2008年10月22日

ムットーニシアター in ROKKO

ムットーニシアター in ROKKO


ムットーニシアター in ROKKO@ホール・オブ・ホールズ六甲
9月12日〜10月22日



10月19日(日)に行ってきました。
今年の夏、新宿のケンジタキギャラリーで個展のあった自動人形師ムットーニ
こと、武藤政彦さんの展覧会が神戸市六甲山にあるオルゴールミュージアム、ホール・オブ・ホールズ六甲で
行われると聞いたときは、遠いから行かれないと思っていました。なにしろ私、千葉県民ですから。


しかし、新作のオルゴールも展示されるというし、販売され個人蔵になってしまったら
その後観ることはまずできなくなる・・・と、思ったら気持そわそわ。
どうしても観たくなりました。
しかも10月19日の午後5時半からは作家の解説+ティータイムの「プレミアム・ナイトツアー」が
行われるとのこと。
定員24名のナイトツアー。
つい申し込んでしまいました。


18日(土)23時20分、新宿新南口発夜行バスに乗車。
翌朝8時過ぎ神戸市JR三宮駅前に到着です。
その後は市内各地を大急ぎで見て回り、ケーブルカー、ロープーウェイ、バスを
乗り継ぎやっとこさ午後3時ちょっと過ぎ、ホール・オブ・ホールズ六甲に着きました。
(大あわての市内観光については、また後日ご紹介します)


2008年10月19日のホール・オブ・ホールズ六甲



早速入館して、まずは通常展示のオルゴールを鑑賞してきました。

2階のコンサート展示室では3時半、4時、4時半に係の方の解説付きの約15分ほどのオルゴール演奏会がありました。
4時の回は、こちらの演奏会で一番人気のある大型の「ケンペナー」という自動演奏
オルガンの演奏でした。
この日も日曜日と言うこともあってか、お客さんが50人ほど集まってましたよ。
高さ約5メートル、幅約8メートルなので、ほとんど「壁」です。
オルガンパイプのほか、太鼓、アコーデオンなどが取り付けられて自動的に演奏が
され、赤、青、黄の光の演出まであります。
しかも音はかなりの大音量。迫力ありました。
これ、昔は分解して持ち運び、ダンステントの中で組み立てて使われたのだそうです。
これでいつでもどこでもダンスホール!という訳ですね。

小型のオルゴールでこんなのもありました。
四角い箱のフタを開けると小鳥が現れ忙しくさえずり、ひとしきりさえずるといきなりパタッ!と
フタが閉まる(閉める)というもの。
あっけないというか、潔いよいというか、こっちが意見を差し挟む余地がないくらいキリがいい。
これは以前TVで観た覚えがあります。

オルゴールも大きな円盤に穴が空いて、これで演奏するものや、長い紙に穴が開けられていて
これで演奏するものとか、いろいろありますね。
円盤も、紙も音階とかはどうなってるんだろう?
どこにどう穴を開けたら、どんな音がでるのか、それが知りたくなりましたが
その辺の解説がないのがちょっと物足りない。
こういう技術的なことはわずか数十分の中で解説は無理なんでしょう。


3時半と、4時半の最後には武藤さんが登場して、1点だけご本人の作品紹介も。
3時半の時は去年東京の銀座松屋で初めて登場したビックバンドが登場する
「サテライト・キャバレー」。
4時半の時は遊機械全自動シアター公演「メランコリー・ベイビー」の為に作られた
一組のカップルと、天使らしき女性が中央にいる「ナイト・アフター・ナイト」の口上付き紹介でした。

会場3階の一室では新作のオルゴールが4点。
でもこの時は残念ながら動いているところは観られませんでした。
動いているところを観たのは「プレミアム・ナイトツアー」の時です。

3階別室にあった「ナイトエレメント」は、ご本人の口上付きで見せていただけました。
縦長の作品で次々登場する三日月のお月様や、ミラーボールが楽しい作品。


午後5時で通常の展示はおしまい、ホールは閉館ですが「プレミアム・ナイトツアー」の受付開始です。

ムットーニシアター in ROKKO@ホール・オブ・ホールズ六甲  プレミアム・ナイトツアー


遠方からやって来た友人と、やっとここで再会することが出来ました。
友人は電車やバスを乗り継ぎ約12時間かかって到着したそうです。
友人もすごいですが、あとで分かりましたがこの日のナイトツアーでは北海道から駆けつけた方もいました。
ファンの方のエネルギーはすごい!(私もそんな一人ですが)

武藤さんの作品は、新作オルゴール4点以外は通常展示の時とは位置も変え
2階のコンサート展示室に移動して、口上付き作品紹介がありました。

「サテライト・キャバレー」「ナイト・アフター・ナイト」「ナイトエレメント」、そして
ジュール・シュペルヴェイルの小説「海の上の少女」をモチーフにしたらしい「ワルツ・オンザ・シー」の紹介。

ムットーニさんの作品は、音楽、光、人形の造形などが一体化して美しく、
何度観てもまた観たくなります。

この日の解説で初めて知りましたが、「サテライト・キャバレー」は実はご本人に
とってはまだ未完成だというお話しを初めて伺いました。
それが証拠にこの作品には署名代わりの「MUTTONI」のプレートが付いてないのです。
何度も観てきた作品なのに、そのことに私は気がつきませんでした。
とっくに完成品と思ってましたが、ご本人にとってはまだ手を入れたい部分が
あるようです。


一通り、大型・中型作品の紹介の後は2階へいってオルゴール作品の鑑賞。
やっとオルゴールの音色、人形の動きと光が織りなす世界を見せていただけました。

「ウエイト・オブ・ウインド」
夏の作品「THE DIARY OF WINGS」にも登場した、赤い風船と少女。
オルゴールの中の中央の部分に少女と赤い風船が一緒にいます。
8月末に東京のホテルニューオータニで行われた「Asia Top Gallery Hotel Art Fair 2008」で
出品された「Wind」も同じモチーフによるオルゴールでしたが、あちらは
手前に赤い風船、奥のハーフミラーの中に少女が見える作品でした。

「コーヒー・ブレイク」
コーヒーカップを片手に持った女性。
後ろのハーフミラーに男性の姿が見え隠れします。

「コール」
こちらも「THE DIARY OF WINGS」と関連するようです。
1脚の椅子と、着信の明かりが明滅する電話機。
奥のハーフミラーにスリップ姿の女性が。彼女が電話をかけているらしい。

「ナイト・アフター・ナイト」
武藤さんの作品では何度も登場するベンチに座るカップル。
そして守護天使のように彼らを見守る天使の姿。


一通り作品紹介が終わると今度は2階の喫茶室「シュトラウスカフェ」でティータイム。
各自テーブルにつくと、あらかじめ希望していた飲み物と、ケーキとフルーツのプレートでお茶会です。
武藤さんが、各テーブルを回ってお話しをしてくれるというなんだかすごいことに。
こっちは座っているのに、申し訳ない感じでした。

当初、会場のテーブルに一人前だけお皿が置いてあるお一人様のテーブルが
あるので、あれ?と思ったら武藤さんの専用テーブルでした。
一通り皆さんのテーブルを回ってから席に着いた武藤さんは、生徒と一緒に
給食を教壇で食べてる小学校の先生みたいでした(^_^;)


まだ時間がある、と言うことで再びコンサート展示室で作品を動かしてみせていただけました。
7時にナイトツアーは終了。

参加されていた方のほとんどはファンの方でしたが、中には作品を観るのは初めてという
年輩のご夫婦もいらっしゃいました。
お二人はムットーニ作品の何に惹かれて「プレミアム・ナイトツアー」にまで参加
されたのか・・・お話しを伺ってみたかったです。


六甲山を下りてからは、JR三宮駅まえの「ミント神戸」で、友人そして新たに
知り合った方と夕飯をご一緒しました。
同じムットーニファン同士、お話しが出来るのは短いけれどたのしいひとときでした。

お二人は、この日は三宮に宿泊。私は22時10分発、東京ディスニーランド行き
夜行バス(下車は途中の霞ヶ関駅)に乗って帰路につきました。




posted by みどり at 21:25| Comment(2) | 自動人形師ムットーニ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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