2010年03月31日

映画「カラヴァッジョ 天才画家の光と影」

映画「カラヴァッジョ」


映画「カラヴァッジョ 天才画家の光と影」@銀座テアトルシネマ
監督:アンジェロ・ロンゴーニ
撮影監督:ヴィットリオ・ストラーロ
出演:アレッシオ・ボーニ、クレール・ケーム、ジョルディ・モリャ、他
イタリア、フランス、スペイン、ドイツ合作
映画公式サイトはこちら


3月24日(水)に観に行っています。
画家カラヴァッジョ(1571−1610)の生涯を描いた映画です。
先日没後400年の「長谷川等伯展」を観ましたが、カラヴァッジョも今年没後400年
なのだそうです。
知らなかったわ。
本名はミケランジェロ・メリージ。
ミラノ近郊のカラヴァッジョ育ったのでカラヴァッジョと呼ばれるようになったんだとか。


<あらすじ>
ミラノで絵の修行をしていたカラヴァッジョは芸術の中心地ローマでダルビーノの
工房に入る。
生活に困窮していたが彼の絵の評判をきいた枢機卿が彼の援助を申し出る。
他人にこびることなく、作品を描くカラヴァッジョ。
教会から依頼された作品を描くためモデルに娼婦や庶民の女性を使ったりするため
問題も起きる。
何かと問題ばかり起こしてしまうカラヴァッジョは、ある日決闘をして相手を殺してしまう。
死刑宣告を受けてしまうため逃げるが、パトロン達の恩赦嘆願の甲斐無く逃亡途中で
亡くなってしまう・・・。




アレッシオ・ボーニ演じるカラヴァッジョは粗野な野獣のような感じです。

カラヴァッジョが実際に描いた作品が何点もスクリーンに登場するので美術ファンなら
必見・・・と、お勧めしたいところですが本筋とは関係ないところで描写がかなり
エグイ部分もありますので、鑑賞には注意が必要と感じました。

たとえば女性が処刑されるシーンがあり、なんの説明もないのでこれは一体何?と
思ったのですが、後で考えたら時代的にいうとこの頃は魔女狩りが行われて
いたのですね。
火あぶりにされている人のシーンもあるし、なにも知らずにこの映画をみたら
思わずギョッとすると思います。
私もゲゲッときました(*_*)
カラヴァッジョが生きた時代を描写するために、こんなシーンが出てくるんでしょう。
(魔女狩りについての説明はウィキペディアの解説をご覧下さい)



カラヴァッジョが描いた作品が何点も出てきますが、本物を借りて撮影したのか、
コピーを使用してるのか、その点が分かりませんでした。

私にとってはカラヴァッジョ最後の作品と言われる「洗礼者ヨハネ」がスクリーンに
登場しなかったのが残念でした。
(この作品は今年になって観た「ボルゲーゼ美術館展」で初めて観て、そのすばらしさに
感動しました。リンク先は観てきたときの感想です)



詳しい説明がないまま場面が飛んでいたりして、もちろん考えてみれば分かるけれど、
なんだか不親切。
脚本と演出がややおおざっぱな気がしました。

4,5時間ある大長編のあちこちをカットした総集編を観たような感じがするのです。
上映時間約2時間10分の映画。
つまらないとは思いませんが映画としては不満が残る作品でした。




posted by みどり at 21:19| Comment(2) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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