2008年10月12日

映画「小さな赤い花」

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映画「小さな赤い花」@シアター・イメージフォーラム
ヤン・ユアン監督作品
2006年 中国・イタリア合作



10月2日(木)に観に行っています。

<あらすじ>

4歳のチアン(ドゥン・ボウェン董博文)はある日、父の仕事の都合で全寮制の
幼稚園に預けられる。
その園内では先生の言うことを良く聴き、良いことをした子には紙製の赤い花
がもらえ、悪いことをした子は持っていた花を没収。
教室の前に置かれた表には各人の名前と共に獲得した花が張られています。
「ぼくもがんばって花をもらおう!」と考えるチアン。

はじめはみんなと仲良くやっているチアンですが、次第について行けなくなって
しまいます。



2006年ベルリン国際映画祭・国際芸術映画評論連盟賞受賞作品だそうです。

映画で観る中国の幼稚園事情、この映画の通りならけっこうすごいです。
朝起きてから、夜寝るまでガチガチに規則で縛られています。
トイレはただの溝があるだけのところに園児全員が列んでしゃがんで用をたす。
先生のピッとならした笛を合図に先生の前に行って、おしりを拭いてもらったり
(寝る前の、お風呂の代わりらしい)。
たくさんの規則を守らせる、それは少ない先生方で多くの園児を管理するために必要なことなのでしょう。

しかし、確かに私が園児だったらこんな幼稚園に一日でもいたくない。
もしも私に子どもがいたら、こんな所に自分の子を預けたくはないですね。


小さな男の子チアン。チラシには「たった一人の反乱」などと書かれていて、彼はよっぽどの問題児なのか、
と思ったのですが映画の内容はそんな重い雰囲気ではありませんでした。


チアンは別に反乱を起こそうと思ってしたわけではない。
少なくともこの映画を観る限りはそう見えました。
はじめはみんなに合わせていこうとするけれどそれがだんだん窮屈になって
マイペースになってきただけ、に見えます。
マイペースでは集団生活からはどんどんはみ出してしまいます。
はみ出して先生達から注意され、孤立してしまい些細なことがどんどんおおごと
になってしまっただけじゃないのか?

一人の先生のことを本当は妖怪だと言い出しますが、彼には本当にそう見えた
んだと思います。

はみ出した人間は集団を管理する側に取っては脅威なのだから、それは
矯正させるか、取り除く必要がある。
チアンのとってはどちらもこまった状態です。

映画の音楽は、内容の雰囲気を盛り上げようとする目的でつけられますが
この映画の音楽はかなり大仰なすごすぎる感じがありました。


映画は、結局チアンがその後どうなったのかまでは描かれていません。
なんだか中途半端な思いのまま私も映画館を後にしました。


posted by みどり at 07:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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