2010年03月04日

「命の認識」展

「命の認識」展


「命の認識」展@東京大学総合研究博物館
総指揮・監督:遠藤秀紀
2009年12月19日〜2010年3月28日まで
東京大学総合研究博物館のサイトはこちら
展覧会公式サイトはこちら  入館無料


今回は以下の記事中に「遺体」「解剖」の文字が出てきますので、これらが苦手な方はご注意
ください。


2月28日(日)に観に行っています。

「あなたを苦悩のどん底に陥れる空間を東大の博物館に創ってみたいと思っていた。
『命の認識』は、博物館を快楽やサービス提供の場などと称した昨今の悪しき意思を根本から
破壊して、そこに個人が命を認識するまでの根源的苦悩の場を広げることを、私が試みたものである」

これが展覧会公式サイトやチラシに書かれている、紹介文の冒頭です。
平たく言うと、命について自分の頭でしっかり考えて鑑賞せよ、という事でしょうか。


会場入り口にはアジアゾウの死産胎児の標本が展示されています。
生まれないうちに死んでしまった胎児。
遠藤教授はこれを「死の誕生」と呼んでいる。
母胎の中では生きていたはずなのに、生きて母胎の外に出ることが出来なかった命。
胎児といってもゾウだけあって、かなり大きいです。
体には毛が生えてるし、しっかりゾウの形になっているしもう少しで生きて生まれることが
できるところだったのでは?と感じます。



展示会場にあるのは広々とした台に置かれた無数の動物骨格。

命の認識展 会場内 その1

命の認識展 会場内 その2


そして壁にはやはり骨格を写したモノクロの写真。
いずれも動物名や、解説はいっさいありません。
それでもどうしても名前を知りたい、という方のために会場の隅に名前・解説等が載っている物が
おいてありましたが。

骨格を前にして考える。
白くてきれいで、こうまで整然と並べられるとかつてはこの回りに筋肉がつき、血管、神経が張り
巡らされ生きて地上を歩いていたということを忘れそうです。




マイナーな展覧会だとばかり思っていたのですが、この日は「動物遺体解剖見学会」が
あったせいかびっくりするほどの混雑ぶり。

解剖見学会があることは、この日行ってから気がつきました。
見学会は午後2時からだったのですが、私が来た1時半頃にはすでに始まっていました。
人がたくさん集まってきたので予定を早めてはじめたらしいです。
コウモリ、サイなどの動物遺体の「部分」を前にわかりやすくお話をしてくれていたのは、今回の
展覧会の総指揮をした方でもある遠藤秀紀教授。
人の入れ替えをして何度も同じお話をしてくれたようです。
見学会のある講義室はさほど広い場所ではないし、教授がお話をしてくれている反対側では
助手の方達なのか何かの動物の解剖をしているし、午後2時には来た人が入りきれなくて
講義室外にまで順番待ちの列が出来るくらいでした。

見学会では熱心にメモをとっている方もいるし、私が知らないだけでこの遠藤教授は人気のある
先生のようです。

会場には見学者が自由に開けて見ることのできる動物遺体を冷凍保存した冷凍庫、もあるはずでしたが
この日は混雑してるせいか見あたらなかったです。
(この日は出してなかったのかも)


展覧会内容が全部把握しきれて無い感じがあるものの、この日は会場を後にしました。





帰りは天気もいいのでちょっと足をのばして地下鉄湯島駅まで歩くことにしました。
学問の神様としても有名な湯島天神は、この日ちょうど「梅まつり」
これも知らなかった。
良いときにでっくわしました。
お祭りの御神輿もでる大変な賑わい。

2010年 湯島天神・梅まつり その1 


2010年 湯島天神・梅まつり その2


もちろんしばらく見物してから帰りました(^^)











posted by みどり at 11:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 美術・展覧会・イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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