2009年06月27日

ウィーン少年合唱団2009年日本公演 Bプログラム

ウィーン少年合唱団2,009年日本ツアー



ウィーン少年合唱団2009年日本公演 Bプログラム@東京オペラシティコンサートホール

6月13日(土)に2階C席で聴きに行っています。
澄んだボーイソブラノが美しいウィーン少年合唱団。
ほぼ毎年来日公演があるのはうれしいです。
今年も二ヶ月間で日本各地をまわっての日本ツアー。
毎年2プログラムの公演があるので、私もいつもは2回行っていたのですが今年は
1回、Bプログラムのみ足を運びました。

一番印象に残った曲はゲーラル・ヴァルト作曲の「ミサ・アポストリカ(使徒のミサ)」の「サンクトゥス」。
1988年にウィーン少年合唱団で初演されて以来、広く少年聖歌隊で歌われているそうです。
冒頭の不協和音が美しい。

前半はクラシックやミサ曲、後半は近年の音楽やポピュラーソング。
アンジェラ・アキさんの「手紙 拝啓十五の君へ」を日本語で歌ってくれました。
いいですね。
こういうのはきっと日本側でこれを歌ってほしい、と依頼するんでしょうねえ。
この曲はいいけれど、以前「ドラえもん」の歌をウィーン少年合唱団のコーラスで聞いた
ときはぞっとするくらいがっかりしました。
歌が悪いんじゃないけれど、受けをねらってこういう歌を彼らに歌わせないでほしいと感じました。
「ドラえもん」と「ウィーン少年合唱団」ぜんぜん合わないとおもいましたから。

メンバーの中に日本人の子がいるけれど、彼はどういう経緯で入団することになったんでしょう?
親がウィーン少年合唱団の大ファンでうちの子も・・・て、ことになったのか?
合唱団に入れたいが為にウィーンに留学させたとか?
人ごとながらこんなことに興味津々です。

終演後ロビーでグッズとは別に、ユニセフの募金として今回の日本公演メンバーの集合写真が販売されてました。
募金箱に募金を入れると写真が一枚もらえるのです。
金額は決まってないので私は200円。
見てたら10円玉数枚の人も・・・(^_^;)
まあ、気持ですからいくらでもいいんですけどね。


posted by みどり at 08:53| Comment(0) | 音楽・コンサート・オペラ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月26日

宝塚歌劇宙組公演「薔薇に降る雨」「Amourそれは・・・」

宝塚歌劇宙組公演「薔薇に降る雨」「Amourそれは・・・」@東京宝塚劇場



宝塚歌劇宙組公演「薔薇に降る雨」「Amourそれは・・・」@東京宝塚劇場
出演:大和悠河、陽月華、寿つかさ、他

6月6日(土)に2階B席で観に行っています。
観てからだいぶ日がたってしまったので、観てきたという覚え書きですm(__)m
今回の公演でトップコンビの大和悠河さんと陽月華さんが、退団されるのだそうです。

毎度いい訳になるのですが、私が宝塚公演を観るのは華やかな舞台が観たいが
ためだけなので、出演者の方々には失礼ながらほとんど思い入れがありません。
ごめんなさい。


前半はミュージカルロマン
「薔薇に降る雨」
作・演出:正塚晴彦

ごく平凡な青年ジャスティンと恋仲になったイヴェットは、実は伯爵家の娘。
自分の元に帰ってくると信じるジャスティンですが、イヴェットは去ってしまう。
そして7年後。
会社経営者になり、新しい恋人もいるジャスティンは、あるパーティでかつての恋人
社交界のバラと呼ばれる女性と出会います。
彼女はかつての恋人イエヴェット。
彼女は家のために、望まぬ相手と婚約をしていて・・・というお話。


良くあるお話で、まったく新鮮味がないけれどその分わかりやすいです。
古い映画を観てるような雰囲気もあり、わりと私は好きな公演でした。

「薔薇に降る雨」と聞いて、同名のアントニオ・カルロス・ジョビン作曲ボサノヴァの名曲を連想して、
きっと何の関係も無いんだろうな、とおもいつつもちょっと期待。
やっぱり内容も、音楽も全く何の関連も無い公演でした。
でもこのタイトルは絶対、曲名からとってると思います。

日本のミュージシャンの中村善郎さんがこの「バラに降る雨」をしっとりと歌っている動画が
YouTubeにありましたので、ご紹介します。



後半はロマンチック・レビュー
「Amourそれは・・・」
作・演出:岡田敬二

いつもなら前半のミュージカルロマンより、後半のレビューの方が好きなのですが
今回は珍しく見ていて、ついうとうと。
パンフレットの写真を見ても内容が全く思い出せません。


8月は月組による「エリザベート」東京公演が楽しみです。
「エリザベート」は大好きなミュージカルです。
チケットはもちろん確保。
総べて2階B席ですが3回行きます。


下は私が持っているCD「バラに降る雨」です。
アントニオ・カルロス・ジョビンの音楽とエリス・レジーナの歌声が美しいです。

バラに降る雨

バラに降る雨

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: マーキュリー・ミュージックエンタテインメント
  • 発売日: 1998/11/26
  • メディア: CD



posted by みどり at 02:27| Comment(0) | 演劇・ダンス・芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月21日

「パウル・クレー東洋への夢」展

「パウル・クレー東洋への夢」展


「パウル・クレー東洋への夢」展@千葉市美術館
5月16日〜6月21日まで
展覧会公式サイトはこちら


6月20日(土)に観に行っています。
この日は午前中、八王子市夢美術館の「ムットーニワールドからくりシアター展」を
観てからこちらに移動してます。
21日が展覧会終了日だったし、ムットーニ展はどうしても観ておきたいしで無理を承知で二つの展覧会に出かけました。
乗り換え手順は事前に調べておかなかったので移動には約3時間かかってしまいました。


画面の中で踊るような文字と、色彩の美しいパウル・クレーの作品は大好きです。
今回はクレーと日本・中国など東洋文学や東洋美術との関わりからクレー作品をひもとく、
という趣向がちょっと気になって足を運びました。

この展覧会、美術作品の展覧会というより、学術研究の展示発表会のような雰囲気が強い物でした。
特に前半の展示はそう。
展示作品もクレーのデッサンや、水彩画がありますが色彩乱舞のクレーの絵を期待したこちらはちょっと面くらいます。

小さな絵の横には、美術の展覧会の解説としては長文で、やや学術的で読みづらい
文章。
日本や中国の、美術作品や詩のあれこれにクレーは影響されたのでしょう・・・と
書かれた研究者の文章は、内容は興味深いのですが、正直言って読むのがめんどくさい。
クレーの絵と、クレーが影響されたらしい日本・中国の作品が並べて展示されてることもあるのですが、
絵を見るたびにこれらの文章を読まないと、展示されている意味すらよく分からないことが多い。
もともと本を読むのが苦手な私は、いちいち読むのがつらくてしょうがない。
一度さっと観てから、そのあとまた戻って読み直すという事を繰り返してました。

研究内容も、内容によっては「そうかなあ・・・、ちょっとこじつけじゃないかなあ」などと、
不遜にも思ってしまう部分もありました。

とはいえ、クレーの色彩の美しい作品も観られたのはやはり足を運んだかいがありました。
チラシにも使われている「蛾の踊り」は、ほんとに見とれてしまいます。
これを観るために今回この展覧会にきたようなものでした。
いったん絵の具を塗って、乾かしてから、また絵の具を帯状に重ねる。
これを繰り返すことで、絵の具を混ぜることではなく、絵の具の色を「重ねる」ことで
生まれる透明感が美しいです。
線で描かれた人のような蛾のようなもの。
線と絵の具のかすれが「動き」を感じます。

この展覧会は、このあと静岡県立美術館(7/24-8/30)と横須賀美術館(9/5-10/18)へと巡回するそうです。


この日はこの後、所蔵作品による「江戸浮世絵巻」展も観てきました。
くわしい感想は省略しますが、こちらは予想外の作品数の多さにびっくり。
かなりの見応えがありました。
posted by みどり at 11:08| Comment(2) | 美術・展覧会・イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月20日

「ムットーニワールド からくりシアター」展 再び

「ムットーニワールド からくりシアター」展



「ムットーニワールド からくりシアター」展 再び@八王子市夢美術館
5月30日〜7月5日まで

記事のタイトルは再びですが、展覧会が始まってから週一、八王子の美術館に
通っています。
武藤さんの作品は、なんど観ていても飽きないので困ります。
時間が許せば私は一日入り浸りでみてることでしょう。

「からくりシアター展」などと名前が付いているから小さなお子さん連れで来てる方も多いですが、
内容は特別に子ども向けというわけではありません。

通称、自動人形師ムットーニこと武藤政彦さんの作品展です。
金・土・日の午後2時と4時には作者の武藤さんの解説による「上演会」が開かれて
いるのでこちらに参加すると、より展示が楽しめます。
運がよければ、この時間外でもご本人が会場にいらっしゃれば、解説を聞くこともできます。


6月20日(土)にも行ってきましたが、この日は4回目の鑑賞です。

会場が都心からかなり離れた、しかも美術館としては知名度が今ひとつの八王子市夢美術館。
そのせいか会期前半は、どうしたんだ?と心配になるくらい会場内が空いていて、時間帯によっては
作品を独り占め状態で見るという贅沢なことができました。
さすがに会期も後半になったら、そういう事はできなくなってきました。
そうでなくては(喜ばしいことです)

前回、感想を書いたときは新作(2009年作品)については書かなかったので今回は少し感想を。

会場内の「キネトスコープパーラー」にある作品は、一人でしか鑑賞できない作品。

「fin」
今年4月の「アートフェア東京2009」で登場した作品。
ファンにはおなじみの青年ロバートと犬のジョンが登場。
finはフランス語で「終わり」の意味があるけれど、その意味で使われているのでしょうか。
見ているうちに立体のロバートとジョンが、「輪郭線」だけ残し実体が消えてしまうのが
おもしろい。その変化の仕組みが私には分かりません。
ジョンの吠え声が武藤さんの声・・・(^◇^;)

「STAIN」
今年1月に新宿のケンジタキギャラリーのグループ展で初登場した作品。
シミ(STAIN)の中から女性が浮かび上がっては消えてゆきます。
(後から思い出しましたが、この作品はグループ展初日は神楽坂の「アグネスホテルアンドアパートメンツ東京」
で開催されたアートフェアに出品されてました)

「The Second Wind」
今年4月の「アートフェア東京2009」で登場した作品。
石の中から翼をもつ女性(天使?)が浮かび上がっては消える作品。
横を向いていたのがゆっくりとこちらを見て、また向こうを向いてしまう。
何かを言いたそうだけど、でもまあいいわ・・・と言いたげな雰囲気が好きです。
石の表面の傷が翼のようで私は始祖鳥を連想したのですが、この作品はどうやら「天使の化石」だったようです。
天使はどうして死んだんだろう?化石なるまで誰にもみつからなかったのか。
いろんな物語が頭の中に浮かびます。

「CALL」
初登場。
一つの部屋に1脚のイス。テーブルの上で電話が鳴っている。
鏡の向こうにもイス。鏡の向こうに現れた女性がやがて手前に移動し、消えたかと思うとやはり向こうにいる。
消えたりみえたり、移動したり、小さな箱の中のからくりがどうなっているのか不思議。
ほんの数分ですが、まるでミステリー映画のラストシーンでも見てるようで物語を感じる作品。
小さな男の子がコレをみて「怖いけど4つのうちでこれが一番おもしろい」と言ってた
から子どもにも分かるようですね。


別のコーナーにある「インターメッツォ」
初登場。
縦に配置された大小の光の輪の中を一人の女性が移動していく作品。
名曲「カヴァレリアルスティカーナ」の間奏曲(=Intermezzo)と、光の演出がとても美しい作品です。
未来の何かの光景のようにも見えるけれど、どこか懐かしい感じがします。
この作品をご本人の口上着きで聞きたいのですが、今回の上演会ではそれがないのがちょっと残念。
「ナイトツアー」では聞けるんでしょうか。
(「ナイトツアー」は一般の展覧会終了後行われるイベントで、ハガキによる抽選申込みはもう終了してます)

 

「インターメッツォ」を観ていると私はサイレント時代のSF映画の名作「メトロポリス」(フィリッツ・ラング監督)
でのアンドロイド、マリアの誕生を連想します。
サイレント時代としては最高技術を駆使したあの特撮場面もすばらしかった。
これも懐かしい未来の風景です。
興味がある方はYouTubeのこちらの動画をごらん下さい。


それにしても八王子市夢美術館は天井がやたら低いのが気になります。
どうにもならないけれどムットーニ作品の「カンターテドミノ」など最後に後ろの壁に映る
天使の姿の映像上部が少し切れてしまうのは見ていてつらい。
始めて見る方は、あまり気にならないかもしれませんが。

あと会場に入ってすぐにある「スピリットオブソング」「ナイトエレメント」は台の上に乗っている
のですが、これもやや高さが高いような気がしました。
周りに多くの人が集まっても観やすいように、との配慮だろうと思うのですが、身長150センチの私は
作品のそばに行っても見上げないと観られないのがちょっと苦しかった。


6月最後の週に行われる「ナイトツアー」にも当選したし、参加してる映画サークルでのオフ会イベントに
この展覧会鑑賞を提案して決行することになったので、私はあと最低2回はこのからくりシアター展に足を運びます。



この日は午前中は八王子市夢美術館の「ムットーニワールドからくりシアター展」を見て、その後
無謀にも「パウル・クレー東洋への夢」展を見るため都心を横断し、千葉市美術館へ向かいました(^◇^;)
この感想は、また後ほど。
posted by みどり at 23:57| Comment(8) | 自動人形師ムットーニ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「野村仁 変化する相  時・場・身体」展

「野村仁 変化する相  時・場・身体」展


「野村仁 変化する相  時・場・身体」展@国立新美術館
5月27日〜7月27日まで
展覧会公式サイトはこちら

6月19日(金)に観に行っています。
1945年生まれの野村仁(のむらひとし)さん、知らない方だな・・・と、思っていたのですが、
とんでもない思い違いでした。
今までなんどもこの方の作品を観てるのに、作者の名前を覚えていないだけでした。

今回の展覧会を観ることで、今まで私の頭の中でバラバラだった作品達が一人の
作家の作り出した物、としてやっとまとまってきました。

野村さんの作品のモチーフは「時間の経過」によって「変化していく物」のような気がします。

わかりやすいチラシの言葉を引用しますと・・・
「物が今ここにあるとはいかなることか」や、「物や時間によって成り立っているこの
世界とは何なのか」に関心をもち、やがて、その眼差しの対象を、地上の現象から、
空や宇宙、DNAへと広げ、深めていきました。・・・


路上に描いた日時を次々撮影した作品。
同じ日に朝から夕方まで撮影した組写真は時間の積み重なり、過ぎ去ったけれど
確かに「その時」にあった「時間」と「場所」を感じます。

野村さんの作品として始めて観たのは夜空の月を撮影した写真。
今回の展示にもありますが、日々変化する月の軌跡を音楽の五線譜に写したもの。
見るだけでも美しいのですが、この譜面を実際に音楽として演奏されているのが今回
聞けておもしろい。

会場内に野村さんの「本」の作品も観られるようになっていましたが、こちらは係の
方に申し出ると、緑色のビロードの上に一冊置いてくれるので、こちらは用意された
手袋をして拝見するというもの。
120冊ある本の背表紙には何年、何月の日付がついているから内容は全部違うようです。
本を開くと、左側のページにカメラで撮影した、連続写真が何の解説もなく延々と
載っています。
旅先の風景らしきもの、ご近所の風景らしき物、野村さんのお子さん(顔がお父さんそっくり)を写した物。
でもそこに写っている人や、昆虫はまるでアニメのセルがでも見るように、少しずつ動きが違っている。
視線をさっと流すと本当に映画でも観るようです。


一冊の本の中に時間が閉じこめられている。
そんな気がしました。

遙か数億光年の彼方にある星や星雲を撮影した写真の横には、植物の化石。
今、私たちが見ている星の光は数億年前のもの。
化石の植物たちがまだ生きていた頃の光。
こうやって二つを並べることで、まるでタイムマシンに乗せられたような不思議な気分になります。

会場内で上映されていた映像作品の一つは、つい先月、国立近代美術館の「ヴィデオを待ちながら」でも観た作品。
最初は野村さんが立って片手にカメラをもち、ゆっくりと振り回してる映像。
その後でカメラが写した映像が映し出される。
これも野村さんの作品だったとは、気がつきませんでした。

今回の展示で妙に気に入ってしまったのが「tRNA+チトクロームC又は双胴の鳥」
という作品。
忘れてしまったけれどRNAもチトクロームも遺伝子に関係する物質・・・だったっか?
目の前の作品は各原子の結合の様子を、そのまま作品に視覚化したような感じ。
絡み合った結合の固まりがなんだか生き物のようにみえてきます。
よく見ようと作品の前のたつとどこかにセンサーがあるらしく、音響が響いてくる。
聞きようによっては鳥のさえずりのように、聞こえなくもない・・・。

いろいろ書きたいのですがうまくまとまりません。
展示会場の白く、高い天井と、野村さんの写真やオブジェの作品とがとてもあっているような気がします。
私にとってはとても居心地のよい空間でした。


7月12日(日)14時から15時まで「時間の知覚」というタイトルで中原祐介氏(美術評論家)の
講演会もあるそうです。
観覧券が必要ですが半券可ということなので、聞いてみたいなと思っています。
posted by みどり at 22:48| Comment(0) | 美術・展覧会・イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月19日

映画「スター・トレック」

映画「スター・トレック」


映画「スター・トレック」@MOVIX亀有
監督:J.J.エイブラムス
出演:クリス・パイン、ザッカリー・クイント、レナード・ニモイ、エリック・バナ、他

6月10日(水)と17日(水)の二度観に行ってしまいました。
映画につてはまったく予備知識がなかったのですが、この映画はおもしろかったです。

昔のテレビシリーズは子どもの頃夢中で見ていました。
日本で最初に放送されたときのタイトルは「宇宙大作戦」です。
1960年代に最初のテレビシリーズが作られて、その後劇場版がつくられさらにキャラクターを
一新してテレビ版は新シリーズが作られて来ました。
途中で最初のテレビ版のキャラクターを元にTVアニメ版も作られています。
私は最初のシリーズは見ていましたが、新シリーズのほうは途中で追いつけなくなっています。

今回の映画は、宇宙船USSエンタープライズ号におなじみのキャラクターが結集する
までの物語、いわゆる「エビソードゼロ」と言うべきものになっています。
カーク、ドクターマッコイ、スポックなど懐かしいキャラクターが次々登場する様子には
わくわくしてきます。
もちろん演じる俳優さんは全員交代ですが、どこか似た雰囲気になっているのはメイクのせいも
あるだろうけどさすがです。

タイムトラベルものと、パラレルワールドものが一緒になった物語なっていて、構造としては
複雑ですが割とさらっと見られます。

なんとレナード・ニモイ演じる未来のスポックまで登場。
(ニモイ氏が最初のシリーズでスポックを演じてます)
新旧二人のスポックの対面場面など、ファンにはうれしい限りです。
新スポックを演じているザッカリー・クイントさんは沈着冷静なスポックを見事に
演じてました。

クリス・パイン演じるカークは、女ったらしの部分がやけに強調された感がありますがテレビシリーズでも
恋多き方だったから、まあいいでしょう。
カール・アーバン演じるドクター・マッコイもちょっと皮肉っぽくスポックに敬意を表する
場面もいかにも彼らしい。
ゾーイ・サルダナ演じる通信士ウーラは、テレビシリーズではワンエピソードのなかで
のみスポックに好意を持っていることが表現されてましたが、今回の映画ではかなり
積極的に彼に接近。
こんな場面もファンにとってはなんだか楽しい。
映画では名前しか登場しないけれど看護師長のチャペルもいる。
顔をろくに観なかったけれど、一瞬みえたあの編み上げた独特のヘアスタイルはカークの秘書だった人。
でも役柄は全く別だったみたい。

途中で登場する「コバヤシマル」は劇場用映画の1作目で登場する船の名前では
ありませんか。

エンタープライズ号乗組員制服も以前のテレビシリーズのデザインを尊重しつつ
材質を変え、古くさくならないようアレンジしてるのもうまい、と思いました。

最初に観てちょっと疑問に思ったけれど、2度目に観て意味が分かったことが一つ。
まだスポックが宇宙艦隊アカデミーに入隊する前の頃。
彼と、彼の母との対話場面あるのですが、画面中央にいるお母さんが彼を呼ぶと字幕では「イヤです」
とスポックが答えて画面に現れる。
(原語でなんと言っていたかは聞き落としましたが)
最初に観たときは、何が「イヤ」なんだ?と思ったのですが分かりました。
この時スポックが着ているのはどう見たってざっくりとして暖かそうな手編みのセーター。
これはきっとお母様のお手製!
お母さんが「これ作ったんだから着てみて」、息子「エー・・・着てみたけれど・・・いやだぁ
・・・・」って、照れている。
つまりこういう事だったんですね。

映画のラストでは、テレビシリーズの冒頭のナレーションがかぶり、そしてあのおなじみのテーマ曲が
新しいアレンジで流れる。
全ての冒険はこれから!
ラストシーンなのにワクワクしてくるなんて不思議です。

とにかく昔のテレビシリーズを知ってる方なら間違いなく楽しめる映画です。
知らない方には逆に意味が分からなくて、つらいかもしませんね。

posted by みどり at 01:52| Comment(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月18日

タカイズミプロジェクトvol.2「Second Lesson  カエルの王子が導く超個人的恋愛作法」

タカイズミプロジェクトvol.2



タカイズミプロジェクトvol.2
「Second Lesson  カエルの王子が導く超個人的恋愛作法」@青山円形劇場
作・演出・出演:高泉淳子
出演:山本光洋、雨蘭咲木子、湯澤幸一郎、他
美術・衣装:宇野安喜良

5月31日(日)に観に行っています。
観てから日がたってしまったので、どうも内容をうまくご紹介できません。
簡単に書き留めるだけにしておきます。

去年のタカイズミプロジェクトvol.1「Over The Rainbow・・・ アリス的不完全穴ぼこ墜落論」
も観ていますが、個人的にはどうしても好きになれないお話でした。
その時の感想はこちらにまとめています。



高泉さんのお話は、大人向けのちょっとおしゃれな恋愛談義、と言う感じでおもしろかったです。

以前、公演をされていた劇団遊機械全自動シアターではおなじみのキャラクター
山田のぼる君も登場。(今回の役名はなんだったか忘れました)

高泉さん演じる少年は、子どものうちは親からもクラスメートからもかわいい、と
言われていたけれど成長するにつれて、背は伸びないし手の指の間には水かき
ができるし、母親からでさえ気持ち悪い、と言われるありさま。
病院で知り合った彼女ともうまくいかない。
(大人になってからは別の男性の方が演じますが、その切り替えは観てるこちらも
自然にできました)
その一方、高泉さん演じる女性は恋がうまくいない。年齢の事もあるので焦る彼女。
そんな二人が出会って・・・・というお話。


山田のぼる君自身が、周囲から気持ち悪いといわれつつへらへらと軽く流して
いたのは、かつての遊機械全自動シアターの公演の時。
時代がたった今は、以前より深刻に悩んでいるのが気になります。
作者の高泉さんも、以前とはいろんな事が変わってきたのでしょうから変わって
当然ですが・・・。


今回は湯澤幸一郎さんが出演というのも気になっていました。
以前は劇団を主宰されていて一度観に行ったことさえあったのに、劇団名を忘れてしまいました。
出演者の衣装デザインまでされるというこだわりももつ方。
少女を題材にしていて一見かわいい、でも暴力的な場面まででてくる公演はちょっと
ギョッとしてしまう内容でした。
今回湯澤さんは俳優としてだけの参加。
女形になる場面もあり、なかなか楽しい公演でした。

<2009-06-26追記>
湯澤さんの劇団は「天然ロボット」でした。
当日の配布物に書いてありました(^_^;)
(全然見てなかったです・・・)
posted by みどり at 06:35| Comment(1) | 演劇・ダンス・芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月15日

「日本の美術館名品展」

「日本の美術館名品展」
「日本の美術館名品展」@東京都美術館
4月25日〜7月5日まで


6月7日(日)に観に行っています。
日本の公立美術館100館が参加し、各美術館選りすぐりの名品を一同に公開という
今までありそうで全然無かった展覧会です。

すばらしく見応えがありました。
展示は前期と後期で展示替えがあり、私が観に行った時はすでに後期。
今回の展示を観て、これはやはり前期を見逃すべきではなかったと感じました。
多少の後悔を感じつつ、展示を観てきましたが、特に印象深かった作品を
数点あげておきます。

岡鹿之助作「遊蝶花」 下関市美術館蔵
手前にバンジーとバックに冬の風景が、丹念な点描で描かれた作品。
私はこの方の作品が大好きです。去年東京のブリジストン美術館で展覧会の
時も、もちろん出かけました。
その時の感想はこちらにまとめてます。

三上誠作「灸点万華鏡4」 福井県立美術館
日本画家でありながら残した作品は、一般で考える日本画の範疇を遙かに超えた
ものが多数。
今回の「灸点万華鏡」のシリーズは2年前に福井県立美術館で三上誠の特集展示
をやったとき、わざわざ観に行って以来の再会。
三上誠さんは福井県の出身です。
曼荼羅か星図を連想させる同心円の世界。
長い闘病生活の中で、三上さんが感じた大宇宙=万華鏡が描かれています。
三上誠展を観に行ったときの感想はこちらにまとめてます。


竹内栖鳳(たけうちせいほう)作「散華(さんげ)」 京都市美術館
この作品は今まで写真でしか見たことがありませんでした。
もともとは天井画のサンプルとして描かれた物なので小さいとは思ってましたが、
思っていたよりかなり小さかったのが意外でした。
前期では「絵になる最初」が展示されていたと知って、コレが今回見逃して一番
悔しい作品でした。
ヌードモデルの女性が、これらがモデルになるなるために着物を脱いで一瞬恥ずかしそうにしてる
仕草をとらえた作品です。


藤田嗣治作「アントワープの眺め」 島根県立美術館
今回の展覧会で一番びっくりしたのがこれでした。
縦横1メートル以上はある大型の風景画。
藤田嗣治といったら乳白色の肌をもつ女性の絵が真っ先に頭にうかびます。
なのでこの風景画が藤田嗣治の作品だなんて、そういわれなければ絶対分かりませんでした。
言われてみればこの色、この線は確かに藤田嗣治・・・と納得できるのですが、
風景画も描いてるとは全く知らなかったので、意外でした。

同じく彼の作品「私の夢」はいかにも彼らしい乳白色の肌をもつ女性が小動物達に
囲まれた情景。どこかかわいらしさも感じます。
(チラシに使われているのがこの作品です)

フランシス・ピカビア作品「アンフィトリテ」 広島県立美術館
ピカビアの作品が日本の美術館にあるとは知りませんでした。
これも今回、意外の一枚でした。

彼に限らず、サルバドール・ダリ、マルクシャガール、アンリ・ルソーなど、日本に
こんなに所蔵されていたかのか、と言うくらい有名作家の作品が展示されている
様子は壮観でした。

今回の美術鑑賞は、美術鑑賞が好きな方々のオフ会に参加することで
見てきた展覧会でした。
ブログ上でしか、知らなかった方々と始めてお会いして、わずかな時間でしたが
お話ができたのはとても楽しいことでした(^^)

話変わりますが・・・。
いつかヨーロッパの美術館廻りをするのが私の夢なのですが、とりあえず今年の
夏は日本の美術館で珍しい所に行く予定を立てています。
それは富山県のJR入善駅に近いところにある「発電所美術館
取り壊される予定だった発電所の建物を美術館として再生させたのだとか。
以前から行ってみたいと思っていたのですが8月に行くつもりです。
(前日に立山黒部アルペンルートを通って黒部ダム見物してきます)

しかしここ、恐ろしく交通の便が悪いところです。
美術館近くまで行く町営のバスがあるけれど行きは1日2便、帰りは3便しかない。
駅から歩くと徒歩1時間だそうです(^◇^;)
時間のやりくりがうまくいかないので行きはタクシーを使い、帰りは歩こうかと、計画を立てています。
さて、当日どうなることやら・・・。
posted by みどり at 23:28| Comment(0) | 美術・展覧会・イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

音楽「ロビンソンクルーソー」&「ラジオスターの悲劇」

ここ数日、頭の中をエンドレス状態で流れている曲があるのでこの際ご紹介します。


深夜ラジオから流れてきた曲は、昔良く聞いた曲。
曲名の紹介があったので、急いでメモ。
「The Art of Noise」の「Robinson Crusoe」でした。
こんなタイトルだったとは知りませんでした。
懐かしい旧友に十数年ぶりに再会した気分でした。




今も放送があるのかどうか知らないけれど、昔FMの深夜番組「ジェットストリーム」のエンディングで使われていました。


これをYouTubeで検索していたら、関連動画として出てきたのが「The Buggles」 の「ラジオスターの悲劇(Video Killed the Radio Star)」






いや、懐かしい・・・・。
1980年代のヒット曲です。
この動画を見ていたら思い出しました、これが毎週音楽番組で流れていた映像だったと。


YouTubeの存在は著作権の問題があるから全面的に肯定してるわけではありませんが、今回は
楽しませてもらいました。



posted by みどり at 21:51| Comment(0) | 音楽・コンサート・オペラ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月14日

映画「天使と悪魔」

映画「天使と悪魔」


映画「天使と悪魔」@MOVIX亀有
監督:ロン・ハワード  原作:ダン・ブラウン
出演:トム・ハンクス、ユアン・マクレガー、アイェレット・ゾラー、他
映画公式サイトはこちら

6月3日(水)に観に行っています。
原作は全く知らずに見に行ったのですが、それでもおもしろかったです。
「ダ・ヴィンチ・コード」に続いて再び宗教象徴学の権威ロバート・ラングドン教授(トム・ハンクス)が
活躍する映画です。
(「ダ・ヴィンチ・コード」は映画と原作を読んでいます)

<あらすじ>
ローマ教皇が逝去し、新しい教皇を選出するコンクラーベが行われ始めたとき、ラングドン教授のもとに
ヴァチカンからの一人の使者がやってくる。
次期教皇候補者の4人が誘拐去れ、さらにある研究所から巨大なエネルギーをもつ反物質が盗まれたという。
どちらもこの世にもう存在しないはずの秘密結社イルミナティのしわざらしい。
宗教象徴学者のラングドンと、美しい物理学者ヴィットリア・ヴェトラ(アイェレット・ゾラー)は
協力して謎を解き、誘拐された候補者と反物質と真犯人を追うのですが・・・。



主人公のラングドン教授はほとんど立ち回りがないのに、映画そのものはスピーディーな展開と
派手なアクション映画ののりで迫力満点。
謎解き部分は、説明されても私の頭では追いついて行けないまま話がどんどん進んでしまうのですが
だいたいこんなものかな?と、さらっと流してみてしまってもまったく問題なく楽しめました。
もちろんしっかり理解すれば、きっともっと楽しめたはず。

物理学と宗教の混在した物語という組み合わせも、なかなか新鮮でした。

亡くなった前教皇の侍従役のユアン・マクレガーや、スイス衛兵隊隊長役のステラン・スカルドがよかったです。

一見まじめそうな人物が実はとか、一見怪しそうだった人がほんとは・・・・という
展開を見せていく映画ですが、こういうのは見せ方がへただとひたすら退屈でしかないのに
この映画はそれなく、とてもうまい演出で見せていくなと思いました。


映画は原作の頭の方を三分の一くらいばっさり切っているらしい。
映画としてのその改変は、原作読んだ人が見てもうまい、と思わせるものらしいです。

私も今、原作本を読み出しました。
文庫本で上・中・下の三冊。読みづらいかなとおもったのですが、意外にも読みやすく
一気に100ページくらい読んでしまいました。
読み終わったらもう一度映画を観に行くつもりです。
映画と原作の比較検討をしてみたいと思っています。
posted by みどり at 03:58| Comment(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする