2009年05月28日

五月大歌舞伎 昼の部、夜の部

五月大歌舞伎 昼の部、夜の部


五月大歌舞伎 昼の部、夜の部@東京 歌舞伎座

5月に観た分を全部書き終わらない内にまた月を越してしまいそうです。
観てきた、という覚え書きだけになってしまいますがお許しを。

5月2日(土)の初日に夜の部を3階B席で観ています。
夜の部の演目です
「恋湊博多諷 毛剃 (こいみなとはかたのひとふし けぞり)」
「夕立」
「神田ばやし」
「鴛鴦襖恋睦 (おしのふすまこいのむつごと) おしどり」


「恋湊博多諷 毛剃 (こいみなとはかたのひとふし けぞり)」
始まって市川團十郎さん演じる毛剃久右衛門が登場したとたん場内にひびきわたる
一人の女性の「おじさま〜〜〜」のかけ声。
いや〜、びっくり!!!
「○○屋!」というのはよくありますけどね。
場内、一瞬完全にどん引き状態でした。
身内なんだろうけどこんなかけ声、せいぜい劇場ロビーまでにしてほしいものです。


「神田ばやし」
歌舞伎座初演は昭和27年の演目で、とてもわかりやすいお話。
今年5月は神田明神が、二年に一度の大祭。
それに合わせたわけでもないのでしょうが、こういう長屋を舞台にした世話物は好きです。
長屋で一両という大金がなくなり、盗みの嫌疑をかけられてしまった桶屋の留吉(市川海老蔵)。
一年後、その疑いが晴れるというもの。
どうという事のないお話ですが江戸の長屋の人々のやりとりが、せちがない今の
時代からみるとほのぼのして観ていてホッとしてきます。
舞台上に出てくる猫の人形(ロボット?)がとても良くできています。


5月17日(日)に昼の部を3階B席で観ています。
昼の部の演目です。
「暫(しばらく)」
「寿猩々(ことぶきしょうじょう)」
「手習手(てならいて)」
「加賀鳶(かがとび)」
「戻駕色相肩(もどりかごいろあいかた)」


昼の部は3階席からは全くみえない花道使用の演目が多くてちょっとつらい(x_x)

「手習手」は手習いから帰る途中の娘が、道草がてらに踊る、と言う物。
今年81歳の中村芝翫さんが、娘おえい役というのがすごい!
しかも踊っているときの動きや仕草はとてもなめらかだし、結構かわいい。
これで81歳?ウソでしょう・・・と、言いたくなります。

後見に中村志のぶさんが出てるのが私にはかなりうれしかったです。
歌舞伎の後見についてはこちらで説明がされています。

簡単ですが、今回はこれにて。
posted by みどり at 01:14| Comment(0) | 演劇・ダンス・芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「国立トレチャコフ美術館展 忘れえぬロシア」

国立トレチャコフ美術館展


「国立トレチャコフ美術館展 忘れえぬロシア」@Bunkamura ザ・ミュージアム
4月4日〜6月7日まで
展覧会公式サイトはこちら

5月22日(金)に観に行っています。

ただただチラシの女性に会いたくて、でかけました。
イワン・クラムスコイ作「忘れえぬ女(ひと)」
黒い服に身を包み、こちらをみてる女性。
原題は「見知らぬ女」、だそうですが日本名はいつの間にか「忘れえぬ女」と呼ばれる
ようになったのだそうです。
この作品が発表されたのは1883年。その当時から絵のモデルは謎のままなんだとか。
作者が描いた人は誰なのか・・・。
謎からいろんな物語が生まれるのでしょう。だから素っ気ない原題から憂いを帯びた
今のタイトルで呼ばれるんじゃないのか・・・。

その顔からは感情が読み取れない。
やさしく微笑んでいるようにはみえない。
かといって、さげすんでいるようにもみえない。凛としたたたずまいの女性。
どこかしんが一本通っているような気の強さも感じる。
作者のクラムスコは誰を、何を描こうとしたのかこれも謎のまま。

でも。
ああ、美しい人だなあ・・・としばし絵の前で見とれてしまいました。

その他に気になった作品について。

ニコライ・ネーヴレフ作「お見合い」1888年
サーモンピンクの美しいドレスを着た若い女性と、男性がテーブルで向かい合って
座ってる。
なるほどお見合いですか。女性は、かわいいけど美人とは言い難い・・・かな。
後ろではカップルになるかも知れない二人の、片親らしい年老いた男女が
うさんくさそうな笑顔でこそこそ話をしてる。
とても写実的な作品です。
社会的な批判も込めてるらしい。


イリヤ・レービン作「レービン夫人と子供たち『あぜ道にて』」1879年
見渡す限りの野原に日傘を差す女性と、その手前に小さな女の子が二人。
すぐにモネの絵を連想しました。
あれのタイトルは「日傘を差す女性」だったか?どこか幻想的な雰囲気もある作品。
印象派のモネの絵は陽の光の中にとけ込むような女性でしたが、レービンの絵は
細部まで写実的に描かれているから、とても現実的。
生活の一部分を切り取って見せてるような現実感があります。


展覧会ではロシア絵画をリアリズムから印象主義へと変化、展開していく流れ
で紹介しています。
今までロシア絵画をまとめて観る機会が無かったので、今回はとても新鮮な感じが
しました。
posted by みどり at 00:02| Comment(2) | 美術・展覧会・イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする