2010年03月17日

御名残三月大歌舞伎 第二部・第三部 

御名残三月大歌舞伎 第二部・第三部 


御名残三月大歌舞伎 第二部・第三部 @東京 歌舞伎座


冒頭の画像は三月公演のパンフレット表紙です。

御名残三月大歌舞伎 第二部 @東京 歌舞伎座
「菅原伝授手習鑑 筆法伝授」「弁天娘女男白波」


3月4日(木)に3階B席で観に行っています。
三月の歌舞伎公演は菅原伝授手習鑑(すがわらでんじゅてならいかがみ)が三部とも公演が
あり、1部から2部3部と見ていくと物語順に見ることになって分かりやすいのですが
私は観に行かれる日の関係でチケットをとったので、3,2,1部と逆にみることになりました。

「菅原伝授手習鑑 筆法伝授(ひっぽうでんじゅ)」
「筆法伝習」は初めて観ました。

<あらすじ>
筆道の大家である菅原道真=菅丞相(片岡仁左衛門)が、筆法の伝授の準備を進めている。
弟子の古株の左中弁希世は、伝授されるのは自分であると思いこんでいるが彼は
技術が無いし品行も悪い。
屋敷に呼び出しを受けてやって来たのは以前、この屋敷を勘当された源蔵(中村梅玉)夫婦。
源蔵の清書を見た菅丞相は、彼に神道秘文の一巻を伝授。
そんな時、菅丞相は帝への謀反の濡れ衣を着せられて捕らえられ、流罪となってしまう。
このままではお家断絶なので、源蔵夫婦は菅丞相の幼い若君を密かに連れだし逃げていく。

「菅原伝授手習鑑」の物語の初めの方になるのだそうで、これをみると「菅原伝授手習鑑」
というタイトルの意味が、初めてよく分かりました。
「菅原伝授手習鑑」というと上演やTVの舞台中継も圧倒的に四段目の「寺子屋」が多い。
「筆法伝授」は四段目への大きな伏線になっているので、私も今まで曖昧だった部分が
これではっきり分かったので、やっとすっきりしました。

中村東蔵さん演じる左中弁希世は、品行悪いし主人には寝返るししょうもない人物ですが
コミカルで人間くさく、どこか憎めないキャラクターだなと感じます。


「弁天娘女男白波(べんてんむすめめおのしらなみ)」
全五幕構成の「白波五人男」の内、「浜松屋店先」と「稲瀬川勢揃い」の場面を上演する
時の外題が「弁天娘女男白波」とするんだとか。
女装した泥棒の弁天小僧菊之助(尾上菊五郎)の女から、男への変貌ぶりが楽しめる
「浜松屋店先」
五人の大泥棒達が勢揃いして見せ場を作る「稲瀬川勢揃い」。
七五調のセリフが延々続くのはなかなか気持ちが良いです。

おいしい場面だけつまみ食いするような二場面でした。



御名残三月大歌舞伎 第三部
「加茂堤」「桜門五三桐」「女暫」

こちらは3月8日(月)に3階B席で観に行っています。
感想はごくごく簡単にさせていただきますf(^―^;

「加茂堤(かもづつみ)」は菅原伝授手習鑑の物語の発端にもなっている場面。
菅丞相の養女の苅屋姫と帝の醍醐天皇の弟、斎世親王がこっそり逢い引きを
するが、親王の行方を捜す者から逃れるため二人は行方知らず。
このことが後で菅丞相が流罪になる原因となってしまうというわけ。
冒頭の桜の咲く牧歌的場面、後半の雲行きの怪しくなってくる場面、この二つの
対比がおもしろい構成だと思います。

「桜門五三桐(さんもんごさんのきり)」
これは長編物語のほんの一場面。
場面は桜の咲く南禅寺の豪華絢爛な山門。
大泥棒石川五右衛門と、五右衛門の養い親の仇である真柴久吉が対決するばめん。
二人が登場してセリフを言い合うだけで、この場面はおしまいで時間も約15分と拍子抜けするくらい。
こちらもきれいでおいしい場面だけつまみ食い、の上演ですね(^_^;


「女暫(おんなしばらく)」
悪人達が善人方の首をはねようとするところで「暫く!」と声をかけて止め、勇者登場
というのが、歌舞伎の「暫」
通常男性が演じるこの勇者を、女形が演じる巴御前で登場するのが「女暫」
今回巴御前は名女形の坂東玉三郎さん。
気の強くてたくましい巴御前。でも時折女らしく恥じらいも見せるというのが楽しいところでした(^^)

巴御前は花道から登場するのですが、三階席から花道は全く見えないので巴御前の最初の勇姿が見えないのが残念。





ところで3月15日は歌舞伎座の4月公演チケット一般発売日。
歌舞伎公演チケットは「ぴあ」や「イープラス」での割り当て分はかなり少なくすぐ完売のため、
私はいつも携帯電話から松竹のWEBサイトで予約しています。

現、歌舞伎座での歌舞伎公演も4月が最後となるので、この公演は3部とも
観たかったのですが、この日は10時の発売開始から全然アクセスできない(T.T)
仕事中だから、トイレに行くふりでもしないと携帯電話を使えないから、かけ続けることが
出来きないし、午前中はまるでつながらない。
こんなにつながらなかった事初めてです。
予約殺到してると言うことなのか。
やっとアクセスできたのは午後1時過ぎで、既に第三部目(実録先代萩・助六由縁江戸桜)は
全日程完売になっていました(T.T)
いちばん観たかったのは第二部の藤娘だったので、まあいいのですがやはりちょっと残念です。

4月公演は1,2部を観てきます。
3部は当日券の一幕見席に初めて挑戦・・・・するかもしれません。




posted by みどり at 07:59| Comment(2) | TrackBack(0) | 演劇・ダンス・芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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