2008年12月01日

オペラ「マクロプロス家の事」

オペラ「マクロプロス家の事」


オペラ「マクロプロス家の事」@日生劇場
台本・作曲:レオシュ・ヤナーチェク  原作:カレル・チャペック
指揮:クリスティアン・アルミンク  演出:鈴木敬介
管弦楽:新日本フィルハーモニー管弦楽
出演:蔵野蘭子、大間知覚、高橋淳、長谷川忍、初鹿野剛、他
合唱:二期会合唱団

11月22日(土)に2階C席で観に行っています。
オペラの上演はよくありますが、チェコの作曲家ヤナーチェクの作品上演は滅多にないので、
今回の上演はほんとに楽しみにしていました。

日生劇場では2006年に同じヤナーチェクの童話風な作品「利口な女狐の物語」の
日本語上演があり、彼の作品上演は2作目となります。
2006年に「マクロプロスの秘事」というタイトルでコンサート形式の上演
ありましたが今回はちゃんとした舞台形式、しかも原語での上演です。

普段オペラを観ることは滅多にないので、ごくごく軽い感想しか書けませんが
書き留めておきます。

<あらすじ>
事の発端は約300年前のこと、宮廷に使える父のヒエロニムス・マクロプロスが
作り出した不老長寿の秘薬。
王にこの薬を差し出すが、毒殺されるのではと怪しむ王は彼の娘エリナを実験台
にすることを要求。
薬を飲んだエリナは意識不明にいたり、王はマクロプロスを詐欺師として投獄。
意識を回復したエリナは王の怒りをおそれ、秘薬の処方が書かれた文書を持って
逃亡。
その後、彼女はプルス男爵と恋愛もして子どもも生むが秘薬のせいで年を取ることがなく、次々名前も、
国籍も変えて300年生き続けることとなる。
彼女と男爵の間に生まれた子が隠し子であったことと、この子の名前と男爵のいとこの名前が
似ていたこと、男爵の死の間際の遺言を聞き違えたことなどが重なり
相続権を巡る争いが起こってしまう。
そして舞台は1922年のプラハ。
約100年も前から続く遺産相続問題で争う人々のもとに、今人気の美しいオペラ歌手エミリア・マルティが現れる。
彼女こそが300年生き続けたエリナで、自分の血を引く方に勝訴させるためと遺言書と共にある
秘薬の処方箋を手に入れるため、やって来たのですが・・・。


物語はオペラにしては珍しく(と、いってもあらゆるオペラ作品を知ってるわけではありませんが)
SFっぽい雰囲気があります。
原作者のチャペックはロボットものの元祖と言うべき戯曲「R・U・R」や、知能をもった
山椒魚のお話「山椒魚戦争」などを書いているので、彼の作品としてはさほど珍しい
タイプの物ではないようです。
「山椒魚戦争」は以前読んでいますが、かなり前なのでほとんど忘れてしまいましたm(__)m
ちょっとシュールなSFものだった記憶があります。

今回のお話、人物関係が込み入っているので一回観ただけではよく分からないと
思います。
私は今回が初めてではないしパンフレットにしっかり人物相関図がj書いてあるので
助かりました(^^ゞ
でも、簡単に言ってしまうと「意に反して300年生き続けてしまった女性の悲劇」なんですが。

エミリアを演じていたのは蔵野蘭子さん。処方箋を手に入れるためには手段を選ばないしたたかさ
と、冷静さをうまく表現していたと思います。
人気オペラ歌手のエミリアにあこがれる若い女性クリスタを演じた長谷川忍さんも
かわいらしい。
痴呆気味の老人を演じた加茂下稔さん、登場場面は少ないのにコミカルな感じが
とても印象に残りました。

何百年も一人で生きていくことのむなしさに気がつき、処方箋を焼いてしまうエミリア。
ラストシーンの真っ白なドレス姿が、全てを捨てて死を受け入れることで、それまでの全てのことが
浄化されていくよでとても美しいシーンでした。

ヤナーチェクの音楽は、東欧の雰囲気を意識的に取り込んでいるようで、他のヨーロッパの作曲家の
音楽とは素人の私が聞いてもだいぶ違うなと感じます。
このオペラで私が一番好きなのはラストの方の曲です。

今後もヤナーチェク作品が日本で観られることを期待します。


お節介な付け加えですが、2003年には宝塚歌劇花組で「不滅の棘」というタイトルで宝塚版
マクロプロスが上演がされています。
曲はヤナーチェクとは関係ない宝塚オリジナル版で、主人公も女性から男性に置き換えての上演でした。
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「キャッツ」東京公演・千秋楽前々日チケット確保

11月30日は来年の「キャッツ」東京公演チケットの四季会員先行発売日でした。
4月19日で千秋楽が決定したので、今回の販売は予約が殺到するだろうと思って
ましたが、予想通り自動予約の電話も、ネットも全然つながりません。
(会員に対しての千秋楽チケットは、すでにハガキ抽選による販売が終了しているのでこの日は千秋楽チケットの販売はありません)
四季の先行販売の場合今までの経験で、ネットより自動予約による電話の方が比較的つながりやすいと
わかっていたのですがそれでもやっとつながったのは10時の販売開始から約2時間もたった12時10分(x_x)
これまた予想通り、第一希望の千秋楽前日のチケットはすでに完売でした。
前々日のS席のチケットをやっと購入しました(ほんとはC席にしたかったのですが完売だったので)。
しかし平日の金曜日なので、果たして見に行けるかどうか不安です。
なんとしても行くつもりでは、ありますが。
2,3月はC席チケットを購入しました。まもなく終了の「キャッツ」東京公演を堪能するつもりです。
posted by みどり at 10:14| Comment(0) | 劇団四季・東京「キャッツ」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする