2009年05月15日

無声映画鑑賞会「続影法師」「ごろん棒時代」「江戸怪賊伝影法師」

無声映画鑑賞会「続影法師」「ごろん棒時代」「江戸怪賊伝影法師」@門仲天井ホール

4月23日(木)に観に行っています。

今回は観てきた、という記録のみです。
観てから日がたってしまったのでよく覚えていないので、ごめんなさいm(__)m

「続影法師」 昭和4年(1929年)作品
監督:二川文太郎  原作・脚本:寿々喜多呂九平  出演:澤村國太郎、他
解説・弁士:坂本頼光
監督・二川文太郎、脚本・寿々喜多呂九平のコンビによる「影法師」シリーズは
これが3作目なのだそうです。
今回の上映では残ってるフィルムが少ないので、ごく一部(10分くらいだったか)の上映でした。
物語はほとんど分からないけれど、時代劇の娯楽物の楽しさだけは伝わってくるかんじでした。

「ごろん棒時代」  昭和4年(1929年)作品
監督:振津嵐峡  出演:片岡千恵蔵、他
解説・弁士:坂本頼光


「江戸怪賊伝影法師」 大正14年(1925年)
監督:二川文太郎  原作・脚本:寿々喜多呂九平 
出演:坂東妻三郎、他
解説・弁士:澤登翠

「東亜マキノ等持院」名称による第1回作品だとか。
この名称じたい始めて聞きましたf(^―^;
時代劇の娯楽作です。
posted by みどり at 08:06| Comment(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月12日

演劇集団キャラメルボックス公演「容疑者Xの献身」2回目


演劇集団キャラメルボックス公演「容疑者Xの献身」


演劇集団キャラメルボックス公演「容疑者Xの献身」@池袋サンシャイン劇場
原作:東野圭吾 脚本・演出:成井豊
出演:西川浩幸、岡田達也、西牟田恵、川原和久、他
劇団公式サイトはこちら


5月9日(土)に1階席で観に行っています。
当日行って驚きましたが席が最前列でした。席は「3列」となっていたのでまさか
一番前とは気がつかなかったのです。

今回は2回目。
1回目は初日に観に行っていました。
1回目の感想はこちらにまとめています。
この時は以前映画も観てるし、原作も読んでいたので感想も点が辛くなりすぎたようです。

2度目の今回はとても良かったと思いました。
出演者の演技もこなれてきたし、何よりも私が物語り世界に前回よりスッと入って
行かれたのでしょう。
今回はラストで大泣きしてしまいました。

もっとも、石神を取り巻くキャラクターのギャグがうるさく感じ、石神という人物像が
やや霞んでみえるところはやはり変わりません。
西川さんが演じる石神は、表情もかなり押さえた演技になっていたのでなおさら
そう感じるようです。


今回は2度目だし、最前列と言うこともあって舞台美術や細かい演出にも気が
つけたようです。
靖子が、自分につきまといだしたのではないかと石神に不信感を持ち出した頃、
親しい男性から指輪をもらう。
もちろん結婚を前提につきあいたいと言ってくれた男性からのもの。
とまどいながらも、ひとり部屋で指輪を取り出し、左手の薬指にはめようとしたところで石神からの
電話が鳴ってはっとする靖子。
この演出はうまいと思いました。

ラストシーン。
空っぽになった警察の取調室。
その後ろにみえるのは全く別の空間の、テーブルの花瓶に生けられた花束。
日常生活の中の花束と、非日常の取調室が重なる。
たまらなく切なさが残る、生の舞台ならではの美しい光景に涙しました。
posted by みどり at 10:51| Comment(0) | 演劇・ダンス・芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

映画「ヤッターマン」

映画「ヤッターマン」


映画「ヤッターマン」@MOVIX亀有
監督:三池崇史
出演:櫻井翔、福田沙紀、生瀬勝久、ケンドーコバヤシ、岡本杏里、安倍サダヲ、他


4月22日(水)に観に行っています。
現在も新作版TVアニメが作られ放送されてますが、こちらは実写版。
そして私が知っているアニメ版は、もちろん約30年前に放送された昔のアニメ版の
ほうですf(^―^;
知ってと言っても実は、あまり好きなアニメではなくてそんなに観てはいませんでした。
竜の子プロが制作したアニメで「ガッチャマン」というSF物があり、そこで登場する
キャラクターをギャグマンガになるように崩したのが「ヤッターマン」のドロンジョを
始めてとする悪玉トリオ。
「ガッチャマン」の方が好きだったせいもあって、このギャグ化されたキャラクターに
当時は子供心にもなじめなかったようでした。

なにはともあれ、今回の実写版。
何もかまえなくても、なんの予備知識もなくても、大人も子どもも楽しめる娯楽作品
になっていました。

泥棒トリオの親玉にセクシーなドロンジョ(深田恭子)で、その部下にボヤッキー
(生瀬勝久)、トンズラー(ケンドーコバヤシ)。
そして泥棒トリオの行動を阻止する正義の味方にヤッターマン(櫻井翔)と、その恋人
のヤッターマン2号(福田沙紀)。
4個そろうと願いが叶うというドクロストーンをめぐり悪玉トリオとヤッターマン達のバトルが繰り広げられます。

最近のアニメ版の事は知りませんが映画はアニメを、そのまんま実写になったようで
まったく違和感がありませんでした。
それどころか昔のアニメが嫌いだった私でも、すんなりと観ていられるのです。
これはいいです。

深田恭子さん演じるドロンジョのセクシー衣装にどうしても目がいきます。
子どもも観る映画なのにセクシーすぎる気もしますが、かわいいしとてもよく似合ってる
からいいかな、と思ってしまいます。
こんなドロンジョの密かな願いは「かわいいお嫁さんになること」、というのが
これまたかわいい。

ドロンジョを密かに恋するボヤッキーもまた、いいです。
恋するドロンジョ様のためならば・・・と、いろいろと秘密兵器を考えます。
この方が生瀬勝久さんだとは、映画をみてもすぐには分かりませんでした。
メイクしてるし、ヘルメット被っているし。
もともと私は生瀬さんが好きだったのですが、どこに出てるんだろうか?と探して
しまったくらいでした。

ドロンジョ、ボヤッキーが強烈な印象をもっているので泥棒トリオのなかでは
トンズラーのケンドーコバヤシさんは存在感がややうすいです。

ヤッターマン役の櫻井翔さんは、さわやかな印象が好感度大です。

ヤッターマン2号の福田沙紀さんはやや「オマケ」の感じ。
「2号さん」と呼ばれて文句をいう場面がありますが、この意味は大人でないと
わからない。
ほとんど死語のような気もしますが、子どもも観る映画でこのギャグは入れない方が
よかったんではないでしょうか。
終映後、私の後ろで小学生の男の子がお母さんに「2号さんてなに?」と質問してましたよ。
で、お母さんが「たとえば○○君のお父さんに、お母さん以外に好きな人がいて・・・」
と一生懸命説明してるではないですか・・・f(^―^;


映画版ではアニメでドロンジョの声を担当してる小原乃梨子さんが出演してるシーンがあります。
どのシーンかって?声を聴けばきっと分かるでしょう。

見終わったら、後に何も残らない娯楽映画です。
世の中がつまらなかったら、観に行くとすっきりすること間違いなしです。

posted by みどり at 10:29| Comment(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月11日

「アーティスト・ファイル2009」展

「アーティスト・ファイル2009」展


「アーティスト・ファイル2009」展@六本木 国立新美術館
3月4日〜5月6日まで 終了してます


5月5日(火)に観に行っています
最先端のアートシーンで活躍する作家を取り上げた展覧会・・・ということで
足を運びました。
取り上げられているのはペーター・ボーゲルス、平川滋子、石川直樹、金田実生、宮永愛子、村井進吾、
大平實、齊籐芽生、津上みゆき、の9人のアーティスト。

会場では、それぞれの作家ごとに展示スペースが区切られているので、グループ展
のようなごたごたした感じはなく、むしろ個展をいくつもはしごしてるような見やすさ
を感じました。

今回、特に印象的だったのは齊籐芽生さんと、宮永愛子さんの作品でした。

齊籐さんの想像力をフル回転して生み出された植物群の絵は圧巻。
描写は緻密。
まるで植物図鑑を見てるようなおもしろさと、なんというか人面草(そんな言葉あったか?)とでも
言いたくなるような植物たちに、不気味さを感じつつもじっくり見ずにはいられない妙に惹かれるものを感じました。 
団地の部屋を描いた作品群は、うらぶれた街とつかれた住人の血と汗と尿まで
感じさせるものでした。

チラシにも使われいる宮永愛子さんの作品は、白くてもろそうだからどんな材質で作られているんだろう・・・
と、思ったらなんとナフタリン。
防虫剤のナフタリン。
時がたてば消えて無くなってしまうナフタリン。
それをあえて作品に使うとは、自分の作品には残そうという執着心がないのでしょうね。
いや、作家は徐々に消滅していくという過程に興味があるのかも。


国立新美術館の建物は外観も中もおもしろい。
展覧会もいいけれど、この建物そのものが何度見ても飽きません。
下の写真はこの日の美術館内部です。

2009年5月5日の国立新美術館の内部
posted by みどり at 13:40| Comment(0) | 美術・展覧会・イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「毛皮のマリー」2009年版

「毛皮のマリー」2009年版


「毛皮のマリー」2009年版@ル・テアトル銀座
作:寺山修二
演出・美術:美輪明宏
出演:美輪明宏、吉村卓也、麿赤兒、若松武史、菊池隆則、他


4月21日(火)に後方のA席で観に行っています。
映画監督、詩人、小説、とマルチな活躍をされた寺山修二さんが美輪明宏さん
に出演してもらうことを想定して書いた戯曲が「毛皮のマリー」です。

美しき40歳の男娼マリーと血のつながらない息子・欣也との愛憎劇。

何度も再演されていますが、演出はそのたびに変えられています。
外国の演出家による演出もありました。
この時の公演は私も観ていますが、無機質な鉄骨構造を思わす舞台美術が
物語の雰囲気と合ってないような気がしまし、何よりもマリーにとらわれている欣也を外の世界へ連れ出そうとする
「美少女・紋白」を文字通り美少女に演じさせたのは失敗だったと思います。
紋白は男性が演じなければ、この「毛皮のマリー」では意味が無くなってくると思う
のです。

この魅力的な物語は美輪明宏さん以外の俳優によっても演じられてきました。
現代の女形とても有名な篠井英介さんがマリーを演じたこともありますし、珍しい
ところでは人形劇俳優の平常(たいらじょう)さんが自作の人形マリーを操作しつつ
自分が欣也を演じる、というのも。

今回欣也を演じるのは新人の吉村卓也さん。
三輪さんはどうやら手垢のついてない新人を使うのがお好きのようです。
妙に舞台慣れした所がなく、どちらかというとむしろ素人っぽい。
でもそれが「外界」を知らない欣也という役柄にぴったりと合っていたようです。

紋白を演じる若松武史さん、下男の麿赤兒さん、名もない水夫の菊池隆則さん
どなたも文句のつけようのないはまり役でした。

ル・テアトル銀座は大劇場なので舞台上の空間がやけに広いので小劇場向けの
「毛皮のマリー」の上演には合ってないと思うのですが、欣也がマリーに言われるままにコレクション
してる蝶をイメージしたオブジェで飾られているのが効果的だったとおもいます。

「毛皮のマリー」は多くの方が指摘するように欣也とマリーの関係は作家・寺山修二と、母のハツさんの関係そのまま、なのしょう。
欣也からどうしても離れられないマリーと、大人になった寺山修二から最後まで息子
ばなれできなかった母のハツさん。

昔、私が寺山修二さんのこと・・・というより母のハツさんを初めて知ったのはもう寺山さんが
亡くなって1年たった頃でした。
一周忌を記念したテレビ番組でハツさんをインタビューしていたのですが、とっくに亡くなっているのに、
毎日陰膳を用意しているとのことで「あの子は出かけてるだけなんですよ」とにこやかに答えているが印象的でした。
中年の息子のことを人前で「あの子」と呼び、死んだことを認めようとしない母の姿。
笑顔なのにゾッとするようなすごみを感じました。

このハツさんがマリーそのもの。
そんなマリー(=母)から、離れたくても離れられない欣也が寺山修二そのもの・・・。

ラストの演出も作家寺山修二さんへのオマージュが強い物でした。
寺山さんの作られた映画や演劇の一場面を思わすシーンがいくつも重なり、いかにも「見せ物」的な
舞台になっていました。
寺山作品のコラージュですね、これは。

とりとめなくなりましたので、この辺で。
posted by みどり at 12:50| Comment(10) | 演劇・ダンス・芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月10日

「ラ・フォル・ジュルネ『熱狂の日』音楽祭2009 バッハとヨーロッパ」 その3

「ラ・フォル・ジュルネ「熱狂の日」音楽祭2009 バッハとヨーロッパ」 チラシ


「ラ・フォル・ジュルネ『熱狂の日』音楽祭2009 バッハとヨーロッパ」 その3@東京国際フォーラム 


最終日5月5日(火)に2プログラム聴きに行っています。

プログラムbR12 
バッハ:ミサ曲ト短調 BWV235」
バッハ:カンタータ 「イエスよ、わが魂を」

指揮:ミッシェル・コルボ
ミルヴィ・ヴェルメイユ(ソプラノ)、ヴァレリー・ボナール(アルト)、他

「イエスよ、わが魂を」は前日に、鈴木雅明さん指揮、バッハ・コレギウム・ジャパンの合唱と
管弦楽で聴いているのですが、初めて聴くような感じがしました。
そんなの当たり前だと笑われそうですが、指揮と演奏者が違うとやはり違うのですね。


プログラムbR15
バッハ:マタイ受難曲

指揮・ミッシェル・コルボ
ローザンヌ声楽・器楽アンサンブル
シャルロット・ミュラー=ペリエ(ソプラノ)、ヴァレリー・ボナール(アルト)、他

夜7時45分開演のミッシェル・コルボ指揮の「マタイ受難曲」は音楽祭のフィナーレ
と言っても良いくらいのプログラムでした。
「マタイ受難曲」は大好きな作品でもあるし、ミッシェル・コルボ指揮では聴いたことが
ないので、とても楽しみにしていました。

演奏時間約3時間、キリストの殉難を描くマタイ受難曲ですが、音楽のドラマチックさもあいまって
まるでオペラのようで、とてもわかりやすい曲だと思います。

中でも大好きなのは「主よ、憐れみたまえ」です。
自分が捕まりたくない一心でイエスのことを知らない、と言ったペトロが自分の行為を嘆くパートですが、
マタイ受難曲のなかでも間違いなく一番有名な曲でしょう。
ヴァレリー・ボナールさんのアルトが美しかったです。
音楽はあまりよく分からないのでコルボさんの指揮で、あそこがどうとかいう細かい
感想はとてもかけないのですが、終盤の盛り上がりの荘厳さがとても良かったと思いました。

夜も11時頃に演奏は終了。
3日間の音楽祭も総べて終了。
なんだか名残惜しかったです。
来年は、どんな音楽祭になるのでしょうか・・・また来年が楽しみです。
posted by みどり at 02:58| Comment(0) | 音楽・コンサート・オペラ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「松本清張展 清張文学との新たな邂逅」

「松本清張展 清張文学との新たな邂逅」


「松本清張展  清張文学との新たな邂逅」@世田谷文学館
4月11日〜6月7日まで
展覧会公式サイトはこちら
北九州市の松本清張記念館の公式サイトはこちら


4月19日(日)に観に行っています。
推理小説だけでなく多くの文学作品を残した作家松本清張さん(1909-1992)の生誕100年を
記念した展覧会です。

と、書きつつ実は私この方の作品を一つも読んだことがありません。
しかしこの方の作品が原作になった映画「点と線」観ています。
観たのがだいぶ前なので、細部は忘れてしまいましたが時刻表を使ったトリックが
おもしろかったです。

今回は作家松本清張さんがどんな方だったのか知りたくて展覧会に足を運びました。
九州の小倉で生まれ育ち、1950年(昭和25年)41歳で「西郷札」で作家デビュー。
1953年(昭和28年)に「或る『小倉日記』伝」で芥川賞受賞を機に上京。
以後精力的に作家活動をされたそうです。

展覧会では単純に作品紹介があるだけでなく、小倉時代どんな事をしていたのか
の紹介も詳しくありました。
会場に入ってすぐ目に付くのは、作家としてもう大御所になったころの色紙に書いた書や、手書きの絵はがきなど。
絵がうまいな、と思ったら松本清張さんは小倉時代は印刷所で働き、広告のデザイン
も担当してたんだそうです。
もともと絵がうまかったらしい。
こんな事、今回初めて知りました。

今回が初公開という「黒革の手帖」の生原稿もあります。
作品は読んだこと無いけれど、作家の肉筆原稿にはやはり見入ってしまいます。
作者のいろんな思いがギュッと、その原稿に込められているような気がしてきました。

会場では松本清張さんの文庫本も販売されていました。
読んでみたくなって「点と線」は買ったのですが・・・まだ読んでませんf(^―^;

松本清張さんの作品を読んだことが無くても、一人の作家の生涯が展望できる展覧会なので、興味深く観られると思います。
松本清張文学の入門編としてもお勧めです。


松本清張展の後は常設展も観ています。
こちらの文学館では自動人形師ムットーニこと武藤政彦さんの作品の展示もあります。
以前は2階の展示室にあったのですが、今は常設展示は1階に移っていました。
武藤さんの作品は毎時30分から3作品の「上演」があり動くところを見せてもらえます。
以前は照明が明るいままなのが不満だったのですが、今はしきりで仕切られ
上演時間になると照明を落としてくれるのがうれしかったです。
現在6作品が展示されています。
こちらもお勧めです。

今年の「世田谷文学館年間カレンダー」に、夏目漱石の「夢十夜」が元になった武藤さんの
作品「漂流者」が使用されていました。
2009年の「世田谷文学館年間カレンダー」
posted by みどり at 02:16| Comment(0) | 美術・展覧会・イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月08日

「ラ・フォル・ジュルネ「熱狂の日」音楽祭2009 バッハとヨーロッパ」 その2

「ラ・フォル・ジュルネ「熱狂の日」音楽祭2009 バッハとヨーロッパ」 チラシ


「ラ・フォル・ジュルネ「熱狂の日」音楽祭2009 バッハとヨーロッパ」 その2@東京国際フォーラム 

音楽祭会場で困ったのは、同じ日に聴きたい公演が複数あった時、それぞれの間があきすぎて
その時間をどう過ごそうかと思ったことです。
結局別の美術館へ行ったり、友人と会ったり・・・で穴埋めをしてました。
食事も会場内は飲食店の他いろんな屋台もあったのですがどれも混んでたり長蛇の列なので、手作り
サンドイッチと飲み物持参で会場に行ってました(^^)

以下、感想というより単なる記録になっていますm(__)m

5月4日(月)に3プログラム聴きに行っています。

プログラムbQ43
カンタータ「イエスよ、わが魂を」、カンタータ「喜べ、贖(あがな)われし群れよ」
指揮:鈴木雅明 合唱と管弦楽:バッハ・コレギウム・ジャパン
ドロテー・ミールズ(ソプラノ)、青木洋也(カウンターテナー)、他

「喜べ、贖(あがな)われし群れよ」はたぶん初めて聴いた曲です。
終盤の流れ落ちるようなメロディーがとても美しかったです。

プログラムbQ15
「チェンバロ(ピアノ)協奏曲第1番ニ短調 BWV1052」
「チェンバロ(ピアノ)協奏曲第5番ヘ短調 BWV1056」
2台のピアノのための協奏曲第1番ハ短調 BWV1060」
指揮:ジャン=ジャック・カントロフ  シンフォニア・ヴァルソヴィア
ピアノ:ボリス・ベレゾフスキー、ブリジット・エンゲラー

ボリス・ベレゾフスキーさんのピアノはここ数年何度か聴いたことがありましたが
ブリジット・エンゲラーさんは初めてでした。
お二人の演奏を一度に聴けるお得な(?)プログラムでした。


プログラムbR46「ヨハネ受難曲」
指揮:鈴木雅明  合唱と管弦楽:バッハ・コレギウム・ジャパン
ドロテー・ミールズ(ソプラノ)、青木洋也(アルト)
ユリウス・プファイファー(テノール/エヴァンゲリスト)
ステファン・マクラウド(バス/イエス)

「ヨハネ受難曲」を通しで聴くのは今回が初めてなので大満足でした。
以前、やはりバッハ・コレギウム・ジャパンの演奏会を聴きに行ったときは電車の
事故で開演時間に間に合わず、冒頭約20分を聞きそびれてたのです。
posted by みどり at 09:39| Comment(0) | 音楽・コンサート・オペラ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

映画「アライブ 生還者」

映画「アライブ 生還者」

映画「アライブ 生還者」@ヒューマントラストシネマ渋谷
監督:ゴンザロ・アリホン
アムステルダム国際ドキュメンタリー映画祭2007グランプリ受賞
映画公式サイトはこちら

4月19日(日)に観に行っています。
1972年に実際に起こった事件を元にしたドキュメンタリー映画です。
南米のモンテビデオから45人の人々を乗せ、チリのサンチアゴに向けて飛び立った
飛行機が雪のアンデス山脈に墜落。
墜落機の捜索がはじまるがなかなか見つけられない。
生き残った人々は、救出を待つが食料も底をつく。彼らの最後の食料となったのは
すでに事故で亡くなった人々の血と肉。
事故が起きてから72日後、16名が救出されることになります。

私もこの事件のことはとても興味があり、本や映画を複数観てきました。
昔テレビで観たドキュメンタリー映画「アンデスの正餐」、同じタイトルの本、
そして「生存者」というタイトルの本、ドラマ化した映画「生きてこそ」がそれです。

事故が起きた当時大学生だった生還者達もすでに50歳を超えています。
彼らの生の証言はやはり重みがあります。
映画は状況を説明するようなナレーションは一切無く、生還者の証言のみで
構成され、合間に状況を補足するように映像が入ります。
映像は当時の記録映像風に作られた「映画」ですが、セリフは無いし時間的にも
短くしか入らないのでほとんど違和感がありません。
生還者達の証言を損なうことが無いので、これはうまい構成と感じました。


映画は事故から35年後、生還者と事故で亡くなった者の子供たちが慰霊の
ためにアンデス山脈の事故現場を訪れる様子で終わります。
極限の状況の中で「生きる」ことを選び、なんとか理性を保ち協力をして生き延びた人々。
生き延びた方の多くは当時大学生でラグビーチームの選手だったこともあり、もともと気力体力は普通の人より強かったともいえるのですが、自分がその現場に居合わせたらどうしただろうか・・・。

ドキュメンタリー本の「生存者」を読むと、墜落当時はまだ生きていた一人が人肉を食べるのをかたくなに拒否。
最終的には食べるのですが、その頃には体力が落ちていたのか結局は救出されるまでに亡くなったことも描かれています。

究極の選択をし、35年たっても事故当時のことを包み隠さず語る生還者達の誠実さと勇気に圧倒されました。


posted by みどり at 09:05| Comment(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月06日

「ラ・フォル・ジュルネ『熱狂の日』音楽祭2009 バッハとヨーロッパ」 その1

「ラ・フォル・ジュルネ「熱狂の日」音楽祭2009 バッハとヨーロッパ」 チラシ


「ラ・フォル・ジュルネ『熱狂の日』音楽祭2009 バッハとヨーロッパ」 その1@東京国際フォーラム 

今年も大いに盛り上がったGWの「熱狂の日」音楽祭2009に行ってまいりました。
例年ですと、GW期間の約1週間かけて演奏会が行われていたのですが、今年は
3日から5日までの3日間がメインとなっていました。
しかし内容は落ちることなく、ギュギュッと濃縮されてように感じました。

チケットの一般発売直前になって今回のプログラムを知りあわてました。
チラシを事前に入手したかったのですが、それができずネット上でのっているプログラムは
とても見づらいのでこまりました。

今年のテーマは「バッハとヨーロッパ」という事でバッハ作曲の音楽がメイン。
バッハは好きです。
とりあえず、今年もミッシェル・コルボ指揮の演奏会、ピアニストのボリス・ベレゾフスキーさんの演奏会は
行きたいと目星をつけて公演をピックアップしてみました。
(一昨年コルボ指揮のフォーレのレクイエムを聴いたのは衝撃的でした。音楽を聴いてあれほど感動した
ことはありません。その時の感想はこちらにまとめています。)
行きたい演奏会があっても、公演時間が重なってしまい泣く泣く片方をあきらめたのもあります。
ベレゾフスキーさん演奏による「ゴルトベルク変奏曲」がそれでした。
(この曲名はゴールドベルク変奏曲と表記されることが多いですが、今回はこの
ように表記がされていました)

毎年8カ所の会場で演奏会が行われますが、一番好きな会場は一番狭い「相田みつを美術館」です。
客席数110席で演奏会場としてはとても狭いのですが、ここで聴くとまるでその演奏家のご自宅に招かれての
演奏会のような心地になってとても良いのです。
しかし、皆さんそれを知ってか発売開始数十分でチケット完売(T.T)
去年も今年もこの会場での演奏会チケットは入手できませんでした。


5月3日(日)は2プログラムに行ってきました。
プログラムbP46「ミサ曲 ロ短調」 指揮・ミッシェル・コルボ
プログラムbP58「ゴルトベルク変奏曲」 ピアノ:シュ・シャオメイ

ミサ曲ロ短調はたぶん初めて聴きます。
バッハ最後の大作だそうです。コルボの指揮で聴くことができるのはうれしい。

シュ・シャオメイさんのピアノ演奏は大好きなゴルトベルク変奏曲なのでぜひ、聴きたいと思いチケットを入手しました。
ゴルトベルク変奏曲、私はピアニスト、グレン・グールドの演奏で初めて知った曲でした。
シュ・シャオメイさんの演奏はやや早めの速度。ホールD7(222席)というやや小さめの会場
なのもちょうど良かったとおもいました。
おもしろいのは開場ロビーで待っていると開場になる直前、スタッフの方のハンドベルの生演奏で開場のお知らせがあったことです。
なんだか楽しいサービスでした。

有料の演奏会の他に、無料のイベントありましたが私は遠くからちょっと観ただけでした。
なにしろ混んでました。写真で熱気だけでもお伝えしたいと思います。
この写真は5月4日のものです。

「ラ・フォル・ジュルネ「熱狂の日」音楽祭2009 バッハとヨーロッパ」 5月4日の無料イベント


4日、5日の演奏会についてはまた後ほど書きます。
posted by みどり at 12:31| Comment(0) | 音楽・コンサート・オペラ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする