2010年06月27日

街角アート「初台から新宿へ」





先日、初台の東京オペラシティコンサートホールでのウィーン少年合唱団の演奏会を聴きに行った後、
初台から新宿駅まで歩いてみました。
(19日と、20日の両日とも)

本当は初台のケンジタキギャラリーを覗いてみようと思ったのですが、何も調べずいったら展示換えの
最中でした。
なんだがっかり・・・と思いつつも、好きな景色や珍しい物も見て写真も撮っていたのでちょっとご紹介。


初台から見える新宿駅方向の景色。

初台から新宿駅方向を眺める



まるで荒野のはてから蜃気楼を観てるみたいなこの光景、大好きです。
右側がパークタワー、左奥に見えるのが都庁。


そしてこれ(下)もなんだか日本とは思えない風景。

初台から新宿へ




そしてはじめて知ったこんな物との出会いも。
アンデルセン・モニュメント 1




アンデルセン・モニュメント 2



なんでこんな物がこんな所に?と思ったのですが、アンデルセン・モニュメントと言うらしい。

KDDI新宿ビルの正面にあるモニュメントで作家のアンデルセンの切り紙細工をモチーフにしたレリーフ。
で、なんでアンデルセン?なのですが彼の晩年の童話「大きなウミヘビ」は、大西洋に敷設された世界最初の
海底電信線を題材にしているので、そんな所から彼に白羽の矢が当たったらしい。
モニュメントそのものはデンマーク王立美術アカデミー教授で彫刻家のヤン・ブール氏が来日し、
5ヶ月を費やしてつくられたのだそうです。
詳しい解説はこちらのサイトで。








そして新宿駅前で出合ったパフォーマー。

新宿駅前で出合ったパフォーマー1




写真は彼が動いているところを撮ったのではなく、このポーズで静止しているのです。
ネクタイも風になびいた形で固定されている。
道行く人が写真をとったりして、彼の前に置かれた帽子に献金(でいいのか?)すると、ちょっと
動いてくれてました。



新宿駅前で出合ったパフォーマー2




実は彼を見るのはこの日(6月20日)が二度目。
前日も見かけたのですが、うっかりカメラを持ってなかったので翌日再度デジカメ持参で彼を捜したのでした。
同じ場所にはいなかったけれど、ちょっと離れた場所で再会できました。
前日は、とある女性がお金を入れてから、彼をムービーで取り始めたら彼がそろそろと動きだし
白いティッシュペーパーを数枚取り出して、なにやら作り出してる・・・と思ったら、白い薔薇の花の
一枝にして彼女に捧げたのでした。
シャッターチャンスを逃しました。

街中をフラッと歩くとおもしろい物と出会えるものです。
posted by みどり at 23:37| Comment(1) | TrackBack(0) | 街角アート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月25日

「伊藤若冲 アナザーワールド」展


「伊藤若冲 アナザーワールド」展


「伊藤若冲 アナザーワールド」展@千葉市美術館
5月22日〜6月27日まで
展覧会公式サイトはこちら


6月17日(木)に観に行っています。
伊藤若冲(いとうじゃくちゅう 1716〜1800)
今回の展覧会は若冲の水墨作品を中心に、関連する着色作品を含め、前期と後期に分けての構成
となっていました。
首都圏内での若冲の大規模な展覧会は約40年ぶりなのだそうです。

あれ?そうだっけ?
伊藤若冲の作品は、いつもどこかで観ていたような気がしてしょうがない。
つまりそれは観たときの印象が強烈なのかも?
記憶が曖昧なので自分で自分のブログを検索してみると約4年前に東京国立博物館での
「若冲と江戸絵画展」を観ていました。
その時の感想はこちらにまとめています



日本画の展覧会、と聞いて難しそうと思う方もいるかも知れませんが、大変親しみやすく
わかりやすい展示になっていました。

いいか悪いかは別として、作品横に付けられたキャプションがくだけた感じで読みやすい。
作品の解説というよりむしろ、コメント。
レベルは中学生位に感じる、普通の展覧会ではちょっとお目にかからないような、文章でした。
具体的にどうゆうのか、というのは忘れたのですが「これは〜に見えるかな?」みたいな感じ
だったと思います。


会場は4つのパートに分かれての展示となっていました。

第1章 若冲前史
第2章 初期作 模索の時代
第3章 着色画と水墨画
第4章 晩年期 多様なる展開

内容と気になった作品、気に入った作品ついて書き留めておきます。

第1章 若冲前史
若冲に影響を与えたのではないか、と考えられる絵師の作品や、若冲が登場する以前の
水墨画や着色画の展示。
河村若芝、鶴亭がメインの展示。
私にとっては、始めて聞く名前の、初めて観る絵師の作品です。


第2章 初期作 模索の時代
花鳥図、布袋様、等々など・・・・。

特に気に入ってしまったのは「縮地しょう淦 しゅくちしょうかん」
「しょう」は私のパソコンでは変換できない漢字でした。
これは手のひらサイズの小冊子みたいなもので若冲はじめ、数名の絵師の絵にこれまた
数名の書家の詩文が書き添えられたもの。
今の言葉でいったら直筆の寄せ書き帳とでも言うべき豪華な冊子。
これを注文した主は、時折これを取り出して眺めているときは至福のひとときだったのでは。


第3章 着色画と水墨画

きれいでちょっと不思議なのは一枚の百合の絵。
一枚の中に百合が数本描かれていますが、奥は水墨画、手前の百合はわずかに彩色されている
というもの。

「象と鯨図屏風」
鯨図の屏風と、象の図の屏風、六曲一双(ろっきょくいっそう 六面ある屏風が2作対になったもの)の作品。
これは数年前、とある旧家から発見されたと新聞に大きく出ていたのを覚えています。
今回はこれが観たくて足を運んだようなものです。
若冲は鯨は観たことあったかも知れないけれど、日本にいない象は見たこと無いはず。
象の大きさは分からなかったのでしょう。
双方が同等の大きさになっていますが、特に違和感ありません。
墨一色で描かれているのに、着色画のように豊かな感じがする大作です。
大波からわずかに姿を見せている大鯨と浜辺で寝そべっている巨大な象。
幻想的な光景です。


第4章 晩年期 多様なる展開
梅の花咲く枝や、野菜がドアップで描かれていたり。
チラシにも使われているのは、版画の手法で表現された「乗興船」
白と黒の対比がなかなか美しいです。





「伊藤若冲」展を観てから同時開催中の「江戸みやげ 所蔵浮世絵名品選」も観てきました。
5月22日〜6月27日まで
展覧会公式サイトはこちら

浮世絵は薄くて軽い紙。
昔の人にとって、江戸の風俗が描かれた浮世絵は江戸に来た時の土産として重宝したらしい。
千葉市美術館は浮世絵の所蔵品が充実してることがよく分かる展示で、とても見応えが
ありました。








posted by みどり at 22:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 美術・展覧会・イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月21日

「The Darkside of MUTTONI」展


「The Darkside of MUTTONI」展

「The Darkside of MUTTONI」展@渋谷 ロゴスギャラリー
6月10日〜6月28日まで   金・土・日は作者による上演会あり。
展覧会公式サイトはこちら


自動人形師ムットーニこと、武藤政彦氏の展覧会行ってきました。
観たことが無い方には説明が難しいのですが、人形が音楽と光の演出で動き3分から5,6分の
物語世界が表現されています。

作者ご本人による口上を伴う「上演会」は毎回とても楽しみです。
これが聴きたいが為に、何度でも会場に通うというファンも多いです。
(追記:上演会以外では作品は動いていませんが、ギャラリーの方に声をかければ新作6点はスイッチを入れてくれます)


6月10日は初日ですが、行ったのは仕事が終わってからなので夜。
この日は上演会の整理券をもらいに行っただけで終わり。
金曜の上演会は整理券無しで入れます。
詳しくは展覧会公式サイトでご確認ください。
その後、12、13、18、19、20日の夜の上演会に行ってきました。
今回は狭い会場ですが、新作、そして大小の旧作も展示されてなかなか見応えのある展覧会と
なっていました。

タイトルにもあるようにダークサイドのキャラクターが登場する作品群です。

新作8点、旧作3点各作品について簡単に感想を。
作品の内容についてもふれていますので、これから展覧会に行く、と言う方はご注意
ください。


「君をのせて」
BOOK型オルゴールで、本の表紙を開くとそこにいるのは肩に一匹の猫を乗せて、夜の街をあるく
フランケンシュタイン。
ムットーニ氏が長年使っていたアトリエのある築50年(60年だったか)のアパートの取り壊しが決定し、
立ち退くことになったとか。
氏、曰く「夜物件を探してさまよい歩くフランケンシュタインにみえるとか」
この話を聞いてしまった後では、作品をみるとなんだか笑えてしまう。
音楽はそのまんまのタイトル、南佳孝さんの歌う「君をのせて」
たまたまCDをもっていたのでこちらもご紹介。


Bossa Alegre(ボッサ・アレグレ)

Bossa Alegre(ボッサ・アレグレ)

  • アーティスト: 南佳孝 with Rio Novo
  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 2006/06/21
  • メディア: CD







「NIGHT DIGGING」
BOOK型オルゴール。
表紙を開くと片手にカンテラ、片手にスコップもった骸骨が。
自分の為に墓穴ほってるんだとか。
よく見れば彼の足元にある墓石の名前が「MUTTONI」・・・と、思ったら、どうやら「MUTTONA」らしい。

音楽はトム・ウェイツの歌う曲で「タンゴ」らしい。
私はCDをもっていないですがこれらしいです↓
(Amazonで注文しましたが、まだ届いてないから未確認です)


レイン・ドッグ

レイン・ドッグ

  • アーティスト: トム・ウェイツ
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル インターナショナル
  • 発売日: 2006/09/27
  • メディア: CD








「THE KISS FROM DARKNESS」
こちらもBOOK型オルゴール。
3人の男性(実はドラキュラ)が
音楽はトリオ・ロス・パンチョスのベサメムーチョ。
真ん中の見目麗しいイケメン・ドラキュラさんが皆様に投げキッス。
小さな箱の中にキャラクターが3人いますが、不思議と窮屈そうにはみえません。


3つのオルゴールはどれもなんだかとってもコミカルです。



「FULL MOON」
箱形で前面の小さい穴からのぞき込む「キネトスコープタイプ」作品。
ごく普通のサラリーマン風の男性が、月の夜、狼男に次第に変身。
動いている作品を観た後でこれを観ると、動きが無いのでややあっさりした味わい。


「NIGHT JOB」
こちらもキネトスコープタイプ。
見えるのはスーツ姿の社長秘書風の女性が、夜のお仕事のためにバニーガールに変身。
こちらは前者とは違って、人形に回転の動きが入っているところがおもしろい。
女性が抱えている猫も兎にコスプレしてるところに注目。




新作の大型作品「PROMISE 契り」
冒頭の画像が今回のDMで、この作品の写真が使われています。
棺の中で眠っていた白いウエディングドレスの花嫁が、ドラキュラ伯爵の導きで覚醒する物語。
横たわっていた女性が起き上がるのは、去年の作品「TRIANGLE-3 RING」が頭に浮かぶし、
男女が共に浮かび上がるところはTRIANGLE-2 LOVER」を思い出す。
二つの作品の良いところが融合されて、さらに別の物がプラスされた感じの作品。
TRIANGLE-3 RING」と決定的に違うのは、前作はリングの中で横になっていた巫女のような女性と
リングは共に浮かび上がるだけだったのに対し、今回のは浮かび上がったリングが彼女の回りを横切っていくこと。
かなり意味深でこれによって物語は鑑賞者によって、いくらでも広がります。
でも、あんまり深読みしないで、ほどほどに止めておくのが上品でよろしいかと。

それにしてもこの作品は今回の新作の中できれいだけど、ひんやりとした怖さがあると感じました。


初日この作品の後ろはギャラリーの白い壁だったのですが、19日(土)になったら
黒い幕が掛かりました。
ちょっとした演出の違いですが、効果は絶大。
これがあると2体の人形を支える棒が見えないから、作品の浮遊感がさらに増して見えました。
この作品は動いているところを至近距離で観たいのですが、とても無理なのが残念です。
作品の音楽は「TRIANGLE-3 RING」にも使われていたエグベルト・ジスモンチの「Agua & Vinho (Water & Wine)」

Alma

Alma

  • アーティスト: Egberto Gismonti
  • 出版社/メーカー: Ecm Import
  • 発売日: 2008/11/18
  • メディア: CD





うっかり書きそびれたのがムットーニボックスと呼ばれるタイプの作品が2点。
小型の蓋付きケースに人形・衣装・小物、などを納めた作品です。
当然動かない。
このタイプの作品は以前開催されたロゴスギャラリーでの展覧会以降は登場したことが無かったので7,8年ぶりのお目見え。


「DRACULA IN BACKSTAGE」
ドラキュラのコスプレを脱いだ男性の舞台裏の様子が垣間見える作品。

「WITCH GIRL IN BACKSTAGE」
魔女のコスプレを脱いだ女性の舞台裏の様子。




後は今回のダークサイドとコンセプトがあった旧作の展示がありました。
これはファンにはおなじみの作品。



「ダンスノアール」
アンティークラジオから骸骨が渋い声で歌いながら出てくる。
彼は二羽の兎をペットに飼っていて、・・・・
で、途中からいきなり2人のバニーガールの妖艶なショーが展開する作品。
この作品を以前観たのはたしか渋谷のパルコミュージアムの展覧会だったか。
音楽はアルチュール・アッシュの「Le Baron Noir(黒い男爵)」



Trouble Fete

Trouble Fete

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Polydor Import
  • 発売日: 1997/12/17
  • メディア: CD








「トランスミッションカプセルズ」
ボックスの中にあるのは実験室らしき室内。
二つのカプセルがあり、片方には命つきようとしてる女性が。
科学者の手によって、女性は形態を変えて生きながらえるが、果たしてそれは彼女が
望んでいたことなのか。
今回並んだ作品群の中では、一番物語性が強いかと思います。
音楽はカンターテ・ドミノ。


Cantate Domino (Hybr)

Cantate Domino (Hybr)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Proprius Records
  • 発売日: 2005/05/17
  • メディア: CD










そして去年制作された大型作品「インターメッツォ」
過去と未来を旅するヴィーナス。
これは光の演出がとても美しい作品。
是非動いているところを観ていただきたいです。
ブルーの光の中にオレンジの光が輝き出すタイミングがとてもいいです。
この作品、ヴィーナスが冒頭で一瞬動きがとまるのですが作者ご本人の口上無しだとその間がちょっと長いと感じます。
これが口上つきになるとまったく気にならない。


音楽は歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」の間奏曲(インターメッツォ)
私が持っているCDはこれ。


マドンナの宝石 〜オーケストラ名曲集III

マドンナの宝石 〜オーケストラ名曲集III

  • アーティスト: ラヴェル,オッフェンバック,ポンキエルリ,ロッシーニ,ヴォルフ=フェラーリ,ビゼー,マスカーニ,グリーグ,ドリーブ,ロンドン交響楽団
  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • 発売日: 1997/04/09
  • メディア: CD








とにかくとびきり美しい音楽「インターメッツォ」
クラシックの演奏会でも単独で演奏されることが多い曲だそうです。
下はYouTubeにあった「インターメッツォ」です。ご参考までに貼り付けておきます。




今回仕事の都合で、朝6時半からの早番の仕事を終えてから夜の上演会に駆けつけることが続き体力的に
はかなりしんどい。
翌日も早番ですから(T.T)
今しか観られないと思うと、やはり行ってしまうのでした。



新作1点ただいま制作中。
登場は今週末になるらしいです。




<蛇足>

歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」は今年になってからNHKのBSハイビジョンで
深夜放送があったので当然ながら録画セットしたのですが、見事に失敗f(^―^;
一幕目終わって、間奏曲(intermezzo インターメッツォ)までは録画できてたのですが
2幕目以降が入っていませんでした(T.T)
あんまり悔しいので、とうとうTV放送された物とは別の公演ですがDVDを購入してしまいました。
TV放送時もそうだったのですがDVDも歌劇「道化師」がカップリングになっています。



マスカーニ:歌劇《カヴァレリア・ルスティカーナ》/レオンカヴァッロ:歌劇《道化師》 [DVD]

マスカーニ:歌劇《カヴァレリア・ルスティカーナ》/レオンカヴァッロ:歌劇《道化師》 [DVD]

  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • メディア: DVD






「カヴァレリア・ルスティカーナ」というきれいな響きの言葉。
どういう意味だろうと、調べたら「田舎の騎士道」なんだそうです。

物語は、恋人に裏切られた女性が、悲しさと悔しさから男性の浮気相手(人妻)の夫(彼も
妻が浮気してるとは知らなかった)に真実を告げてしまい、男性2人は決闘することに・・・
というもの。
アレアレと思うくらい、悲惨な結末に正直言って、知らない方が夢があって良かったと感じた次第。
この歌劇のくわしい感想はまた後日ご紹介したいと思います。



<2010-06-23追記>
上演会もない平日の22日の午後、ロゴスギャラリーにまた足を運びました。
一番の目的は「PROMISE 契り」が動いているところを間近で観たかった為です。
数十名の方々と一緒の上演会では絶対不可能なので。

新作の6点はギャラリーの方に声をかければスイッチを入れてくれました。
(旧作3点が動くのは上演会のみだそうです)


改めて鑑賞するとドラキュラと花嫁さん、2人の動きがとても優雅で美しいと感じました。
そしてはじめて気がついたのは、花嫁さんが裸足だと言うこと。



「インターメッツォ」のヴィーナスの左腕にヒビが入っていることにも気がつきました。
塗られた色のはげ具合からどう見ても作品完成後、折れて接着したように見える。
運搬中に折れてしまったのか・・・。


この日は上演会でもない、平日の中途半端な時間だったのに日曜の上演会でお会いした方と、偶然にもまた再会。
ちょっとお話ができた。
やはりムットーニファンは熱心な方が多いようです。





<2010-06-26追記>
25日、ついに新作「EL SALSA DE MEDIANOCHE エルサルサデメディアノーチェ 真夜中のサルサ」が会場に登場しました。

外見はなかなか高級感のある時計。
これが時報をならすと、下から骸骨バンドと魔女の歌姫登場。
サルサの演奏も楽しいが、最後はサルサバンドと朝を告げるニワトリの鳴き声のせめぎ合いでおわるというにぎやかさ。

しかしこの時計、毎時このバンドの演奏が流れるなら寝室には置けないでしょう(^◇^;)

この作品は、会場で「制作中」の張り紙があった時も「非売品」と書かれていたので今後の展覧会で
観られかと思ったのですがすでに売約済みだったそうですm(__)m
(だったら「非売品」ではなく「売約済み」ですが、いろいろ事情があるのでしょう)

音楽を聴いて作品を頭の中で反芻して楽しみたいと思いCDをネットから注文しました。
Yolanda Duke With the Tito Puente Orchestraの「Many Moods」に収録された「Oh God(How Much)I Love You」だそうです。
Amazonではすでに売り切れになっているようなのでHMVのサイトの商品紹介にもリンクを張っておきます。



Many Moods

Many Moods

  • アーティスト: Yolanda With the Tito Puente Orchestra Dukes
  • 出版社/メーカー:
  • 発売日: 2009/11/24
  • メディア: CD







posted by みどり at 23:11| Comment(13) | TrackBack(0) | 自動人形師ムットーニ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月19日

ウィーン少年合唱団 2010年日本公演 A・Bプログラム


ウィーン少年合唱団 2010年日本公演 A・Bプログラム

ウィーン少年合唱団 2010年日本公演 A・Bプログラム@東京オペラシティコンサートホール
指揮:ケレム・ゼツェン



6月12日(土)にBプログラム公演を舞台後方のP席で、13日(日)にAプログラム公演を
舞台に対して3階右脇のC席で聴きに行っています。

感想を簡単に書き留めたいと思います。

12日(土)はBプログラム。
席は舞台後方P席、つまり一般観客の皆様からはほぼさらし者状態になる真っ正面上の席です。
さらし者はイヤですが、とにかく安い。
たった1000円なんですから。
1000円でウィーン少年合唱団の生の歌声が聞けるなら迷わず、私は行きます。

前半は宗教音楽や、映画、オペラからの曲など。
ゾルタン・コダーイ作曲の「アヴェ・マリア」で開幕。
「アヴェ・マリア」はいろんな作曲家がそれぞれの「アヴェ・マリア」を作っていますが
これははじめて聴きました。

その後、印象的だったのはやはりコダーイ作曲「山の夜」第1番。
無伴奏合唱曲で、発表されたのが1923年だそうです。
不思議な響きをもつ合唱曲で、パンフレットの解説を読むと「アッサイ・レントんのテンポをとり
トーンクラスターというある音域の全ての音を鳴らす和音を効果的に用いてる」の、だとか。
はじめて聴きましたが夜、霧に包まれた森の中を連想します。
とても気に入りました。

後半は「世界各国の歌」と題して各国の民謡など、日本の歌としては弘田龍太郎の「浜千鳥」、
そして槇原敬之の「世界に一つだけの花」
「ナンバーワンよりオンリーワン」という歌詞が何度聴いても良いなと思います。
どうも私、この曲を聴くと泣けてしまい、この日もつい泪がボロボロ・・・。





13日(日)はAプログラム。
3階右脇のC席にて(チケット買うときに既にP席は完売でしたので)。
開演前、急に会場で拍手が起こるので何事かと思ったら、2階席最前列になんと皇太子殿下が
お見えになっていたのでした。
(皇太子妃の雅子様はいらっしゃいませんでした)
周囲に体格の良い男性が取り巻くようにいたのは、ガードマンか?

前半はブルックナーの「アヴェ・マリア」ややはり宗教音楽がメイン。
後半はジョン・レノンの「イマジン」や「レット・イット・ビー」、マイケル・ジャクソンと
ライオネル・リッチーの「ウィ・アー・ザ・ワールド」など。
日本の音楽としては「さくらさくら」「ちいさい秋みつけた」の2曲。
でもアンコールでこの日も「世界で一つだけの花」が聴けました。

二日間とも少年達のきれいな歌声に心洗われるひとときでした。


ロビーの片隅で、ユニセフの募金をやっていますが献金すると協賛がキャノンのせいか
合唱団の子達の集合写真が(金額にかかわらず)一枚もらえます(^^)
これは気がつかないで通り過ぎる方も多いようでした。


4月29日から始まった日本公演、明日6月20日の東京オペラシティコンサートホールでの公演が最終日になります。

ところで、皇太子殿下は途中で帰っちゃうかな?と思ったけれど最後まで鑑賞されていました。



<2010-06-23追記>
このブログに「ウィーン少年合唱団の映画」という検索ワードで来られる方がいると分かったので
私もDVDをもってる大好きな映画をご紹介します。


「野ばら」1957年ドイツ映画
孤児となった少年が、美声を買われてウィーン少年合唱団に入団。
寄宿学校での日々。生徒達の世話をしてる看護婦さんを母のようにしたいますが、学内で起こった
盗難事件の嫌疑をかけられ・・・という物語。
主役を演じる子役のミハエル・アンデ君は当時有名な子役だったらしい。
最後は泣けて、心温まる作品です。


野ばら [DVD]

野ばら [DVD]

  • 出版社/メーカー: アイ・ヴィ・シー
  • メディア: DVD




posted by みどり at 23:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽・コンサート・オペラ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月16日

「マネとモダン・パリ展」

「マネとモダン・パリ展」


「マネとモダン・パリ展」@三菱一号館美術館
4月6日〜7月25日まで
展覧会公式サイトはこちら



6月4日(金)に観に行っています。
東京・丸の内のオフィス街に新しくできた美術館、初めて行ってきました。
今回が開館記念展なのだそうです。


今回の展覧会の感想と、気になった作品について書き留めておきます。

エドゥアール・マネ(1832-1883)の油彩、彫刻、素描、版画などの展示と、同時期の作家
作品、さらにマネが生きた当時のパリの様子をとらえた写真の展示で構成されています。

やはり一番印象的だったのはチラシにも使われている「すみれの花束をつけたベルト・モリゾ」
この絵を間近に見たのは2007年の「オルセー美術館展」でした。
(その時の感想はこちらにまとめています)
黒い帽子、黒いドレスを身にまとったベルト・モリゾ。
彼女は画家の知り合いで女流画家でもあった人。
後にマネの弟の奥さんになった方だとか。

花の色も黒っぽいから、タイトルを見なければスミレの花を胸元に付けていることには気がつきません。
光に照らされた明るい頬が、黒い帽子とドレスのせいでさらに輝いてみえます。
マネの「黒」の色はとてもきれいだと思いますし、この絵は大好きです。

展示室ではこの絵の隣に、やはり同じくベルト・モリゾを描いた作品が展示されているのですが
こちらはやや斜めから見た顔を描いていて、目もくぼんで見えてまるで別人。
同じ作家が、同じ女性を描いているのにずいぶん印象が違います。
二枚並べられた作品をじっくり眺める事ができるのも一興。


「死せる闘牛士」は地面に横たわった闘牛士を斜めから捕らえて描いた作品。
元々は別の絵の下にあった人物を、この部分だけ絵を切り取ってさらに加筆して独立した
作品にしたとか。
構図のせいなのかこの絵を見ていると、なかなか目が離せなくなります。




エドガー・ドガの「ル・ペルティエ街のオペラ座の稽古場」
ドガといったら踊り子。
ドガの絵は今までは大味の感じがしていたのですが、この作品は画面手前にイスが置かれ、
部屋の向こうに踊り子達が数人。
イスの上に置かれた物まで細かく描き混まれているし、踊り子達の様子もそれぞれ
違うポーズをとっている。
なんだかとても繊細に感じる作品でした。


館内は美術館というより、普通の事務所の内部を少し手直しして展示室とした
というような感じでした。
だからとっても狭いf(^―^;

建物の由来については美術館のサイトに解説があるのですが、まだよく読んでいません。
どうやら明治の頃、日本に招かれたイギリスの建築家ジョサイア・コンドルが設計した建物を復元したものらしいです。
(彼が設計した建築物でたぶん一番有名なのは鹿鳴館。これはすでに解体されています)



普通の美術館なら混んでるという人数ではないと思うのですが、狭いからやたら
人とぶつかってばかり。
私もそうだけど、他の方もつい絵の方を見ながら移動するからこうなってしまうんでしょう。

この日、金曜日の昼間に行ってすぐ入れましたが、土日はこれでは入場制限があるだろと思いました。
チケットには混雑時でも優先的に入場できる「日時指定券」もあるそうですので、
ご確認の上、行った方が良いかもしれません。




posted by みどり at 23:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 美術・展覧会・イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月15日

庭劇団ペニノ公演「UNDERGROUND アンダーグラウンド」

庭劇団ペニノ公演「UNDERGROUND アンダーグラウンド」



庭劇団ペニノ公演「UNDERGROUND アンダーグラウンド」@シアタートラム
作・演出:タニノクロウ
6月6日〜6月13日まで (終了してます)
劇団公式サイトはこちら


6月7日(月)に観に行っています。

全く何もしらずに観に行った劇団の公演です。
たまたまこの日は観劇できそうだ、シアタートラムは好きな小劇場だし。
で、チケットを取りました。
チラシに外科手術シーンがあるのでご了承ください、という文句があるのに
そそられたこともあります。
一体どんな演劇公演なのか。

「庭劇団」という名称も、いろんな事をやりたいというある種のこだわりが
あってのことらしい。
後から知りましたが、今回の公演は以前公演した作品の再演なのだそうです。



始まって登場するのはマメ山田さん。
(体のとっても小さな方)
チラシで名前を観たときはまったく気がつきませんでしたが、美輪明宏さんの演劇公演
でよく登場する(というか、私はその公演でしか観たことがない)役者さんでした。

彼が司会者、という形である一人の男を手術して心臓を取りだすようすを公開するというもの。
そこに生演奏の音楽も付けられる。

舞台上にあるのは手術台。
被験者(?)が寝かされて、医師らしき人や看護士らしき人達もあらわれる。
腹部にメスを入れて、どんどん臓器が取り出されていく様子も上に設置したカメラで写し、
舞台両脇においたモニターで観客にみせる。
そしてどこかほのぼのした音楽演奏。

内容はこれだけでなんの物語も無し。
いや、とりあえず手術開始から60分で心臓を取り出してみましょう、というスジらしい物はある。
でも何で?
なんの意味もないしこれにはまいりました。

ほんとにこれだけの手術ショーなんですから。
それも始まる前に、これはショーで、手術される人も仕掛けのある台に横になって、実際に手術される
わけではないという詳しい説明をしてしまう。
驚きも何もありません。


観ていて臓器は作り物だとよく分かるし、手術シーンもハイテクとはほど遠い。
なんだかとってもアナログ。
先日観たパフォーマンスグループのダムタイプの15年前の公演記録映像「S/N」が
今見てもとても新鮮で、未だに時代の最先端を行っているように見えるのとは全く対照的。

一言でいうとやってることが古い。
アナログでも対照的でもいいんだけれど、この「アンダーグラウンド」は何がおもしろいのか私にはまったくわかりませんでした。



作者はきっとよっぽど年配の方に違いない、と思ったのですが予想に反して若い方でした。
劇団も2000年に旗揚げ。
タニノクロウさん中心に昭和大学医学部演劇部を母体にして発足したのだそうです。
タニノクロウさんは、他の演劇も映画もあまり観てない方ではないかと感じました。







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「ボストン美術館展 西洋絵画の巨匠たち」


「ボストン美術館展 西洋絵画の巨匠たち」


「ボストン美術館展 西洋絵画の巨匠たち」@森アーツセンターギャラリー
4月17日〜6月20日まで
展覧会公式サイトはこちら


5月31日(月)に観に行っています。
当初、こちらの展覧会は観に行くつもりがありませんでしたが「3つの印象派展スタンプラリー」
につられてというか、乗せられて行ってしまいました。

ミレー、ルノワール、レンブラント、ドガ、(私の大好きな)モネなど16世紀から
20世紀の幅広い時代のなかからの油彩画80点の紹介するものです。
大会場の国立新美術館の「オルセー美術館展」を観た直後なので、どうしても小規模の感じが
しましたがこちらも大作家の作品が集まった展示なので、見応えありました。

展示内容は時代や流派別ではなく、冒頭は肖像画、その後宗教画、風俗画。
後半は風景画、それもモネや印象派に焦点を絞っての展示になっていました。


印象に残った作品について書き留めておきます。

一番印象的だったのはウィリアム・ブーグローの「兄弟愛」
青いガウンをまとった一人の女性と、彼女の抱える赤ちゃん、そしてもう一人の子どもの姿。
二人の幼子はキッスしてるのがかわいい。
そして2人の子どもを抱え込むような姿の母の姿も、優しさに溢れています。
タイトルからは分からないけれど、絵を観ればこれは聖母子と洗礼者ヨハネの事だなと分かります。
キリストと洗礼者ヨハネ、二人は子どもの姿で描かれることがよくあるとか。
宗教画、という感じではないとこががいいです。
この展覧会で一番好きになった作品です。


フランシスコ・スルバランの「聖ペトルス・トマス」も、上目遣いのその顔がなんだか
とても印象に残ります。
黒っぽいバック、着ている白い僧服が映えます。
これは独立した一枚の絵画作品ではなく、祭壇の裾絵、なんだとか。


会場の一角はモネのコーナーになっているのが、モネ好きとしては大変うれしい(^^)


思いがけない作家との再会も。
フランス・ハルスの「男の肖像」
荒い筆致で描かれた肖像画。男性はもちろん貴族なんでしょう。
正直言って、この作品には特別感銘をうけなかったのですが作家名に反応。
去年観た展覧会「ルーヴル美術館展 17世紀ヨーロッパ絵画」で出合ったこの作家の
「リュートを持つ道化師」がとてもすばらしかったのです。
これは白と赤の縞模様の服を着て、リュートを持った道化師の上半身が描かれています。
風が少し吹いているのか、くしゃっとした髪と、明るい笑顔で横に大きく伸びた口。
いかにも庶民、のその男の笑顔はとても健康的で生きるエネルギーに満ちた感じでした。
ハルスという作家の作品はこれしか知らなかったので、他の作品も是非みたいと思っていました。

フランス・ハルスはこれからも気になる作家です。



posted by みどり at 07:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 美術・展覧会・イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月14日

南河内万歳一座公演「びっくり仰天街」

南河内万歳一座公演「びっくり仰天街」


南河内万歳一座公演「びっくり仰天街」@下北沢 ザ・スズナリ
作・演出・出演:内藤裕敬
出演:河野洋一郎、鴨鈴女、藤田辰也、他



6月3日(木)に観に行っています。
関西を拠点に活動している劇団の東京公演です。

観てから日がたってしまったので、かなり忘れてしまいましたm(__)m
観た印象もかなり大味だったせいもあります。たぶん。


<あらすじ>
とあるアパートの前に家財一式が積まれている。
数ヶ月も家賃滞納していた人物はどこかに行方知れずになったため、荷物が運び出されたのだ。
しかもその住人は、どうやら偽名を使っていたらしい。
正確にはある人物になりすましていたらしい。
何の為に?
そして逃げ出した人物はいったい誰だったのか。
そこに葬式が行われる家にたどり着けない人々と、やって来たアパートの賃貸業者や
さまざまな人々が絡んでくる。




作者は何を書きたかったのかなと感じましたが、これ作者自身も何をどう書こうか、かなりまよっていたんじゃないだろうか。
登場人物達の会話もなんだか同じ事を何度も繰り返えしていて、話がなかなか先に進んで行かない。
思いついた一つのモチーフで何とか一つの芝居にしようと時間を引き延ばしているような感じがしました。

日常生活のほんの一こまを取り上げて、そこからどこか懐かしく、ちょっと切ない世界を描き出してきた内藤さん。
これが好きだから南河内万歳一座の公演も観に行ってるのですが、今回は観てるのがちょっとつらかったです。




posted by みどり at 06:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 演劇・ダンス・芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月13日

「六本木クロッシング2010展 芸術は可能か?」

「六本木クロッシング2010展 芸術は可能か?」



「六本木クロッシング2010展 芸術は可能か?」@森美術館
3月20日〜7月4日まで
展覧会公式サイトはこちら



5月31日(月)と6月4日(金)の2回観に行っています。

チラシの言葉を借りますと、「日本のアートシーンの明日を見渡すべく、多様なジャンルの
アーティストやクリエイターを紹介する展覧会」です。
毎年行われていて、今回は3回目。

複数のアーティストによる写真、映画、彫刻、パフォーマンスなど様々な作品が一度に
観られるのもうれしいです。
今回参加アーティストは個人やグループあわせて全部で20。
ベテランから若手作家まで年齢、経験も様々。


会場内は写真撮影OK(一部撮影不可)だったので、気に入った作品は撮影してきました。
作品全部ご紹介したいくらいなのですが、無理なので特に気になった作品について書き留めて
おきたいと思います。




照屋勇賢 「告知 森」

照屋勇賢 「告知 森」

ごく普通に使われている紙袋や、紙の手提げ袋に切り込みをいれて紙の一部から
「木」を作り出してしまう。
木から生まれた紙、そこからまた「木」が生まれている。
初めて観た方はよく分からないかも知れませんが上の写真の場合、袋の上部に切り込みが入っていてそれを下に折り曲げて
「木」の形状に見せています。
目の前にあるのは小さな作品ですが、循環している宇宙を感じてきます。


ログズギャラリー「DELAY 2007.5.26」

ログズギャラリー「DELAY 2007.5.26」
浜地靖彦と中瀬由央によるユニット。

作品は暗室の中で上映されている映像作品。
写真では分からないと思いますが、車を運転していて進行方向の映像が縦横何十個も
並べられています。
そして爆音。
数分で頭がクラクラしてきたので退散m(__)m





写真は撮れませんでしたが、雨宮庸介さんによる映像プラス体をはったパフォーマンスも興味深い。
作品名は忘れましたm(__)m
これはやっていることも映像も毎日違うようです。




HITOTZUKI 「The Firmament」

HITOTZUKI 「The Firmament」
KamiとSasuによるユニット。
ユニット名は「日と月」なんだとか。
壁に描かれた巨大な壁画。
壁画の意味するところは分からなくても、見ていてきれいです。
日時によってスケート・ボードによるパフォーマンスあり。


宇治野宗輝「THE BALLAD OF EXTENDED BACKYARD」その1


宇治野宗輝「THE BALLAD OF EXTENDED BACKYARD」
宇治野さんの作品はサウンド・スカルプチャーというんだとか。
身近にあるような生活の中の「物」(タンス・車もあり)を組み合わせ、そこから出てくる「音」を音楽として使っている。
こんな私の説明じゃ、分からないですよねf(^―^;
日用品と音によるインスタレーション作品。
いったん動き出すと、その動きと音響・光がおもしろい。

ro201005.JPG


写真を後から見て気がついたのですが、物を組み合わせた形がロボットになってますね。




小金沢健人「CANBEREAD」

小金沢健人「CANBEREAD」
展示室の壁に映し出されたヴィデオ・インスタレーション作品。
映像と共に流れる音楽も環境音楽っぽく、この展示室でしばらく休んでいたくなる
癒しの空間になっていました。
この方は毎回、こういう癒し系の作品を作っているわけではないようですが、今回の空間
はとても心地よかったです。



大ベテランアーティスト、森村泰昌さんの映像作品はつい先日、東京都写真美術館で開催された森村泰昌展で
上映されていたものと同じ。
森村さんがヒットラーに扮している映像作品です。







会場の最後の展示はダムタイプの公演「S/N」の記録映像。
チラシをよく見て無かったので、この作品の上映があるのは当日会場に行ってから気がつきました。
しかも途中入場不可。
(上映時間約80分。上映開始時間は公式サイトでご確認ください。)
ダムタイプは、いろんなジャンルのアーティストが集まってパフォーマンス公演を
していたグループ。
劇団というほど強い結束があったわけではなく、かなり緩やかな集まりだったらしい。
それでもここで中心的活動をしていたのは、アーティストの古橋悌二さん。

記録映像は1995年の公演だし、古橋悌二さんはその後エイズで亡くなっています。
いったいなんで今、15年前の映像を紹介するのか?と、思っていたのですが
今回の展覧会の副題にもなっている「芸術は可能か?」は古橋さんの言葉らしい。


実は私、この作品は実際の舞台を観ています。
古橋さんは1995年の10月に亡くなっていて、私が観たのは翌年96年の公演でした。
古橋さんが出演のシーンは、映像を使っていたと思います。
写真は、当時公演を観た直後会場で購入したCD(公演で使われた音楽を収録したもの)です。

ダムタイプ S/N CD



出演者によるパフォーマンス、ダンス、事実なのか全くの虚構なのか判然としない出演者同士のインタビュー、
そして映像、音楽がクロッシングした作品。
2度目に訪れたとき、やっとこの作品を観た(私の場合、見なおした)のですが全く古びた感じがしない。
それどころか今なお、とても新鮮で今回の展覧会の他のアーティストさんの作品と並んでも見劣りしない!
これはすごいです。
その表現は未だに「現代」の最先端を行ってるような気がします。



ダムタイプは古橋さんが亡くなった後も、公演活動を行っていまし何度か観に行きましたが
彼がいないと、映像を使ったり爆音を使ったりのパフォーマンスは興味深かったですが
訴える物がなくなってきたようで、おもしろくなくなりました。
2000年代になるとほとんど自然消滅の感じで活動が無くなったようです。

ダムタイプのメンバーで未だにアート活動をされている方で、私が知っているのは高谷史郎さんだけです。
2007年に観た「坂本龍一+高谷史郎/LIFE−fluid,invisible,inaudible...」展の感想は
こちらにまとめています。

「S/N」に出演されていた自称セックスワーカーのbubuさんは、今どうされているんだろうか?







今回の展覧会、とても気に入ってしまいました。
これなら何度でも観に行きたい。
特にダムタイプの映像は後、1,2回は観たい。

と言うわけで、1年間森美術館の展覧会と森ビルの展望台&スカイデッキがフリーパスになる
「年間パスポート会員」になりました。
年会費5250円。
今までは東京国立博物館の年間パスポート会員になっていたのですが、ここ数年
思ったほど足を運ばなくなったので、こちらに乗り換えることにしました(^^)
ところで、購入するときにはじめて知ったのですが、パスポートカードの裏側に付けるための顔写真を
その場で撮られましたf(^ー^;




<2010-06-13追記>
ダムタイプの公演のヴィデオ上映が初台のNTTインターコミュニケーションセンター(ICC)でも7月4日までの
土日に上映されていると知りました。
入場は無料。
詳しくはこちらのサイトで。
上映日時がかなり限られているので、私は行けそうもありませんが興味を持たれた方は是非!
posted by みどり at 00:10| Comment(2) | TrackBack(0) | 美術・展覧会・イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月10日

映画「アリス・イン・ワンダーランド」

映画「アリス・イン・ワンダーランド」


映画「アリス・イン・ワンダーランド」@MOVIX亀有
監督:ティム・バートン
原作:ルイス・キャロル著「不思議の国のアリス」
出演:ミワ・ワシコウスカ、ジョニー・デップ、ヘレナ・ボナム=パーカー、アン・ハサウェイ、他
映画公式サイトはこちら

5月30日(日)に通常版を観に行っています。
今回の上映は3D上映もあるのですが、私は右目が悪くて専用メガネをかけても
絶対3Dにはならないのが分かっているので、わざわざ高い料金払いたくない!
と、通常版を観てきました。



<あらすじ>
19世紀末のロンドン。
アリス(ミワ・ワシコウスカ)が大きな兎に導かれるように、地上に開いた穴から
落っこち、ついたその世界は摩訶不思議な世界。
その世界を牛耳る「赤の女王」は球根のような巨大な頭部を持つ、
彼女と、妹の「白の女王」との争いに巻き込まれてしまうアリス。
出会った帽子屋のマッドハッター(ジョニー・デップ)は君を待っていた、と
アリスに告げる。
彼はどうやらアリスの味方らしいが・・・。
果たして彼女はこの不思議な世界から脱出することができるのか?





ルイス・キャロルの「不思議の国のアリス」は読んだことはあるのですが、かなり
昔なのでもう細部は覚えていません。

今回の映画はもちろんキャロルの小説を元にしてはいますが、かなり自由に脚色
されています。
原作では幼女に近い少女アリスを、映画では大人直前の女性に。
そして原作ではとくに描かれていないけれど、一人の女性の自立の物語になっていると
感じました。

招待されたパーティで好きでもない男性から求婚され、逃げるようにその場を去る
アリスが落ちていくのが「不思議の国」。
そこで様々な試練を経て、元の世界に戻った彼女はその当時にはあり得ない
働く女性として旅立つのですから、文字通り一人の女性が自立する物語として
描かれていました。

赤の女王の造形はやはり、どうみてもちょっとグロテスクです。
マッドハッターはじめ、各キャラクターやその他のビジュアルも独特で
色彩も毒々しいくらい鮮やか。
(きれいと言うのとはちょっと違うのですが)
アリスのほうはとっかえひっかえ衣装が変わってくるので、観てるこちらも
次はどんな衣装?と楽しみになってくるくらいでした。



目に問題の無い方は、やはり3Dで観るのがお勧めでしょう。


posted by みどり at 23:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする