2008年10月18日

劇団維新派公演「呼吸機械」

劇団維新派公演「呼吸機械」@滋賀県長浜市さいかち浜 野外特設劇場 びわ湖水上特設舞台
作・演出:松本雄吉
音楽:内橋和久
維新派公式サイトはこちら


10月12日(日)と13日(月・祝日)の千秋楽を観に行ってきました。
関西を拠点にしている劇団維新派。
前回公演は2007年、関東のさいたま芸術劇場での「ノスタルジア」はもちろん観ています。
そして今回は今回は4年ぶりの野外劇公演ということで、ぜひ行こう!と計画を立てました。
(なにしろ私、千葉県民ですので)
4年前の野外劇は大阪で上演された「キートン」。
もちろん観に行ったのですが、公演当日大阪は大型の台風直撃で公演中止になってしまいました。


今回の「呼吸機械」、実は観ていてほとんど物語がわかりませんでした。ちょっと恥ずかしいけれど、本当。

とりあえず上演前に配布された印刷物を見るとストーリィの大まかなことは紹介されていました。
物語の舞台は第二次世界大戦中の東欧。
戦争孤児となった少年カイ・アベル・イサク、そして少女オルガの物語らしい。

あてどなくさまよい、時には盗みもしながら成長する彼ら。
大人になって互いのことを知らぬ間に出会うけれど・・・・といったところらしい。

維新派の公演というと限定していたわけではないけれど舞台はいつも日本か架空のどこか、だったと思います。
冒頭の音楽とメンバーの群舞がはっきりと東欧風というのもちょっと珍しい。

少年たちが列車に忍び込んで盗みをしようとして舞台上に巨大なセットが登場したり、メンバーが各部分を
持ってきて一つの街が作り上げられたり、そして客席に座って舞台の向こうに見えるのは
壁ではなくて黒々としてひろいびわ湖の水面。

びわ湖も舞台の一部として使っているので、役者さんたちも最後にはびしょぬれでした。
舞台も最後の方は水を流しているのか、それともびわ湖の水面が上がってきてるのかよくわかりません
でしたがラストの方になると舞台そのものが水びたしになっていました。

維新派の公演には、歌のような、呪文のささやきのようにも聞こえるセリフが特徴のひとつになっています。
音楽のようなセリフの流れと内橋和久の生演奏による音楽も心地よい。
独特の浮遊感があって好きです。

よくわからないけれど、夜空に花火が上がり黒い果てしない空間をかんじさせるびわ湖の水上は
魅力的でした。

撮影してよかったのかどうかわかりませんが、千秋楽の後、舞台上を皆さん撮影してるので
私もつい撮ってしまいました。
維新派公演 びわ湖水上舞台


これが最後で、この後はこわしてしまうからいいのかな?



維新派の野外劇というと、公演の会場に作られる屋台村も特徴的です。
これは劇団のメンバーの方が出店しています。
この日は私もフランクフルトと、あったかなトン汁を食べることにしました。

屋台村1



維新派公演 屋台村2


お芝居を観て、屋台でおいしいもの食べて、ちょっとしあわせ。
屋台村では、特設の舞台もあり歌や音楽の演奏もありました。

私はこのあと米原駅から東京池袋駅行きの夜行バスに乗りましたが
「祭り」は日の出まで行われたようです。

維新派のみなさん、ご苦労様でした。そしてありがとう!





posted by みどり at 22:56| Comment(0) | 演劇・ダンス・芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年秋・劇団四季「オペラ座の怪人」

2008年10月 「オペラ座の怪人」


劇団四季「オペラ座の怪人」@大阪四季劇場

10月12日(日)に1階G列で観ています。
この日の主な配役です。
オペラ座の怪人・・・村俊英
クリスティーヌ・ダーエ・・・笠松はる
ラウル・シャニュイ子爵・・・岸佳宏
メグ・ジリー・・・宮内麻衣
カルロッタ・・・諸英希
マダム・ジリー・・・戸田愛子
ムッシュー・レイエ・・・深見正博
何度も観ている作品なのに始まる前は、やはり期待でドキドキしてしまいます。
冒頭の古く薄暗い劇場でのオークション場面から、一気に華やかなオペラ劇場の
場面に変わっていく様子はまさに「めくるめく」という言葉がぴったり。
ここは一番好きな場面です。

村さん演じる怪人は以前も観たことがあります。
村さんの声はすばらしいと思います。これでもう少しスタイルが・・・、とここで止めておきます。

ラウルは8月に観に来たときと同じ岸さん。
「キャッツ」で鉄道猫のスキンブルシャンクスとは全く違った魅力がかいま見えて
おもしろいです。

クリスティーヌ役の笠間るいさんは、たぶん初めて見る方。
高いソプラノがきれいな方でした。

簡単ですが、これで・・・。
posted by みどり at 15:43| Comment(0) | 演劇・ダンス・芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「没後80年記念 佐伯祐三展」


「没後80年記念 佐伯祐三展」



「没後80年記念 佐伯祐三展」@大阪市立美術館
9月9日〜10月19日まで


10月12日(日)に観に行っています。
すでに関東圏では笠間日動美術館と横浜美術館で開催されていた展覧会だそうです。
関東で見逃していたので、ちょうど良い機会と行ってきました。
(千葉県民の私、この日は大阪に来ていました)

洋画家の佐伯祐三(1898-1928)が大阪生まれの方とは知りませんでした。
今回は約110点の作品による展覧会だそうで、私もこれだけまとまった佐伯祐三
作品を観たのは初めてでした。

日本からパリにやって来て、画家のブラマンクであったことが作風がかわる
きっかけになったとか。

やはり佐伯祐三の作品というとパリの街を描いた作品が頭に浮かびます。
そして街の壁や、壁に貼られたポスターからはみ出さんばかりに描きこまれた
踊るような文字。
人が描かれてなくても、街中の喧噪というか活気が伝わってきそうな感じがしてきます。
最近その存在がわかったという「カフェ・タバ」は画面を大きくしめるカフェの黄色のテントと
そこに書かれた文字が目を引きます。

「人形」は佐伯祐三がパリで一目惚れして購入した人形を描いたものだそうです。
赤と白の縞模様の帽子を被った眼のぱっちりしたお人形。
確かにとても愛らしい。

一時日本に帰国した頃の絵は、日本の身近な街を描いていますが一戸建ての
小さな家がちまちまと建っている風景はいかにも狭い日本、と感じます。

1928年、パリ郊外村モランという所に仲間と一緒に写生旅行に行ったそうです。
村の教会を様々な方向から描いていて、よほど興味を引いたようですが以前の
パリの街を描いたときとはうってかわり、絵の中から踊るような文字が消えています。
佐伯の中で何が起こったのでしょうか。
その後体調を崩して亡くなっているそうで、やはり気力と体力が衰えていたのではと
感じてしまいます。


この日は「特集展示 大阪市立美術館コレクション、その誕生と成長」も観ています。
ダリの「幽霊と幻影」、そしてモディリニアーニの「髪をほどいた横たわる裸婦」の明るい肌の色が印象的。
また、私にとっては三上誠さんの作品が三点もあるのはちょっとうれしかったです。
胸から花が咲いたような作品「胸の花」の習作、ダンボールと輪切りにした木の枝を
貼り付けた抽象的な作品。
日本画家とは思えない幅の広さを見せた方です。

また2階の常設展示では伊藤若冲の「鶏図」がありました。
一つがいの鶏と、ひよこを様々なポーズと角度で描いた作品は、墨一色で描かれた
とは思えないくらい見応えがありました。

posted by みどり at 15:36| Comment(0) | 美術・展覧会・イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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