2010年03月21日

井手茂太新作ソロ公演 イデソロリサイタル

井手茂太新作ソロ公演 イデソロリサイタル


井手茂太新作ソロ公演 イデソロリサイタル @青山円形劇場
振付・演出・出演:井手茂太(いでしげひろ)


3月18日(木)の初日公演を観に行っています。

ダンスカンパニー「イデビアン・クルー」を率いる振付家でダンサーの井手茂太さんの
ソロ公演です。
最近の井手さんは、自身のカンパニーだけでなくあちこちの演劇公演のダンスシーン
の振付を手がけることも多い。

踊りまくるのでなく、日常のよくある動作がいつの間にかダンスに変わっていく井手さんのダンス。
それと知らずに演劇公演を観ていても、ダンスシーンがでるとこれは井手さんの振付だ、
とすぐわかるくらい特徴があります。


今回は青山円形劇場を使っての舞台ですが、会場の約三分の一ほどの片側だけを
使っての公演。
客席に座ると舞台上には何もなく、会場のドアがいくつもあるのが目に付くくらい。
このドアから井手さんは何度も出入りすることになり、効果的にドアを使っていました。
井手さんはクルクルとキャラクターが変わって登場するから、おもしろかったです。

冒頭スーツにネクタイのごく普通のサラリーマンスタイルで登場の井手さん。
仕事でちょっと疲れたサラリーマン?と思わせる動きから、次にドアから出てきた
時はパイロットを思わせるスタイル。
キャリーを引いてさっそうと歩くその姿は、いつの間にかファッションショーのモデルそのもの。
女性モデルがちょっと甘ったれたような表情を見せるみたいに、井手さんもそんな表情をするから、
よく見てるなあと思ってしまう。
舞台上に折りたたみイスが並べられると、そこはいつの間にか飛行機の機内になってしまう。

頭に白い羽飾りの付いた帽子のようなものを被ると、なんだかインディアンの酋長みたい・・・
と、思っていたらいつの間にかその動きは歌舞伎の土蜘蛛のように頭を飾りを振り回す。
イスのある舞台はイベント会場になって、井手さんは歌手?見たいなスタイルで登場したり、
いつの間にか会場のイスを片付ける清掃員になっていたり。

一見、ダンサーとは思えないちょっと太めの体型の井手さんですがその動きはとても
キレがあってなめらか。
サラリーマン、パイロット、ファッションモデル?、インディアン、フットボール選手?
歌手、清掃員?
キャラクターがめまぐるしく変わるのもおもしろいですが、ダンスから日常の動きに、
日常の動きからダンスへ、とボーダーラインなど全くない井手さんの振付は、見てると
こちらの固くなった脳みそがマッサージされるような心地よさがありました。

井手さんの今後の活動は新国立劇場での井上ひさしさん作の「夢の裂け目」「夢の泪」
「夢の痂」の振付をするそうです。

来年にはやっとイデビアン・クルーの活動も再開するそうで、今から楽しみです。


下の映像の冒頭で踊りまくっているサラリーマンが井手さんです。




posted by みどり at 08:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 演劇・ダンス・芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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