2008年11月29日

映画「ハッピーフライト」

happf.jpg

映画「ハッピーフライト」@MOVIX亀有
監督・脚本:矢口史靖
出演:綾瀬はるか、田辺誠一、時任三郎、他


11月19日(水)に観に行っています。
これはとても楽しい映画でした!
チラシに「ヒコーキ、飛ばします」と書かれていますが、この短いコピーにこの映画の
軽さと楽しさがよく表れていると思いました。

<あらすじ>
ある日のホノルル行き1980便に関わる人々が描かれます。
鈴木(田辺誠一)は機長昇格訓練中のコー・パイ。
今日の副操縦士としてのフライトに合格すれば実務訓練も終了。
しかし機長はかなりこわそうな原田(時任三郎)。緊張しっぱなしの鈴木。

そしてキャビンアテンダントの斎藤(綾瀬はるか)はこの日が国際線デビューで同じく緊張しっなし。

グランドスタッフ(空港でのチケット販売や、トラブル処理係)の木村(田端智子)、や吉田(平岩紙)。
オペレーション・コントロール・センター、管制塔、飛行機の整備士など多くの人々が
この1980便に関わっている。

そして、これまた様々な乗客達。
羽田を離陸した1980便の機体にやがて異常が現れますが・・・・。



航空機事故にからめて空港業務に携わる人々を描いています。
一人の主人公を決めてその人物を中心に見せるドラマではなく、いわゆる群像劇です。

この手の映画というと「大空港」という古典的名作がありますが、深刻なあちらと違って
こちらはあくまでも、明るく・楽しく・軽く、で見せています。

トラブルが起きても最後はうまくまとまるんだろう、と先が見えるので安心して観ていられます。
普通なら、先の見える映画ほどつまらない物はないのですが、この映画だけは違います。
とにかく楽しいです。この映画ならもう一回観たいと思ってるくらいです。

テーマ曲になっているフランク・シナトラの「Come Fly with Me」も明るく・華やかな雰囲気を盛り上げています。

群像劇ですがいちおうメインは副操縦士の鈴木と、キャビンアテンダントの斎藤ですね。
鈴木も、斎藤も初めての国際便で、いっぱいいっぱい、でも一生懸命だからほほえましくも見えてきます。

このあたりはやなり演じている田辺さん、綾瀬さんのうまさというか個性がよく出ていると思いました。

この映画の良さは、仕事してる人々がみんなその仕事にほこりをもって一生懸命になっているところを声高に
ではなく、普通に描かれているところだと思います。

グランドスタッフの仕事のできる木村(田端智子)と、段取りの悪い吉田(平岩紙)は凸凹コンビで観てる
とこれまたなかなか楽しいです。

一見温厚そうなのにじつは怖い人に菅原大吉さん、セリフはほとんど無いけれど、
いい味だしている笹野高史さん。
飛行機に乗り遅れそうになって走ってるのが竹中直人さんという具合で乗客にもとても
いい役者さんがそろっていました。

凝った展開を見せるわけではないし、テロリストが登場するわけでもなく、どこにでも
いそうな普通の人々の小さなドラマがいくつも重なって大きなドラマをみせる。

これはもう矢口監督の腕の良さだと思いました。

パンフレットがちょっと凝った作りになっています。
表紙が飛行機の先頭部分。窓からは中の様子がみえるし、飛行機のドア(と、いういい方
では無いのかも知れませんが)に切り込みが入っているので、これを開けることができます。
ソリマチアキラさんのほのぼのしたイラストがかわいいです。
開けるとキャビンアテンダントさんがお辞儀してこちらを向かえてくれています。
で、この表紙を開けると、飛行機内の様子が見える。
開けた表紙の裏側には飛行機の整備をしてる人達も描かれています。
子どもが喜びそうな仕掛けになっています。
これを喜んでいる私が子どもってことですねf(^―^;

この映画なら多くの人にお勧めしたいです。
posted by みどり at 08:50| Comment(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月26日

MCAS Power Point2007合格!

KC360101.jpg
今日はパソコン学校でMCAS(マイクロソフト認定アプリケーションスペシャリスト)Power Point2007 の認定試験を受けて来ました。

一問分からなくて後回しにして解くつもりで「スキップ」をクリックするつもりが、うっかりして「次へ」をクリック(-o-;)

これだと解答棄権とみなされて後で解答出来ません(ToT)

その後は焦る気持ちを押さえつつ慎重に操作。

結果は…無事合格出来ましたo(^-^)o

次回は12月にAccess2007の試験を受ける予定です。
posted by みどり at 19:12| Comment(0) | 日々あれこれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月25日

「グッドナイトスリプタイト」プレビュー公演

「グッドナイトスリプタイト」プレビュー公演


「グッドナイトスリプタイト」プレビュー公演@PARCO劇場
作・演出:三谷幸喜
出演:中井貴一、戸田恵子
音楽(生演奏):荻野清子(ピアノ)、高桑英世(フルート)、庄司知史(オーボエ)、山根公男(クラリネット)

初日は11月23日ですが、その前に公開された11月18日(火)のプレビュー公演初日
を観ています。

三谷幸喜さんの新作公演ということで、人気が高くチケットを取るのがまず一苦労でした。
各チケット会社の先行抽選予約はことごとく落選。一般発売でやっと取れました。
これはまだ良い方で、一年前に上演された「恐れを知らぬ川上音二郎一座」は一般発売
もとれず、当日券で観に行っていました。

「グッドナイトスリプタイト」は「ぐっすりおやすみ」という意味だそうです。

今回の公演は中井貴一さんと戸田恵子さんの二人芝居です。
正確には、音楽演奏の方がちょこっと舞台に役者さんとして顔を出す場面もあります。

開演すると舞台にあるのはベッドが二つ。どうやらとある夫婦の寝室らしい。
でも二人はすでに離婚を決めたようで、今日は妻の方が家を出て行く日らしい。
二人の様子は穏やかで、今はなにもかもすっかり住んでいる様子です。
夫は作曲家で、妻の方はある事業を興して成功しているらしい。
舞台では、この二人の新婚時代から今までに至るまでのある時期の場面を、時間軸は
無視してランダム(もちろんその順番は演出されていますが)で登場し、二人の男女の
約30年の物語が語られていきます。

舞台の上には電光掲示板のような物があり、場面がかわるごとに数字が変わるので
観ているうちにこれは二人が出会ってからの日数だと分かりました。
これが無くても、舞台上の場面と二人の演技を観ればこれは二人のいつ頃の時期なのか
はすぐわかります。

夫婦生活が長くなっていけば当然、この数字がどんどん増えていきますが増えて行くにつれて
二人の間が何だか上手く行かなくなってくるのが、みていて何だかもどかしい。
若い二人の仲の良い場面はもちろん、妻の仕事がうまくいって来て夫の方がちょっとという
時代の頃の二人の様子(すねる夫、なだめる妻)もなんだかかわいく見えてきます。

さすがにベテランのお二人なので、観ていて安心感があります。
新婚時代の妻を演じる戸田恵子さんの声、おもわず「アンパンマン」を連想してしまいました。
(アンパンマンの声は戸田恵子さんがあてています)

夫婦生活は、楽しいこともあれば辛いこともあるんでしょう。
なにしろ私はその経験が全くないのでわかりませんf(^―^;
相手を認めることだったり、自分が折れることだったり、一つのことを二人で共有したり、
時には「あきらめ」もあったりするんでしょうが、それまで全然知らなかった二人の人間が
互いを認めあうという生活、すばらしいなと思います。
時には離婚という別れを選択する場面もあるわけですが・・・。

この舞台には悲壮感はまったくありませんでした。
夫婦っていいな、そんなほのぼのした思いを残してくれる作品でした。






posted by みどり at 08:17| Comment(2) | 演劇・ダンス・芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月23日

東宝ミュージカル「エリザベート」2008年東京 2回目

東宝ミュージカル「エリザベート」2008年東京


東宝ミュージカル「エリザベート」2008年東京 2回目@帝国劇場
脚本・歌詞:ミヒャエル・クンツェ  音楽:シルヴェスター・リーヴァイ
演出・訳詞:小池修一郎

11月16日(日)の昼の回を2階席で観ています。
この日の主な配役です。

オーストリア皇后エリザベート・・・涼風真世
黄泉の帝王・トート・・・山口祐一郎
オーストリア皇帝 フランツ・ヨーゼフ・・・石川禅
皇太子・ルドルフ・・・伊礼彼方
皇太后・ゾフィー・・・初風諄
少年ルドルフ・・・田川颯眞


私、今年は「エリザベート」と縁があったようで名古屋公演から観ることができ、今回が
4回目の鑑賞になります。
東京で山口祐一郎さん出演の公演を観るのはこの日が初めてです。
山口さん、8月の名古屋公演を観たとき随分お顔が丸くなっていたので「頼むからそれ以上丸く
ならないで!・・・(T.T)」と思ってましたが、この日は8月の時よりもだいぶすっきりとなっていた
ので安心しました。

山口さんの声はとても深みのある伸びやかできれいな声で、聞き惚れてしまいます。
武田真治さんの若々しくセクシーなトートもいいですが、山口さんのトートはさすがにベテラン
の安心感があります。

鈴木綜馬さんが演じていた皇帝はおとなしく、穏やか、悪く言うといかにもマザコン息子と
言う感じでしたが、石川禅さん演じる皇帝は、感情の起伏がよく見えるきがしました。

エリザベート役は前回は朝海ひかるさんでしたが、今回は涼風真世さん。
私の個人的好みからいうと涼風さんの方が好みです。


このミュージカルのなかで私が好きなナンバーは、トートやエリザベートが歌う歌ではなく、生活の
困窮した庶民の歌う「ミルク」や二幕目の冒頭でアナーキスト・ルキーニのうたう「キッチュ」です。
トートの回りで踊るトートダンサーや、民衆の動き・ダンスも好きです。
トートダンサーの皆さんの軽やかな動きに魅了されます。
振付を担当されているのは島崎徹、麻咲梨乃さんだそうですが、どちらがどのパートを担当されて
いるのかわかりません。

「エリザベート」は12月も山口さん、そして武田真治さんの公演を観に行ってきます。


posted by みどり at 12:08| Comment(0) | 演劇・ダンス・芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月22日

第40回 日展(日本美術展覧会)

第40回 日展(日本美術展覧会)


第40回 日展(日本美術展覧会)@国立新美術館
10月31日〜12月7日まで  金曜日は午後8時まで開館


11月21日(金)に観に行っています。
「日本美術展覧会」、通称「日展」。
有名ですが、展覧会を観に行ったのは今回が初めてでした。

日本画、洋画、彫刻、工芸美術(染め物、織物、陶芸、漆工芸、など)、書の5部門に分け、
会場も1階から3階まで使っての展示でした。

今回行ってみる気になったのは国立新美術館での展示だし、平日は午後6時までのところ
金曜は夜8時まで観ることができる。
しかも通常料金1200円のところ、夕方4時半からは300円の「トワイライトチケット」で入場
できると知ったからでした。
今回は「40回」を記念して、満40歳の方は無料で鑑賞できるそうですよ。
(当日、生年月日が分かるものの提示が必要です)

当日は午後6時少し前に入場することが出来ました。もちろん「トワイライトチケット」で入場です。
まずは一番興味のある「日本画」の会場へ行きました。
中に入ると、展示作品数の膨大なことにびっくり。
実に見応えがあります。
ベテランから、初入選の方など出品されている方は、その経歴も様々のようです。

「特選」の作品を観ると、さすがだなと思うのもあれば、どうしてこれが?と言いたくなる作品も。
審査基準がどこにあるのかよく分かりません。

約2時間で、出来るだけ観てやろうと急いで回ってきましたがさすがに全部は無理で、興味の
ない「書」の部門はあきらめましたが、他の4部門は全部観てきました。
時間があっても、足腰が強くないと日展を全部一日で堪能するのは難しいですね。

観てきた中で特に気に入った作品を上げておきます。

石田育代・日本画「春に憩う」 特選
白いシクラメンが咲く枝にとまっている二羽の鳥を描いた作品。
淡い色彩が明るく柔らかです。

室佐吉・油絵「窓辺の情景」
窓辺に置かれた静物画と、窓の向こうの高層ビル群の対比がおもしろい。

歳嶋洋一郎・油絵「サン・マルコ広場(カフェ・クアドリ)」
野外のカフェの白いテーブルとエメラルドグリーンの椅子、水色の空と建物。
なんだかとてもさわやかで明るい空気を感じます。

宮田亮平・工芸「シュプリンゲン」
金属板を貼り合わせ、組み合わせて波間を飛ぶイルカが表現されています。
堅い金属のはずなのに、本当に「動き」と「水しぶき」を感じる作品でした。


会場の各出口では作品の絵はがきの販売もされていました。
7時半過ぎて、売り場のお姉さんに選んだ絵はがきを持っていったら、「販売は7時半までなんです」
と言われました。
そんなこと、どこに書いてないしアナウンスもなかったですよ。
売ってくれたけれど、ほんのちょっぴり後味が悪かったです。
posted by みどり at 22:05| Comment(0) | 美術・展覧会・イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月21日

「表裏源内蛙合戦」

「表裏源内蛙合戦」


「表裏源内蛙合戦」@シアターコクーン
作:井上ひさし   演出:蜷川幸雄   音楽:朝日奈尚行
出演:川上隆也、勝村政信、高岡早紀、豊原孝輔、六平直政、篠原ともえ、他


11月15日(土)の夜の回を2階席で観ています。
キラ星のような豪華出演者。はなやかでにぎやかで、まるでお祭りのような公演でした。
それにしても夜6時半開演、途中20分休憩が入って終演10時40分。
ちょっと長すぎる感じがします。

井上ひさしさんによるこのお話しは、以前別の劇団での公演をTVの舞台中継で観ています。

冒頭、歌舞伎公演のように出演者一同ならんでご挨拶。
舞台の後ろが鏡になっているので、客席が写って見えて舞台と会場が広く見えます。
後ろの鏡は公演中もそのまま。

江戸時代の天才、平賀源内の一代記。
平賀源内は上川隆也さんと、勝村政信さんの二人一役ですが、上川さんの方が
どうしても目立ちます。

音楽もふんだんに盛り込まれ、ちょっとミュージカルのように楽しい公演になっていました。

生まれてくるときから描いているのですが、赤ちゃん時代から上川さんが演じているので
笑えます(^◇^;)
子どもの頃から頭がいいし、調子もいい。大人になってからも同じで、くわえてちょっぴり
エッチなヤツになってきます。
上川さんでこんな役回りを観るのはめずらしいかもしれませんね。

高岡早紀さんの悪い女ぶりもよかったです。
篠原ともえさんはどこにでてるんだ?と思ってしまいました(すいません、前半よくわかりません
でした)後半でやっと気がつきました。
着物姿ですっきりメイクの美女役、きれいでした。


蜷川さんの公演では、名脇役としていつも登場する六平直政さん。
チョイワルだったり、完全に悪役だったり。
私も大好きな俳優さんですが、こういつも同じキャラで観ているとさすがにまたか、という感じがしてしまいます。
とても良い演技を見せてくれるし、配役としてもぴったりなんですが。

後半、腑分け(人体解剖)のシーンがあります。
腑分けされる身体はもちろん人形だと分かりますし、赤い血を赤いひもで表現しているのも
わかるけれどやはりなんだか気持ち悪い。
「あぁ、こんな場面みたくないなあ・・・」と、思ったらとたんに集中力が切れてしまい、その後
ボロボロに・・・。すいません、寝てしまいましたm(__)m
そんな訳で、この程度の簡単な感想でごめんなさいです。
posted by みどり at 07:45| Comment(0) | 演劇・ダンス・芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月20日

映画「容疑者Xの献身」

映画「容疑者Xの献身」


映画「容疑者Xの献身」@MOVIX亀有
監督:西谷弘  原作:東野圭吾
出演:福山雅治、柴崎コウ、堤真一、松雪泰子、北村一輝、他


11月12日(水)に観に行っています。
本は読まない、TVドラマも観ないという私なので原作小説が大ベストセラーになっている
ことも、TVドラマの「ガリレオ」シリーズも全く知りませんでしたm(__)m
予備知識が全くない状態で観た映画でしたが、とてもおもしろかったです。
原作小説にも手を出して今、読んでいる最中です。


<あらすじ>
帝都大学理工学部物理学科の准教授・湯川学(福山雅治)。
ガリレオの異名を持つ彼は、今までもいくつかの事件の捜査協力を依頼され科学的に証明
してきている。
今回彼が依頼されたのは、殺害され全裸で発見された男性の捜査協力。
男性は富樫慎二(長塚圭史)。
すぐに、離婚したかつての妻花岡靖子(松雪泰子)が容疑者として浮かぶが彼女には
しっかりしたアリバイがある。
彼女の住むアパートの部屋の隣の石神(堤真一)は、湯川が彼こそ数学の天才と認める
人物で、事件がきっかけで二人は17年ぶりに再会を果たす。
今は高校の数学教師をしているという石神だが、その才能は健在であることを確認する
湯川。
湯川は彼が事件に関係しているらしいと気がつきますが・・・。



物語は、かつての人気TVドラマ「刑事コロンボ」シリーズと同じで、最初から犯人が分かって
いて完全犯罪に見える事件を、捜査側がどうアリバイを崩していくのかという所におもしろさ
があるようです。
富樫を殺害してしまったのは花岡ですが、彼女を助けようと手を貸す石神がこの物語の
主人公であるという所が、今までのドラマとはちょっとちがう様子を見せてくれます。
石神が手を貸すのは、花岡に気があるからですがこれはもう完全な片思い。
両親をなくし、独身で学者としての道もあきらめ、人生に絶望していた彼が花岡とその娘が隣に
引っ越して来てから少し変化を見せる。
親しく接してくれる明るい母娘に、彼は癒されていたようです。

映画は、もしかして石神は花岡につきまとう変質者になってしまうのか?と思わしておいて
じつは・・・という展開を見せてくれるのがおもしろいです。
石神が花岡(と娘)に見せるのはまさしく「無償の愛」ではないですか。
あなたの幸せが私の幸せ、あなたが幸せになるなら、私はなんだってする、どうなってもかまわない、
というものなのですから。
結局は報われなかった彼の「無償の愛」に私は泣いてしまいました。

福山さん演じる湯川はハンサムでかっこいい。それに比べるとさえない石神ですが、堤真一さん
は、複雑は内面を持つ彼をとても上手く演じていたとおもいます。
堤さんは映画「クライマーズ・ハイ」でも観ましたが、この映画の石神の方がはるかによかったと
おもいます。

悪人役ですが富樫を演じた長塚さんもいいですね。
長塚さんは劇団「阿佐ヶ谷スパーダース」で作・演出・出演までこなしている才人。
今回の富樫はいかにも凶暴な悪人風で、すごみがあってよかったです。

TVドラマシリーズも見たくなりましたが、DVDになるのを待つしかないかな・・・。

個人的にこの映画を観ていてとても興味深かったのは、わりとよく知っている界隈(森下、清澄、そして
隅田川挟んで向かいの浜町駅周辺)が物語の舞台になっていることでした。
地下鉄森下駅は、かつて6,7年勤務していた職場の最寄り駅だったので毎日のように通っていたからです。
この近くには俳人松尾芭蕉のことを紹介した蕉芭蕉記念館があり、かつての職場はこのすぐ近所。
映画で遺体が発見されるラストシーンは、位置的には芭蕉記念館のほぼ真横の隅田川。
かつての職場の建物と、会社のマーク(王冠のマーク)がチラッとだけどはっきり写っていたので
そうとわかりました。
(建物はそのままだけど、会社そのものは別の場所に移転してしまったと聞いていますが)

今原作を読み出しましたが、原作と映画がどう違うのか、どう同じなのか読み終わったらその
感想も後で書こうと思います。

posted by みどり at 07:56| Comment(2) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月18日

「ヴィルヘルム・ハンマースホイ 静かなる詩情」展

「ヴィルヘルム・ハンマースホイ 静かなる詩情」展


「ヴィルヘルム・ハンマースホイ 静かなる詩情」展@国立西洋美術館
9月30日〜12月7日まで


11月14日(金)、金曜の夜は午後8時まで開館しているので行ってきました。
デンマークの画家ヴィルヘルム・ハンマースホイ(1864-1916)の日本での初めての大規模な展覧会です。
彼の名前は今回初めて聞いたと思ったのですが、去年の春、東京で開かれた「オルセー美術館展」でも
ハンマースホイの作品があったそうです。
観に行っていたのに、彼の作品と名前は全く記憶に残っていませんでした。
あまり有名な画家ではなかったのでは?と思ったらそうではなく、生前は有名だったが彼の死後
急速に忘れられてしまったのだとか。

展示されている作品の多くは室内画、風景画もありますがどれも不思議な静寂が漂っています。
何気ない絵のようなのに、よく見ると構図がとても凝っています。

チラシにもなっている「背を向けた若い女性のいる室内」は奥さんのイーダがモデルらしい。
左側の器のふたはちゃんと閉まってないし、壁に掛かっている絵は何が描いてあるのかはっきりわからない。
彼女はどんな表情をしているのか、これから何をしようとしているのか、前髪が緩くばらけているのが
動きの途中のようです。見ていると「・・・で?」という感じがします。
画家は、全部はっきり描かない方がおもしろでしょう?と言ってるみたいです。
なんというかまるで確信犯。

「室内、ストランゲーゼ30番地」は室内を描いた作品。
ストランゲーゼ30番地は画家が住んでいた所だそうです。
部屋から窓を観た作品で、何気ないようなのによく見れば部屋に置かれたテーブルの脚の
影は左右違う方向に伸びています。
あるはずのピアノの脚は1本無い。注意深い画家が描き忘れたなんて事は絶対あり得ない。
窓辺にいる女性はやはり背中を向けています。
やはり確信犯だと思いました。

「ローマ、サント・ステファノ・ロンドン聖堂の内部」は、聖堂内の光と柱に当たる光の微妙に
変化してる様子がとても美しいです。
画面では上の方にちょっとだけ聖堂内の窓が見えて、明るい光が差し込んでいます。
でもこの「ちょっと」の加減がとても効果的。
この「ちょっと」の加減を画家は楽しんでいるように見えます。

私が好きな作品は「ピアノを弾くイーダのいる室内」です。
部屋の手前に大きなテーブル、部屋の扉が開いて奥の部屋では女性がピアノの前に座っていて、だから顔が見えない。
鑑賞者には見えないけれど手前の部屋も奥の部屋も左側が窓があるらしく光が差し込んでいます。
この光の加減がどこかフェルメールを思わせます。

「白い扉、あるいは開いた扉」は手前に扉が開かれて、さらに奥の部屋の扉も開かれて、その奥の
部屋の明るい窓がチラッと見える。
現実の生活の中では、部屋の扉をいくつも開け放したままということはあり得ない。
現実の生活空間を描きながら、現実にはあり得ない情景を描いているところがおもしろい。

彼が愛用したパレットの写真も展示されていました。
絵の具がついたままのパレット。油絵の具は固まったら削らない限り取れなくなります。
ほとんど色彩のない、灰色のグラデーションだけが残っているパレットが印象的でした。

展覧会では、ハンマースホイの作品の他、同時期に活躍した画家の作品も展示されていました。
ハンマースホイと似たような室内画が多いですが、彼とは違って明るい色彩明るい雰囲気がただよっています。
明るいこれらの作品よりも、やはり謎めいたハンマースホイの作品が印象に残りました。




この後は、常設展も見てきました。
私が好きなのはいつでも展示されている、マリー=ガブリエル・カペ(1761-1818)の22歳の時の自画像です。
ブルーのドレスを着て、同じ色のリボンを髪につけ、その髪は豊かに緩やかに巻いている。
ほおはバラ色に輝いているとても美しい絵です。自分をこれだけ美しく描けるとは。
美しいだけでなく、実際に才能があった方だというのは絵を観れば一目瞭然。
自分になんの自信も持てない私は、この方の自信たっぷりの自己主張ぶりがうらやましいくらいです。
posted by みどり at 07:21| Comment(0) | 美術・展覧会・イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月17日

江戸川競艇アートミュージアム アートツアー(2008年版)

11月9日(日)に江戸川競艇アートツアーに友人と参加してきました。
私の生活の中に通常「競艇」の文字は無いのですが、江戸川競艇場には場内のあちこちと、
特別料金を払った人だけが入れる「プレミアムラウンジ」にいろいろなアートが展示されているので
それが見たくなったからです。
アートツアーは去年8月にも参加したので、今回は約1年ぶりの2度目です。
展示作品も去年より増えていました。

このアートツアーは、「(江戸川競艇に)初めてお越しになる方・競艇を全く知らない方限定の
初心者ツアーです。常設展示されている様々なアート作品を楽しみながら江戸川競艇場をご案内し、
競艇の面白さを味わっていただきます。」という事なので、アート鑑賞だけしたいと言うような、
私のようなものはどうなのかな?と思いましたが問題なく参加させてもらえましたf(^―^;
(江戸川競艇さん、競艇やらなくてごめんなさい)
料金は1000円ですが、この中には豪華な御弁当代が込みになっているので決して高くないと思います。
いろいろなアートを楽しめますから。
アートツアーが行われるのは競艇が開催される日だけだそうです。
完全予約制なので、日程と時間についてはこちらでご確認くださいね。



今回約1年ぶりに江戸川競艇さんに行って、中がすっかりきれいになっていてびっくり。
ちょっぴりオシャレな感じにもなっていました。
前回参加したときは私と友人だけだったのですが、この日は私たち以外にカップルが一組と一人で
来られた女性の計5人でした。
案内の係の方も去年と同じで、私の顔を覚えていてくれました。
(ありがとうございます)

まずはプレミアムラウンジ「遊」に展示されている作品の鑑賞です。

ガラスケースの中に展示されている大きな宝石の指輪。
実はこれにバルセロナのお菓子店、エスクリバのキャンディーリング。
正体は「飴」です、でもとって高価なもの。

コンラッド・リーチによるリトグラフは、50年代から70年代に活躍した映画俳優のポートレートの数々。

初めて見る靴職人江川治さんの作品は、靴の素材で作った楽器。
靴が楽器に変形したといった方がいいかも。

彫刻家・大森暁生さんの作品群。
額の中に飛んでいる蝶は、羽の片側しかありませんが鏡があるせいで空中を
浮かんでいるように見えます。そして巨大な薔薇。

今回初めてみる桑原弘明さんの作品は小さな四角い箱をのぞくと見える小宇宙。
小さなのぞき窓から箱の中を見ながら、箱の上のスイッチを押すと照明が切り替わり
見える景色が変わります。
「THE SECRET GARDEN」は次々と庭の風景が変わっていきます。
ほんとに小さな箱なので、なかに作られた立体作品はどの程度の大きさなのか・・・。
感心してしまいます。
展示室には2点展示して、その両側の展示台があいています。
これから購入予定なんだとか(^_^;)

ラウンジにあるソファーは高級家具モビリアの「スネークソファー」
パーツをつなげていくらでも大きくしていけるもので、1パーツなんと150万円だそうです。
私はもともと超貧乏人なので、どうしてもお値段が気になります。
品が無いかも知れませんがお許しくださいm(__)m


プレミアムラウンジの一角に作られた特別室に展示されているのは自動人形師
ムットーニ(=武藤政彦)さんの作品「無原罪の宿」。
真珠で有名は「ミキモト」の大粒真珠を手に持った天使像が動きます。
私と友人の一番のお目当てはやはりこれです。
特別室の中、外にはムットーニさんのCGプリントと油絵作品も多数展示されています。
室内の照明を少し変えられた?私の気のせいでしょうか?
去年は人形に当たる照明がやや黄色みを帯びているのが気になったのですが、今回は
まったく気になりませんでしたから。

新たにオルゴール作品が2点追加展示されていました。
これは去年9月に銀座松屋での「ムットーニシアター」展で販売された新作オルゴールの4点のうちの2点。
半分も江戸川競艇さんで購入とは、うらやましいというか、なんというか・・・。
お客さんの中にはどんどん購入して、展示してくださいとおっしゃる方もいるそうです。
確かに江戸川競艇さんが購入すれば、いつでもここへ来れば作品が観られますね。
でもいつかは作品を手元にほしいと願うファンは複雑な思いを持っていることでしょう。


この後、一般のお客さんが入るところの方へ移動。
場内の上の方にある、久保板観さんによるレトロ映画看板の数々。
去年は場内のあちこちに展示されていましたが、今回は一方の側にまとめて展示
されていました。
この方が見やすいし、一般のお客さんにも目に付くと思います

ケースの中にいたのは、今回はじめてみる北米の高山地帯に生息するという
「シロイワヤギ」のロボットで、和田アキ子さん命名の「マッシロー君」
口元にハズレ券を持っていくと、するっと吸い込んで食べてしまいます。

きれいな特別観覧席で、競艇についての簡単な説明をうかがいました。
去年はレースも観戦したのですが、この日はそれはしませんでした。

レストラン内には安藤広重の浮世絵数点。
江戸川を描いた浮世絵があるのは、やっぱり江戸川競艇さん。
ここでおいしいお昼の御弁当をいただきました。

食事の後、また「無原罪の宿り」を見せていただいてからこの日は江戸川競艇を
失礼しました。
展示作品が、徐々に増えてくるようなのでまた1年後くらいに訪れてみたいです。
posted by みどり at 22:07| Comment(0) | 美術・展覧会・イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月16日

YouTubeの動画をパソコンに保存する方法


動画を手軽に見られるYouTube、でもオンラインでないとみられないですよね。
お気に入りの動画は自分のパソコンに大切に保存して、好きなときに観られないの?と思ってたのですが
・・・あったんですね!
やっとやり方が解りました。

簡単にできてちょっと感動してしまったので、今回私がやったやり方をご紹介します。
(とっくに知ってるよ〜、もっと簡単な方法あるよ〜という方もいらっしゃるでしょうが)

私が利用したのはネット上で無料で公開されてるダウンロード支援ソフトの「VDownloader」です。
このソフトについての詳しい説明がこちらで公開されています。
リンクをたどってダウンロードができます。




ちょっと説明をしておきます。
ダウンロードすると圧縮されたzipファイルになっているので解凍します。
解凍させるためには私は「Lhasa」を使いました。

解凍後はデスクトップにショートカットも出来てるはず。
クリックすれば起動します。
使い方はとても簡単で、取り込みたい動画のURLを入力して、ダウンロード後の「出力形式」を選択。
通常は「avi」でいいと思います。これでWindowsのメディアプレーヤー等で動画が観られます。
保存する場所も指定して、名前をつけてあげましょう。

DVDソフトがみられるパソコンをお持ちなら、MPEGに変換しても見られます。
通常のDVDソフトの形式がMPEGですから。
変換しないでそのままダウンロードも出来ますが、それだとたぶん動画として見られ
ないでしょう。私のパソコンではそうでした。

「ダウンロード」をクリックすると、すぐダウンロードが始まりその後「VDownloader」が自動的に
指定した形式にすぐ変換してくれます。
「done」の表示が出たら完了です。


起動すると説明が英語なので、それじゃ私のようにちょっと不安という方のためには「説明」を日本語化
するためのプログラム「日本語化パッチ」もこちらで公開されています。

「VDownloader」のバージョンが「0.74」となっていると思います、「日本語化パッチ」も「0.74」を選びましょう。
(バージョンは「VDownloader」を起動したとき上に書いてある「ヘルプ」をクリックすると
「VDownloaderについて」と出てくるので、さらにこれをクリックすると「バージョン情報」の表示が出て確認ができます)


ダウンロードすると、こちらもzipファイルに圧縮されているので、解凍後フォルダを開いて
中にある「○○○.exe」とあるプログラムを開くと「アップデートしますか?」の表示がでるのでOKすると「VDownloader」を日本語化してくれます。
この後で「VDownloader」を起動すると説明が日本語になっているはずです。



私はコレでYouTubeで公開中のお気に入り(自動人形師ムットーニさんの作品を使用した、昔の日産のCM)を
自分のパソコンに保存出来ました(^^)V



<2010-11-16追記>
現在は、YouTubeの仕様が変わったため上でご紹介した方法では保存ができなくなっています。
CravingExplorerというソフトをダウンロードすると、とても簡単に動画保存ができます。



posted by みどり at 20:55| Comment(0) | 自動人形師ムットーニ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする