2009年03月29日

「幻想美術 時を超えて コレクターズコレクション澁澤龍彦ゆかりの作家たち」

「幻想美術 時を超えて コレクターズコレクション澁澤龍彦ゆかりの作家たち」


「幻想美術 時を超えて コレクターズコレクション澁澤龍彦ゆかりの作家たち」@ギャラリー椿
2月28日〜3月14日まで (終了してます)
展覧会公式サイトはこちら


3月7日(土)に観に行っています。
この日は忙しく、あちこち回っていました。
東京・京橋にある小さなギャラリー椿での展覧会。
会場は小さくても内容はとても濃い展覧会でした。

チラシの言葉をかりると「澁澤文学に感銘を覚え、その影響下にあって、熱狂的な幻想美術の
コレクターであったO氏、H氏、M氏のコレクションを世に出すことで、今一度その評価を問うとおもに、
時を超え、その系譜を脈々と受け継ぐ現代作家たちの初期作品もあわせて紹介する」という展示でした。


一番のお目当ては小さな箱の中に広がりのある世界を作り出している桑原弘明さん
の作品でした。
「玉子のなかの世界」(1994年)は本物の玉子を殻をつかった作品のようです。
丸い卵の1カ所がかけ、中に小さな宝石のような石(だと思いますが)があり、
文字通りの作品で、なんだかかわいらしい。
 
四谷シモンさんの人形が3体。
(チラシの写真の人形はそのひとつです)
独特な雰囲気があり、なんだか魂が宿っているように見える人形達。
見つめているとこちらの気持までのぞき込まれそうな気分になりました。

思いがけなかったのは合田佐和子さんの作品が何点もあった事。
しっかりしたデッサンと、現実離れしたでも美しい色彩で描かれたマレーネ・デートリッヒ(昔の映画女優)の顔が印象的。

さらに思いがけないのは大好きなジャン・コクトーに触れられたこと。
詩人で映画監督で劇作家で、とマルチな活躍をしたジャン・コクトーの描いた絵画や
直筆の手紙とポートレートが一枚の額に納められているのに見入ってしまいました。

同じようなテーマでまた開催してくれないかと、思ってしまいました。
posted by みどり at 15:11| Comment(2) | 美術・展覧会・イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

カンパニーデラシネラ 小野寺修二新作公演「あらかじめ」

カンパニーデラシネラ 小野寺修二新作公演「あらかじめ」



カンパニーデラシネラ 小野寺修二新作公演「あらかじめ」@青山円形劇場
作・演出・出演:小野寺修二
出演:有川マコト、佐藤亮介、藤田桃子、宮下今日子
舞台美術:石黒猛

3月27日(金)に観に行っています。
今は活動休止中のパフォーマンス集団「水と油」のメンバーだった小野寺修二さん
による新作公演です。
(今回出演の藤田桃子さんも「水と油」のメンバーです)

「水と油」の公演はパントマイムを主にしていてセリフが一切ありませんでしたが、
今回はセリフも少しはいる公演でした。
と、いっても通常のお芝居ではないしダンス公演ともいいづらい。
ダンスとマイムとセリフ芝居がまぜこぜになった公演でした。

舞台は完全円形舞台。
冒頭一人の女性(宮下今日子)がシートを敷いて眠ってしまう。他の4人が舞台に上がりシートをつまんでうごかしていく。
それにつれて眠っている女性もころころ動く。
観てる私たちは、女性の夢の世界に迷い込んでいるのかも・・・と、思わせました。
後は、いろんな場面が登場します。
ハローワークやってきて殺人を頼む女。
円形舞台をそのままテーブルの感覚で使って出演者が円形の外側に座ってなにかの会議、内容はよく分からない。
なぜなら男性が意見を言おうとすると、別の女性が遮るので。
道を歩いている女性と男性。
もちろん男性にはなんの下心もないのになぜが女性ににらまれる。
男性はこんな女性から離れたいからさっさと歩く、通り過ぎてホッとした・・・と、
思ったら目の前に彼女がいる(円形舞台ですからf(^―^;) )

途中舞台の暗い空間におもちゃの飛行機が着陸態勢に入るように下がってきますが、それが本当に
空の広い空間を感じさせました。
飛行機。イチャモンをつける乗客、同僚と悩みを相談するスチュワーデス。

リモコンで動く犬のおもちゃの使い方も、なんだか生きている犬のようで効いています。


どこかとりとめのないように見えるけれど、なにかひとつにまとまっている。
不思議ですがそう感じます。
小野寺さんの頭の中では、もちろん全てが1本につながっているはず。

出演者達が絡み合うように動くと、それはまるで人間の形をした巨大なルービックキューブ
(観てない方にはわからないたとえでしょうが)が自動でくるくるうごいているような感じです。

出演者の体の持つ、身長、腕の長さ、足の長さ、それぞれの人物の位置と動くタイミング、それがら総べて
計算し尽くされたパフォーマンス。
表現されているのは現実と夢の境界線が曖昧になった世界。

まるで動く幾何学模様をみてるような公演でした。
posted by みどり at 12:46| Comment(1) | 演劇・ダンス・芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月28日

小林秀恒展

小林秀恒展@弥生美術館
〜3月29日まで
展覧会公式サイトはこちら

3月24日(火)に観に行っています。
小林秀恒(1908〜1942)さんのお名前は、日本経済新聞の文化面の記事で初めて知りました。
昭和初期に挿絵画家として大活躍されていたのに、病気でわずか34歳で亡くなられた方です。

展示されているのは原画や、挿絵が掲載されている当時の新聞・雑誌、そして同じ時代に活躍していた
画家の作品が展示されていました。

挿絵画家として注目されてるようになったのは、新聞の連載小説に絵を描いてから
だそうですが少女誌や少年誌に描かれた、少年・少女に目がいきます。

少女は当時のはやりでしょう、竹久夢二を思わす美少女ばかり。
明るく清楚で美しいです。
しかし、この方の描く男性がこれまたいいのです!
ここでお見せできないのがとても残念なのですが、江戸川乱歩が少年誌に連載した少年探偵団シリーズの
第1作「怪人二十面相」(昭和11年)に挿絵を描いたのが小林秀恒さん。
と言うことは、小林少年や明智小五郎探偵、怪人二十面相を視覚化した最初の人が小林秀恒さん
、という事ですね。

明智小五郎探偵の、黒のコートをピシッと着込み、黒のソフト帽を目深に被った
その姿のダンディなこと!ほれぼれします。
探偵の少年助手の小林少年のりりしさ、怪人二十面相も黒のシルクハットに
黒マントとこれまたかっこいい。
小林秀恒さんの絵はこれまで知らなかったと、思ったのですがこの二十面相だけは
どこかで観たことがありました
奥様のお話によると、小林秀恒さん自身、何着もスーツを持っているとてもおしゃれな方だったそうです。

少年探偵団シリーズの挿絵を担当されたのは、この1作だけだったそうです。
小林秀恒さんの描く明智探偵をもっと見たかったのですが・・・。

展覧会では、小林さんと同時代に活躍された画家の方の作品もあり、中でも
私は岩田専太郎さんの美人画があるのがうれしかったです。
この方の絵も大好きなのです。
最後の方には、イラストレーターとして活躍された故・小林弘隆(小林秀恒さんの次男)さんの作品の展示もありました。

明日29日で終了してしまいますが、お勧めの展覧会です。


今回の展覧会のパンフレットには残念なことに小林さんが描く明智探偵の姿がありませんでした。
美術館の売店で販売されていた「江戸川乱歩と少年探偵団」(河出書房新書・1500円)には載っていたので
迷わず購入しました。
表紙はもちろん小林さんの描く怪人二十面相です(^^)
本の内容は連載当時の挿絵や、雑誌付録、漫画版など江戸川乱歩が描いた少年探偵団シリーズにまつわる
あれこれがギュギュッとまとめられています。


「江戸川乱歩と少年探偵団」河出書房新書
posted by みどり at 23:09| Comment(0) | 美術・展覧会・イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月27日

「生田宏司 銅版画展 動物たちに託す心のつぶやき」

「生田宏司 銅版画展 動物たちに託す心のつぶやき」


「生田宏司 銅版画展 動物たちに託す心のつぶやき」@銀座 ギャラリータクト
3月12日〜3月27日まで


3月24日(火)に観に行っています。
銅版画生田宏司さんの展覧会で、おもに旧作を集めた作品展のようです。
花やフクロウ、猫などを緻密に、そして幻想的に描きだしている方です。

この方の展覧会は何度か観てますが、今回展示されてるような金魚や魚を観るのは
初めてです。
元々は日本画を学ばれたそうで、展覧会では銅版画の他に肉筆の日本画の展示も
ありました。

黒い画面の中に浮かび上がる猫たちや鳥、花は美しいです。
私がとりわけ気に入ったのは「キャットテール」とタイトルの付いた作品。

漆黒の大きな画面の下に一匹の猫が上を見上げています。
猫の視線の先には、小さな瓶にいけられた一本の猫じゃらし。
猫じゃらしのふわっとした毛の部分はほんのり赤い色がついています。
猫の瞳と、猫と瓶との間の空間はポッと明かりがついたようになっています。
観ていると気持がすっーと吸い込まれそう。
なんだか観ていて、とても気持ちの良い作品でした。

思わず購入しそうになったのですが、今私も経済状況が厳しいのでまたいつの日か・・・f(^ー^;
posted by みどり at 09:33| Comment(0) | 美術・展覧会・イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

かわせみ座公演「ぽぇピュア」

かわせみ座公演「ぽぇピュア」


かわせみ座公演「ぽぇピュア」@池袋シアターグリーン・ビッグツリーシアター
作・演出・人形美術・舞台美術:山本由也
出演:山本由也、藍義啓、益村泉、飛翠
かわせみ座公式サイトはこちら
各作品ダイジェストもこちらで公開されてます




3月7日(土)に観に行っています。
操り人形劇団かわせみ座の公演です。
かわせみ座の公演を観るのは久し振り、人形劇ですが大人方でも楽しめる
公演を行っている劇団だと思います。

以前観た公演は去年3月の「暮るるを慕う桜の木陰」(感想はこちらで)7月の
「まぬけなリュウの話」(感想はこちらで)でした。

去年観た2作品は一本のストーリィがある作品でしたが今回は無言劇の
小品集になっていました。


冒頭小さな男の子(飛翠)が眠っていると周りに動物たちが集まってくる。
そしてその男の子が迷い込んだ夢の世界・・・というのが大枠。

花の妖精や、トランクに翻弄される男、少年と小さなリュウ、次々と
姿を変える生き物の
メタモルフォーゼの美しいこと。


山本由也さん、益村泉さん、藍義啓さんが操作する人形のかわいらしさに目が
ひかれます。
山本由也さんデザインの人形はかわいいのはもちろん、その動きはとても
しなやかで自然です。

途中、藍義啓さんによるパントマイムがあります。
後で知りましたが、この方はかわせみ座の方ではなくパントマイマーとして活躍
している方で、今回は人形劇とパントマイムのコラボレーションという趣向だった
ようでした。
一人の男(藍義啓)が、一つのトランクに翻弄されます。
どこかパフォーマンス集団「水と油」や、フランスの「フィリップ・ジャンティ・カンパニー」
を連想させます。
男が途中から小さな人形に変わってしまう場面など「フィリップ・ジャンティ・カンパニー」
の公演「漂流」そのままの印象がありました。
藍義啓さんのパントマイムはとてもうまいですが、他のアーティストの公演を連想させてしまうのはちょっとまずいんじゃないのか。
ちょっと厳しい感想になってしまいますが、そう思いました。

山本由也さんが操作する人形の一つ、人間?昆虫?動物?よく分からないけれど、どこか人間の
「大人の女性」を連想させて今までみた山本さんの人形とはひと味違うのが興味深かったです。
なんというか言い意味での「大人の色気」を感じました。

それでも公演そのものは人形と人間のコラボレーションであり、夢のある
美しい舞台だったと思います。

次回の公演は都内では7月に赤坂区民センターで「まほろばのこだま」の
上演があるそうです。
作・原案は山本由也さん、益村泉さん、構成・演出はアニメーション映画監督の
高畑勲さん。
すでに日本各地で何度も上演されていますが私はまだ観たこと無いので、これは
ぜひ観たいと思っています。



posted by みどり at 09:05| Comment(0) | 演劇・ダンス・芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月25日

三月大歌舞伎 「元禄忠臣蔵」昼の部・夜の部

三月大歌舞伎

三月大歌舞伎
「元禄忠臣蔵」昼の部・夜の部@東京 歌舞伎座


三月は身辺いろいろありすぎて、いろいろ観てる割にはブログに書けない
うちに3月が終わってしまいそうです。

3月4日(水)に3階B席で観に行っています。
なかなか都合がつかないので、この日に昼夜公演続けてみています。
さすがに一日座り続けは、ちょっとしんどかったです。

歌舞伎で忠臣蔵物というと江戸時代に作られた「仮名手本忠臣蔵」が有名ですが、
今回の上演は昭和になってから劇作家・真山青果によって書かれた作品だそうです。
私も「仮名手本忠臣蔵」は観た(テレビと、一部の段を歌舞伎座で)ことありますが
今回の「元禄忠臣蔵」の舞台を観るのはまったく初めてです。

派手で華やかな演出で、時代も人物名も実際とはかなり変えた「仮名手本忠臣蔵」を
見慣れた眼には今回の「元禄忠臣蔵」は、華やかさこそ無いものの、セリフでみせる
重厚なドラマになっていました。
真山青果が書いた話は全十編になるそうで、今回の上演はそのうちの六編なんだ
そうです。
十編全部上演したら二日がかりになりそうですね。

昼の部
「江戸の刃傷」
「最後の大評定」
「御浜御殿綱豊卿」

「江戸の刃傷」ではすでに浅野内匠頭が、吉良上野介に斬りつけた後のごたごた
した状況から舞台が始まっています。
これはちょっと意外。
多くの人は「刃傷」のその場面が観たいんじゃ、ないのかな。

「御浜御殿綱豊卿」、これだけは以前観たことのある舞台でした。
徳川綱豊が余興で、能のシテの扮装をしてるので舞台が華やかです。
直接、大石内蔵助達は登場しておらずどこか間接的に赤穂事件を描いた場面。
ラスト、綱豊が去ってゆく場面がとてもきれいです。
まるで一枚の絵画を見るようです。


夜の部
「南部坂雪の別れ」
「仙石屋敷」
「大石最後の一日」

討ち入り場面は登場しません。
もともとの原作がそうなのか、今回上演される段がたまたまその場面が入ってなかったのかよく分かりません。
後半は出演者も動いている場面が少なく、座ってる場面ばかり。
観てるこちらもなんだか静止画像をみてナレーションを聞いてるような気分でした。


昼夜通しの上演、大石内蔵助を演じるのも市川團十郎さん、松本幸四郎さん、
片岡仁左衛門さんで演じていました。
普通の演劇なら三人一役なので、あり得ないことですが、歌舞伎公演でみると
何の違和感もありませんでした。
それどころか、いろんな大石内蔵助がみられてお得だな、と感じてしまいました。

あまり詳しい感想になっていませんが、一日どっぷり歌舞伎漬けもたまには
いい物だなと思いました。
人にはお勧めできませんが・・・。
昼夜通しで観てる人間なんて、私ぐらいかな・・・と、思ってたら会場ロビーで
昼も夜も同じ人を見かけたので、やっぱり同類がいるわ!と、なんか安心して
しまいました(^_^;)


posted by みどり at 13:30| Comment(6) | 演劇・ダンス・芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月22日

本「納棺夫日記」

本「納棺夫日記」

本「納棺夫日記」@青木新門著


3月3日(火)に映画「おくりびと」を観に行っています。
この映画は去年の公開時に一度観てますが、その時ももう一度みたい映画だと
思っていました。
今年になってアカデミー賞を受賞し異例のロングラン公開になったし、改めて
観てしみじみと良い映画だと感じました。

誰もが人生のどこかで、親しい友人や知り合い、家族や親戚など誰かの「死」と
向き合わなければならない。
そして最後は自分自身の「死」とも。
今の私たちはそれをどこかで忘れているような気がしてました。
いや時々気がついているんだろうけれど、気がつかない振りをしているのかも。

この映画のヒットのおかげで「死」と向き合うことは決して暗いことではない、
一般的にこの考えが広がってきたような気がします。
これはいいことだと思います。

映画を観たことで原作となった青木新門さんの書かれた「納棺夫日記」を読んで
みたくなりました。

青木さんは実際に納棺夫の仕事をされている(いた?)方です。
この仕事をすることになったきっかけは、故郷の富山で始めたパブ喫茶の経営がうまくいかず
倒産したことだったようです。
多額の負債もかかえたその頃、奥さんに子どもが生まれミルク代にも困り、新聞で
見かけた冠婚葬祭互助会の求人に仕事の内容も分からず面接に行ったのだそうです。
そして納棺夫となった。

こちらの期待に反して納棺夫としての日記部分は、本の三分の一程度です。
でもその中には映画のエピソードの元になったと思われる部分はたくさんありました。

たとえば映画では火葬場の社員が死人を送り出すときに独り言のように「(あの世で)また会おうの」と言っています。
この言葉は実際は末期医療の現場で「がんばって」と言われると苦しそうな表情をする末期ガンの患者に、
医師が痛み止めの注射をした後「私も後から旅立ちますから」と言ったら患者の表情が穏やかになった、
という話から作られたようです。

病気と向き合っている患者に「がんばって」という言葉ほど無責任なものは
ないと私は感じてます。
もちろん言う方は相手を励ますつもりで言ってるのは分かるのですが・・・。
私自身も以前、乳ガンの治療を受けました。
「がんばって」といわれると手術、その後の放射線治療、薬物治療(私の場合薬治療は術後2年間続きました)と
延々と治療が続く日々、以前と変わってしまった自分の体と向き合っているだけで情けなくて精一杯なのに
これ以上何をどうがんばれっていうの?と、思ったくらいでしたから。
ガン(ガンに限らず)患者は周囲が思っている以上に気弱になっているのです。

「私も後から旅立ちますから」なんて簡単に言える言葉ではないです。
そもそも簡単に浮かんでくる言葉でもない。
相手を心底思いやって無ければ出てこない言葉だと思いました。

そして青木さんも最初から納棺夫の仕事をほこりを持ってやっていたわけではない
ことが書かれています。
汚れた仕事をしているとさげすまれてるのを感じ、世間の見方を変えたければ
自分が変わらなければと、身だしなみを整え、礼儀礼節にも心がけ自信を持って
堂々と真摯な態度で納棺夫の仕事をするようにしたそうです。
つまり納棺夫に徹した。
そうすると周囲の態度も変わってきたそうです。
とある家庭の葬儀で納棺を済ませたらそれを見ていたおばあさんから、自分が
死んだら「先生(青木さん)」に納棺してほしいといわば「指名予約」されたんだそうです。
自分が変われば周囲が見る目も変わる、これほどはっきりとわかるエピソードはありません。

本は、日記の他は「死」「命」についての哲学的な話が続き私には少々読みづらい
ですが、こちらの方がおもしろいと感じる方も少なくないようです。

映画を観て感動した方は、ご一読をお勧めしたいです。
posted by みどり at 21:18| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月20日

「所蔵作品展 近代工芸の名品 花」

「所蔵作品展 近代工芸の名品 花」


「所蔵作品展 近代工芸の名品 花」@東京国立近代美術館 工芸館
3月7日〜5月10日まで
展覧会公式サイトはこちら

3月7日(土)に東京国立近代美術館での「高梨豊 光のフィールドノート」展を観た後で
この展覧会を観ています。
(「高梨豊展」を観ると、こちらの展覧会は当日なら無料で鑑賞できましたので)


春らしく「花」をテーマにした展覧会でした。
花をモチーフにした焼き物や、着物など。
工芸館の展示は、どちらかというと絵画と違って私にはよく分からないし、取っつきづらいのすが
「花」がきっかけとなって、観やすい、わかりやすいような気がしました。


松田権六作の「蒔絵玉すだれ文盤」は黒をバックに、白の花と茎の曲線に眼がひかれます。

桜もそろそろ咲き出します。
桜見物のついでに「花」をテーマの展覧会を観るなんて、いいと思いますよ。
心が豊かになることでしょう。

下の画像は自宅で咲いているボケの花です。
きれいなのでご紹介します。

2009年3月19日のボケの花




posted by みどり at 09:32| Comment(0) | 美術・展覧会・イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

横田尚(よこたなお)展

2009年 横田尚(よこたなお)展


横田尚(よこたなお)展@ギャラリー椿
3月18日〜4月1日まで

3月19日(木)に観に行っています。
東京・京橋にあるギャラリー椿で開催されている展覧会を観てきました。
展示されているのは大小の油絵で、どれも少女の顔が大きく描かれています。
冒頭の画像はDMのハガキですが、大きな瞳とぽっちゃりした唇、鮮やかな色彩に目がひかれます。
ピンクのほおや肌や帯がきれいでかわいい、そして黄緑色の空間にピンクの金魚が泳ぐシュールな作品。

どの作品も顔が大きいのに比べて、体はとてもちいさい少女達が描かれています。
アンバランスだけど、それがまたおもしろいです。
鮮やかな色彩の作品がある一方で、黒や茶色のくすんだ色彩で汚すように描かれた作品もあります。
くすんだ色彩の作品は観ているのが、私はちょっと苦しい。

私の一方的な好みですが、鮮やかな色彩の作品のほうが観ていてとても楽しいので好きです。

作者は男性かと思っていたら、女性の方でした。
数年前のインタビューですが、こちらに記事が乗っていました。
ちょっとお勧めの展覧会です。

posted by みどり at 09:04| Comment(0) | 美術・展覧会・イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年度第1学期科目登録決定

締め切りギリギリに申し込んだせいか、なかなか連絡の来なかった2009年度の科目登録決定通知書。
4月1日からは放送授業が始まってしまうから心配していたのですが、3月19日にやっと来ました!

私の場合毎年4月に入学をする「選科履修生」を何年も続けています。
テキストを送ってもらわねばならないから、入学金と授業料をいそいで振込をしました。

4月から始めるのは理数系が好きなので「解析入門」「進化する宇宙」、そして完全に趣味で
取ることにした科目の「音楽理論の基礎」です。
posted by みどり at 08:35| Comment(6) | 放送大学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする