
劇団山の手事情社公演「摂州合邦辻(せっしゅうがっぽうがつじ)」@グリーンホール相模大野
構成・演出:安田雅弘
出演:山本芳郎、倉品淳子、浦弘毅、大久保美智子、水寄真弓、他
5月25日(日)に観に行っています。
「摂州合邦辻」は去年の秋、東京公演がありチケットも購入していたのに行きそびれて
いたので、今回の相模大野公演行ってみることにしました。
しかし、この日はこの前に平塚市美術館へ行き、その後でこちらに向かったのですが
初めて行く劇場だったため、道がよく分からず結局開演時間に約10分ほど遅刻
してしまいました。
<あらすじ>
合邦の娘「辻」は、奉公先の高安家の後妻になり「玉手御前」と名乗る。
彼女は継子の俊徳丸に不義の恋をしかけ、逃げた俊徳を追って、父の合邦の家にやってきます。
隠れていた俊徳と許嫁の浅香姫が逃げだそうとしたところを見つけ、嫉妬に狂う玉手御前。
手を焼いた合邦はつい娘を刺します。
手負いとなった玉手御前が語るのは、俊徳をお家騒動から守るため彼を口説き、
毒を盛って家出させたという思いがけない話。
自分(玉手御前)の肝臓の血を呑めば毒は消えるというのですが・・・。
作者は未確認ですが、歌舞伎、文楽で上演される事が多い演目のようです。
見逃した冒頭に説明があったのかも知れませんが、舞台を観てるだけだと物語は
分からないのでは、と感じました。
私はチラシに書いてあった内容を読んでなければ、たぶんまったく分からなかった
とおもいます。
演出の安田さんご自身も「演出家」の役で登場してしまう舞台でした。
二人の出演者が布団と枕を急いで持ってきては敷いたり、たたんだり、とは
即席のベッドシーン作りのようです。
エロでかなりグロな物語ですが、山の手事情社の公演はむしろさらっと見せてるように感じます。
どちらかというとエロをやや強調して、グロはほとんど消えてる感じでした。
舞台の回りには縦長の布のようなものが貼られてて、どこかカゴの中を連想
しました。
安田雅弘さんの演出は古典のワクから完全に飛び出していて、物語をいったん解体
して再構築しているように見えます。
出演者も着物、カツラを付けているわけでもなく、その動きはダンスのよう。
舞台はほとんどコンテンポラリーダンスの雰囲気です。
セリフは古典的なままなのがミスマッチ。
こういう演出感覚は、私は好きです。























