2010年03月09日

「合田佐和子展」

「合田佐和子展」 2010年


「合田佐和子展」@ギャラリー椿
3月1日〜3月20日まで
展覧会公式サイトはこちら


3月4日(木)と8日(月)の2回観に行っています。
私にとって合田佐和子(ごうださわこ)さんの絵との出会いは、劇団唐組の
チラシからでした。
猥雑なイメージの強い唐組と、あまりにもかけ離れたモダンでおしゃれな
雰囲気の合田さんのモノトーンのイラスト。
あまりにもギャップがあるのが、返って印象的でした。

ギャラリー椿の会場は、通常二つに分けて別々の展覧会が行われることが
多いのですが、今回は両方を使っての展覧会になっていました。
最新作から、過去の絵画作品、さらにオブジェの展示もあります。

合田さんのオブジェは、私にはどうも意図、意味が理解できませんm(__)m

やはり目を引くのは近年の作品。
外国の映画俳優のポートレートを虹のような独特の色彩で描き出されています。
会場の白い壁は、さらにその作品の彩度を高めているようにも見えました。
合田さんの色彩は、どこかカラフルなフルーツキャンデーを連想します。
お勧めの展覧会です。


ところで8日にギャラリーに行ったら合田さんらしき方が、もう一人の方と熱心にお話をされていました。
ついついそっちに気がいってしまう(^_^;
どうやら何かのインタビューを受けてるようでした。


以下は、合田佐和子さんのイラストによる劇団唐組のチラシです。
このブログで過去に書いた記事に掲載した画像なので、大きさがバラバラですがお許しを。


唐組公演「黒手帳に頬紅を」


jaguarno.jpg



唐組公演「透明人間」



posted by みどり at 19:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 美術・展覧会・イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

かわせみ座公演「Moon Spirits」

かわせみ座公演「Moon Spirits」


かわせみ座公演「Moon Spirits」@池袋シアターグリーン ビッグツリーシアター
作・人形美術・舞台美術:山本由也
演出:山本健翔
音楽:長山善洋
出演:山本由也、益村泉、梶原ゆかこ、飛翠



3月6日(土)の夜の回を観に行っています。

糸操り人形劇団かわせみ座の公演です。
全国をまわり子ども向けの公演を多く行っているかわせみ座ですが、大人の観客も
視野にいれた(と、思われる)公演も年に1,2回行っているのでその時は極力観に
行くようにしています。

今回はそんな新作公演。
山本由也さんがデザインし製作し、操作する人形は、愛らしくて美しく独特の魅力があります。

今回の公演は期待していた以上のものがありました。
全ての演劇公演含めてこんなきれいですばらしい舞台、ここしばらく見たことがありません。
とっても良かったです。

物語はこんな風。
満月の夜の少年の部屋。
この日は月食。
部屋にあるのは大きな球の上に小さな龍のチビリュウ(かわせみ座のキャラクター)がのった月時計。
月が欠けてくると、それは魔法の時間の始まり。
開いたドアの向こうから美しい金魚が泳いでくる。
金魚に導かれるまま、不思議な世界に入っていく少年。
楽しい世界、シュールでグロテスクな世界を金魚と共にめぐる少年。
美しい金魚は、美しい少女に変わり、少女と少年は恋に落ちます。
やがて欠けた月は、元の満月に戻る。
それは二人の別れの時でもあります。




全くセリフのない公演です。
開演前の舞台上にチビリュウが乗った球があり、やがて音楽と共にチビリュウが
動くので単純にオルゴールかと思いました。
説明は無いから、そう思ったところで間違いではないと思うけれど公演当日の配布物を見ると
「月時計」という言葉があるので、ああそうなのかと思いました。

少年を演じるのは飛翠君。
(どうも飛翠君は山本裕也さんのお子さんらしい。山本由也と益村さんはご夫婦だし、飛翠君
の顔はお二人にそっくり)
「人間役」で登場するのはこの子だけで、後は山本さん達が操作する人形達になります。

ドアの向こうから登場する金魚は、まさしく舞台空間を泳ぐように舞うように動きます。
舞台の暗闇に輝くように動く金魚、それはきれいです。

ナマズやカッパと出会って遊ぶ少年。
そのうち尺取り虫やら、巨大ナマズやらも出てきて、少年は腕も足もどんどん食べられて
しまう。
かわいい楽しい世界から、シュールでグロテスクな世界に変わっていくのもまたおもしろい。
金魚は魔法がかかって少女になるのか、あるいはかかっていた魔法が解けて少女に
なったのか。

途中、人間の少年から、山本由也さんが操作する同じ姿の少年の人形に変わってしまうのも
不自然さがありません。
大きさもさほど変わらないせいかもしれません。

金魚が少女に変わって、少年と出会ってからは観ていてなんだかとてもせつなく
なってしまい涙まで出てしまいました。
セリフが無いのに、これだけおもしろいとは。
すごいと思いました

フランスのフィリップ・ジャンティ・カンパニーの「漂流」「命のパレード」もセリフが無く、人間と等身大の人形や
小型の人形を駆使する舞台ですが、あの華麗な舞台にも似たものを感じました。


満月に戻った月光が差し込部屋。
月時計だけが何事も無かったように動き、止まるラストシーン。
すばらしい公演でした。



posted by みどり at 06:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 演劇・ダンス・芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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