと小さな入り口が。
まるでお墓の下に潜り込んでいくような気分の入り口。
ここで数人並んでいたので、ちょっと待つ。
ここから一人ずつ、狭い通路を歩いて中(地下)に入っていく・・・・と、少し開けた場所に出ました。
水、ガラスがある・・・・ここは何だろう?
外に出て上を見ると、そこにあるのは神社の小さな拝殿。

家プロジェクト「護王神社」1


地下のガラスは階段上状になっていて、そのまま外に出ていて本殿につながっている。

家プロジェクト「護王神社」2


家プロジェクト「護王神社」3



この作品は杉本博司作「アプロプリエイト プロモーション」
「護王神社」の改築にあわせて杉本氏が、本殿・拝殿、地下室を設計したのだそうです。



「石橋」
石橋家の建物を使った作品。
この建物は、他よりぽつんと離れているから遠いような気がしましたが、
実際歩いてみると、さほど遠い感じはしませんでした。
作品名は千住博作「ザ・フォールズ」と「空(くう)の庭」
築約100年の建物を改築した空間に、巨大なふすま絵。
暗い部屋にたしか(すいません記憶が曖昧で)蛍光塗料の入った絵の具で描かれた滝の絵「ザ・フォールズ」は浮かび上がって見える。
そして別の部屋の銀泥を使って描かれた「空(くう)の庭」は、銀泥というより
墨絵のようにも見えました。



「南寺(みなみでら)」
最後に回ったのがここでした。
この場所にはかつてお寺があったそうで、実際あるのは安藤忠雄さん設計の建物で
その中にジェームズ・タレルの「バック・サイド・オブ・ザ・ムーン」
行ったときはもう約1時間後の鑑賞整理券ならもらえたのですが、この日はその後
いったん高松港に戻って、高速艇に乗って犬島行き劇団維新派の野外劇を見る予定だったので
あまりゆっくりする時間がありませんでした。

いえ、整理券もらって鑑賞しても良かったのですがそれだと高速艇で高松港に
もどり休憩とるひまなく、犬島へ向かわねばならない。
前日も数時間しか寝てないし、昼食も食べてない。さすがにもうエネルギー切れギブアップ(x_x)
この作品は残念ですが、パスしました。

この作品は家プロジェクトの中で一番人気なのでお盆休み中はお昼前には
整理券配布が終わっていました。
「家プロジェクト」を観に行く方は、この作品を真っ先に行くか整理券をもらってから
他を回るようにすることお勧めします。
それと「家プロジェクト」はわりと広い地域に作品が点在してるので、時間に余裕をもって
4,5時間くらかけてゆっくり回るつもりの方がよいと思います。
私の場合、「南寺」はパスして大急ぎで休憩も取らず回り約3時間かかりました(~Q~;)



下は「家プロジェクト」ではありませんが、目にとまったとある家の門前です。


直島・本村地区




<2010-09-24追記>
「整理券配布場所」という言葉で検索してこのブログに来られる方がとても多いと分かりました。
瀬戸内国際芸術祭、たとえば直島の「地中美術館」や家プロジェクトの「南寺」の整理券などは
当然ですが、その各施設が配布場所です。
配布開始時間については私もわかりません。

現在携帯電話からでもアクセスできる「瀬戸内アートナビ」で、毎日混雑状況がリアルタイムで
確認できるようになっていますから参考になさると良いですよ。

私も、毎日携帯で確認してますが現在平日でも「地中美術館」と「南寺」は午後早い時間に整理券
配布が終了してることが多いので行かれる方は気をつけてください。

そして私、10月後半、再び瀬戸内国際芸術祭2010に行く予定です(^^)
posted by みどり at 23:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 美術・展覧会・イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月21日

2010年8月の地中美術館

地中美術館の「地中の庭」2010年8月



地中美術館@瀬戸内海・直島(なおしま)
地中美術館公式サイトはこちら
瀬戸内国際芸術祭2010の公式サイトはこちら




8月1日(日)に観に行っています。
すでに書いてきたことと、だぶる箇所もありますがご了承ください。


朝一番早い船便、8時12分高松港発、直島(なおしま)の宮浦(みやのうら)港行きフェリーに乗船。

通常、地中美術館へ行くには宮浦港から町営バス(距離にかかわらず1回乗車100円)で「つつじ荘」へ。
ここからベネッセハウスの無料シャトルバスに乗って地中美術館着。
(シャトルバスは今回の瀬戸内国際芸術祭の開催中は、町営バスと連動して動いてくれるので乗り継ぎも
スムースです)

たまたま私が行った日は宮浦港から地中美術館へ直通の臨時バスが出ていたので、思っていたより
早く到着。

まずは受付(チケットセンター)へ。
そこから誘導に従って少し離れた場所にある美術館入り口へ行きました。
この日は開館の前に到着したこともあり、ほとんど待つことなく入館できました。

途中に、「地中の庭」(冒頭の写真がそれです)という庭園があります。
クロード・モネが愛した自宅庭園を模したものだそうです。
絵のようにきれいです。
きれいだけれど、私にはなんだか好きになれませんでしたm(__)m
あまりにも人工的に見えて、周囲の景色と全然あってない感じがするのです。
ここだけ完全に浮いているように見えました。
これも10年、15年と立つにつれて周囲となじんでくるのかも知れませんが・・・・。




美術館の建物は文字通り地中にあって、外から建物が見えないし、館内写真撮影禁止なので
言葉でしかご紹介できないのがもどかしいです。
設計はコンクリートむき出しの建築で有名な安藤忠雄さん。

館内には印象派の画家として有名なクロード・モネ、そして光の作家とも言うべき
ジェームズ・タレル、私が今回初めて知ったアーティスト、ウォルター・デ・マリアの
作品が展示されていました。
それぞれの展示室でも入場人数に制限があり、すぐには入れないところばかり。


特に気になった作品について、書き留めておきたいと思います。

ウォルター・デ・マリア作「タイム/タイムレス/ノー・タイム」は展示室全体のサイズや
天上の採光なども作家の指示で作られているそうです。
部屋はコンクリート打ちっ放しの状態で、なんの装飾もない。
階段状の部屋の中央には大きな黒い球体。
壁の三方には、金箔が貼られた木の棒が三本セットになって、数カ所に並べられていました。
天上からの自然光だけで人工の照明は無いようです。
これだけなのですが、自然光が壁に反射して黒の球体が映えます。
とても荘厳で神々しい感じさえします。
まるで光のカテドラル(大聖堂)のようでした。

天上からの光も、時間や季節によって変わるはず。
また別の季節に来てみたい。



ジェームズ・タレルの「オープン・フィールド」は不思議な作品。
壁に横長の長方形があり、そこは真っ青な照明が。
階段をのぼり、その長方形の近くまで行ってみてもこの長方形の正体がわかりません。
実はここは開口部。
数人の観客が係の方の指示に従って、この先に歩いていく、。
ある程度進むと、その先は立ち入り禁止。
お客さんの一人がうっかりそばに寄ったら警報機がなりました(^◇^;)

係の方の説明では、さらにこの先に空間が広がっているとのことですがそういわれても
鑑賞してるこちらには距離感を判定する手がかりらしきものが皆無なので、まるで無限に
続く空間をのぞているような気分になります。

一体この先の空間はどれくらいの距離続いているのか。
とても気になりますが、これは秘密だそうで係の方に聞いても教えてもらえませんでした。



モネの描く「睡蓮」の油絵作品が展示されている一室は、白の壁の部屋。
一見タイルのように見える角の丸い四角い物は、その形のせいかなぜかとても柔らかそうにみえる
けれど、触ってみるととても固い。
実際は漆喰なんだそうで、そのせいなのでしょう中に入るには靴を脱いでスリッパ使用でした。



どの展示室も、作品も完全にこの美術館の建物と一体化してみえます。
設計の段階でアーティストの意向を反映してるから、当然と言えますね。
この美術館の入館料は2000円なので、行く前はちょっと高いなと思ってましたが、美術館そのものが
美術品なのですからこれはもう当然というか、納得しました。

普通、美術館は建物という入れ物を作ってから、美術品を入れていくけれど地中美術館は最初から
展示する作品を考慮した展示室をつくっているし、展示室そのものが作品となってる場合もある。
こういう美術館、日本には今まで無かったのではないでしょうか。
少なくとも私は他に知りません。

自然光の採光を工夫した展示室は、時と共に表情を変える。
この美術館は、ぜひまた来てみたいところだと思いました。



ところで館内のスタッフさんはアルバイトの方のようで若い方ばかり。
だからというわけじゃないだろうけど、混雑した館内でのお客さんの誘導の仕方、ちょっと手際が悪い。
他のお客さん達が同じ事言ってるのも聞こえたので、私だけの感想ではないようです。
夏休み中は混雑続きで大変でしょうが、頑張っていただきたいです。


土日祝日はとても混むし、整理券配布も場合によっては昼12時頃で終了になることもあるようです。
直島に着いたら早めに行くことをお勧めします。
posted by みどり at 12:08| Comment(2) | TrackBack(0) | 美術・展覧会・イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月20日

平成22年度第1学期教養学部単位認定試験 成績通知書到着

10hoso01.jpg



7月後半に試験を受けた結果が到着しました。

「解析入門」は絶対落とした・・・と、思ったのですが意外にも「B」で合格!

「宇宙を読み解く」は大丈夫だろうとは思ってましたが、丸に囲まれたAで合格でした!

ここ暫く勉強が進んでないと、愚痴ばかり書いていたので嘘と思われるかも。
証拠写真をとりました(^^)V


posted by みどり at 19:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 放送大学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月19日

「水木しげる米寿記念 ゲゲゲ展」

「水木しげる米寿記念 ゲゲゲ展」


「水木しげる米寿記念 ゲゲゲ展」@松屋銀座・8階大催場
8月11日〜8月23日まで
展覧会公式サイトはこちら



8月13日(金)に観に行っています。
「ゲゲゲの鬼太郎」の作者として有名な漫画家・水木しげるさんの展覧会です。
現在NHKで放送の、水木夫妻をモデルにしたドラマ「ゲゲゲの女房」は私も好きで、録画して毎回みています(^^)


水木しげるさんは青年向きの漫画や、戦場を舞台にした漫画も描かれていますが
今回は「ゲゲゲの鬼太郎」「河童の三平」「悪魔くん」を中心にして、作品の原画
の展示や、水木さん自身の紹介がされていました。

鬼太郎は貸本時代の「墓場の鬼太郎」のかなり不気味な絵柄と、後年の少年誌用に
書き直した「ゲゲゲの鬼太郎」では親しみやすい絵柄に変わるのがおもしろいです。



私が一番興味深かったのは、少年誌に掲載するための描いているその原稿の大きさでした。
少年誌は大きさがA4サイズ。
通常なら漫画原稿はこれより大きめのサイズで描いて、印刷時に縮小するもの。
なのに展示されている少年誌の鬼太郎原稿は、サイズがB5なのです。
ということは、まったく縮小無しか、もしくはやや拡大して印刷だったとか思えない。
それとも昔の少年誌は今より小さいサイズだったのか・・・。

それはともかく水木さんの生原稿は、細部まで繊細に描き込まれたきれいなものでした。

展覧会会場はデパートの催事場で狭いですし、行った日は世間がお盆休みの頃だったせいか
とても混んでいて私が帰る頃には入場制限がおこなわれていました。

展示を見終わると、グッズ売り場がありこちらも混んでいました。

ところで鬼太郎君はなぜ片眼なのか?
知らない方が多いようで、この理由は私も知ったときはちょっと衝撃的でした。
もともと彼は、お母さん(彼はまだお腹の中)が亡くなり墓に埋葬され、その後死体から生まれて
墓場からはい出してきた、といういきさつがあります。
その場を目撃した人間の男性が自分が育てようか、と考えていったんは彼を抱き上げる
けれどやはり恐ろしいと放り出してしまう。
投げ出された鬼太郎君は、墓場の墓石の角に片眼をぶつけてしまう。
(鬼太郎漫画は貸本時代、少年誌時代とその都度水木氏は書き直しをしているので鬼太郎君は最初から
片眼で生まれてきた、というバージョンもある)


目玉おやじは、死んだ鬼太郎のお父さんが我が子が生まれてくるのにこのままでは
心配だ・・・と、死体から落ちた片眼が生きて動き出したもの。


少年誌用の漫画にはこのあたりのいきさつは描かれてないけれど、片眼は髪に隠されたままに。
陰惨ないきさつは少年誌やTVアニメには出てこないけれど、こども達はなんの抵抗もなく
これを受け入れていたというのもおもしろいです。
この「こども達」の中にはもちろん私も含まれます(^^ゞ




東京都調布市の調布市民である水木しげるさん。
そのこともあってか現在、鬼太郎君も調布市民なんだそうです。
今、調布市役所の窓口では今年の9月末まで鬼太郎君が調布市民であることを証明する
「ゲゲゲの鬼太郎特別住民票」を一人一枚まで無料で交付してくれるそうです。
詳しくは調布市役所のサイトでご確認くださいね。


私も、期間中に交付してもらいに行こうと思ってます。


さらに今年11月には「ゲゲゲの女房」の劇場版映画が公開されるそうです。
水木しげるさんを脚本家でもある宮藤官九郎さんが、水木さんの奥さんを吹石一恵さんがというキャストだそうで、
これも今から楽しみです。

「ゲゲゲの女房」の劇場版映画






<2010-08-31追記>
本日、調布市役所まで行って「ゲゲゲの鬼太郎特別住民票」を交付してもらってきました。
物好きなやつ、と言われるでしょうが私はこう言うのが大好きなのです(^^)V
サイズは公文書の定型であるA4。
鬼太郎のイラスト付き封筒に入れてくれました(^^)

「ゲゲゲの鬼太郎特別住民票」調布市役所


「ゲゲゲの鬼太郎特別住民票」


posted by みどり at 00:43| Comment(4) | TrackBack(0) | 美術・展覧会・イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月17日

瀬戸内国際芸術祭2010を巡る旅・その2 高松から直島へ

高松港 フェリー切符売り場

「ベネッセアートサイト直島」の公式サイトはこちら
瀬戸内国際芸術祭2010の公式サイトはこちら



7月31日(土)の続きを少々。
早朝に高松についてあちこち回って夜、瀬戸内海の犬島での劇団維新派公演を観劇。

夜、劇団維新派公演を観てから高松港に戻ったのが夜9時半頃。
夕方うどんを食べただけなので少々お腹がすいているけど、近隣ではこの時間開いてるお店は皆無。
コンビニを覗いてみると、籠をもっておにぎりやらサンドイッチを買いこんでいる方多数で
レジが混んでいるのでちょっとびっくり。
どうも夜、高松に着いた旅行者が皆さん飲食店があいてないので食料品買いこんでいるようすでした。

高松港からちょっと離れているけれど、この日の宿・ホテル「エルステージ川六」へ向かう。
ここに決めたのは安い(私は楽天サイトから予約でシングル1泊5700円)のはもちろん、大浴場があることと
朝食バイキングがあることでした。
部屋のユニットバスもきがね無くて良いけれど、せっかくだから広いお風呂に入りたい(^^ゞ
タバコの臭いが大の苦手なので、予約時にもちろん禁煙フロアーを指定。
以前旅行したとき禁煙室を指定しなかったら、タバコの臭いが染みこんだ部屋に泊まることになり
一晩中臭いに悩まされたことがありました。

ホテルについてチェックインが10時半頃。
11時頃に大浴場に行くと、こんな時間なのに土曜日と言うこともあってか混んでました。


8月1日(日)
朝は目覚ましかけた時間より前の4時半頃起床。
もともと私は職場では早番専門で毎日5時起床なので、早起きは全然苦にならない。
朝、大浴場もあいているけれど6時からだし朝食は6時45分からなので、部屋のユニットバスで
朝風呂。


早めにロビーに降りておいてあったパソコンでちょっと調べ物と、自分のブログの確認。
このホテルのフロントで瀬戸内国際芸術祭2010の「鑑賞パスポート」が買えることが分かり
早速購入。
一枚5000円ですが、芸術祭開催中使えて各施設、作品を1回ずつ鑑賞できるというお得な
パスポートなのです(^^)V
(後で気がつきましたが、直島の港の売店でもパスポート販売がありました。
利用する方はあちこち回るたびにこれを出すから首から下げられるパスポートホルダーも購入
しておくことお勧めします)


この日は夜は劇団維新派公演の千秋楽を観る予定ですが、昼間は一日瀬戸内海の直島(なおしま)
であちこち見て回るつもりでした。
地中美術館、家プロジェクトなどの見所満載の島ですから。
しかし、直島での一番の目的は家プロジェクトの一つ「きんざ」を観ることでした。
「家プロジェクト」の中でこれだけが予約してないと鑑賞できない作品で、鑑賞の一ヶ月前の受付開始日に、
この日の午後12時からの鑑賞予約を入れてました。


高松港から直島へ行くにはもちろん船のみ。
(冒頭の画像は当日のフェリー乗り場の切符売り場です)
朝一番の便、8時12発の直島・宮浦港着のフェリーに乗船。
約50分で直島に到着。
ダイヤは変わることもあるので四国汽船の公式サイトでご確認ください。

直島での移動は、町営バスやベネッセハウスの無料シャトルバスが利用できます。

この日の優先順位第1番は午後12時からの「きんざ」鑑賞なので、その前後は状況によって
臨機応変に回ってこようと思ってました。

混むと聞いていたのは地中美術館。
宮浦港から地中美術館へ行くには、通常は町営バスと無料シャトルバスを乗り継いで・・・
なのですが、この日はふとバス乗り場を見ると地中美術館への臨時直通バスがあったので早速乗車。
フェリーのお客さんが次々乗車なのですぐにいっぱいで乗り切れないくらいでした。

地中美術館に着いたのは10時の開館前。
ほとんど待たずに入館できました。
土日、祝日はとても混むようです。お盆休み中は2,3時間待ちで午後早い時間に整理券
配布も終了していたので、これから行く方はご注意くださいね。

こちらの美術館は文字道理、地下にある美術館でした。

地中美術館を出てからは「家プロジェクト」に向かいます。
バスの乗り継ぎ途中の「つつじ荘」そばに、直島のシンボルマークのような草間彌生さん作の黄色いカボチャが!
せっかくなので、通りすがりの方にお願いしてカメラのシャッターを押してもらいました。
一人旅の時は、どこかで誰かにカメラのシャッターを押してもらうことにしてます。
そうでもしないと、自分の写真がありませんし、セルフタイマーで撮るという手もありますが、
それでは寂しいではないですか。
それにシャッターを押してくださった方のことはほんの1,2分のお付き合いなのに、やけに
印象に残っています。

この日シャッターを押してくださったのは、ひげ面で日焼けしたかなり暑苦しい感じの
お兄さんでした(ごめんねー)


私の身長は150センチなので、作品の大きさも分かっていただけると思います(^^)

直島 草間彌生作「黄かぼちゃ」にて




バスにのって「家プロジェクト」のある「農協前」で下車。
そして「家プロジェクト」鑑賞。
「家プロジェクト」は広い地域に鑑賞作品がいくつもあり、それぞれの場所も離れています。
とくに南寺(みなみでら)の安藤忠雄設計、ジェームズ・タレルの作品「バック・サイド・
オブ・ザ・ムーン」は大変な人気で早めに整理券をもらわないと鑑賞できません。
お盆休みの時は、昼前にその日の整理券配布が終了していたようです。

この日の私は、混んでるとは知らなかったので一時間待ちの整理券ならもらえたのですが
もう疲れてしまい、パスすることにしました。

午後14時20分、宮浦港発のフェリーに乗るため宮浦港へ。
港の横には草間彌生さんの「赤かぼちゃ」があります。

2010年8月1日 直島 草間彌生作「赤かぼちゃ」


この作品は中にも入れる。


2010年8月1日 直島 草間彌生作「赤かぼちゃ」内部


高松港へ戻ってからは、夕方また臨時高速艇にのって犬島での劇団維新派公演を観に行くのでその前に腹ごしらえ。
直島では食事をとってなかったのです(^^ゞ

高松駅前のちょっと変わった形のビルの中で中華屋さんがいくつか入っていたので、
ここでラーメンで昼食兼夕飯。


2010年8月1日高松駅前

2010年8月1日高松駅前 ラーメン





犬島で野外劇を観てからはまた高松港に戻り、この日もエルステージ川六に宿泊しました。

翌日は再び直島へ行きましたが、続きはまた後日に。

(地中美術館、家プロジェクトの感想は後日改めて書きます)


posted by みどり at 11:17| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月15日

「ROLLY  KISS! HUG! LOVE!!」

「ROLLY  KISS! HUG! LOVE!」チラシ



「ROLLY  KISS! HUG! LOVE!!」@Mt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASURE
出演:ROLLY、小川文明、永井ルイ、小畑ポンプ
ROLLYさん公式サイトはこちら

瀬戸内国際芸術祭2010のことがまだまだ書き切れてませんが、その前にこれをご紹介しておきたいです。


8月6日(金)ロック歌手ROLLY(ローリーまたの名を寺西一雄)さんの20周年記念ライブに行ってしまいました。
NHKの朝ドラマ「つばさ」にも出演されたので、あの方本職は歌手なの?と、思ってる方が
いるかもしれませんね。


ROLLYさんは9月6日が誕生日なので、ここ数年は9月6日にバースディコンサートが行われていました。
今年もあるだろうから行きたいな・・・と、思っていたら今年はその前の8月に記念コンサートを行うという
DMが来た。
これがなんと、開演時間午後11時からの深夜コンサート&それに続く打ち上げパーティのご案内。
行かれないよ〜と、思っていたのですが希望休(私の仕事はシフト制)を出したわけではないけど翌日の土曜日は
仕事が休みになったし、20周年記念は今年しかない。
で、思い切って行くことにしました。


20周年記念といっても、私がROLLYさんを知ってまだ10年くらいにしかなりません。
最初に聞いたのは確かロック・ミュージカル「ロッキー・ホラー・ショー」でのROLLYさん。
正直言ってこの時は変わった人だなあ・・・と、いう印象しか持ちませんでした。
変わった人ではなく、変な人のイメージが強かったですm(__)m

その後、ロックではなくシャンソンをメインにした演劇&コンサートみたいな公演があり、たまたまこれを
みたらこれがびっくりするほどいい。
ロックもシャンソンもおてのもの。芝居もできる。
しかもとびきりのエンターテナー。
以来すっかりROLLYさんのファンになってしまいました。


これが今回の会場入り口。
(写真は終演後の撮影です)

「ROLLY  KISS! HUG! LOVE!」@Mt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASURE


今回のコンサート、チケットをとったのが公演間際だったので席は2階席。
ROLLYさん、小川文明さん、永井ルイさん、小畑ポンプさんのメンバーで演奏をおこなうのは14年ぶりなんだとか。
開演早々、皆さん総立ち。
言いたくないけど私もうオバサンだからちょっとつらいなー、と思ったけれど、深夜12時を過ぎるコンサート、
座っていたら寝てしまいます(^◇^;)
私もがんばって立って、しっかり楽しんできました!
なんだか、こんな深夜コンサート参加しちゃってもう私怖い物無し、なんでもできゃうなあと妙に感心。

ROLLYさん、中学生の頃お母さんに買ってもらったというエレキギターを持っての演奏でした。
当時は音が悪いなと思ったけれど、自分が下手だっただけとわかった、なんてお話もされていました。

途中休憩15分入って二部構成。
ROLLYさん、ボブスタイルのカツラをつけての登場。
前後で衣装も代えてお客さんにサービス。
深夜コンサートは午前2時頃まで盛り上がりました。



その後は場所を移して、今回のコンサート会場から近い「キリストン・カフェ」に移動する事になりました。
こちらで「打ち上げパーティ」で、こちらの代金もチケット代に込みになっていました。
パーティは午前2時半からとのこと。

このお店は以前、友人と1回だけ行ったことがあるところでした。
入り口はとっても狭いけれど、地下の店のフロアーは意外と広い。
教会を意識したかのような作りというか、友人が言っていた「ファントム(オペラ座の怪人)のアジト」と
言うほうがイメージしやすいかも。
中は割と広め、とはいってもコンサートに参加した方全員約300名が入るといっぱいで、知らない人どうして
テーブルも相席となりました。

知らない方同士でも話が盛り上がるときもあるけれど、今回はそういうことにはならなくてちょっと残念。
私がついたテーブルも私含めて女性5人。
皆さん、一人で参加されたようでした。
立食形式で簡単な食べ物と、飲み物が用意されてちょっと食べる。

3時すぎ頃にようやくROLLYさん達ラフなスタイルになって登場。
店内に小さなステージがあってここでいろいろ歌を披露してくれました。
カラオケ大会みたいなノリでした。
写真はあまりきれいにとれてませんがお許しを。


「ROLLY  KISS! HUG! LOVE!」 打ち上げパーティ1

「ROLLY  KISS! HUG! LOVE!」 打ち上げパーティ2

「ROLLY  KISS! HUG! LOVE!」 打ち上げパーティ3


「ROLLY  KISS! HUG! LOVE!」 打ち上げパーティ4




ようやくいったん終了になったのは午前5時頃。

ROLLYさんも、お客さんも皆さん、ほんとにお疲れ様でした!

下の写真は、今回のコンサートの引き出物(おみやげ)です。
ポスター、バッジと、未発表映像のDVD(実はまだ観てない)と、小さな箱に入った何か。


「ROLLY  KISS! HUG! LOVE!」引き出物


まさか紅白まんじゅうではあるまいな・・・と、おもったらほんとに紅白まんじゅうでした(^◇^;)
おいしかったです。

「ROLLY  KISS! HUG! LOVE!」引き出物 紅白まんじゅう
posted by みどり at 23:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽・コンサート・オペラ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月14日

劇団維新派公演「台湾の、灰色の牛が背のびをしたとき」

劇団維新派公演「台湾の、灰色の牛が背のびをしたとき」ポスター


劇団維新派公演
<彼>と旅する20世紀三部作#3
「台湾の、灰色の牛が背のびをしたとき」@犬島精錬所跡・野外特設劇場
7月20日〜8月1日まで
作・演出:松本雄吉
音楽:内橋和久
劇団維新派公式サイトはこちら


7月31日と千秋楽の8月1日の公演を観に行っています。
関西を拠点にして活動をしている維新派は、ほぼ年に一度公演をしてくれますがなかでも
大きな会場を劇団員の手で作っておこなう野外劇がみものです。
私が観に行った野外公演だけでも8年前の犬島公演、奈良県室生村での公演、びわ湖畔での公演など、
どれもとても印象的でした。
時にはせっかく大阪まで観に行ったのに、台風通過で公演中止ということもありました(T.T)

今年は再び瀬戸内海の犬島で野外劇をおこなうとDMが来たのが5月。
今回は瀬戸内国際芸術祭のイベントの一つでもあるとのこと。
維新派公演はもちろん観たいし、わざわざ千葉県から足をのばすのですから瀬戸内国際芸術祭も
見て回ろうと計画を立て、行ってきました。


31日、乗った高速艇では最前列を確保できて、とっても良い眺め。
高松港から犬島へは約30分。
下の写真は到着寸前の犬島港です。

劇団維新派公演「台湾の、灰色の牛が背のびをしたとき」 犬島の港


劇団員の方がやってる屋台村を通り抜けると、公演会場にたどり着く。

劇団維新派公演「台湾の、灰色の牛が背のびをしたとき」
 屋台村


8年前に比べると、すっかり整備された犬島にちょっとびっくり。
犬島はかつて銅が産出し、銅の精錬所として栄えたそうです。

そして下の写真は今回の公演会場を見たところです。
この写真の向こう側が舞台になっています。

劇団維新派公演「台湾の、灰色の牛が背のびをしたとき」会場裏側

劇団維新派公演「台湾の、灰色の牛が背のびをしたとき」会場へ2


劇団維新派公演「台湾の、灰色の牛が背のびをしたとき」会場へ3

下の写真は屋台村方向を観たところ。

劇団維新派公演「台湾の、灰色の牛が背のびをしたとき」会場へ4






今回の公演は<彼>と旅する20世紀三部作の最終章。
ブラジルに移住した日系移民の物語「nostalgia」、第2次大戦中の東欧を舞台にした「呼吸機械」、
そして今回は東南アジアから日本という幅広い地域を舞台にした物語となっていました。

<彼>は舞台では人一倍大きな姿で登場します。中に人が一人入って操作してるそうな。
<彼>にとっては時間も空間も関係ないらしい。
20世紀という時空間を俯瞰し、あらゆる人々を代表するような人物に見えます。

物語と言っても散文詩のような舞台です。

日本から東南アジアに移住してきた人々の物語でもあり、そこに暮らしていた人々の物語でもある。
人々が働き、暮らし、何十年という歳月をかけて街が作られる。
やがて戦争。
艦砲射撃によりその街はわずか数時間で消えてしまう。
なぜ戦争がおこったのか。なで街は消えてしまったのか。
物語の登場人物達も、観ている観客にもその理由などわかりません。
やがて向こうの空に大きなキノコの形(の雲)が現れる。
時は進み、やがて時代は21世紀になっていく。




客席から見ると、舞台の向こうの方に銅の精錬所の煙突が見えるのがしっかり借景になっていました。
それに8年前の公演とは会場の位置がすこし違っているようでした。

開演時にはまだあたりは明るいのですが、だんだんと薄暗くなっていくその様子も計算された照明と
舞台はとてもきれいだと思いました。

維新派の公演は、セリフがあるパートはとても少ないです。
呪文のように繰り返し歌う言葉のリズムが、内橋和久さんの生演奏の音楽にのせてとても心地よい。
冒頭はインドネシアのガムラン音楽を連想するようなメロディでした。

劇団員全員によるダンス公演的な部分も多い。
音楽、動き、言葉、これらが維新派流と言いたくなる独特のリズムをもっていています。



うまく感想が書けませんが、壮大な時間と空間を一気に駆け抜けていくような爽快感がある
舞台でした。

12月には彩の国埼玉芸術劇場での公演もあるとか。
劇場公演ではどんな雰囲気になるのか、いまから興味津々です。


今回の公演はこの公演を観る人のために四国の高松港と、岡山県の新岡山港の二つから犬島への
臨時船が用意されました。
8年前は新岡山港から船に乗りましたが、今回は高松港から乗船。



この公演を見る前に立ち寄った「四谷シモン人形館」の係の方に、私がこの後、犬島での維新派公演を
観に行くと話をしたら、維新派のことは地元のTV局が毎日のようにできあがっていく会場の様子を放送していたと教えてくれました。
(維新派は公演の数ヶ月前から現地入りして劇団員の方々が自分で会場作りをしているのです)
その番組、見たかったなあ。


公演の前後には屋台村でゆっくりできるのですが、行きも帰りも時間ギリギリの便を選んだため
犬島でゆっくりすることはできませんでした。
船が犬島港に着くのが5時40分頃、公演が始まるのが6時半なので港から公演会場までの移動時間を
かんがえると余裕がほとんどないのです。
それでも千秋楽の公演前、急いでかき氷を頼んでちょっとお祭りの雰囲気を味わいました。

劇団維新派公演「台湾の、灰色の牛が背のびをしたとき」かき氷




千秋楽、8時半頃に終演。
高速艇の出発はなんと8時45分。
公演の余韻を味わうヒマもなく急いで犬島の小さな港へ。
高速艇が港を離れてからも、係の方がいつまでもこちらに両手を振ってくれるのがちょっと悲しいやら、うれしいやら。
名残惜しい犬島公演、最終日でした。


(高松港に着いた高速艇)
8月1日 高松港についた高速艇



今回は見る時間がありませんでしたが、「犬島アートプロジェクト『精錬所』」という
アートプロジェクトも展開されていました。
詳しくはこちらの公式サイトをご覧下さい。

「犬島アートプロジェクト『精錬所』」




<2010-08-22追記>
下は2002年、今回と同じ犬島でおこなわれた維新派公演「カンカラ」の映像です。

posted by みどり at 23:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 演劇・ダンス・芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする