2009年05月06日

四月大歌舞伎 夜の部 「廓文章 吉田屋」「曽根崎心中」

2009年4月大歌舞伎


4月に観に行っていて書きそびれた分です。

四月大歌舞伎 夜の部
「廓文章 吉田屋」「曽根崎心中」@東京 歌舞伎座


4月15日(水)に3階B席で観に行っています。
土曜日の回のチケットを取っていたつもりが平日でした。
なんだか最近私は惚けてます(^◇^;)

4月の夜の部は3演目あったのですが最初の「彦山権現誓助剱(ひこさんごんげん
ちかいのすけだち)」は開演時間に間に合わなくて、観ていません。

「廓文章(くるわぶんしょう) 吉田屋」
放蕩の末、勘当された藤屋の若旦那・伊左衛門(片岡仁左衛門)が、傾城の夕霧(坂東玉三郎)
の元に会いに来るという場面です。

観てるこちらは名女形の玉三郎さんがいつ登場か、と待っているのですが出し惜しみ
するかのようになかなか登場しない。
夕霧は病み上がり・・・という設定のせいでもあるのですが、こちらをじらすうまい演出
ですね。

玉三郎さんの美しさはほれぼれするばかり。
片岡仁左衛門さんの伊左衛門と、玉三郎さんの夕霧が寄り添ってポーズを決める
幕切れは一枚の絵のようでした。

今回初めて知りましたが、傾城夕霧は大阪新町の廓に実在した方で延宝6年(1678年)にこの世を去っているそうです。



「曽根崎心中」
作:近松門左衛門  脚色・演出:宇野信夫

天満屋遊女お初(坂田藤十郎)と、平野屋徳兵衛(中村翫雀)との悲恋もの。
舞台中継で以前観たことのある演目ですが、生の舞台を観るのは今回が初めてでした(^^)
一度観たかったのです。
posted by みどり at 10:04| Comment(0) | 演劇・ダンス・芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

音楽劇「三文オペラ」

音楽劇「三文オペラ」


4月に観に行っていて書きそびれた分です。

音楽劇「三文オペラ」@シアターコクーン
演出:宮本亜門  作:ベルトルト・ブレヒト  音楽:クルト・ヴァイル
音楽監修:内橋和久
出演:三上博史、秋山菜津子、デーモン小暮閣下、米良美一、他


4月11日(土)に中2階A席で観ています。
なんとなくチケットを取ってしまったので、当日観に行ってからあんな人、こんな人
まで出演していたのか・・・と気がついた公演でした。

ブレヒトの「三文オペラ」は今までに何度も映画化されているし、日本でも何度も
舞台化されている作品です。
私も映画、舞台を何度も見てますが正直言って好きなお話ではありません。
主人公は女ったらしだし、泥棒達の物語ですから。


ストリートギャングで色男のメッキ・メッサー(三上博史)は、「乞食商会」の社長
ピーチャム(デーモン小暮閣下)の一人娘のポリー(安倍なつみ)をたらし込んで
ピーチャムに内緒で結婚してしまう。
怒ったピーチャムは警察を利用しメッキを逮捕させる計画を立てる。
危険を感じたメッキは姿を隠すが、以前の情婦ジェニーに裏切られてあえなく逮捕。
ポリーとジェニーが鉢合わせしてしまうし、メッキは牢獄から脱走できるのか・・・。


出演者がどなたも白塗りメイクなので、素顔がちょっとわかりにくい。
出演者それぞれのファンの方からみるとあまりうれしくないかも知れないけれど、
舞台上に完全に異世界ができあがっているのでうまい演出、と思いました。

狂言回し的な、ナレーターとして登場するのが米良美一さん。
もともと小柄な方ですが、広々とした舞台上ではなおさらこびとのようにみえる。
かわいいと、不気味さが一緒になったような感じで、これもおもしろい。
主人公は三上博史さんですが、周りにこんな米良さんやデーモン小暮さんなど
個性強烈な方々が出演なので、なんだかかすんでしまいそう。
いい役者さんだし、私も好きな方なのですがもったいないなと感じました。

音楽監修は劇団維新派でも活躍されている内橋和久。
分類的には内橋さんの音楽はいわゆる「現代音楽」。
維新派以外で内橋さんの音楽を初めて聴きました。
さりげなく今風に、そして派手な演出に負けることなくいいアレンジになっていたと思います。


posted by みどり at 09:36| Comment(0) | 演劇・ダンス・芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月04日

「イッセー尾形のこれからの生活in GW」

「イッセー尾形のこれからの生活in GW」



「イッセー尾形のこれからの生活in GW」@原宿 クエストホール
演出:森田雄三  出演:イッセー尾形

5月1日(金)に観に行っています。
一人芝居のイッセー尾形さんの新作公演です。
どれも粒ぞろいの作品ばかりで久し振りに、大笑いできました。
イッセーさんが演じる人物はどれも皆、とても生き生きしています。
そしてその舞台空間には、演じているキャラクターだけでなくその人物が生活してる
「今」の「時空間」と、周囲の人々までしっかり見えてくるのが見事だし、とても楽しいです。


今回はこんな人々が登場してました。

今ちょっと体の具合が悪い大工の棟梁がイッセーさん。
家を建てている現場が気になってしょうがないらしい。
筋肉質のケンシロウやミョウガダニといった弟子たちにやたらうるさい。
お客さんちの小さな女の子の話にも、調子を合わすから、きっといい人なのですね。
口は悪いけど人はいい、頭領が見えてきます。

雨が降ってきたので喫茶店で雨宿りの中年婦人がイッセーさん。
やたら「デジャブだわ」と連発するけど、物忘れが激しいだけらしいf(^―^;

某企業の10周年記念パーティ。その受付を担当することになった新人君がイッセーさん。
日本語が正しく使えてない今時の若者。しっかり若者に見えるからイッセーさんすごい。

友人宅の薔薇をほめる初老のご婦人がイッセーさん。
やたら陽気だけど莫大な借金を抱えてるらしい・・・。
それでいいのか!?、と感じになるけど、そう感じさせるところがイッセーさんのうまいところなのでしょう。

旅行会社らしい。海外旅行の広告のキャッチコピーが次々却下される中年中堅社員がイッセーさん。
もう俺の時代じゃないと、部下に頼むが部下達だってそう簡単には作れない。
却下されたコピーがどれもおもしろいんです。具体的にはほとんどわすれてしまったのですが「カッパドキアで鬼ごっご」には笑いました。

長崎の小学校脇で、小学生相手に怪しげな商売をする男がイッセーさん。
天草四郎の時代の物語をお面をつけて熱演するけれど・・・。


子だくさんの大工さんがイッセーさん。
久し振りに登場の大工さんにうれしくなりました。
ほとんどシリーズ化してしまった「大工さんもの」です。
5人の子供たちが成長してる様子も楽しい。
知り合いの建築士の「内山」さんも登場。奥さんに離婚された内山さんなんと再婚してます。

「FMすみだ」の生番組DJがイッセーさん。
街に繰り出しインタビューもしてます。
番組名が「夜は朝まで」というのがなんというか・・・(^◇^;)

posted by みどり at 09:43| Comment(0) | 演劇・ダンス・芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

演劇集団キャラメルボックス公演「容疑者Xの献身」

演劇集団キャラメルボックス公演「容疑者Xの献身」


演劇集団キャラメルボックス公演「容疑者Xの献身」@池袋サンシャイン劇場
原作:東野圭吾 脚本・演出:成井豊
出演:西川浩幸、岡田達也、西牟田恵、川原和久、他
劇団公式サイトはこちら


4月30日(木)の東京初日公演を観に行っています。
小説はベストセラーになり、映画化もされた「容疑者Xの献身」の舞台化です。
映画化されたから舞台化したのではなく、演出の成井さんは映画化される以前から
舞台化をしたいと強く思っていたそうです。

私もこの物語は最初は映画で観て、その後から原作を読みその物語にすっかり
引き込まれてしまいました。
その分、今回の舞台化については評価が辛くなってしまうようです。


<あらすじ>
高校の数学教師・石神(西川浩幸)は、ある夜アパートの隣に住む花岡靖子の部屋
から不審な物音が聞こえる事に気がつく。
靖子(西牟田恵)と娘の美里が、しつこくつきまとう前の夫・富樫を殺してしまったのだ。
彼女たちの力になることを決心し、アリバイ作りをする石神。
旧江戸川の河川敷で男の死体・富樫が発見される。
捜査に乗り出す刑事・草薙(斎藤歩)。
草薙は友人で帝都大学物理部物理学科准教授の湯川学(岡田達也)に助言を求める。
湯川は靖子と関わっているのが大学時代の友人で数学の天才だった石神と知り
驚くが・・・・。


そもそもこの物語、場面がいろいろに変わるので映画は問題なくても場面転換が難しい舞台版は
見せるのが難しいだろうな、と思っていました。
これは難なくクリアしてる舞台で、うまいと思います。

物語の方も、とくに手を入れることなく原作に忠実に作られていました。
ちょっと意地悪な言い方をすると、原作をなぞっているだけのようにも見えてしまいます。
キャラメルボックスではおなじみの各キャラクターのナレーションで状況を説明して
いまう手法は、私は好きではないのでなおさらそう感じるのかもしれません。

映画では堤真一さんが演じていた孤独な数学教師を西川浩幸さんが演じます。
西川さんの石神はまじめで物静かな感じで良いです。
でも周囲に登場するキャラクターが、キャラメルボックス流のオーバーアクションに
よるギャグを入れてしまったことで石神の印象が薄くなっているように感じます。

岡田達也さんの湯川も、原作のイメージを損ねることのない演出で描かれていました。
劇団ショーマ(といってもここ数年は公演をやってない)の川原和久さんが客演されて
いるのも川原さんのファンとしてはうれしいです。

ラストシーンは映画とはやや違い、原作に忠実。
もちろん原作も好きですが映画版の終わり方も嫌いではありません。
今回の舞台版のラストは、これはこれで良かったと思います。

この公演はもう一度観る予定です。
公演の雰囲気がどう変わっていくか、これも興味があります。
posted by みどり at 09:13| Comment(2) | 演劇・ダンス・芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年5月の鑑賞予定表

2009年の「つつじ祭り」の根津神社


東京・文京区の根津神社はツツジの花で有名です。
花の見頃は4月の半ばあたりだったようで、ゴールデンウィーク中の今は残念ながら花が少なくなっていました。
冒頭の写真は4月28日の根津神社の「つつじ園」内です。

5月の予定表です。
演劇については基本的にチケット入手分です。
映画、美術については観に行くときにチケットを買うのがほとんどなのであくまでも予定です。
気になる項目が増えれば、こちらに書き足していきます。
ここに書いてない物を突然見に行くこともあります(^_^;
書いてあるのに諸事情で行かれない場合もあり思います(×_×)

<演劇>

五月大歌舞伎 昼の部・夜の部@歌舞伎座

演劇集団キャラメルボックス公演「容疑者Xの献身」@サンシャイン劇場
ベストセラー小説の舞台化です。

劇団唐組公演「黒手帳に頬紅を」@雑司ヶ谷・鬼子母神
新宿花園神社での公演もあります。

伊東四朗一座・熱海五郎一座合同公演「喜劇 日本映画頂上決戦」@青山劇場
伊東四朗さん、三宅祐司さん達によるエンターテイメント。

タカイズミプロジェクトVOL.2
「Second Lesson カエルの王子が導く超個人的恋愛作法」@青山円形劇場



<音楽>
ラ・フォル・ジュルネ2009@東京国際フォーラム
東京国際フォーラムでの音楽祭です。今年のテーマは「バッハとヨーロッパ」
聴きたい公演はいくつもあるのですが、時間帯が重なってしまって片方を
あきらめざるを得ないことが多くて悲しいです。

オペラ「愛の白夜」改訂決定版@神奈川県民ホール
作曲:一柳慧、台本:辻井喬、演出:白井晃
第二次大戦中、多くのユダヤ人を救った日本人外交官・杉原千畝(すぎはらちうね)さんを描いたドラマ。
数年ぶりの再演です。
公式サイトはこちらです。



<映画>
「スラムドック$ミリオネア」
「グラン・トリノ」

<美術・展覧会>
「国立トレチャコフ美術館展 忘れえぬロシア」@Bunkamuraザ・ミュージアム

「アーティスト・ファイル2009 現代の作家たち」@国立新美術館

「ムットーニワールド からくりシアター展」@八王子市夢美術館
5月30日より
自動人形師ムットーニこと、武藤政彦さんの作品展。


<その他、イベント>
江戸の総鎮守・神田明神が今年は二年に一度の大祭です。
5月7日(木)より始まります。土日は町内御輿の宮入も観られます。
詳しくはこちらで。
人混みは嫌いだけど、お祭り好きの私としてはうれしいのです。



人形劇俳優の平常(たいらじょう)さんのオリジナル作品「お花のハナックの物語」が、厚生労働省より
「平成20年度・児童福祉文化財」に認定されたそうです。
以前観たときの感想はこちらにまとめています。
更に、年間の全認定作品の中から特に優れた作品を選定し授与される特別推薦」の称号と「児童福祉文化賞推薦作品賞」を、
スタジオジブリの「崖の上のポニョ」、角川映画株式会社「旭川動物園物語」などと共に受賞されたそうです。
平さんのファンとして、うれしいです(^^)

posted by みどり at 08:29| Comment(2) | 今月の予定表 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月03日

「国宝 阿修羅展」

「国宝 阿修羅展」


「国宝 阿修羅展」@東京国立博物館
3月31日〜6月7日まで
展覧会公式サイトはこちら

4月8日(水)に観に行っています。
奈良県興福寺の創建1300年を記念し、同時の中金堂再建事業にあわせて
開催されることになったのが今回の展覧会だそうです。
国宝・八部衆像、国宝・十大弟子像、など現存する全14体が東京に勢揃いするのは
今回が初めて。
興福寺に行けば簡単に全部見られるじゃない、という声もあるでしょうが一体ずつ
観察するように観られる今回の機会は、やはり貴重でしょう。

阿修羅像は興福寺では絶対に観られない360度で観ることができるので、普段は見られない後ろ側まで観られます。
興福寺は以前、旅行で行ったことがありもちろん阿修羅像も観ていますが、今回
このような展示で観ると、まるで初めてであったような感じもします。

阿修羅の顔は悩める少年のようです。
細いからだ、細い手足、筋肉の存在も感じさせません。
観ているとどこかすがすがしさを感じるのは、どうしてなんだろう・・・。

会場内は混雑してます。
やはり会期の前半に行くことをお勧めします。
posted by みどり at 08:57| Comment(0) | 美術・展覧会・イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

宝塚歌劇 星組公演「愛する我が町」「アビヤント」

宝塚歌劇 星組公演

宝塚歌劇 星組公演
「愛する我が町」「アビヤント」@東京宝塚劇場
出演:安蘭けい、遠野あすか、柚希礼音、他

4月7日(火)に2階B席で観ています。
これまた観てから一ヶ月近くたってしまいました。
記憶がすっかり薄れてしまい観てきた、という記録を書くだけになってしまいます。
安蘭けいさんは、この公演で宝塚を退団されるのだそうなのに、感想が書けなくて
ごめんなさい。
でも最後の公演を観ておけてよかったと思いました。

ミュージカル「マイディアニューオーリンズ 愛する我が町」
作・演出:植田景子
アメリカ南部の港町ニューオーリンズを舞台にした物語。
貧民街に生まれ育った混血の青年ジョイ(安蘭けい)と、薄幸の美女ルル(遠野あすか)が音楽を
通じて生きる希望を見いだそうとする物語。


レビュー・ファンタスティーク「アビヤント」
作・演出:藤井大介
ストーリーは特にないレビューはかまえず、気楽に観られるのがいいです。
パリの街の古びた一軒のレビュー劇場。
夜、レビューの妖精達が劇場に現れて・・・。




posted by みどり at 08:26| Comment(0) | 演劇・ダンス・芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月01日

「夏木マリ 印象派NEO わたしたちの赤ずきん」

「夏木マリ 印象派NEO わたしたちの赤ずきん」


4月分の感想を書き終えない内に5月に突入してしまいました。


「夏木マリ 印象派NEO わたしたちの赤ずきん」@世田谷パブリックシアター
direction:夏木マリ 音楽:斎藤ノブ
振付:井手茂太・バーバリッチ優子
出演:夏木マリ、町田正明、川本裕子、他

4月5日(日)に2階A席にて観に行っています。
特に夏木マリさんのファンというわけではないのですが、1,2年ごとに公演を
行っている「印象派」は一度観たいと思っていました。
一度TVの舞台中継で観たことはありました。
「NEO」となっていますが「印象派」シリーズは今回で9回目になるそうです。


観てからだいぶ日がたってしまいました。
音楽とダンスとちょっとお芝居、それらがミックスされたのが「印象派」・・・らしいです。
今回と、以前のTV中継の2回みた「印象」ではそんな感じがしました。

舞台のピンク色がやけに記憶に残っています。
全編がピンク色だった訳ではないはずですが・・・。


冒頭、数人の少女達が現れます。
夏木マリさんのナレーションがかぶります。
女の子達はみな、なにか悪いことをして「ここ」に来たらしい。
ここはそういう悪いことをした女の子が来る所らしい。
いろんな女の子達=赤ずきん。
でも彼女たちは特別な存在ではなく、実はどこにでもいる普通の女の子じゃないのか・・・。
特に物語があるわけではないけれど、大まかな枠組みがコレのようです。


夏木マリさんと、他のダンサーの軽やかなダンスに目がひかれます。
振付がなんだかどっかで観たことある感じ・・・と、思ったら振付担当がお二人いるけれど、
その一人がダンスカンパニー「イデビアンクルー」主催の井手茂太(いでしげひろ)さんでした。
ついこの前も、井手さん振付の公演「コウカシタ」を観たばかり。
その時の感想はこちらです。
井手さんご自身が出演されている映像がネット上にありましたのでリンクを張っておきますね。
やや太めの体型にもかかわらず軽やかに踊っているのが井手さんです。



女の子(実は男女含め、今の私たち自身)の夢と悪夢を同時に見せてくれた舞台
だったと思います。
posted by みどり at 13:01| Comment(0) | 演劇・ダンス・芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする