2010年03月30日

「升たか展  砂の庭 」

「升たか 展  砂の庭 」



「升たか展  砂の庭 」@SILVER SHELL 京橋
3月23日〜4月3日まで
ギャラリー公式サイトはこちら



3月24日(水)に観に行っています。

この日は銀座へ行く用事があったので、ならばどこかのギャラリーをのぞいて
こようと美術雑誌の展覧会情報を見ていたら、人間顔の犬のような置物?
という作品の写真が目について行ってきました。

東京の銀座、そして隣接する京橋界隈はギャラリーがとても多いところです。
今回の「SILVER SHELL 京橋」は今回初めて知ったギャラリーです。

作家の升たかさん。
プロフィールをみると1946年生まれで、一時期作家寺山修司さん主催の
劇団天井桟敷に入団して活動していたらしい。

作品は一見木彫りのようにも見えましたが焼き物らしい。
展示されている作品の大きさは高さ約2,30センチくらいか。

どこか憂いをおびた顔の頭部。
頭部だけの作品もありましたが、曲線の中に頭部があるという作品もありました。
曲線が観ていてなんだか心地よいです。
その曲線の中に着いている頭が花のつぼみか、枝に止まっている小鳥のようにも
見えました。

美術雑誌に載っていた人面犬の作品は、これらの作品の中にはいると
思ったほどインパクトはありませんでした。


私が行ったときギャラリー内に升さんらしき方が、もう一人のお客さんと
お話をしていたので、作品を観つつ耳はそちらの会話に集中していました(^_^;

作品の大きさが皆同じなのは使用してる釜の大きさの関係らしい。
今展示してる作品の大きさが限度なんだとか。

升さんとお話ししてみたいなあ、と思いつつ(私は話し下手のくせにこう言うときは
作家さんと、お話ししてみたくてしょうがない)次に行かなければならないところがあるので
ギャラリーを後にしました。







posted by みどり at 22:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 美術・展覧会・イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「没後400年特別展 長谷川等伯展」

「没後400年 長谷川等伯展」


「没後400年特別展 長谷川等伯展」@東京国立博物館
2月23日〜3月22日まで (終了してます)
展覧会公式サイトはこちら


3月22日(月・祝)に観に行っています。
今の石川県、能登七尾の生まれの長谷川等伯(はせがわとうはく)1539〜1610。
初め「春信(はるのぶ)」と名乗っていたそうです。
今回の展覧会は国宝3点、重要文化財約30点を一挙に公開するものでした。

絵を観るのは好きだし、自分でも少々描くけれど長谷川等伯の名前を認識
したのは今回が初めてでした。

名前を知らずに知ってたのは絵は「松林図屏風(しょうりんずびょうぶ)」と「達磨図」だけ。
「松林図屏風」は数年前NHKの美術番組で視聴者から日本画でいちばん好きな作品は?
のアンケートをとったらこれが第1位になったので記憶に残っています。
しかし、皆さんよくご存じですねf(^―^;

「松林図屏風」は東京国立博物館の常設展でも時々登場する作品ですが、今回の展覧会
でも一番の目玉らしく会場の最後に展示されていました。
墨一色で描かれた松の林の図。
墨の濃淡は、靄で霞んだような空間を感じます。
今だからこんな感想が書けますが、初めて観たときはその荒い筆致が好きになれず
この時は、これのどこが良いのか、とさえ思ってしまいましたが、まだまだ等伯を
知らなかった頃なのでお許しをm(__)m



今回の展示、これが等伯か・・・と、鑑賞していたらたまたますぐそばにいた方が
話しかけてきて「これは等伯じゃないね」と言うのです。
「一通り観てきたんだけど、( )番と( )番もちがうね、他の人も首かしげてるよ」
えー?そうなんですか???
(何番かは伏せておきます)

この方の言っていることが正しいかどうか、それはおいとくとして、博物館や美術館に
展示されている作品の真贋を気にしながら観るなんて今まで考えもしませんでした。
そもそも等伯が亡くなって400年たっているし、描いてるところなど誰も見てないし、
今みたいに厳重に保管してきた訳ではないし、等伯が描いたように見えても違うのが
あるかも知れない。
今回はそのあたりのことも考えながら観ることにしました。

観ていて気になった、あるいは気に入った作品について書き留めておきます。

「達磨図」
達磨さんを描いた図。
墨一色で描かれた割とこぶりの絵で、これは割といろんな本で目にすることの多い気がします。
太い輪郭線と、墨のぼかしがきれい。
でもきれいすぎてまるで印刷物のように見えました。

「愛宕権現像」
人物が馬に乗っていますが、その姿が真っ正面から捉えているところが珍しい。

「恵比寿大黒 花鳥図」
三枚一組の絵。
一枚が木の枝にとまった鳥が、飛ぶ虫をねらっています。
小さな絵ですがその中に静と動が描き止められた絵で、私にはとても心地よい作品。

「山水図襖」
伝説では等伯が回りが止めるのもきかず、いきなり襖に一気に描いた物だとか。
4面の襖に描かれた水墨の山水図は横長の空間が活かされていました。

「竹鶴図屏風」
こちらも墨一色で描かれた作品。
6曲1双。
竹林と鶴が描かれていますが、雪の降り積もった竹の葉のようすが美しかったです。


「柳橋水車図屏風」
今回一番気になったのはこれ。
気に入ったのではなくて、これほんとに等伯なのか?と思ったからです。
6曲1双の作品で、横長に橋を大きく捕らえ、その回りに何本も柳が描かれています。
柳はまだ葉が出始めたばかりのようですが、気になったのはその葉の描き方。
機械的で単調。
巨大な橋と柳の組み合わせはダイナミックですが、なんだかとてもおおざっぱに
見えました。


絵の具絵や金箔を使った華麗な作品もありましたが、今回私が気に入ったのは
墨一色の水墨画が多かった気がします。

ところで今回は開催日程をすっかり忘れていて気がついたのが最終日数日前。
最後の三連休中は夜8時まで開館していると知り、最終日に滑り込みセーフで観てきました。
世間は三連休でも私は仕事だったので、間に合うかなと焦りましたが夜6時45分に
美術館到着。
待ち時間ゼロですぐ入場でき、中もさほどこんでなかったので思いの外、ゆっくりじっくり
観てくることができました。
(後で知りましたがこの日、昼間は時間によっては4,50分待ちだったそうです)


posted by みどり at 07:37| Comment(2) | TrackBack(0) | 美術・展覧会・イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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