2008年12月20日

桑原弘明展 2回目

桑原弘明展 2回目@銀座 ギャラリー椿
〜12月20日まで
展覧会公式サイトはこちら

12月19日(金)に桑原さんの展覧会を再び観に行っています。
11月に江戸川競艇のプレミアムラウンジ「遊」で初めて知ったアーティストの
桑原弘明さん。
この12月に銀座の画廊で展覧会が開かれてると知りあわてて観に行き感激したのが12月12日。
この時の感想はこちらにまとめています。
再び見に行ってしまいました。

小さな箱の中に、すばらしい世界を作り出している方です。
「SCOPE」と呼ばれるその作品は手のひらに載るくらいの小さな箱。
そこに取り付けられた顕微鏡のようなのぞき窓、ここからのぞいてもこのままでは何も見えません。
箱の横、上、下に付けられた窓に懐中電灯の光を当てて初めて中が見えてきます。
光の当てる方向で、中に見える風景もまったくその雰囲気がかわってくるのです。

先週観に行ったのですが今回、もう一度観たい!桑原さんご本人にもお会いしてみたい!
ほんの少しでいいから直接お話をしてみたい!と出かけてしまいました。
光を当てての公開は作品一個につき、一人しか鑑賞できないので公開時間が限られていて15時から
の回を観に行きました。
この日は桑原さんご本人がいらしていました。
感想は前回書いたこととダブりますがご了承下さい。


「メランコリア」をご本人の解説付きで見せていただけて感激しました。
六角形の部屋。部屋の奥には木馬が置かれています。
小さな箱作品のはずなのに、中に見える部屋はとても広く見えます。
上からの光を当てると部屋の上のステンドグラスが輝いて見えます。
暗い床に木馬とステンドグラスの明かりが映りこんでいてそれはそれはファンタジック
で美しい。

手のひらに載るような箱の中に置かれたテーブルや、そのテーブルの上に置かれたリンゴは
いったいどれだけ小さいのか。
こんな小さな物をどうやって作るのか不思議でしょうがない。
うかがってみたら最初から小さくは作れないので、先端を削っていって最後に
切り離す、という方法をとっているのだそうです。
たとえば、リンゴは象牙を削っていって最後に下を切り離す。
爪の上に乗るくらい小さなテーブルは木(種類もうかがったのですが忘れてしまいました)を削るんだとか。

「深き星の泉」
手前は椅子の置かれた部屋で、窓の向こうは春の野原。野原には大きな水晶が意味ありげに置かれています。
まどのそばには大きな池が、夜の景色になると池に星空がうつりこんでいます。

「黙示の天使」
何度観ても飽きません、これがいちばん好きです。
見えるのは洋風の部屋の階段の見える一角。床の上には額つきの鏡が置かれています。
別の位置から光が入ると、姿は見えないけれど翼のある天使のシルエットが壁に
浮かびます。
まるで天使が舞い降りてきたような感じがする作品です。
直接天使が見えるのではなく、天使の気配を見せる作品。
なんという演出でしょうか、この手の込みよう。
「見えない物」を「見せる」のですから。


「ミカエルの扉」
ヨーロッパの田舎の部屋を思わす大きな窓のある部屋が見えます。
部屋にはギャビネットがありその中には様々なものが置かれています。
光の入り方で窓の向こうにある木が春の緑豊かな木になったり、雪の積もった
木に見えたり。
前回観たときは気がつかなかったのですが、窓の向こうの木は1本だと思って
いたのにそうじゃないとやっと分かりました。
微妙にずれた位置に2本の木があってハーフミラー?の使い方と光の入り方で、
みえる木がどちらかになるらしいのです。


桑原さんの作品には小さな箱の中に「無限の広がり」と「宇宙」を感じます。
見えない物の気配まで感じさせる、作品群に惚れ込んでしまいました。
作品に漂う、美しくて、ファンタジック、気品の良さ、それでいてどこかたまらなく懐かしい雰囲気、
それはきっと桑原さんの持つ精神性を反映してるのだと思います。
なんだかベタほめになってしまいましたが、それくらい桑原さんの作品に惚れ込みました。

余談ですが・・・
11月の江戸川競艇さんではこれから購入する予定と言いつつ、すでに展示台の用意がされていたのには
びっくりでしたが、今回5個展示されているうち、2個を江戸川競艇さんが購入されたそうで
それがどれなのか知りたかったのですが、個人情報の関係で今は公表できないそうです。
年明け早々、江戸川競艇さんに行けばわかることでしょう。
(きっとサイト上でも公表してくれるはず)
今回の展覧会で作品購入のため一番乗りした方は、一般の方で前夜から並んだんだそうです。
江戸川競艇さんはその後だったそうで、江戸川競艇さんドキドキものだったかも?
失礼しました!m(__)m
posted by みどり at 11:15| Comment(2) | 美術・展覧会・イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする